JP3507565B2 - ラミネート加工体及びラミネート加工方法 - Google Patents
ラミネート加工体及びラミネート加工方法Info
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- JP3507565B2 JP3507565B2 JP33055594A JP33055594A JP3507565B2 JP 3507565 B2 JP3507565 B2 JP 3507565B2 JP 33055594 A JP33055594 A JP 33055594A JP 33055594 A JP33055594 A JP 33055594A JP 3507565 B2 JP3507565 B2 JP 3507565B2
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- sheet
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、印刷物、書画その他か
らなる被加工シートの表裏面を、汚損防止や防水等のた
めに、ラミネートフィルムにより被覆してなるラミネー
ト加工体及びそれを得るためのラミネート加工方法に関
する。
らなる被加工シートの表裏面を、汚損防止や防水等のた
めに、ラミネートフィルムにより被覆してなるラミネー
ト加工体及びそれを得るためのラミネート加工方法に関
する。
【0002】従来のラミネート加工方法により得られる
ラミネート加工体では、ラミネートフィルムは加熱下の
加圧により被加工シートの表裏面に剥離不能に熱接着さ
れているので、必要に応じてラミネートフィルムの剥離
によりラミネート加工体から被加工シートを支障なく取
り出して別途使用可能な加工前の状態に復することが困
難であった。
ラミネート加工体では、ラミネートフィルムは加熱下の
加圧により被加工シートの表裏面に剥離不能に熱接着さ
れているので、必要に応じてラミネートフィルムの剥離
によりラミネート加工体から被加工シートを支障なく取
り出して別途使用可能な加工前の状態に復することが困
難であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の解決すべき課
題は、必要に応じてラミネートフィルムを剥離して被加
工シートを容易に取り出すことができるラミネート加工
体及びそれを得るためのラミネート加工方法を提供する
ことにある。
題は、必要に応じてラミネートフィルムを剥離して被加
工シートを容易に取り出すことができるラミネート加工
体及びそれを得るためのラミネート加工方法を提供する
ことにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係るラミネート
加工体は、被加工シートと、被加工シートの表裏面にそ
れらと熱接着しない状態で密接されると共にそれらの少
なくとも情報表示側に対しては透明体とされた中間フィ
ルムと、両中間フィルム表面に密接されると共に両中間
フィルム外側の周縁部において互いに熱接着され、被加
工シートの表裏面の少なくとも情報表示側に対しては透
明体とされたラミネートフィルムとからなるものであ
る。前記構成において、ラミネートフィルムが両中間フ
ィルム表面に熱接着状態で密接されることが好ましい。
加工体は、被加工シートと、被加工シートの表裏面にそ
れらと熱接着しない状態で密接されると共にそれらの少
なくとも情報表示側に対しては透明体とされた中間フィ
ルムと、両中間フィルム表面に密接されると共に両中間
フィルム外側の周縁部において互いに熱接着され、被加
工シートの表裏面の少なくとも情報表示側に対しては透
明体とされたラミネートフィルムとからなるものであ
る。前記構成において、ラミネートフィルムが両中間フ
ィルム表面に熱接着状態で密接されることが好ましい。
【0005】前記ラミネート加工体を得るための好まし
いラミネート加工方法は、被加工シートの表裏面に、そ
れらと熱接着性がなく且つそれらの少なくとも情報表示
側に対しては透明体とされた中間フィルムを積層する工
程と、両中間フィルム表面にそれらより広く且つ被加工
シートの表裏面の少なくとも情報表示側に対しては透明
体とされたラミネートフィルムを積層すると共に両側か
ら加熱下に加圧し、ラミネートフィルムを両中間フィル
ム表面に密接させると共に両中間フィルム外側の周縁部
において互いに熱接着させる工程とからなるものであ
る。前記構成において、ラミネートフィルムが両中間フ
ィルム表面と熱接着性を有することが好ましい。なお、
前記熱接着性とは、所要のラミネート加工条件下におい
て熱接着が生じる性質を意味する。
いラミネート加工方法は、被加工シートの表裏面に、そ
れらと熱接着性がなく且つそれらの少なくとも情報表示
側に対しては透明体とされた中間フィルムを積層する工
程と、両中間フィルム表面にそれらより広く且つ被加工
シートの表裏面の少なくとも情報表示側に対しては透明
体とされたラミネートフィルムを積層すると共に両側か
ら加熱下に加圧し、ラミネートフィルムを両中間フィル
ム表面に密接させると共に両中間フィルム外側の周縁部
において互いに熱接着させる工程とからなるものであ
る。前記構成において、ラミネートフィルムが両中間フ
ィルム表面と熱接着性を有することが好ましい。なお、
前記熱接着性とは、所要のラミネート加工条件下におい
て熱接着が生じる性質を意味する。
【0006】前記中間フィルムとして、例えば耐熱性や
透明性に優れたポリエチレンテレフタレートからなるも
のを好適に採用することができる。また、被加工シート
の表裏面における非情報表示側に積層される中間フィル
ムで、それを通して被加工シートを目視する必要のない
ものには、不透明又は半透明の材料、例えば紙等を使用
することもできる。なお、前記中間フィルムは、その裏
面においては被加工シートの表裏面と熱接着しないよう
に、またその表面においては必要に応じてラミネートフ
ィルムと熱接着し得るように、多層化、複合化され、或
は表面処理されていてもよく、また必要に応じて所要の
印刷が施されていてもよい。
透明性に優れたポリエチレンテレフタレートからなるも
のを好適に採用することができる。また、被加工シート
の表裏面における非情報表示側に積層される中間フィル
ムで、それを通して被加工シートを目視する必要のない
ものには、不透明又は半透明の材料、例えば紙等を使用
することもできる。なお、前記中間フィルムは、その裏
面においては被加工シートの表裏面と熱接着しないよう
に、またその表面においては必要に応じてラミネートフ
ィルムと熱接着し得るように、多層化、複合化され、或
は表面処理されていてもよく、また必要に応じて所要の
印刷が施されていてもよい。
【0007】また、前記ラミネートフィルムは透明性に
優れた公知のものを使用することができ、これについて
もその裏面においては対向する他方の裏面と互いに熱接
着すると共に必要に応じて中間フィルム表面と熱接着し
得るように、またその表面においてはラミネート加工条
件下で容易に溶融しないように、多層化、複合化され、
或は表面処理されていてもよい。なお、被加工シートの
表裏面における非情報表示側に積層されるラミネートフ
ィルムで、それを通して被加工シートや中間フィルムを
目視する必要のないものには、不透明又は半透明の材料
が使用されてもよい。
優れた公知のものを使用することができ、これについて
もその裏面においては対向する他方の裏面と互いに熱接
着すると共に必要に応じて中間フィルム表面と熱接着し
得るように、またその表面においてはラミネート加工条
件下で容易に溶融しないように、多層化、複合化され、
或は表面処理されていてもよい。なお、被加工シートの
表裏面における非情報表示側に積層されるラミネートフ
ィルムで、それを通して被加工シートや中間フィルムを
目視する必要のないものには、不透明又は半透明の材料
が使用されてもよい。
【0008】
【作用】前記構成のラミネート加工体では、被加工シー
トの表裏面とラミネートフィルム裏面との間に中間フィ
ルムが介在し、ラミネートフィルムは被加工シートの表
裏面に熱接着されることはなく、また中間フィルムは被
加工シートの表裏面に密接されてはいるが熱接着されて
いない。その場合に、ラミネートフィルムが両中間フィ
ルム表面に熱接着状態で密接されたものでは、被加工シ
ートとラミネートフィルムとの間における中間フィルム
の移動が完全に防止される。
トの表裏面とラミネートフィルム裏面との間に中間フィ
ルムが介在し、ラミネートフィルムは被加工シートの表
裏面に熱接着されることはなく、また中間フィルムは被
加工シートの表裏面に密接されてはいるが熱接着されて
いない。その場合に、ラミネートフィルムが両中間フィ
ルム表面に熱接着状態で密接されたものでは、被加工シ
ートとラミネートフィルムとの間における中間フィルム
の移動が完全に防止される。
【0009】また、前記構成のラミネート加工方法で
は、被加工シートの表裏面に中間フィルム及びラミネー
トフィルムを順次積層すると共に両側から加熱下に加圧
することにより前記構成のラミネート加工体が得られ
る。その場合に、ラミネートフィルムが両中間フィルム
表面と熱接着性を有するものでは、前記加熱下の加圧に
よりラミネートフィルムが両中間フィルム表面に熱接着
状態で密接されることになる。
は、被加工シートの表裏面に中間フィルム及びラミネー
トフィルムを順次積層すると共に両側から加熱下に加圧
することにより前記構成のラミネート加工体が得られ
る。その場合に、ラミネートフィルムが両中間フィルム
表面と熱接着性を有するものでは、前記加熱下の加圧に
よりラミネートフィルムが両中間フィルム表面に熱接着
状態で密接されることになる。
【0010】
【実施例】図1は本発明の実施例に係るラミネート加工
体及びラミネート加工方法を示す断面図である。
体及びラミネート加工方法を示す断面図である。
【0011】同図において、被加工シート1の表裏面に
それらと熱接着性のない透明の中間フィルム2が積層さ
れると共に両中間フィルム2表面にそれらより広いラミ
ネートフィルム3が積層され、これらは両側からローラ
4により加熱下に加圧される。この場合に、ラミネート
フィルム3が被加工シート1及び中間フィルム2を両側
から挟んで前記ローラ4による加圧に供され易いよう
に、必要に応じて、両ラミネートフィルム3の周縁部の
一部が予め連結されていてもよい。
それらと熱接着性のない透明の中間フィルム2が積層さ
れると共に両中間フィルム2表面にそれらより広いラミ
ネートフィルム3が積層され、これらは両側からローラ
4により加熱下に加圧される。この場合に、ラミネート
フィルム3が被加工シート1及び中間フィルム2を両側
から挟んで前記ローラ4による加圧に供され易いよう
に、必要に応じて、両ラミネートフィルム3の周縁部の
一部が予め連結されていてもよい。
【0012】前記工程により、中間フィルム2が被加工
シート1の表裏面に非熱接着状態で密接され、ラミネー
トフィルム3が両中間フィルム2表面に熱接着により密
接されると共に両中間フィルム2外側の周縁部において
封緘状態に互いに熱接着され、所要のラミネート加工体
Lが得られる。なお、必要に応じて、ラミネートフィル
ム3が両中間フィルム2表面に熱接着しない状態で密接
されるように各材料やラミネート加工条件が選択されて
もよい。
シート1の表裏面に非熱接着状態で密接され、ラミネー
トフィルム3が両中間フィルム2表面に熱接着により密
接されると共に両中間フィルム2外側の周縁部において
封緘状態に互いに熱接着され、所要のラミネート加工体
Lが得られる。なお、必要に応じて、ラミネートフィル
ム3が両中間フィルム2表面に熱接着しない状態で密接
されるように各材料やラミネート加工条件が選択されて
もよい。
【0013】
【発明の効果】本発明に係るラミネート加工体は以上の
ように構成されるので、必要に応じてラミネートフィル
ムを剥離すると共に被加工シートを容易に取り出すこと
ができる。その場合に、ラミネートフィルムが両中間フ
ィルム表面に熱接着状態で密接されたものでは、全体と
してより優れた一体性が得られ、ラミネートフィルムと
両中間フィルムとの間に気泡が残留し難く、被加工シー
トの表裏面における情報表示側に対してより良好な透視
状態が得られる。
ように構成されるので、必要に応じてラミネートフィル
ムを剥離すると共に被加工シートを容易に取り出すこと
ができる。その場合に、ラミネートフィルムが両中間フ
ィルム表面に熱接着状態で密接されたものでは、全体と
してより優れた一体性が得られ、ラミネートフィルムと
両中間フィルムとの間に気泡が残留し難く、被加工シー
トの表裏面における情報表示側に対してより良好な透視
状態が得られる。
【0014】また、本発明に係るラミネート加工方法で
は、前記効果を奏するラミネート加工体を既存の加工装
置により容易に製造することができる。その場合に、ラ
ミネートフィルムが両中間フィルム表面と熱接着性を有
するものでは、全体としてより優れた一体性を有するラ
ミネート加工体が得られる。
は、前記効果を奏するラミネート加工体を既存の加工装
置により容易に製造することができる。その場合に、ラ
ミネートフィルムが両中間フィルム表面と熱接着性を有
するものでは、全体としてより優れた一体性を有するラ
ミネート加工体が得られる。
【図1】本発明の実施例に係るラミネート加工体及びラ
ミネート加工方法を示す断面図である。
ミネート加工方法を示す断面図である。
1 被加工シート
2 中間フィルム
3 ラミネートフィルム
Claims (4)
- 【請求項1】 被加工シートと、被加工シートの表裏面
にそれらと熱接着しない状態で密接されると共にそれら
の少なくとも情報表示側に対しては透明体とされた中間
フィルムと、両中間フィルム表面に密接されると共に両
中間フィルム外側の周縁部において互いに熱接着され、
被加工シートの表裏面の少なくとも情報表示側に対して
は透明体とされたラミネートフィルムとからなるラミネ
ート加工体。 - 【請求項2】 ラミネートフィルムが両中間フィルム表
面に熱接着状態で密接された請求項1記載のラミネート
加工体。 - 【請求項3】 被加工シートの表裏面に、それらと熱接
着性がなく且つそれらの少なくとも情報表示側に対して
は透明体とされた中間フィルムを積層する工程と、両中
間フィルム表面にそれらより広く且つ被加工シートの表
裏面の少なくとも情報表示側に対しては透明体とされた
ラミネートフィルムを積層すると共に両側から加熱下に
加圧し、ラミネートフィルムを両中間フィルム表面に密
接させると共に両中間フィルム外側の周縁部において互
いに熱接着させる工程とからなるラミネート加工方法。 - 【請求項4】 ラミネートフィルムが両中間フィルム表
面と熱接着性を有する請求項3記載のラミネート加工方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33055594A JP3507565B2 (ja) | 1994-12-06 | 1994-12-06 | ラミネート加工体及びラミネート加工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33055594A JP3507565B2 (ja) | 1994-12-06 | 1994-12-06 | ラミネート加工体及びラミネート加工方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08156166A JPH08156166A (ja) | 1996-06-18 |
JP3507565B2 true JP3507565B2 (ja) | 2004-03-15 |
Family
ID=18233965
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33055594A Expired - Fee Related JP3507565B2 (ja) | 1994-12-06 | 1994-12-06 | ラミネート加工体及びラミネート加工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3507565B2 (ja) |
-
1994
- 1994-12-06 JP JP33055594A patent/JP3507565B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08156166A (ja) | 1996-06-18 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20031219 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |