JPS5922739B2 - 樹脂組成物の製造方法 - Google Patents
樹脂組成物の製造方法Info
- Publication number
- JPS5922739B2 JPS5922739B2 JP1156476A JP1156476A JPS5922739B2 JP S5922739 B2 JPS5922739 B2 JP S5922739B2 JP 1156476 A JP1156476 A JP 1156476A JP 1156476 A JP1156476 A JP 1156476A JP S5922739 B2 JPS5922739 B2 JP S5922739B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- styrene
- block copolymer
- resin composition
- oligomer
- polystyrene
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、スチレン−ブタジエンブロック共重合体と、
スチレン系オリゴマ−を予備ブレンドし、次いでこれを
通常のポリスチレン(GPと称する)とブレンドする事
により、極めて透明かつ表面光沢の優れた耐衝撃性を有
する樹脂組成物の製造に関するものである。
スチレン系オリゴマ−を予備ブレンドし、次いでこれを
通常のポリスチレン(GPと称する)とブレンドする事
により、極めて透明かつ表面光沢の優れた耐衝撃性を有
する樹脂組成物の製造に関するものである。
現在までスチレン−ブタジエンブロック共重合体とGP
(ポリスチレン)をブレンドし、耐衝撃性を有するブレ
ンド物を得る事は広く知られていた。
(ポリスチレン)をブレンドし、耐衝撃性を有するブレ
ンド物を得る事は広く知られていた。
しかし、このブレンド物は白濁或いは散乱光を発し、透
明なブレンド物を得る事は出来なかつた。一又、スチレ
ン−ブタジエンブロック共重合体にそのブロック体の末
端スチレン鎖長より以下の分子量を持つスチレン系オリ
ゴマ−をブレンドすると透明性の良好なブレンド物を得
る事も広く知られている事である。更に、スチレン−ブ
タジエンブロック共重合体、スチレンオリゴマ−、GP
の三元系の一括ブレンドも一般に良く知られているもの
であり、この時得られるブレンド物は透明性を有しない
。そこで本発明者等は、この三元系ブレンドを詳細に検
討した結果、このブレンドにおいて、そのブレンドの順
序が、透明かつ表面光沢の優れた耐衝撃性のあるブレン
ド物を得るのに重要なポイントである事を見出した。
明なブレンド物を得る事は出来なかつた。一又、スチレ
ン−ブタジエンブロック共重合体にそのブロック体の末
端スチレン鎖長より以下の分子量を持つスチレン系オリ
ゴマ−をブレンドすると透明性の良好なブレンド物を得
る事も広く知られている事である。更に、スチレン−ブ
タジエンブロック共重合体、スチレンオリゴマ−、GP
の三元系の一括ブレンドも一般に良く知られているもの
であり、この時得られるブレンド物は透明性を有しない
。そこで本発明者等は、この三元系ブレンドを詳細に検
討した結果、このブレンドにおいて、そのブレンドの順
序が、透明かつ表面光沢の優れた耐衝撃性のあるブレン
ド物を得るのに重要なポイントである事を見出した。
つまり、まず第1にスチレン−ブタジエンブロック共重
合体とスチレン系オリゴマ−とを予備ブレンドし、次い
でこれをGP(ポリスチレン)とブレンドする時は、極
めて良好な透明性を有し、かつ優れた表面光沢と耐衝撃
性を持つブレンド物を得るに至つた。
合体とスチレン系オリゴマ−とを予備ブレンドし、次い
でこれをGP(ポリスチレン)とブレンドする時は、極
めて良好な透明性を有し、かつ優れた表面光沢と耐衝撃
性を持つブレンド物を得るに至つた。
ここで本発明で云う所のスチレン−ブタジエンブロック
共重合体とは線状、ラジアル型ブロック体を含む。更に
それらのテーパードポリマーも含み、構造式は次式で示
される。A−(B−A)nCn=1〜5)、、(B−A
)m〔m二2〜10〕、(A−B)1−XC1=3〜2
0、、Xはカップリング剤〕(Aニポリスチレン、Bニ
ポリブタジエン及びSBR)。
共重合体とは線状、ラジアル型ブロック体を含む。更に
それらのテーパードポリマーも含み、構造式は次式で示
される。A−(B−A)nCn=1〜5)、、(B−A
)m〔m二2〜10〕、(A−B)1−XC1=3〜2
0、、Xはカップリング剤〕(Aニポリスチレン、Bニ
ポリブタジエン及びSBR)。
又、これらブロック体のスチレンとブタジエンの含量比
率はスチレン/ブタジエンニ9515〜20/80で、
好ましくは80/20〜30/70である。
率はスチレン/ブタジエンニ9515〜20/80で、
好ましくは80/20〜30/70である。
スチレン系オリゴマ−は、スチレン、α−メチルスチレ
ン、ビニルトルエン等の単独オリゴマ−、更には、これ
らモノマーの2種以上の共重合体のオリゴマ−を含む。
オリゴマ−の分子量は500〜25、000であり、好
ましくは1000〜5000である。
ン、ビニルトルエン等の単独オリゴマ−、更には、これ
らモノマーの2種以上の共重合体のオリゴマ−を含む。
オリゴマ−の分子量は500〜25、000であり、好
ましくは1000〜5000である。
又、GP(ポリスチレン)は通常の成型用として製造さ
れているものを云う。この三元ブレンド系の最終的な組
成はGP(ポりスチレン)100部に対して、スチレン
ーブタジエンプロツク共重合体5〜300部、スチレン
オリゴマ一は0.1〜100部の範囲である。
れているものを云う。この三元ブレンド系の最終的な組
成はGP(ポりスチレン)100部に対して、スチレン
ーブタジエンプロツク共重合体5〜300部、スチレン
オリゴマ一は0.1〜100部の範囲である。
ブレンド方法は特に規定を与えないが、以下の例におい
てはそれぞれ押し出機により混合した。更に本発明で得
られた樹脂組成物をシート、フイルムにした時、良好な
透明性と、優れた表面光沢、そして耐衝撃性を有するも
のが得られた。次に本発明を実施例を以つて更に詳説す
る。
てはそれぞれ押し出機により混合した。更に本発明で得
られた樹脂組成物をシート、フイルムにした時、良好な
透明性と、優れた表面光沢、そして耐衝撃性を有するも
のが得られた。次に本発明を実施例を以つて更に詳説す
る。
実施例 1スチレンーブタジエンプロツク共重合体〔旭
化成工業(株)製、商品名「タブプレンA]、ABAB
構造、St/Bd二40/600但しAはポリスチレン
、BはポリブタジエンそしてSt/Bdはスチレンとブ
タジエンの含量比率をそれぞれ示す。
化成工業(株)製、商品名「タブプレンA]、ABAB
構造、St/Bd二40/600但しAはポリスチレン
、BはポリブタジエンそしてSt/Bdはスチレンとブ
タジエンの含量比率をそれぞれ示す。
(以下同様)〕2kgと、ポリスチレンオリゴマ一〔三
洋化成工業(株)製、商品名「パーマ−ST−120」
、分子量3000。〕2009を押し出機により、混合
し、ペレツト化し、このペレツトとGP〔電気化学工業
(株)製、商品名「デンカスチロールGP−1」〕8k
gとを押し出機で、混合ペレツト化する。更に、このペ
レツトを用いて厚さ2m1のタンペルを射出成型機によ
り、成型し、その物囲測定した。結果を表−1に示す。
実施例 2 スチレンーブタジエンプロツク共重合体〔電気化学工業
(株)製、商品名「クリアレン201L]、ABA構造
、S【/Bd=80/20〕2.3kgとα−メチルス
チレン−ビニルトルエン共重合体オリゴマ一(分子量=
5000)2009を押し出機により、混合し、ペレツ
ト化して更に、この得られたペレツトとGP〔電気化学
工業(株)製、商品名[デンカスチロールGP−L〕1
kgとを押し機より混合ペレツト化し、厚さ2m11の
タンベル 5を射出成型機により、成型し、その物性を
測定した。
洋化成工業(株)製、商品名「パーマ−ST−120」
、分子量3000。〕2009を押し出機により、混合
し、ペレツト化し、このペレツトとGP〔電気化学工業
(株)製、商品名「デンカスチロールGP−1」〕8k
gとを押し出機で、混合ペレツト化する。更に、このペ
レツトを用いて厚さ2m1のタンペルを射出成型機によ
り、成型し、その物囲測定した。結果を表−1に示す。
実施例 2 スチレンーブタジエンプロツク共重合体〔電気化学工業
(株)製、商品名「クリアレン201L]、ABA構造
、S【/Bd=80/20〕2.3kgとα−メチルス
チレン−ビニルトルエン共重合体オリゴマ一(分子量=
5000)2009を押し出機により、混合し、ペレツ
ト化して更に、この得られたペレツトとGP〔電気化学
工業(株)製、商品名[デンカスチロールGP−L〕1
kgとを押し機より混合ペレツト化し、厚さ2m11の
タンベル 5を射出成型機により、成型し、その物性を
測定した。
結果を表−1に示す。尚、ここで用いたα−メチルスチ
レンービニルトエル共重合体オリゴマ一は次の方法によ
り製造した。内容積1501のスチレンレス重合缶に於
いて、脱水精製したベン tゼン701とα−メチルス
チレン10kgの混合物を仕込み、液温を10℃に制御
した。次いで活性リチウムとして4.5モル含有するS
es−ブチルリチウムのシクロヘキサン溶液を添加した
。20分後、脱水精製したビニルトルエンを100CC
/分の速度で連続的に添加して重合を完結させた。
レンービニルトエル共重合体オリゴマ一は次の方法によ
り製造した。内容積1501のスチレンレス重合缶に於
いて、脱水精製したベン tゼン701とα−メチルス
チレン10kgの混合物を仕込み、液温を10℃に制御
した。次いで活性リチウムとして4.5モル含有するS
es−ブチルリチウムのシクロヘキサン溶液を添加した
。20分後、脱水精製したビニルトルエンを100CC
/分の速度で連続的に添加して重合を完結させた。
得られた重合液をメタノール一再沈澱法により、オリゴ
マ一を析出させ、乾燥して粉末状の製品を得た。比較例
1 スチレンーブタジエンプロツク共重合体〔旭化成工業(
株)製、商品名「タブプレンA」、ABAB構造、St
/Bd=4060。
マ一を析出させ、乾燥して粉末状の製品を得た。比較例
1 スチレンーブタジエンプロツク共重合体〔旭化成工業(
株)製、商品名「タブプレンA」、ABAB構造、St
/Bd=4060。
〕 2Kgとポリスチレンオリゴマ一〔三洋化成工業(
株)製、商品名「パーマ−ST−120」、分子量30
00Q)200f1とGP〔電気化学工業(株)製、商
品名「デンカスチロールGP−1]〕8kgを一括に押
し機により混合ペレツト化し、更に同一押し機において
再ペレツト化したペレツトを射出成型機により、厚さ2
mmのタンベルを成型し、その物性を測定した。結果を
表−1に示す。比較例 2 スチレンーブタジエンプロツク共重合体〔旭化成工業(
株)製、商品名「タブプレンA」、ABAB構造、St
/Bd=40/600〕2kgとGP〔電気化学工業(
株)製、商品名[デンカスチロールGP−1]〕8kg
を押し出機により混合ペレツト化し、更に2009のポ
リスチレンオリゴマ一〔三洋化成工業(株)製、商品名
[パーマ一ST−120]、分子量3000。
株)製、商品名「パーマ−ST−120」、分子量30
00Q)200f1とGP〔電気化学工業(株)製、商
品名「デンカスチロールGP−1]〕8kgを一括に押
し機により混合ペレツト化し、更に同一押し機において
再ペレツト化したペレツトを射出成型機により、厚さ2
mmのタンベルを成型し、その物性を測定した。結果を
表−1に示す。比較例 2 スチレンーブタジエンプロツク共重合体〔旭化成工業(
株)製、商品名「タブプレンA」、ABAB構造、St
/Bd=40/600〕2kgとGP〔電気化学工業(
株)製、商品名[デンカスチロールGP−1]〕8kg
を押し出機により混合ペレツト化し、更に2009のポ
リスチレンオリゴマ一〔三洋化成工業(株)製、商品名
[パーマ一ST−120]、分子量3000。
Claims (1)
- 1 スチレン−ブタジエンブロック共重合体とスチレン
系オリゴマーを予備ブレンドし、次いでこのブレンド物
とポリスチレンとをブレンドすることを特徴とする透明
かつ表面光沢の良好な、耐衝撃性を有する樹脂組成物の
製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1156476A JPS5922739B2 (ja) | 1976-02-05 | 1976-02-05 | 樹脂組成物の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1156476A JPS5922739B2 (ja) | 1976-02-05 | 1976-02-05 | 樹脂組成物の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5294347A JPS5294347A (en) | 1977-08-08 |
JPS5922739B2 true JPS5922739B2 (ja) | 1984-05-29 |
Family
ID=11781423
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1156476A Expired JPS5922739B2 (ja) | 1976-02-05 | 1976-02-05 | 樹脂組成物の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5922739B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109023589B (zh) * | 2018-07-11 | 2021-06-22 | 常州大学 | 一种以聚苯胺和炭黑为导电填料的三元共混材料的制备方法 |
-
1976
- 1976-02-05 JP JP1156476A patent/JPS5922739B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5294347A (en) | 1977-08-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS6155533B2 (ja) | ||
RU2022980C1 (ru) | Композиция | |
US4275179A (en) | Poly(p-methylstyrene) polyblend | |
JPH04226145A (ja) | 熱可塑性の成形材料 | |
JPS58191736A (ja) | p−メチルスチレン重合体とジエン−スチレンまたはジエン−(p−メチルスチレン)ブロツクコポリマ−との配合物 | |
JP2000026698A (ja) | ブロック共重合体組成物、及びその製造方法 | |
JPS6366862B2 (ja) | ||
JPS6231017B2 (ja) | ||
EP0135169A2 (en) | Impact resistant alpha-methylstyrene-styrene copolymer blends | |
JPS5922739B2 (ja) | 樹脂組成物の製造方法 | |
JPS6144102B2 (ja) | ||
RU2072377C1 (ru) | Полимерная композиция | |
JPH0312097B2 (ja) | ||
JPH0132858B2 (ja) | ||
JPS62179548A (ja) | 耐衝撃性ポリスチレン系樹脂組成物 | |
JPH04175304A (ja) | ブロック共重合体の製造方法 | |
JP2986178B2 (ja) | ブロツク共重合体樹脂組成物 | |
JP3658861B2 (ja) | 星型分岐ポリスチレンを含有する樹脂組成物 | |
JP4822657B2 (ja) | 食品包装材料用ゴム変性スチレン系樹脂組成物 | |
JPH0826107B2 (ja) | 高耐衝撃性の熱可塑性樹脂成形物 | |
JPH0218337B2 (ja) | ||
JPS58180544A (ja) | スチレン系樹脂の射出成形方法 | |
JPS60243109A (ja) | ブロツク共重合体樹脂 | |
JPH0615650B2 (ja) | ブロック共重合体組成物 | |
JP3335747B2 (ja) | ブロック共重合体の製造法 |