JPS5922638Y2 - 交通信号燈装置を制御する装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、自動的に位置測定を行う装置、および送出す
べき情報（要求電文）と位置測定装置の方向に放射を行
う送受信アンテナを備えた車両によって交通信号燈装置
を制御する装置に関する。

モータリゼーション、従って都市内交通の定常的な増加
によって、バスおよび市電のような公共の近距離交通の
車両は、密集空間においてますます困難になる事情にお
いてサービスの役割を果たさなければならないようにな
っている。

しかしまさにこれら運送手段は、客に対して魅力的であ
り、運転に際して効果的であるようにする。

高い速度、密接した車両系列の要求、およびダイヤの維
持がこのことに関連する。

それ故に公共近距離交通の有効な配置のため、信号燈装
置の縁位相を強制制御できることが必要である。

しかしこのような強制制御は、救急車および警察用車両
を使用する際さらに優先される。

市電において縁位相に対するこの要求は、レールまたは
架線接点によって解決される。

バスにおいては交差点の数百メートル前で誘導ループが
使われる。

その際１つのループを介してバスの存在だけが測定され
るか、または２つのループを介してバスの長さが測定さ
れるが、それにより同様な大きさのトラックの際に誤表
示を生じることである。

この欠点は、バスに送信機を使用することによって除去
できる。

しかしこの時いぜんとしてループから信号燈までの伝達
ケーブルの非常に高価な配線がある。

別の系においてこの欠点は、空間を介して、例えば無線
、超音波または赤外線を介して車両から信号燈受信機へ
直接要求を送出することによって除去される。

本考案の課題は、自動位置測定装置を備えた車両によっ
て交通信号燈装置を制御する装置のため、簡単な解決策
を提供することにある。

区間経路が規定された車両のこのような位置測定系また
は位置測定の際、目的に合うように２つの評価基準が比
較される。

すなわち一方において出発点と通過した位置識別信号発
生器との間の固定的に決められた距離、および他方にお
いて出発点からこの位置識別信号発生器までの車両の路
程計により進んだ距離が比較される。

中央において出発点とそれぞれの位置識別信号発生器の
取付は位置との間の正確な距離はわかっているので、例
えば主計算機は、検出された距離計数状態から目標値と
の偏差を決め、かつ車両のその後のすべての表示を修正
係数を用いて修正することができる。

このようにして高い位置測定精度が得られる。それぞれ
の位置識別信号発生器と車両との間の情報伝達を行うこ
のような伝送系において、車両に読取り装置が、走路に
沿って所定の間隔で応答装置（位置識別信号発生器）が
設けられている。

本考案によれば、前記のような位置測定系を有する車両
によって交通信号燈装置を制御するという課題は次のよ
うにして解決される。

すなわち交通信号燈を制御する系と位置測定系に対して
１つの発振器が設けられており、それにより要求電文が
、位置測定系に対して直交する変調法で搬送波にのせら
れるようになっており、また制御回路が設けられており
、この制御回路が、変調器とアンテナ切換スイッチを制
御し、それにより伝送された情報に相応して変調信号が
、位置測定装置または信号燈制御用送信アンテナに接続
されるようになっている。

本考案の実施例を以下図面によって説明する。

第１図によるブロック図は、上側列に位置測定系の素子
を含んでいる。

分波器１において一方の側に送受信アンテナ２が接続さ
れており、このアンテナは、応答装置４ （位置識別信
号発生器）のアンテナ３の方に向けられている。

分波器１の他方の側に周波数変換器５、アナログ信号処
理用ユニット６およびディジタル信号追啓用ユニット７
が相互接続されている。

ディジタル信号処理装置においてテ゛−タ出力が行われ
る。

位置測定系は、信号燈制御（ＡＰＳ）用の装置によって
拡張されている。

これら信号燈制御装置は、出力端子を分波器１に接続し
たアンテナ切換スイッチ８を有し、このアンテナ切換ス
イッチの第２の出力端子は、信号煙制御用の付加的な送
信アンテナ１２に接続されている。

アンテナ１２は、信号燈受信機１４のアンテナ１３の方
に向けられている。

アンテナ切換スイッチ８の一方の入力端子は、切換可能
な変調器９に接続されており、この変調器に、周波数ｆ
＝２．４５ＧＨｚの固定周波数発振器１０が接続されて
いる。

制御回路１１の両方の出力端子は、アンテナ切換スイッ
チ８および変調器９に接続されている。

従ってその際位置測定系は、付加的に要求電文も適当な
方法で変調できかつ送出できるように拡張されている。

その際位置測定系に対して直交した変調法を選定するよ
うに考慮されており、それにより多くの車両を同時に使
用した際にも両方の機能の最適な妨害除去を行うことが
できる。

従って例えば位置測定機能をＡＳＫ（振幅シフトキーイ
ング）で行った場合、要求電文のためにはＦＳＸ（周波
数シフトキーイング）が使われる。

一方の入力端子Ｉに送信種類に関する情報が入力されか
つ第２の入力端子ＩＩにＡＰＳ電文が人力される制御回
路を介して変調器９の制御または切換が行われる。

この時同時に制御されるアンテナスイッチ８を介して、
分波器１を介して位置測定装置にＡＳＫ信号が与えられ
るか、または送信アンテナ１２にＦＳＸ信号が与えられ
、この信号によって信号燈の受信機１４に情報（電文）
か送出される。

その際さらに走路に沿って個々の区間はマーク（識別マ
ーク）を有するようになっているので、到来電文は、そ
れぞれ所定の信号燈だけによって評価される。

場合によっては省略してもよいアンテナ切換スイッチ８
は、回路の位置測定範囲および制御範囲をさらに減結合
するために使われると有利である。

第２図は、都市交通におけるバス１６を示しており、こ
のバスは、屋根に走行方向に対して横向きの放射方向を
有する位置測定系（交通案内系）用の送受信アンテナ１
７を有し、かつ走行方向に放射する別のアンテナ１８を
有する。

送受信アンテナ１７は、応答装置１９（識別信号発生器
）に作用結合されており、この応答装置は、道路わきの
照明柱２０に取付けられている。

走行方向に放射するアンテナ１８は、交通信号燈２２の
受信機２１に向けて放射し、この受信機を介して交量信
号燈装置の付加的な制御が行われる。

【図面の簡単な説明】 第１図は、組合せ信号燈制御装置を含む位置指定系のブ
ロック図、第２図は、バスおよび道線にある必要な位置
指定および制御装置を含む路上のバスを示す図である。 １・・・分波器、２・・・送受信アンテナ、３．１２．
１３・・・アンテナ、４・・・応答装置、８・・・アン
テナスイッチ、９・・・変調器、１１・・・制御回路、
１４・・・信号燈受信機。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 自動的に位置測定を行う装置、および送出すべき情報（
   要求電文）と位置測定装置の方向に放射を行う送受信ア
   ンテナを備えた車両によって交通信号燈装置を制御する
   装置において、交通信号燈を制御する系と位置測定系に
   対して１つの発振器が設けられており、それにより要求
   電文が、位置測定系に対して直交する変調法で搬送波に
   のせられるようになっており、また制御回路が設けられ
   ており、この制御回路が、変調器とアンテナ切換スイッ
   チを制御し、それにより伝送された情報に相応して変調
   信号が、位置測定装置または信号燈制御用送信アンテナ
   に接続されるようになっているようにしてなる、交通信
   号燈装置を制御する装置。