JPS59226082A - 熱可塑型耐熱性接着剤 - Google Patents
熱可塑型耐熱性接着剤Info
- Publication number
- JPS59226082A JPS59226082A JP10151783A JP10151783A JPS59226082A JP S59226082 A JPS59226082 A JP S59226082A JP 10151783 A JP10151783 A JP 10151783A JP 10151783 A JP10151783 A JP 10151783A JP S59226082 A JPS59226082 A JP S59226082A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- adhesive
- potassium titanate
- adhesivity
- fiber
- heat
- Prior art date
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
らに詳しくは150〜200°Cの高温度領域下に8い
ても実用的Gこ充分な接着力を有する熱可塑型耐熱性接
着剤に関する。
ても実用的Gこ充分な接着力を有する熱可塑型耐熱性接
着剤に関する。
従来より耐熱性接着剤としては熱硬化型耐熱性樹脂であ
るエポキシ樹脂またはフェノール樹脂を基材とするもの
が主流であり、最近ポリイミド、ポリアミドイミド、ポ
リベンゾイミダゾール、付加型ポリイミドなども使用さ
れるようになってきた。それらの熱硬化型耐熱性接着剤
のなかには260°0で長時間暴露しても接着力か低下
しないなど耐熱性の面で非常に優れたものが存在する。
るエポキシ樹脂またはフェノール樹脂を基材とするもの
が主流であり、最近ポリイミド、ポリアミドイミド、ポ
リベンゾイミダゾール、付加型ポリイミドなども使用さ
れるようになってきた。それらの熱硬化型耐熱性接着剤
のなかには260°0で長時間暴露しても接着力か低下
しないなど耐熱性の面で非常に優れたものが存在する。
それに対してエチレンー酢酸ビニル共重合体、ポリアミ
ド樹脂、熱可塑性ポリエステル、ポリフェニレンサルフ
ァイド(以下、PBr3というノ、ボリサル7オンおよ
びポリエーテルサルホンなどの熱可塑性樹脂を主成分と
する接着剤では15060以上の温度下で接着力が大幅
が低下するという熱可塑性樹脂であるがための耐熱性の
問題が存在する。
ド樹脂、熱可塑性ポリエステル、ポリフェニレンサルフ
ァイド(以下、PBr3というノ、ボリサル7オンおよ
びポリエーテルサルホンなどの熱可塑性樹脂を主成分と
する接着剤では15060以上の温度下で接着力が大幅
が低下するという熱可塑性樹脂であるがための耐熱性の
問題が存在する。
また耐熱性の面で非常に優れる前記熱硬化型耐熱性接着
剤においても充分な接着力をつるためには高温、高圧条
件(たとえば32000. 50ky/am )が必
要なこと、昇温状態(150〜350oO)で長時間(
1〜5時間)硬化させ、なければならないなどの加工上
の煩雑さ、硬化時に脱水反応、脱アミン反応が起こるた
め作業環境窓よび接着条件などの工程管理に注意しなけ
ればならないこと、および接着性能が変動しやすいなど
の問題か存在するのが現状である。
剤においても充分な接着力をつるためには高温、高圧条
件(たとえば32000. 50ky/am )が必
要なこと、昇温状態(150〜350oO)で長時間(
1〜5時間)硬化させ、なければならないなどの加工上
の煩雑さ、硬化時に脱水反応、脱アミン反応が起こるた
め作業環境窓よび接着条件などの工程管理に注意しなけ
ればならないこと、および接着性能が変動しやすいなど
の問題か存在するのが現状である。
本発明者らは熱可塑性樹脂を基材とし、150〜200
°Cの温度領域において100 ky / amを超え
る引張接着強さを有する熱可塑型耐熱性接着剤の開発を
目的として鋭意研究を重ねた結果、熱可塑性樹脂に接着
性改良充填剤としてチタン酸カリウム繊維を3〜30%
(重量%、以下同様)添加することを特徴とする熱可塑
型耐熱性接着剤か上記目的を達成するとともに、その接
着加工操作が簡単なこと、脱アミン反応などが起こらな
いため接着条件の設定、管理が容易なこと、8よび作業
環境を良好に保持できることなど従来の問題点を解決し
つるものであることを見出し、本発明を完成するにいた
った。
°Cの温度領域において100 ky / amを超え
る引張接着強さを有する熱可塑型耐熱性接着剤の開発を
目的として鋭意研究を重ねた結果、熱可塑性樹脂に接着
性改良充填剤としてチタン酸カリウム繊維を3〜30%
(重量%、以下同様)添加することを特徴とする熱可塑
型耐熱性接着剤か上記目的を達成するとともに、その接
着加工操作が簡単なこと、脱アミン反応などが起こらな
いため接着条件の設定、管理が容易なこと、8よび作業
環境を良好に保持できることなど従来の問題点を解決し
つるものであることを見出し、本発明を完成するにいた
った。
本発明に使用しうる熱可塑性樹脂としてはポリサルホン
(繰返し単位: H30 ポリエーテルサルホン(繰返し単位: チルケトン(以下、PEIICKという、繰返し単位:
れた樹脂を主成分とするものである。
(繰返し単位: H30 ポリエーテルサルホン(繰返し単位: チルケトン(以下、PEIICKという、繰返し単位:
れた樹脂を主成分とするものである。
かかる各樹脂はいずれも市販品がそのまま使用でき、か
つ粉末状、ベレット状など使用時の形態を問わない。
つ粉末状、ベレット状など使用時の形態を問わない。
また接着性または接着加工性を改良する目的で上記樹脂
に樹脂成分の2〜2[!%の範囲内でナイロン−6、ナ
イロン−12、ナイロン−6,6、ナイロン−6,10
、ナイロン−6,12などのポリアミド樹脂、 式: を繰返し単位とする熱可塑性ポリエステル樹脂あるいは
上記両単位からなる共重合体、式:を繰返し単位とする
熱可塑性ポリカーボネート樹脂を混合してもよい。
に樹脂成分の2〜2[!%の範囲内でナイロン−6、ナ
イロン−12、ナイロン−6,6、ナイロン−6,10
、ナイロン−6,12などのポリアミド樹脂、 式: を繰返し単位とする熱可塑性ポリエステル樹脂あるいは
上記両単位からなる共重合体、式:を繰返し単位とする
熱可塑性ポリカーボネート樹脂を混合してもよい。
本発明に3いて使用される接着性改良充填剤としてはチ
タン酸カリウム繊維が最適である。
タン酸カリウム繊維が最適である。
炭酸カルシウム、ケイ砂などの微粉末粒状充填剤を用い
ても、また平均繊維径3〜13μm、平均繊維長200
0〜12000μmという通常の伊維サイズのガラス繊
維、炭素繊維などを用いても接着力の向上はみられない
。
ても、また平均繊維径3〜13μm、平均繊維長200
0〜12000μmという通常の伊維サイズのガラス繊
維、炭素繊維などを用いても接着力の向上はみられない
。
前記チタン酸カリウム繊維とは一般式:%式%)
(式中、nは2〜8の整数を表わすンで示される平均繊
維径が1μm未満、平均繊維長が5〜io。
維径が1μm未満、平均繊維長が5〜io。
μmでかつ平均繊維長/平均繊維径(以下、アスペクト
比という〕が10を超える単結晶繊維であり、具体的に
はたとえば4チタン酸カリウム繊維、6チタン酸カリウ
ム繊維または8チタン酸カリウム繊維などの単−組成物
またはそれらの混合組成物が本発明に用いられる。
比という〕が10を超える単結晶繊維であり、具体的に
はたとえば4チタン酸カリウム繊維、6チタン酸カリウ
ム繊維または8チタン酸カリウム繊維などの単−組成物
またはそれらの混合組成物が本発明に用いられる。
上記チタン酸カリウム繊維の平均繊維径、平均繊維長お
よびアスペクト比は走査型電子顕微鏡により少なくとも
5視野以上について1視野あたり少なくとも10本以上
の繊維を調べた結果のそれぞれの平均値である。
よびアスペクト比は走査型電子顕微鏡により少なくとも
5視野以上について1視野あたり少なくとも10本以上
の繊維を調べた結果のそれぞれの平均値である。
チタン酸カリウム繊維の平均繊維径、平均繊維長および
アスペクト比が前記範囲をはずれるばあい、たとえば平
均繊維径か1μmを超えて大きく、平均繊維長が5μm
未満、すなわちアスペクト比が10未満であるばあい接
着力の向上か小さく好ましくない。また平均繊維長が1
00μmを超えて長い繊維は工業的に製造することが困
難であり実用性に欠ける。
アスペクト比が前記範囲をはずれるばあい、たとえば平
均繊維径か1μmを超えて大きく、平均繊維長が5μm
未満、すなわちアスペクト比が10未満であるばあい接
着力の向上か小さく好ましくない。また平均繊維長が1
00μmを超えて長い繊維は工業的に製造することが困
難であり実用性に欠ける。
本発明に郭いて使用されるチタン酸カリウム繊維は[テ
イスモJ(T工SMO、大塚化学薬品■製〕なる商標で
市販されている平均繊維径0.2〜0.5μm、平均m
細長10〜20pm、アスペクト比20γ100の高強
度単結晶ウィスカーがそのまま使用できる。
イスモJ(T工SMO、大塚化学薬品■製〕なる商標で
市販されている平均繊維径0.2〜0.5μm、平均m
細長10〜20pm、アスペクト比20γ100の高強
度単結晶ウィスカーがそのまま使用できる。
かかるチタン酸カリウム繊、維を前記熱可塑性樹脂に対
して3〜30%配合することにより接着力および耐熱性
を向上しつる。配合量か6%未満では接着力および耐熱
性を向上する効果が小さく、30%を超えると高温時の
接着力は向上するが常温に3ける接着力が低下する傾向
にあり、かつチタン酸カリウムML細が弁筒に嵩筒いた
め溶融粘度の小さいpps以外のポリサルホン、ポリエ
ーテルサルホンおよびPEEKへの配合か困難となる。
して3〜30%配合することにより接着力および耐熱性
を向上しつる。配合量か6%未満では接着力および耐熱
性を向上する効果が小さく、30%を超えると高温時の
接着力は向上するが常温に3ける接着力が低下する傾向
にあり、かつチタン酸カリウムML細が弁筒に嵩筒いた
め溶融粘度の小さいpps以外のポリサルホン、ポリエ
ーテルサルホンおよびPEEKへの配合か困難となる。
チタン酸カリウム繊維は未処用jのまま使用して有効で
あるか、エポキシシラン、アミノシラン、アクリルシラ
ンなとのシラン糸カップリング剤またはイソプロピルト
リオクタノイルチタネートなどのチタネート系カップリ
ング剤などで表面処理されたチタン酸カリウム繊維を使
用すると接着性または耐水性がさらに向上する。
あるか、エポキシシラン、アミノシラン、アクリルシラ
ンなとのシラン糸カップリング剤またはイソプロピルト
リオクタノイルチタネートなどのチタネート系カップリ
ング剤などで表面処理されたチタン酸カリウム繊維を使
用すると接着性または耐水性がさらに向上する。
本発明においてはミクロでかつ高傾度なチタン酸カリウ
ム繊維を用いることに−より接着層の補強効果の向上お
よび耐熱性の改良(熱クリープ特性の改良〕が達成され
るか、前記熱可塑性樹脂以外の熱可塑性樹脂を主成分に
用いると、チタン酸カリウム繊維を接着性改良充填剤と
して3〜50%配合しても150°0を超える高温下で
の接着力が大幅に低下して熱可塑型耐熱性接着剤として
適さない。
ム繊維を用いることに−より接着層の補強効果の向上お
よび耐熱性の改良(熱クリープ特性の改良〕が達成され
るか、前記熱可塑性樹脂以外の熱可塑性樹脂を主成分に
用いると、チタン酸カリウム繊維を接着性改良充填剤と
して3〜50%配合しても150°0を超える高温下で
の接着力が大幅に低下して熱可塑型耐熱性接着剤として
適さない。
本発明の熱可塑型耐熱性接着剤を調製する方法としては
(1) 熱可塑性樹脂粉末にチタン酸カリウム繊維3
〜30%を添加し、ミキサーで混合することにより粉末
状接着剤とする方法 (2) 上記(1)でえられた粉末状接着剤を熱ロー
ルまたは押出機でフィルム状接着剤に加工する方法 (3)熱可塑性樹脂のペレット状物または粉末状物を有
機溶剤に分散または溶解したところにチタン酸カリウム
繊維を添加し均一に分散することにより溶剤型接着剤と
する方法 などがいずれも適用可能である。
〜30%を添加し、ミキサーで混合することにより粉末
状接着剤とする方法 (2) 上記(1)でえられた粉末状接着剤を熱ロー
ルまたは押出機でフィルム状接着剤に加工する方法 (3)熱可塑性樹脂のペレット状物または粉末状物を有
機溶剤に分散または溶解したところにチタン酸カリウム
繊維を添加し均一に分散することにより溶剤型接着剤と
する方法 などがいずれも適用可能である。
また本発明の接着剤は熱ロール法、熱プレス−法、高周
波加熱法、超音波溶着法などによって接着に使用される
ことかでき、その適用41[1囲は広い。
波加熱法、超音波溶着法などによって接着に使用される
ことかでき、その適用41[1囲は広い。
さらに被着体としては耐熱性のある累月、すなわち金属
、セラミック、耐熱性樹脂などが用いやれ、金欣−金属
、金属−セラミックス、金属−耐熱性松脂などの接着が
i」能である。
、セラミック、耐熱性樹脂などが用いやれ、金欣−金属
、金属−セラミックス、金属−耐熱性松脂などの接着が
i」能である。
本発明の熱可塑型耐熱外接る剤は従来はんだ、リベット
、溶接などが行なわれてきた部分lこそれらに代わって
適用しうるものであり、(1) 極ね”dな加熱かな
いので被着体の変質がないこと (2)荷重伝達が分散されるので応力年中がないこと (3)振動に対しセルフダンピング効果が期待できるこ
と (4) 軽量化、小型化、自動化2よび量結スピード
の向上が画れること などの利点を有するため電気・電子部品、自動車・航空
機等の組立て、部品取付は工程などにおける実用性が高
いものである。
、溶接などが行なわれてきた部分lこそれらに代わって
適用しうるものであり、(1) 極ね”dな加熱かな
いので被着体の変質がないこと (2)荷重伝達が分散されるので応力年中がないこと (3)振動に対しセルフダンピング効果が期待できるこ
と (4) 軽量化、小型化、自動化2よび量結スピード
の向上が画れること などの利点を有するため電気・電子部品、自動車・航空
機等の組立て、部品取付は工程などにおける実用性が高
いものである。
以下本発明を実施例に基づいてさら1こ詳しく説明する
が、本発明はかかる実施例のみに限定されるものではな
い。
が、本発明はかかる実施例のみに限定されるものではな
い。
実施例1〜6および比較例1
熱可塑性樹脂としてpps粉末(商品名ライドンP−4
、保土谷化学工vl#JyB)を用いて、該樹脂粉末に
表面無処理チタン酸カリウム繊維であるテイスモーDを
5%、10%、15%、20%、25%および50%そ
れぞれ配合することにより6種の粉末状接着剤を調製す
る一方、比較のためテイスモーDを全く含まないライド
ンP−4だけからなるものを準備した。
、保土谷化学工vl#JyB)を用いて、該樹脂粉末に
表面無処理チタン酸カリウム繊維であるテイスモーDを
5%、10%、15%、20%、25%および50%そ
れぞれ配合することにより6種の粉末状接着剤を調製す
る一方、比較のためテイスモーDを全く含まないライド
ンP−4だけからなるものを準備した。
第1図は本発明の接着剤の各種接着強さを測定するのに
用いた接着試験片の一例を示す概念図である。第1図に
8ける大きさおよび寸法の一例をあげれば(j?) ’
15 mm 、 (m) : 6 mm、 (n)
= 22m” s (Q) ’ 15 mmφ窓よび(
P) : 6 mmφであり、−)は引張接着力を測定
するときのつかみ用治具のはめこみ部、(Nは接着面で
ある。
用いた接着試験片の一例を示す概念図である。第1図に
8ける大きさおよび寸法の一例をあげれば(j?) ’
15 mm 、 (m) : 6 mm、 (n)
= 22m” s (Q) ’ 15 mmφ窓よび(
P) : 6 mmφであり、−)は引張接着力を測定
するときのつかみ用治具のはめこみ部、(Nは接着面で
ある。
被着材として第1図に示す形状、寸法に機械加工したス
テンレス鋼(SUS 304〕を使用し、第1図で示す
接着面(4)を#100の砥粒でサンドブラスト処理し
たのちトリクロルエチレン中で10分間超音波洗浄を行
ない熱風乾燥した。ついで340°Oの炉中で30〜5
0分間放置することにより予加熱したのち接着面(4)
に前記粉末状接着剤またはライドンP−4を0.9g均
一に散布し溶融せしめた。かかる被着材同士を接着面(
4)で突合わせ340〜380°0の保護加熱器中で接
着部を加熱しながら約16 kyf/am の圧力を
加えて3分間放置したのち放冷することにより接着を完
了させ、各種接着強さを測定した。
テンレス鋼(SUS 304〕を使用し、第1図で示す
接着面(4)を#100の砥粒でサンドブラスト処理し
たのちトリクロルエチレン中で10分間超音波洗浄を行
ない熱風乾燥した。ついで340°Oの炉中で30〜5
0分間放置することにより予加熱したのち接着面(4)
に前記粉末状接着剤またはライドンP−4を0.9g均
一に散布し溶融せしめた。かかる被着材同士を接着面(
4)で突合わせ340〜380°0の保護加熱器中で接
着部を加熱しながら約16 kyf/am の圧力を
加えて3分間放置したのち放冷することにより接着を完
了させ、各種接着強さを測定した。
各種接着強さはインストロン型引張試鹸機を用いて接着
された試験片の軸方向への引張強さ、すなわち引張接着
強さく引張速度10mm/分ンとして測定し、同一条件
下でそれぞれ5回測定を行なった結果の平均値を算出し
て評価した。
された試験片の軸方向への引張強さ、すなわち引張接着
強さく引張速度10mm/分ンとして測定し、同一条件
下でそれぞれ5回測定を行なった結果の平均値を算出し
て評価した。
耐熱接着強さは接着された試験片を150°Oおよび2
00°0の高温槽内に約50分間放置したのちのそれぞ
れの温度における前記引張接着強さであり、連続耐熱接
着強さは180°0に設矩されたテストチューブ式熱老
化試験機に7日間保存されたのちの引張接着強さである
。測定結果を第1表に示す。
00°0の高温槽内に約50分間放置したのちのそれぞ
れの温度における前記引張接着強さであり、連続耐熱接
着強さは180°0に設矩されたテストチューブ式熱老
化試験機に7日間保存されたのちの引張接着強さである
。測定結果を第1表に示す。
第1表からチタン酸カリウム繊維を5〜30%配合した
本発明の接着剤は150〜200°Dの耐熱接着強さお
よび連続耐熱接着強さにおいていずれも100 kgf
/am2を超えており、また常温接着強さはチタン酸カ
リウム繊維の配合量か10%前後で最大であるのに対し
て耐熱接着強さは同じ<20%前後で最大であり配合量
が少なすぎても多すぎても接着性の向上効果が低下する
のがわかる。
本発明の接着剤は150〜200°Dの耐熱接着強さお
よび連続耐熱接着強さにおいていずれも100 kgf
/am2を超えており、また常温接着強さはチタン酸カ
リウム繊維の配合量か10%前後で最大であるのに対し
て耐熱接着強さは同じ<20%前後で最大であり配合量
が少なすぎても多すぎても接着性の向上効果が低下する
のがわかる。
実施例7〜88よび比較例2〜5
熱可塑性樹脂としてポリエーテルサルホン(商品名ビ9
) L’ 79 X (VIOTREX)PKS 1
00P 。
) L’ 79 X (VIOTREX)PKS 1
00P 。
工、0.工1社製ンを用いて、それを塩化メチレンに溶
解したところにテイスモーDのアミノシラン処理された
ものであるテイスモーD101 (商品名、大板化学薬
品工業■製)を20%配合することにより溶剤型接着剤
を、熱可塑性樹脂としてポリエーテルエーテルケトン(
商品名ピクトレックスPEEK 38G 、 工、0
.工1社製)を用いて、そこにテイスモーD101を2
0%配合してペレット化し、該ペレットを100μm厚
のフィルムに押出し延伸することによりフィルム状接着
剤をそれぞれ作製した。比較のためピクトレックスPW
8100Fだけのもの、ピクトレックスPEEK 38
Gだけのもの、ピクトレックスPE8100Fにテイス
モーD1旧に代えて炭酸カルシウム粉末(商品名NS
# 100、日東粉化工業■製、平均粒径1.5μm)
またはガラス繊維(商品名グラスロンO803MA 4
97 、旭ファイバーグラス■製、平均繊維長3 mm
)を20%配合したものを準備した。
解したところにテイスモーDのアミノシラン処理された
ものであるテイスモーD101 (商品名、大板化学薬
品工業■製)を20%配合することにより溶剤型接着剤
を、熱可塑性樹脂としてポリエーテルエーテルケトン(
商品名ピクトレックスPEEK 38G 、 工、0
.工1社製)を用いて、そこにテイスモーD101を2
0%配合してペレット化し、該ペレットを100μm厚
のフィルムに押出し延伸することによりフィルム状接着
剤をそれぞれ作製した。比較のためピクトレックスPW
8100Fだけのもの、ピクトレックスPEEK 38
Gだけのもの、ピクトレックスPE8100Fにテイス
モーD1旧に代えて炭酸カルシウム粉末(商品名NS
# 100、日東粉化工業■製、平均粒径1.5μm)
またはガラス繊維(商品名グラスロンO803MA 4
97 、旭ファイバーグラス■製、平均繊維長3 mm
)を20%配合したものを準備した。
実施例1〜6で用いたのと同じ被着材を試験片としてそ
れを実施例1〜6と同様に処理したのち上記溶剤型接着
剤、フィルム状接着剤および比較のために準備した上記
4種のものについて実施例1〜6と同様にして接着し、
以下実施例8Sよび比較例5については250°0にお
ける耐熱接着強さの測定を追加し、連続耐熱接着強さを
180°0に代えて200°0で測定した以外は実施例
1〜6と同様にして各種接着強さを測定した。測定結果
を第2表に示す。
れを実施例1〜6と同様に処理したのち上記溶剤型接着
剤、フィルム状接着剤および比較のために準備した上記
4種のものについて実施例1〜6と同様にして接着し、
以下実施例8Sよび比較例5については250°0にお
ける耐熱接着強さの測定を追加し、連続耐熱接着強さを
180°0に代えて200°0で測定した以外は実施例
1〜6と同様にして各種接着強さを測定した。測定結果
を第2表に示す。
第2表からチタン酸カリウム繊維に代えて微粉末粒状充
填剤である炭酸カルシウム粉末またはガラス繊維を用い
たものは、何も配合しないものと同程度の接着力か、ま
たは大幅に接着力が低下するのに対して、本発明の接着
剤のばあいは常温接着強さはもちろん、耐熱接着強さ、
連続耐熱接着強さも大幅に向上するのかわかる。
填剤である炭酸カルシウム粉末またはガラス繊維を用い
たものは、何も配合しないものと同程度の接着力か、ま
たは大幅に接着力が低下するのに対して、本発明の接着
剤のばあいは常温接着強さはもちろん、耐熱接着強さ、
連続耐熱接着強さも大幅に向上するのかわかる。
またPEEKを用いると250°0においても接着強さ
が良好である。
が良好である。
第1図は本発明の接着剤の各挿接お強さを測定するのに
用いた接着試験片の一例を示す概念図である。 (図面の主要符号) (!n)二はめこみ部 囚:接着面
用いた接着試験片の一例を示す概念図である。 (図面の主要符号) (!n)二はめこみ部 囚:接着面
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 熱可塑性樹脂に接着性改良充填剤としてチタン酸カ
リウム繊維を3〜30重量%添加する・ ことを特徴と
する熱可塑型耐熱性接着剤。 2 熱可塑性樹脂がポリフェニレンサルファイド、ポリ
サルホン、ポリエーテルサルホン窓よびポリエーテルエ
ーテルケトンのなかから選ばれた樹脂を主成分とするも
のである特許請求の範囲第1項記載の接着剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10151783A JPS59226082A (ja) | 1983-06-06 | 1983-06-06 | 熱可塑型耐熱性接着剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10151783A JPS59226082A (ja) | 1983-06-06 | 1983-06-06 | 熱可塑型耐熱性接着剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59226082A true JPS59226082A (ja) | 1984-12-19 |
JPH058230B2 JPH058230B2 (ja) | 1993-02-01 |
Family
ID=14302713
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10151783A Granted JPS59226082A (ja) | 1983-06-06 | 1983-06-06 | 熱可塑型耐熱性接着剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59226082A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3447391A1 (de) * | 1984-12-27 | 1986-07-03 | Otsuka Kagaku K.K., Osaka | Elektrisch leitfaehige alkalimetalltitanatzusammensetzung und daraus geformte formteile |
JPS62180908A (ja) * | 1986-01-31 | 1987-08-08 | タツタ電線株式会社 | 不燃電線 |
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