JPS5922588B2 - 防食被膜形成方法 - Google Patents

防食被膜形成方法

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Publication number
JPS5922588B2
JPS5922588B2 JP4911976A JP4911976A JPS5922588B2 JP S5922588 B2 JPS5922588 B2 JP S5922588B2 JP 4911976 A JP4911976 A JP 4911976A JP 4911976 A JP4911976 A JP 4911976A JP S5922588 B2 JPS5922588 B2 JP S5922588B2
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JP
Japan
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spray
paint
gun
epoxy resin
forming
Prior art date
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Expired
Application number
JP4911976A
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English (en)
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JPS52132049A (en
Inventor
拓也 岩城
俊和 中家
透 大音
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kansai Paint Co Ltd
Original Assignee
Kansai Paint Co Ltd
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Publication date
Application filed by Kansai Paint Co Ltd filed Critical Kansai Paint Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は海洋構築物、鋼鉄製タンク内外面などの金属表
面の防食あるいは補修、装飾仕上げを目的とした防食被
膜形成方法に関するものである。
周知のようにほぼ永久的な防食あるいは補修効果を得る
ためエポキシ樹脂を含浸させたガラス繊維マットやガラ
スクロスで金属面を覆い、その上にエポキシ樹脂を基材
とした塗料をスプレー塗装し、ついでローラーで脱気す
る方法があるが、この方法は複雑な形状では作業が困難
で、然も広面積では施工能率が悪く施工に長時間かかる
ため施工費が高くつくという難点があつた。本発明者は
、上記の欠点を改良するために鋭意研究した結果、施工
能率を改善し、然もガラス繊維マットやガラスクロスに
比べ安価なガラスローピングを用い、経済的に施工する
ことおよび隈などの死角、複雑な形状も容易に被覆する
ことが出来ることを見出して本発明の完成に至つたもの
である。
従来から、不飽和ポリエステル樹脂とガラス繊維などの
補強材とからなるFRP(FiberglassRei
nforcedPlastics)成形品を製造するこ
とはよく知られている。
本発明ではこのようなFRPを金属面への半永久的な防
食被膜として応用しようとしたものである。すなわち、
本発明はエポキシ樹脂を基材とした塗料をスプレー塗装
する際に、スプレーガンに設置したファイバーグラスチ
ョッパーでガラスローピングを連続的にカットし、その
カットされたガラス繊維をスプレーパターンの上に乗せ
るか、またはスプレーパターンの谷間ができるようにし
た枝分れ2頭ガンを用いスプレーパターンの谷間に人れ
こむかして同時に吹きつけ、ついでその塗装表面をロー
ラーで脱気し、さらに上塗塗料を塗装することからなる
金属表面の防食被膜形成方法に係わるものである。
本発明が適用される被塗面はショットブラスト、サンド
ブラスト、ディスクサンダー、ワイヤブラシ等の処理を
施した金属面あるいは通常の一次プライマ一を塗付した
金属面あるいは旧塗膜のルーズな膜を除去した表面の溶
接部、リベツト部、エツヂ部、へゴミ部、穴、腐食損傷
部などをエポキシ樹脂を基材とした塗料を塗付してなる
硬化塗膜表面である。
上記の被塗面の調整に使用される一次プライマーは、通
常使用するエポキシ樹脂あるいはジアルカノールアミン
変性エポキシ樹脂を基材とした一次プライマーで、表面
処理後錆が生じないように乾燥膜厚で10〜30μにな
るようにできるだけすみやかにハケ、エアスプレー、エ
アレススプレーで塗付される。
なお、小面積で表面処理後錆の発生の心配がない場合に
は必ずしも塗付する必要はない。また、被塗面の溶接部
、リベツト部、エツヂ部、へゴミ部、小さい穴、腐食損
傷部などに塗付されるエポキシ樹脂を基材とした塗料は
、一般に用いられている無溶剤形あるいはハイソリツド
エポキシ塗料であり、通常、乾燥膜厚で500〜2,0
00μ塗付される。また、被塗面の穴のあきが1d以上
の大きさの場合は予め、表面処理した鉄板を溶接あるい
は上記塗料を接着剤として用い、はりつけ、その周辺が
なだらかな曲がりになるよう上記塗料で塗付してから適
用される。本発明に使用するスプレー装置はエポキシベ
ースと硬化剤を内部混合あるいは外部混合型の通常のエ
アスプレー装置またはエアレススプレー装置を用いる。
フアイバーグラスチヨツパ一はカツトされたガラス繊維
がスプレーパターンの中央に吹きつけることができるよ
うに、または枝分れ2頭ガンを用いてスプレーパターン
の谷間を作り、その谷間に吹きつけることができるよう
にスプレーガンに設置され、塗料のスプレーと同時作動
し、ガラスローピングを連続的にカツトする通常のFR
P成形に用いるものである。本発明においては、特に後
者の2頭ガンを使用することが望ましい。その理由は枝
分れ2頭ガンを用いてスプレーパターンの谷間を作り、
その中へガラス繊維を入れ込んで塗装する場合、スプレ
ーガンを被塗面に対して上下方向または左右のいずれの
方向に移行させても塗装可能となるからである。ローピ
ングは直径約10〜15μのガラスの繊維数百本を集束
剤で集束したもので集束剤の種類はクロム、シランいず
れでもよく通常FRP成形に用いるローピングと同等の
ものが用いられる。
また、カツトされたガラス繊維と同時に塗付されるエポ
キシ樹脂を基材とした塗料は前述した通常の無溶剤形あ
るいはハイソリツドエポキシ樹脂塗料が用いられる。ス
プレー塗装する際に同時に吹きつけるカツトされたガラ
ス繊維の吐出量は塗料の吐出量100重量部に対し好ま
しくは25〜40重量部、望ましくは27〜33重量部
の割合で、ガラス繊維のカツトの長さは10〜301U
が好ましい。スプレーガンの移動スピードは好ましくは
毎分あたり10〜16m1塗料の吐出量は2.5〜4.
5kg/Mlnl乾燥膜厚は1,000〜2,000μ
が好ましい。
図面は本発明を実施する場合におけるスプレーガンとフ
アイバーグラスチヨツパ一との配置関係を説明するもの
であつて、第1図は2頭ガンを用いる場合の側面図、第
2図はその平面図、第3図は同じく正面図であり、第4
図は単頭ガンの場合の正面図である。
図面において1はスプレーガン、2はスプレーノズル、
3は塗料圧送パイプ、4はスプレーガン1の上部に装着
されたフアイバーグラスチヨツパ一、5はローピング、
6は圧気パイプ、7はカツトされたガラス繊維の吐出口
である。
2頭ガンの場合は、スプレーガン1の先端に設けられる
二つのスプレーノズル2,2は水平方向に併列され、そ
の中心線の後方上部にフアイバーグラスチヨツパ一4が
設置される。
そして、この二つのスプレーノズル2,2から噴射され
る塗料は、第1〜3図の一点鎖線で示すスプレーパター
ンSl,S2になるように、主として上下方向に拡開し
、両パターンSl,S2の下縁が接触又は交差して塗着
されるように、そのノズルスリツトの傾斜並びに方向が
規正される。
またローピング5が導入されてカツトされたフアイバー
グラスチヨツパ一4の吐出口7は、その吹出パターンf
が、上記のニツのスプレーパターンSl,S2の谷間V
に入れ込まれるように、その方向が規正される。したが
つて、噴出されるカツトされたガラス繊維はスプレーガ
ン1が上下、左右に移動されても常に塗料スプレーパタ
ーンに包み込まれて塗着が行われるものである。
単頭ガンの場合は、スプレーノズル2の中心線の後方上
部に位置してフアイバーグラスチヨツパ一4が設けられ
、スプレーノズル2から噴射される塗料のスプレーパタ
ーンSは第4図に示すように主として水平方向に拡開す
るものとして、その上面からカツトされたガラス繊維が
送り込まれるようにその吐出口7の方向が規正され、吹
出パターンfを形成する。
この場合はスプレーガン1の移動方向は主として上下方
向である。
本発明の防食被膜形成方法により、施工能率が通常のガ
ラス繊維マツトやガラスタロスを用いる方法の%〜%の
時間に短縮でき、然も隈などの死角、複雑な形状でも容
易に施工することが可能になつた。
また、ローラで脱気した硬化表面に通常の着色上塗塗料
を好ましくは乾燥膜厚で200〜300μ塗布すること
により、美粧でかつ防食性のすぐれた被膜が形成される
。次に本発明の実施例について述べる。
実施例 1 鋼板表面をサンドブラストによりSSPC(Steel
StructuresPaintingCOunml)
滝5ホワイトメタルブラストまでの表面処理を行い、ジ
アルカノールアミン変性エポキシ樹脂を基材とした一次
プライマー(関西ペイント(株)製゛SDノンジンクプ
ライマー゛′)をエアレススプレーで乾燥膜厚20〜3
0μ塗付した。
硬化後溶接部、へゴミ部を無溶剤エポキシ塗料(関西ペ
イント(株)製゛エポマリン06゛′)で乾燥膜厚10
00〜1500μになるようにハケ塗り塗装する。硬化
後内部混合エアレススプレー装置(関西ペイント発売元
゛ハイキユアゝを用い2頭型スプレーガンにフアイバー
ガラスチヨツパ一(Binks社製MO(1e1101
−800)を固定し、ガラスローピングは、旭フアイバ
ーグラス(株)製1ER2310−863D―無溶剤エ
ボキシ塗料は関西ペイント(株)製゛エポマリンNS”
を用いガンスピード12m/分、ガンの塗料吐出量3.
5〜4.5k9//Mlnlカツトガラス繊維吐出量1
.2〜1.4kg/Minの条件で乾燥膜厚1,200
〜1,300μ塗付した。140イを塗付するのに要し
た時間は僅か60分であつた。
塗付後ローラーで脱気し硬化表面に上記塗料エポマリン
NSを上記エアレススプレー装置1ハイキユア1で乾燥
膜厚200〜300μ塗付することによりすぐれた防食
被膜が形成された。実施例 2 単頭ガンを用いそのガンスピードを10m/i)−、ガ
ンの塗料吐出量を2.5〜3.5k9/分、カツトガラ
ス繊維吐出量を0,9〜1.2k9/分にし乾燥塗膜1
000〜1200μに塗布する以外は実施例と同一の条
件とした。
140m2を塗布するのに要した時間は70分であつた
塗布後の工程も実施例1と同様に行い、すぐれた防食塗
膜が形成された。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明を実施する場合におけるスプレーガンとフ
アイバーグラスチヨツパ一との配置関係を説明するもの
で、第1図は2頭ガンの場合の側面図、第2図はその平
面図、第3図はその正面図、第4図は単頭ガンの場合の
正面図である。 1・・・・・・スプレーガン、2・・・・・・スプレー
ノズル、4・・・・・・フアイバーグラスチヨツパ一、
7・・・・・・吐出口、S,Sl,S2・・・・・・ス
プレーパターン、V・・・・・・谷間、f・・・・・・
吹出パターン。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 エポキシ樹脂を基材とした塗料を金属面にスプレー
    塗装する際に、スプレーガンに設置したファイバーグラ
    スチョッパーでガラスロービングを連続的にカットし、
    そのカットされたガラス繊維をスプレーパターンの上に
    乗せるか、またはスプレーパターンの谷間ができるよう
    にした枝分れ2頭ガンを用い、スプレーパターンの谷間
    に入れこむかして、同時に吹きつけ、ついでその塗装表
    面をローラーで脱気し、さらに上塗塗料を塗装すること
    からなる防食被膜形成方法。 2 エポキシ樹脂を基材とした塗料は、無溶剤形または
    ハイソリッドエポキシ樹脂塗料である請求範囲第1項記
    載の防食被膜形成方法。 3 カットされたガラス繊維の吐出量は、塗料の吐出量
    100重量部に対し25〜40重量部の割合である請求
    範囲第1項記載の防食被膜形成方法。
JP4911976A 1976-04-28 1976-04-28 防食被膜形成方法 Expired JPS5922588B2 (ja)

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JPS52132049A JPS52132049A (en) 1977-11-05
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