JPS59223969A - テ−プテンシヨン検出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明はＶＴＲ等の磁気テープ装置におけるテ・−プ
テンション検出装置に関する。

従来のテープテンション検出装置をカセット式ＶＴＲに
おけるものを例にとって説明する。この種ＶＴＲにおい
ては供給リールおよび巻取リールがカセット内に装備さ
れていて、カセットから引出された磁気テープ（以下単
にテープという）が、テープガイド軸ないしはガイドロ
ーラにガイドされて所要の走行径路が形成され、回転ヘ
ッドシリンダに装架される。ところでこのようなＶＴＲ
においてテープローディング時に、テープがテープガイ
ド軸に適正に沿わず、したがって回転ヘッドシリンダの
リード面にも適正に氾″わない状態となることがある。

このようなテープローディング状態で定常走行モードへ
移行させると、走行テープに異常テンションが発生して
、テープがいわゆるワカメ状と称される波状に変形し、
永久歪が起生し７てテープ損傷を招くことがある。そこ
でこのような異常状態を検出してテープ損傷等を防止す
る従来のテープテンション検出手段として、例えばテン
ションレギーレータを利用したもの、供給リール軸ある
いは巻取リール軸にテンションセンサを配設したもの、
リール駆動モータないしは関連した電気回路上において
異常テンションに対応した過負荷電流を検出する方式の
もの等がある。

しかしながらこのような従来のテープテンション検出手
段は、いずれのものもテープ走行モードにおけるテープ
テンションを検出する方式のものであるため、テープロ
ーディングとアンローディングの差、つまりローディン
グ時にテープがテープガイド軸に適正に沿っているか否
かまでは検出することができず、不適正状態のままで定
常走行モードへ移行させると、前述のようなテープ損傷
を招くことがあるという問題点があった。また検出精度
の点においても、純粋にテープのみの負荷として捉えに
くいという問題点があった。

この発明は、このような従来の問題点に着目してなされ
たもので、テープガイドにテープテンション検出用の圧
電素子を装備させることにより、上記問題点を解決する
ことを目的としている。

以下この発明を図面に基づいて説明する。第１図は、こ
の発明の第１実施例を示す図である。この実施例はテー
プガイドＧ１が円筒体で形成され、この円筒体が圧電セ
ラミック等の圧電材で作製されＣテープガイドＧ１の全
体が圧電素子とされＣいる。そし゛Ｃ円筒体の外周面お
よび内周面の部分に電気信号取出用の導線（１ａ）　（
１１））が接続されている。

作用を説明すると、テープガイドＧ１の局面部に後述の
第６図に示すようにテープＴが掛止められて、このテー
プＴが所要走行路に沿うようにガイドされる。このとき
テープテンションによる力Ｆが局面部に加えられＣ１円
筒体テープガイドＧｌの外周部と内周部との間に、この
力Ｆに応じた電気信号出力が発生し、導線（ｌａ）　（
Ｉｂ）を介（７Ｃ外部に取り出される。テープＴがロー
ディングさｉｔて非走行状態のときでも、丑だ走行駆動
状態であっても、テープＴにテンションが生じている限
り、テープガイドＧ１にはそれに応じた力Ｆが加わるの
で、導線（ｌａ）　（ｌｂ）には対応した電気信号出力
がイ（Ｉられる。どの電気信号出力を、後述の第６図に
示すような回路により所定レベルの設定電圧と比較する
ことによって、テープＴが正常にローディングされＣい
るか否か等を知ることができる。

第２図には、この発明の第２実施例を示す。この実施例
はテープガイドＧ２が軸棒で形成され、この軸棒の全体
が圧電材で作製されて、前記と同様にテープガイドＧ２
の全体が圧電素子とされている。

導線（ｌａ）　（ｌｂ）は、軸棒体の上下両端面の部分
から導出されている。

この実施例では、テープテンションによる力Ｆが局面部
に加わると軸棒状テープガイドＧ２の上下両端の間に、
との力Ｆに応じた電気信号出力が発生する。テープＴに
テンションが生じている限り、走行、非走行にかかわら
ず電気信号出力が得られることは、前記第１実施例のも
のと同様である。

第３図には、この発明の第３実施例を示す。この実施例
はローラ（２）を備えたガイドローラタイプのテープガ
イドＧ３としたものである１、そして軸（３）が圧電材
製の円筒体とされて、これが圧電素子とされている。ロ
ーラ（２）は軸（３）に回動自在に装着されている。（
４ａ）　（４ｂ）は抜止め用の上板および下板で、軸（
３）に固着されている。また導線（Ｉａ）　（ｌｂ）は
前記第１実施例のものと同様に円筒状軸（３）の外周面
および内周面の部分から導出されている１、作用を説明
すると、この実施例ではテープテンションによる力Ｆが
ローラ（２）を介し゛Ｃ圧電素子ンＥる軸（３）に加わ
る。この力Ｆによる電気信号出力の発生は、前記第１実
施例のものと同様である。

第４図にはこの発明の第４実施例を示す。この実施例は
前記第３実施例のものと同様にガイドロー２タイプのテ
ープガイドＧ４としたものであるが、軸（５）が圧電材
製の棒状体とされてこれが圧電素子とされている。導線
（Ｉａ）　（ｌｂ）は前記第２実施例のものと同様に軸
（５）の上下両端面の部分から導出されている。

作用は、テープテンションによる力Ｆがローラ（２）を
介して圧電素子たる軸（５）に加わる。この力Ｆによる
電気信号出力の発生は、前記第２天施例のものと同様で
ある。

第５図にはこの発明の第５実施例を示す。この実施例は
、前記第３実施例のものと同様にガイドローラタイプの
テープガイドＧ５としたものであるが、ローラ（６）が
圧電材製とされて、これが圧電素子とされている。（７
ａ）　（７ｂ）はブラシで、上板（４ａ）および下板（
４ｂ）にそれぞれ固設されており、これがローラ（６）
の上下両端面に摺接する。

この実施例では、ローラ（６）からテープテンションに
対応した電気信号出力が発生し、これがブラシ（７ａ）
　（７ｂ）および導線（１ａ）　（ｉｂ）を介して外部
に取り出される。

次いで第６図には、上述の実施例で得られた電気信号出
力により、リールモータＭの回転を制御する安全手段回
路の一例を示す。この回路例には、テープガイドとして
符号Ｇｌで示すように前記第１実施例のものが適用され
ている。図中（８）はアンプ、（９）は位相補償用のフ
ィルタ、（ＩＯｌはテンション調整ンション電圧設定回
路で半固定ボリウム等が使用されている。（１３）はコ
ンパレータ、（１４）は比較出力たる異常信号出力端子
である。図示省略されでいるが、この異常信号出力端子
（１４）はリールモータＭのモータ停止回路、または骨
惜ランプ等の異常報知手段等に接続されている。

次に回路動作を説明する。まず走行モードにおけるテー
プテンションの検出ルｈ作を述べる。テンション調整ア
ンプ００）は、テープＴが正常走行状態において、リー
ルモータＭが正常回転しテープテンションが規定テンシ
ョンに維持されるようなゲインに調整設定しておく。ま
だ異常テンション電圧設定回路０りは異常テンションに
対応し７た電圧レベルに設定しておく。このような設定
状態でテープＴが正常に走行すると、テープガイドＧ、
からは正常なテープテンションに対応１〜た電気信号出
力が発生し、これがアンプ（８）で増幅され、フィルタ
（９）、テンション調整アンプＨおよびリールモータ駆
動回路（１１）を経て制御信号としてリールモータＭに
導かれ、このリールモータＭは、テープテンションが規
定の値を維持するような回転数に制御される。一方、何
らかの原因により異常なテープテンションがかかり、フ
ィルタ（９）からの出力レベルが、異常テンション電圧
設定回路Ｑりで予め設定しておいた設定電圧レベルを越
えると、コンパレータａ３から異常信号が出力されて、
リールモータＭが停止して事故が未然に防止されるとと
もに、この異常状態が異常報知手段から報知される。一
方、テープローディングモード（テープ非走行）での検
出動作においては、異常テンション電圧設定回路αつの
設定電圧レベルをモード切換えに応じて自動的手段等に
より、当該ローディングモードにおける異常電圧レベル
に切換設定する。したがってこのテープローディングモ
ードにおいてもテープガイドＧ、にテープＴが適正に掛
止められずテンションに異常があるとコンパレータ（１
３１からは異常信号が発信され、リールモータＭの駆動
停止等がなされて事故発生が未然に防止される。

なお上述のように圧電素子からテープテンションに応じ
た電気信号出力を得て、これを安全手段回路のトリガ信
号として使用する場合、圧電素子に予め適宜レベルのバ
イアス電圧をかけておき、テープテンションに応じた電
気信号出力はこのバイアス電圧が加算されたものを取出
すようにしてもよい。このようにするとテープテンショ
ンの検出を一層正確になし得るとともに、検出回路の構
成容易化を図ることができる。

またこの発明に係るテープテンション検出装置は、磁気
テープ装置であればＶＴＲ以外のＰＣＭオーディオ等の
ようにカセット内からテープを引出して所要の動作を行
なわせる装置や、カセット式以外のオープンリール方式
等のものにも適用することができる。

以上詳述したように、この発明によればテープガイドに
、テープテンションを検知してこのテンションに応じた
電気信号出力を得るだめの圧電素子を装備させたから、
定常走行モードにおけるテープテンションのみならず、
テープローディングモード、即ちローディングしたテー
プがテープガイドに適正に掛止められているか否かも検
出することができるので、不適正ローディング状態での
走行モードへの移行を防止することができ、テープ損傷
を未然に防止することができるという効果が得られる。

またテープの圧接状態からテープテンションを検出する
ので、テープテンションヲ純粋なテープのみの負荷とし
て捉えることができ、検出精度が向上する。したがって
この検出信号を安全手段回路のトリガ信号とし′Ｃ適用
したとき、この安全手段回路の適正動作が保証されると
いう効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明に係るテープテンション検出装置の第
１実施例を示す縦断面図、第２図し１：この発明の第２
実施例を示す縦断面図、第３図はこの発明の第３実施例
を示す縦断面図、第４図はこの発明の第４実施例を示す
縦断面図、第５図はこの発明の第５実施例を示す縦断面
図、第６図はこの発明の実施例を適用した安全手段回路
の一例を示すブロック線図である。 ｌａ、Ｉｂ：導線　　　　２：ローラ ３．５：軸（圧電素子） ６：ローラ（圧電素子） ７ａ、７ｂ：ブラシ ６１〜Ｇ５：テープガイド　　Ｍ：リールモータＴ：テ
ープ クラリオン株式会社 代理人　芦　１）直　衛 第１　図　　　　　　　　　　　第２コ０ 第３に　　　　　　＄４図 ０ 第５凶 第６図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 磁気テープを所要走行路にガイドするテープガイドに、
   前記磁気テープのテンションを検知して該テンションに
   応じた電気信号出力を得るだめの圧電素子を装備させた
   ことを特徴とするテープテンション検出装置、