JPS5922353Y2 - 空気ばね系のダイヤフラム - Google Patents

空気ばね系のダイヤフラム

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Publication number
JPS5922353Y2
JPS5922353Y2 JP9336979U JP9336979U JPS5922353Y2 JP S5922353 Y2 JPS5922353 Y2 JP S5922353Y2 JP 9336979 U JP9336979 U JP 9336979U JP 9336979 U JP9336979 U JP 9336979U JP S5922353 Y2 JPS5922353 Y2 JP S5922353Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
diaphragm
cord
air spring
plies
bead
Prior art date
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Expired
Application number
JP9336979U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5610530U (ja
Inventor
治 大西
保生 長谷川
Original Assignee
東洋ゴム工業株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 東洋ゴム工業株式会社 filed Critical 東洋ゴム工業株式会社
Priority to JP9336979U priority Critical patent/JPS5922353Y2/ja
Publication of JPS5610530U publication Critical patent/JPS5610530U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、空気ばねおよびアクチュエーター等のダイ
ヤフラムの改善に関するもので、可及的均等な壁体構造
を有し、局部的な応力集中の起こらない円滑な屈撓性と
耐久性に富み且つ成形能率の良いダイヤフラムの提供を
日差したものである。
従来の空気ばね系のダイヤフラムの構造は、ゴム中に埋
設される相交差する角度を有する複数プライのすだれ織
のコード布が、両端部のビードワイヤにて折り返えされ
て、ビード部付近にて元のコード布と重ね合わせ、外側
をゴムシートにて被視するものであった。
従って、ビード部付近は、2倍のプライ数となり、必然
的に、その部分は剛性が強くなり屈撓性が悪くなる。
そのうえに、屈曲部にコード端があるため、そこに応力
集中が起こり、外面ゴムの亀裂や摩耗を生起し、ひいて
は、耐久寿命を著しく短縮する要因となるものであった
因って、考案者らは、上記の欠陥をすべて解消し且つ成
形能率を著しく簡易化しうる構成を開発したものである
次に、例示の図面に基づいて、従来のダイヤフラム構成
とこの考案の構成について具体的に詳述する。
まず、従来例に言及する。
従来のものは、第1図のダイヤフラムおよび第3図のダ
イヤフラムの壁体断面にて示した加硫成形前のグリーン
成形図に示すごとく、成形機の内面ゴム4上に、2枚の
相交差する角度を有するゴム引のコード布1,2を貼り
付け、2枚のコード布上の所定の位置にビートワイヤ3
を設定し、ビードワイヤ3を包むようにコード布1,2
の端部1a、2aを折り返して元のコード布1,2に添
接し、外面ゴム5にて囲繞して屈折作用に好ましくない
縦方向に1箇所、ビード部BDに2箇所継目を形成して
折返し部と外側全面を被覆する事によって、加硫前のグ
リーン成形が行なわれ、これをモールドにて加硫成形さ
れるものである。
従って、ビード部BD付近は4枚のコード布で構成され
る事になる。
因って前記したような多くの欠陥を包含するものであっ
た。
従って考案者らは、上記空気ばね系ダイヤフラムについ
て、従来の欠陥の要因を探求し、グリーン成形の方法を
変更する事によって、欠陥の解消を達成したものである
まず、従来のビード部付近にコード布が倍増される事を
解消するため、補強に必要なプライ数に対し、その妻の
プライ数を成形機の改良によって両端の固定部のビード
ワイヤを支点として外周部全面に折り返して、その端部
を相互に接着して成形するようにするものである。
但し、ごく小サイズのものについては、ビードワイヤを
使用せずとも、折り返しの支点となる点を成形機にクラ
ンプで個定し、その固定部を支点として補強コード布を
外周部全面に折り返すようにして成形しても充分使用可
能である。
この場合、成形後はクランプはとり除かれるものである
なお、一般に使用されている空気ばね系ダイヤフラムの
補強コード布は2プライで充分であるが、もし、4プラ
イの補強が必要の場合は、その+プライ数を、両端の固
定部を支点として折り返して4プライを形成するように
成形するものである。
たとえば、この考案の空気ばね系ダイヤフラムは、第2
図のダイヤフラムおよび第4図のダイヤフラムの壁体断
面にて示した加硫成形前のグリーン成形図に示すごとく
、コード布からなる2プライの必要な補強プライ数を形
成するに当り、内外に共通の1枚の被覆ゴム6のチュー
ブ上に、1枚の角度を有するゴム引のコード布7を貼り
付け、1枚のコード布7上の所定の約中間位置にビード
ワイヤ8を設定し、ダイヤフラムDの両端の固定部FP
におけるビードワイヤ8を折り返し、ダイヤフラムの中
央付近の外周部で、段差端部の両端を、ゴム引きコード
布7のコード端7aと7b相互が接着するように、また
、被覆ゴム6端相互を接着するように接着することによ
って、必要な補強プライ数の2プライが形成され且つ交
差状に形成されると同時に外側全面もゴムにて被覆され
ることになる。
なお、上記の段差端部の形成は、第4図のグリーン成形
断面図に示すとおり、ゴム引きコード布7の一方のコー
ド端7aは、被覆ゴム6端より長く、ゴム引きコード布
7の他方のコード端7bは、被覆ゴム6端より短くなる
ような段差端部を形成したものである。
以上のとおり、この考案の空気ばね系のダイヤフラムは
、補強構成部材が1枚の被覆ゴムと共に両端の固定部を
支点として折り返される構成を要部とするものである。
従って、成形能率も良く、継目も少なく、内面ゴムと外
面ゴムは1枚の被覆ゴムにて一体に形成されるものであ
り、特に、屈折に好ましくない縦方向の継目がないため
、従来品のように、外面ゴムの継目で接着はがれ等の虞
れもなく、安定した製品が得られる。
また、補強用のコード布は、屈曲の少ないダイヤフラム
の中央付近の外周部に1箇所継目が形成されるだけで、
しかも、その継目部のコード布は1プライ増加するだけ
であり、ビード部付近およびその他はすべて2プライの
均等補強構造を形成するため、ビード部付近での屈曲は
容易であり、応力集中も起こらない。
また、屈曲部に、従来のようにコード布の切断端部が集
積される事がないため、ビード部におけるコード布の剥
離や外面ゴムめ亀裂や摩耗の発生の誘因が解消された。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来の空気ばね系ダイヤフラムの一部断面に
て示した立面図、第2図は、この考案の空気ばね系ダイ
ヤフラムの一部断面にて示した立面図、第3図は、従来
のダイヤフラムの壁体部のグリーン成形断面図、第4図
は、この考案の空気ばね系ダイヤフラムの壁体部のグリ
ーン成形断面図で゛ある。 FP・・・・・・固定部、D・・・・・・ダイヤフラム
、6・・・・・・被覆コム、7・・・・・・コード布、
7a、7b・・・・・・コード端。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 両端に固定部FPを有するダイヤフラムにおいて、内外
    に共通の1枚の被覆ゴムのチューブ上に、補強構成部材
    であるすだれ織のコード布による必要な補強プライ数を
    、その■プライ数の、角度を有するゴム引のコード布を
    貼り付け、その一方のコード端7aは被覆ゴム6より長
    く、他方のコード端7bは被覆ゴム6より短くなるよう
    な段差端部を形成し、このコード布上の所定の約中間位
    置にビードワイヤ8を設定し、この固定部を支点として
    外周部全面に折り返し、コード布端相互を接着且つ被覆
    ゴム6端相互を接着するような手段によって、必要な交
    差状の補強プライ数を形成したことを特徴とする空ばね
    系のダイヤフラム。
JP9336979U 1979-07-05 1979-07-05 空気ばね系のダイヤフラム Expired JPS5922353Y2 (ja)

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JP9336979U JPS5922353Y2 (ja) 1979-07-05 1979-07-05 空気ばね系のダイヤフラム

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JP9336979U JPS5922353Y2 (ja) 1979-07-05 1979-07-05 空気ばね系のダイヤフラム

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Publication Number Publication Date
JPS5610530U JPS5610530U (ja) 1981-01-29
JPS5922353Y2 true JPS5922353Y2 (ja) 1984-07-04

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ID=29326286

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JP9336979U Expired JPS5922353Y2 (ja) 1979-07-05 1979-07-05 空気ばね系のダイヤフラム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2691471B2 (ja) * 1990-08-22 1997-12-17 株式会社ブリヂストン 免震支持装置

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JPS5610530U (ja) 1981-01-29

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