JPS5922242Y2 - 側弁式エンジンの動弁伝動兼ブレザ装置 - Google Patents

側弁式エンジンの動弁伝動兼ブレザ装置

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Publication number
JPS5922242Y2
JPS5922242Y2 JP2643980U JP2643980U JPS5922242Y2 JP S5922242 Y2 JPS5922242 Y2 JP S5922242Y2 JP 2643980 U JP2643980 U JP 2643980U JP 2643980 U JP2643980 U JP 2643980U JP S5922242 Y2 JPS5922242 Y2 JP S5922242Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
spring
blazer
chamber
spring chamber
Prior art date
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Expired
Application number
JP2643980U
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English (en)
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JPS56127805U (ja
Inventor
清信 飯田
Original Assignee
株式会社クボタ
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Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社クボタ filed Critical 株式会社クボタ
Priority to JP2643980U priority Critical patent/JPS5922242Y2/ja
Publication of JPS56127805U publication Critical patent/JPS56127805U/ja
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  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Exhaust-Gas Circulating Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は側弁式エンジンの動弁伝動装置の近傍にブレザ
装置を取付けたものに関する。
従来、側弁式エンジンにおいて、ブレザ装置をエンジン
本体に次の手順で取付けている。
即ち、エンジン本体前方に凹設した弁バネ室に吸排気弁
の弁軸を突入させて、予め弁バネ室に挿入したコイル状
の弁バネ内を挿通させ、弁バネの遊端を受止めるバネ受
座金を工具で押上げてバネ受座金の下方に突出した弁軸
の下部に花輪を嵌着して弁バネの吸排気弁への装着を終
える。
こうして弁バネを装着しおえた弁バネ室の前端開口は、
この開口端面から段落し状に形成したブレザ取付座にブ
レザ装置を取付けて蓋される。
ところが、第6図に示すように、弁バネ40のバネ受座
金41を工具42で押上げる時、工具42の先端をバネ
受座金41の下面に押し当てブレザ取付座43を支点と
してこし上げるので、工具42が支点とするブレザ取付
座43の部分が変形する。
傷ついたブレザ取付座43にブレザ装置44を取付けた
場合、その間に隙間ができ、エンジン運転中にブローバ
イガスが漏出したり、ブレザ装置でブローバイガスから
分離した潤滑油が弁バネ室から漏れ出てエンジン外面を
汚してしまう。
この欠点は、特にエンジン本体がアルミ合金でダイキャ
スト鋳造したものによく発生する。
本考案はかかる欠点を解消するために提案されたもので
あり、弁バネ室の下面に工具の支点受部を別に設けるこ
とにより、ブレザ取付座が工具で変形されないようにす
ることを特徴とする。
以下、本考案の実施例を図面に基き説明する。
第1図は強制空冷側弁式エンジンの縦断側面図を示し、
図中符号1はアルミ合金でシリンダブロック2、クラン
クケース3を一体鋳造したエンジン本体である。
シリンダブロック2にはシリンダ4前方の上部に吸気ポ
ートと排気ポート(図示略)を横に並べて形成した吸排
ブロック6が設けてあり、下部に弁バネ室7が形成しで
ある。
吸気ポート5と排気ポートとは共にヘッドブロック8に
形成した燃焼室9に連通し、吸気弁10、排気弁11で
連通が断続される。
この吸気弁10及び排気弁11はその弁軸10a。
11 aが吸排ブロック6と弁バネ室7とを連結するバ
ルブガイド部12に設けたバルブガイド孔13.14を
貫通し、弁バネ7で下端10b、llbがカム15で上
下動されるタペツl−16,17の上端16a、17a
に接当している。
尚、符号16 b、17 bはブレザ室7の下壁7bに
設けたタペット孔である。
吸気弁10及び排気弁11の弁バネ室7に突入した弁軸
10a、11aの端部10b、llbを弁バネ室7の上
壁7aとの間に配置された弁バネ18.19と弁受座金
20.21とを貫通させた後、止め輪22で弁バネを弁
軸10a、llaに止着する。
弁バネ室7はシリンダブロック2の前方でクランクケー
ス3の上方に、前側が開口する箱状に形成してあり、開
口部周壁を段落状に形成してブレザ゛取付座23が形成
しである。
そして、弁バネ室7の下壁7bの上面7Cには逆T字状
の突起部24が形成してあり、この逆T字状突起部24
の弁受座金20.21から前側にはずれた位置で、ブレ
ザ取付座23よりも後ろに離れる位置に左右に一体突出
した部分24 aは弁バネ18゜19を弁軸10a、l
laに組付ける時にバネ受座金20.21を弁バネ18
.19に抗して押し上げる工具25の支点26の受部と
なり、これから前後方向に延びる部分24 bは両バネ
受座金20.21の一部を乗り上らせて、押し上げ工具
25の挿入隙間形成用突部になる。
弁バネ室7の上壁7aの下面7eには弁バネ18.19
の後半部を受は止めるバネ基端部位置決め用凹状周面2
7がバルブガイド孔13と同芯状に形成しである。
以上のように構成した弁バネ室7に、弁バネ18.19
を挿入してからブレザ装置を取付けるまでの手順を吸気
弁10側を例にして説明する。
弁バネ18の上方に弁軸10aが貫通して位置ずれを防
止するずれ止め孔28を有するバネ規制用座金29を、
下方にバネ受座金20を配置した状態で、弁バネ室7に
バネ規制用座金29の後部外周がバネ基端部位置決め用
凹状周面27に接当するまで押し込む。
すると、弁バネ18の中心はバルブガイド孔13の軸芯
に合うよう正しくセットされ、下方のバネ受座金20の
一端が工具25の挿入隙間形成用突部24 bに乗上っ
た状態になって工具挿入隙間30を形成する。
そして、吸気弁10の弁軸10 aを吸気ポート5の上
部からバルブガイド孔13を通し、弁バネ室7に突入す
るまで差し込む。
次に、弁バネ室7の下壁7bの上面7Cとバネ受座金2
0との間に生じた工具挿入隙間30にマイナスドライバ
ーのような先の扁平な工具25を差込み、弁バネ室7の
下壁7bの上面7Cに突出した工具支点26の受部24
aを支点として弁バネ18に抗してバネ受座金20を
押し上げると、吸気弁10の弁軸10 aの下部に形成
した花輪溝31がバネ受座金20の下方に露出する。
露出した花輪溝31に花輪22を嵌着した後、工具25
を引き抜くと、弁バネ18が吸気弁10に装着される。
尚、排気弁11のエンジンへの組付も同様にして行われ
る。
こうして、弁バネ18.19を装着し終った弁バネ室7
は、その前方開口端面を段落状にして形成したブレザ取
付座23にブレザ装置32が取付けられて蓋される。
第5図に示すものは、別の実施例を示し、これは、工具
25の支点26の受部24 aの部分をブレザ室7の下
壁7bの上面7Cと面一にしてブレザ取付座23と一連
に階段状に形成したものである。
本考案は以上に述べたように、弁バネを押上げる工具の
揺動支点受部をブレザ室の下面にブレザ取付座から離し
て設けであるので次の効果を奏する。
(イ)弁バネの弁受座金を工具で押上げるときにブレザ
取付座が傷つかす、ブレザ取付座にブレザ装置を完全に
密接させて固定でき、その取付面間からブローバイガス
や潤滑油が漏れ出ることをなくシ、エンジンを常にきれ
いな状態で運転できる。
(ロ)工具でバネ受座金を弁バネに抗して押上げる時に
ブレザ取付座を傷つけることがないので、作業者はバネ
受座金を弁軸に安心して手早く組付けることができ、作
業能率が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は本考案の実施例を示し、第1図は強
制空冷側弁式エンジンの縦断側面図、第2図は要部の一
部縦断正面図、第3図は要部の縦断側面図、第4図は要
部の横断平面図、第5図は別実施例の第3図相当図であ
り、第6図は従来例を示す要部の縦断側面図である。 1・・・・・・エンジン本体、7・・・・・・弁バネ室
、7a・・・・・・7の上壁、7b・・・・・・7の下
壁、7C・・・・・・7bの上面、10゜11・・・・
・・吸排気弁、10a、lla・・・・・・10.11
の弁軸、13・・・・・・弁軸孔、16.17・・・・
・・タペツ)、16b、17b・・・・・・タペット孔
、18.19・・・・・・弁バネ、20,21・・・・
・・弁受座金、22・・・・・・花輪、23・・・・・
・ブレザ取付座、24a・・・・・・受部、25・・・
・・・工具、26・・・・・・揺動支点、32・・・・
・・ブレザ装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 1.側弁式エンジン1の外面にブレザ室兼弁バネ室7を
    凹設し、弁バネ室7の下壁7bのタペット孔16 b
    、17 bからタペット16.17を、上壁7a(7)
    弁軸孔13から弁軸10a、llaを、それぞれ弁バネ
    室7に突入させ、弁軸10a、llaの下部にバネ受座
    金20.21を下から挿入して花輪22で下から受は止
    め、弁軸10a、llaを弁バネ18.19でタペット
    16,17に押付けて吸排気弁10.11を閉じさせ、
    弁バネ18.19を弁軸10a、llaに外嵌させると
    ともに、バネ受座金20.21と弁バネ室上壁7aとの
    間に挿入、弁バネ室7の外面の周壁にブレザ取付座23
    を形成し、ブレザ取付座23にブレザ装置32を接当し
    て固定し、バネ受座金20.21を組付時にバネ18.
    19に抗して押上げる工具25の揺動支点26の受部2
    4 aを、弁バネ室下壁7bの上面7Cにおいて、バネ
    受座金20.21から前側にはずれた位置で、ブレザ取
    付座23よりも後ろに離れる位置に上向きに突設したこ
    とを特徴とする側弁式エンジンの動弁伝動兼ブレザ装置
    。 2、実用新案登録請求の範囲第1項に記載した側弁式エ
    ンジンの動弁兼ブレザ装置において、バネ座金20.2
    1の一部をバネ座金受部24で受けることにより、バネ
    座金受部24を組付準備姿勢で弁バネ室7の下壁7b上
    面7Cから浮き上らせて工具25を下からかかりやすく
    シ、バネ座金受部24を弁バネ室下壁の上面7Cの一部
    から上向きに突設したもの。
JP2643980U 1980-02-29 1980-02-29 側弁式エンジンの動弁伝動兼ブレザ装置 Expired JPS5922242Y2 (ja)

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JP2643980U JPS5922242Y2 (ja) 1980-02-29 1980-02-29 側弁式エンジンの動弁伝動兼ブレザ装置

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Publication Number Publication Date
JPS56127805U JPS56127805U (ja) 1981-09-29
JPS5922242Y2 true JPS5922242Y2 (ja) 1984-07-03

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JP2643980U Expired JPS5922242Y2 (ja) 1980-02-29 1980-02-29 側弁式エンジンの動弁伝動兼ブレザ装置

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JPS56127805U (ja) 1981-09-29

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