JPS5922041Y2 - 密閉容器 - Google Patents

密閉容器

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JPS5922041Y2
JPS5922041Y2 JP11179478U JP11179478U JPS5922041Y2 JP S5922041 Y2 JPS5922041 Y2 JP S5922041Y2 JP 11179478 U JP11179478 U JP 11179478U JP 11179478 U JP11179478 U JP 11179478U JP S5922041 Y2 JPS5922041 Y2 JP S5922041Y2
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JP
Japan
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container body
lid
protrusion
container
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Expired
Application number
JP11179478U
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English (en)
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JPS5527690U (ja
Inventor
章壮 落合
Original Assignee
株式会社東芝
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Publication date
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Priority to JP11179478U priority Critical patent/JPS5922041Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案はたとえばタオル蒸し器等に用いられる密閉容
器に関する。
一般にタオル蒸し器の容器は、前面が開口する容器本体
と、この開口部を開閉自在に閉塞する蓋体とからなり、
これら容器本体と蓋体のいずれか一方には、これらの間
に介在されて容器本体内を気密に保つ環状のパツキンが
取付けられている。
しかして従来のパツキンの密封面は断面が略半円状また
は半長円状等をなしており、蓋体の閉じ状態においてパ
ツキンの密封面の全面がほぼ均等な力で相手の面に面接
触して密着するようになっている。
しかしながら上記パツキンをその全周に亙り均等に面接
触させることは技術的にかなり難かしいため、たとえば
パツキンの一部が浮き気味となって隙間が生じ易く、こ
の隙間を通じて容器本体内の熱が逃げて熱効率が低下し
たり、容器本体内のタオルが均等に加熱されないなどの
不具合を生じることがあった。
また、例えば実開昭50−51257号に見られるよう
に、パツキンの一部に突条を設け、この突条を相手側の
面に接触させるようにしたものもある。
しかしながら例えばタオル蒸し器などのように、容器本
体に蓋体をヒンジなどを用いて枢着した場合、クランプ
やヒンジの取付寸法誤差やクランプ部の弛みなどの原因
によりパツキン全周を均等に押圧させることが難しいこ
とがあるため、その従来例のように単に突条を設けただ
けではパツキンの全周を充分に密封させることは困難で
あった。
この考案は上記事情にもとづきなされたものでその目的
とするところは、容器本体と蓋体との完全な密閉状態が
維持でき、たとえばタオル蒸し器においては熱損失が少
なくなり、容器本体内のタオルを均一に暖めることがで
きるような密閉容器を提供しようとするものである。
以下この考案の一実施例をタオル蒸し器に適用した図面
にもとづき説明する。
図中1は前面が開口する容器本体であり、この容器本体
1は鋼板製の外箱2とアルミニウム製の内箱3とからな
り、これら外箱2と内箱3の間にはグラスウール等の断
熱材4が充填されている。
また上記内箱3の外面にはヒータ線5が巻装されている
また、内箱3の前端部は第3図に詳図されるように外側
に折曲されてフランジ部3aが形成され、さらにこのフ
ランジ部3aの外縁は断面コ字状に折曲されて嵌合部3
bが形成されている。
そしてこの嵌合部3bに外箱2の前端縁を嵌入係合させ
るとともに、外箱2の背面中央部より挿入したビス6を
内箱3のねし穴部7にねじ込むことにより内箱3が外箱
2に固定されている。
さらに上記嵌合部3bにはこれと外箱2との間に一部を
接着されて全周に亙ってたとえば耐熱塩化ビニル製の火
傷防止用保護部材8が被着されている。
なお、内箱3内にはこの内面に沿うかご(図示せず)が
出り入れ自在に収納され、このかご内にタオルが出し入
れされるようになっている。
また、容器本体1にはこの本体1の前面開口部1aを開
閉自在に閉塞するたとえば合成樹脂製の蓋体10がヒン
ジ11によって枢着されている。
12は取っ手であり、この取っ手12は上記蓋体10を
開閉するための手掛部と、蓋体10を閉じ状態に保持す
るクランプ部とを有している。
しかして上記蓋体10には、容器本体1の開口縁1bと
対応した位置に円環状のパツキン13が取付けられ、蓋
体10の閉じ状態において容器本体1内の気密を保つよ
うになっている。
上記パツキン13はたとえば軟質塩化ビニルを中空な環
状に一体成形したもので、その密封面13 aのほは沖
央にはパツキン13の全周に亙って連なる断面山状の突
条14が形成されている。
13 Cは中空部を示す。上記突条14は、第3図に示
されるように相手側の面に当接した状態においてこの面
に押されて中空部13 C側に弾性的に変位するもので
ある。
そして上記突条14の両側には、それぞれ上記突条14
よりも高さく自由状態における高さ)が低く、かつ突条
14が相手側の面に押されて中空部13C側に弾性変位
したとき、この突条14とともに相手側の面に接する接
触部13 d 、13 dをパツキン全周に設けである
またパツキン13の取付基部13bにはやはりパツキン
の全周に亙って連なる鍔状の係止凸部15が形成されて
いる。
このような構成のパツキン13は、その取付基部13b
を蓋体10の内面に設けた円環状の蟻溝16に押し込ん
で、係止凸部15を蟻溝16内に係合させることにより
、蓋体10に固定しである。
また17は上記蟻溝16の裏面を閉塞するための蓋板で
ある。
なおパツキン13の固定手段としては、上記したような
蟻溝係合手段に限らず、たとえば小ねじ等によって蓋体
10に固定したり、あるいは接着や溶着等によるもので
あってもよい。
また、容器本体1の下面前側には脚体20が取付けられ
、容器本体1の前側を多少持ち上げた状態で本体1を支
えている。
上記脚体20は容器本体1の幅方向に亙る幅広な箱状を
なしており、脚体20の中央部にはたとえば透明な合成
樹脂からなる露受は皿21が出し入れ自在に収容されて
いる。
上記露受は皿21は、皿の開口上面が容器本体1の前面
開口部1aの真下に臨むようになっており、したがって
上記開口部1aから滴る水滴は露受は皿21内に収容で
きるものである。
また、脚体20の前面には操作部22が設けられ、この
操作部22には電源スィッチ23およびパイロットラン
プ24が配設され、これらスイッチ23とランプ24は
第5図に示す配線構造をなして前記ヒータ線5に接続さ
れている。
また、ヒータ線5にはサーモスタット25と温度ヒユー
ズ26が直列接続され、上記ヒユーズ26と電源スィッ
チ23は電源コード27に接続されている。
このような構成のタオル蒸し器は、内箱3内に漏れタオ
ルを収納したのち蓋体10を閉じて取っ手12をクラン
プし、電源スィッチ23をONすることによりヒータ線
5が発熱して内箱3が加熱されるため、内箱3内のタオ
ルを蒸すことかで゛きる。
しかして上記蒸し器のパツキン13は、通常の状態にお
いては第3図に示されるようにその密封面13aに設け
た突条14とその両側の接触部13d。
13dが容器本体1の開口縁1bに面接触して密着する
ものである。
すなわちこの状態においては密封面13 aに設けた突
条14も弾性変形して偏平となり、接触部13d、13
dと同様に上記開口縁1bに密着している。
しかるに、たとえばヒンジ11に多少の取付誤差が生じ
ている場合や、長期の使用によりヒンジ11や取っ手1
2のクランプ部に弛み等が生じた場合など種々の理由に
よって蓋体10は容器本体1に対して均等な力で固定さ
れなくなることがあり、このためパツキン13の一部が
上記開口縁1bに対して多少浮き気味となり、開口縁1
bとの間に隙間が形成されそうになる場合がある。
しかるにこの実施例によれば、上記隙間が形成されそう
になると第4図に示されるようにパツキン13に設けた
突条14がこの隙間の分だけ立ち上がり、隙間の形成を
防止することができる。
したがって容器本体1の隙間状態が確実に維持されるた
め、熱損失がきわめて少なくなり、また、密閉状態が保
たれるから容器本体1内を均一な温度分布状態に維持で
き、本体1内のタオルを均一に暖めることができる。
また上記実施例のようにパツキン13を溝16に蟻溝係
合させることにより固定するものであれば、ねじ等によ
る固定手段に比べて取付作業がきわめて簡単となり、部
品点数も少なくて済むものである。
また、蒸し器の外面に露出する内箱3の嵌合部3bは、
内箱3の温度上昇に伴なってかなり高温となるため誤っ
てこれに触れると火傷を負うおそれがあるが、この実施
例によれば、上記嵌合部3bに保護部材8が設けられて
いるため、誤って触れた場合にも火傷が防止でき、蒸し
器を安全に使用することができる。
なお上記実施例では蓋体10側にパツキン13を取付け
たが、容器本体1側に取付けてもよく要するにパツキン
13は蓋体10か容器本体1のいずれか一方に設けるよ
うにすればよい。
またこの考案はタオル蒸し器に限らず、その他種々の密
閉容器に適用できるのは勿論である。
以上詳述したようにこの考案によれば、容器本体に蓋体
を枢着し、かつ容器本体と蓋体との間にパツキンを取付
けた密閉容器において、上記パツキンは内部に中空部を
有し、かつこのパツキンの密封面には、この密封面のほ
ぼ中央部に位置し相手側の面に当接した状態においてこ
の面に押されて中空部側に弾性変位する突条をパツキン
全周に設けるとともに、上記突条の両側には、それぞれ
上記突条よりも高さが低く、かつ上記突条が相手側の面
に押されて中空部側に弾性変位したときにこの突条とと
もに相手側の面に接する接触部をパツキン全周に設けた
ものである。
従って本考案によれば、蓋体を閉じた通常の状態では突
条と接触部とが同時に接することができるためきわめて
良好な密封性が得られる。
また、仮にパツキンの一部に浮き気味の部分を生じても
、この部位の突条が元の形状に弾性的に復元しようとし
て相手側の面に接するため、パツキン全周にわたり良好
に密封することができる。
このためたとえばタオル蒸し器に使用した場合には熱損
失がきわめて少なくなり、しかも容器本体内のタオルを
均一に暖めることができるなどの効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示し、第1図はタオル蒸し
器の正面図、第2図は一部切欠して示す側面図、第3図
および第4図はそれぞれ異なった状態を示す第2図II
I部分の拡大図、第5図は回路図である。 ′1・・・・・・容器本体、10・・・・・・
蓋体、13・・・・・・パツキン、13a・・・・・・
密封面、14・・・・・・突条。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 容器本体にその開口部を開閉自在に閉塞する蓋体を枢着
    し、上記容器本体と蓋体のいずれか一方に、これらの間
    に介在されて容器本体内を密閉するパツキンを取付けた
    密閉容器において、上記パツキンは内部に中空部を有じ
    、かつこのパツキンの相手側の面と接する密封面には、
    この密封面のほぼ中央部に位置し相手側の面に当接した
    状態においてこの面に押されて中空部側に弾性変位する
    突条をパツキンの全周に設けるとともに、上記突条の両
    側には、それぞれ上記突条よりも高さが低く、かつ上記
    突条が相手側の面に押されて中空部側に弾性変位したと
    きこの突条とともに相手側の面に接する接触部をパツキ
    ンの全周に設けたことを特徴とする密封容器。
JP11179478U 1978-08-15 1978-08-15 密閉容器 Expired JPS5922041Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11179478U JPS5922041Y2 (ja) 1978-08-15 1978-08-15 密閉容器

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JP11179478U JPS5922041Y2 (ja) 1978-08-15 1978-08-15 密閉容器

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Publication Number Publication Date
JPS5527690U JPS5527690U (ja) 1980-02-22
JPS5922041Y2 true JPS5922041Y2 (ja) 1984-07-02

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ID=29059990

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11179478U Expired JPS5922041Y2 (ja) 1978-08-15 1978-08-15 密閉容器

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6080613A (ja) * 1983-10-12 1985-05-08 Kubota Ltd 除塵機の運転方法
CA2268042A1 (en) * 1999-04-06 2000-10-06 Scican, A Division Of Lux & Zwingenberger Ltd. Apparatus and method for steam sterilization of medical and dental instruments

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JPS5527690U (ja) 1980-02-22

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