JPS5921931Y2 - 車両用エアコンデイシヨナ - Google Patents

車両用エアコンデイシヨナ

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JPS5921931Y2
JPS5921931Y2 JP3459180U JP3459180U JPS5921931Y2 JP S5921931 Y2 JPS5921931 Y2 JP S5921931Y2 JP 3459180 U JP3459180 U JP 3459180U JP 3459180 U JP3459180 U JP 3459180U JP S5921931 Y2 JPS5921931 Y2 JP S5921931Y2
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JP
Japan
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air
heat
heat pipe
outlet
heat exchanger
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Expired
Application number
JP3459180U
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English (en)
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JPS56136804U (ja
Inventor
健三 平嶋
Original Assignee
日産自動車株式会社
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Publication date
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Priority to JP3459180U priority Critical patent/JPS5921931Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は車両用ニアコンディショナに関するものであ
る。
従来の車両用ニアコンディショナとしては、例えば、ニ
ラサンサービス周報第340号にッサンスカイライン、
昭和52年8月発行)第345頁に開示され第1図に示
すようなものがある。
即ちこの車両用ニアコンディショナAはエアインテーク
ドア1を介し外気取入口2や内気取入口3より内外気を
選択して吸込むファン4、吸込んだ空気を冷風にするエ
バポレータ5、エバポレータ5よりの冷風の流れを振り
分けるエアミックスドア6、冷風の一部を暖風化すると
ヒータコア7、インスト吹出口8を開閉するベントドア
9、フロア吹出口10、11を開閉するフロアドア12
、エアミックスのため冷風や暖風を導くバイパス通路1
3、そしてデフロスタ−ノズル(図示せず)への吹出口
14等を備えている。
しかしながら、このような従来の車両用ニアコンディシ
ョナAにあっては、エバポレータ5から出た冷風とヒー
タコア7より出た暖風を十分にエアミックスさせて吹出
すには難しい構造、つまりエアミックスチャンバのスペ
ースを十分に確保し難い構造となっていたため、吹出し
風温の調整が難しく、しかもニアコンディショナのユニ
ット単体特性でこの風温調整を行なうようにするとユニ
ット内の空気の流れを良くするためにガイドベーン(図
示せず)を備える必要があり、この場合風温調整が一応
できてもガイドベーンの存在に因り吹出し総風量が減少
するという不具合があった。
そこで本考案者はヒートパイプ熱交換器に注目し、これ
をヒータコアやエバポレータ等に採用すれば熱交換を効
率良く行なうことができると共に風温調整も容易である
との知見を得たので、ヒータコアやエバポレータにヒー
トパイプ熱交換器を用いることを先に提案した。
この考案は先の提案を更に改良し、ヒートパイプ熱交換
器の温度分布特性をニアコンディショナのユニット同各
吹出口との相対的な位置関係に応じて調整することによ
り、上記不具合を解決すると共に一層効率のよい風温調
整ができる車両用ニアコンディショナを提供せんとする
ものである。
以下、この考案を図面に基づいて説明する。
第2図及び第3図は、この考案の一実施例を示す図であ
る。
まず構成を説明すると、この車両用ニアコンディショナ
Bには、ヒータコア15としてヒートパイプ熱交換器1
6が採用されている。
ファン17、エアインテークドア18、エバポレータ1
9、ベントドア20、フロアドア21.並びにインスト
吹出口22、フロア吹出口23.24、デフロスタ−用
の吹出口25等の各吹出口は、従来のものと同様なので
以下ではその説明を省略する。
ヒートパイプ熱交換器16は、熱源となる密封体部26
、この密封体部26より外部へ貫通突出させた複数本の
ヒートパイプ27、及び密封体部26に取付けた熱源へ
の流体(例えば温水)の出入口28゜29を備えている
ヒートパイプ27の突出している部分は空気側熱交換部
30を構成するものであり、第2図で示すようにエアコ
ンユニット31内の空気路32にこの空気側熱交換部3
0は露出するようにして位置決めされることになる。
そして、空気側熱交換部30を構成しているヒートパイ
プ27の内、一部ヒートパイプ33は各吹出口22.2
3.24.25との相対的位置関係に応じ偏在させて配
置するものである。
即ち、一部ヒートパイプ33は他のヒートパイプ34が
いわば「密」の状態で配置しであるのに対し「疎」の状
態で配置され、「密」のヒートパイプ34から偏在して
いる。
そして、図示の例では「疎」に配置された一部ヒートパ
イプ33の熱交換の効率低下を補なうために、このヒー
トパイプ33には放熱フィン35を他のヒートパイプ3
4の放熱フィン36より多く設けている。
このようにして、第3図中、左側のヒートパイプ34と
右側のヒートパイプ33のヒートパイプ配列を偏在させ
て変えることにより、ヒータコア15の左右吹出し温度
分布を調整するものである。
次に作用を説明する。
ファン17はエアインテークドア18を介し内外気を選
択して吸込みエバポレータ19がその吸込み空気を冷風
とする。
次いで、この冷風はヒータコア15として備えたヒート
パイプ熱交換器16の空気側熱交換部30を通過する。
この空気側熱交換部30には一部ヒートパイプ33を他
のヒートパイプ34に対して偏在させたヒートパイプ2
7が臨んでおり、且つヒートパイプ27の下方は密封体
部26内にあって流体(例えば温水)と接触しているた
め、空気側熱交換部30を通過することにより冷風は熱
交換して暖風となる。
そして一部ヒートパイプ33が偏在していることより、
第3図で示す空気側熱交換部30を一つの面と想定すれ
ば、面の左側と右側を通る空気は各々適温具つ温度ムラ
のない吹出し空気になると共に全体の吹出し温度分布は
左右で調整されたものとなる。
従って、パイレベルモード時に必要な吹出し温度分布、
即ちインスト吹出口22より風温を冷やし気味にして吹
出し、又、フロア吹出口23゜24より風温を暖かめに
して吹出すことのできる吹出し温度分布を得るには不ン
スト吹出口22に近い方のヒートパイプの一部を前述の
如く偏在しておけばよいことになる。
第4図には他の実施例を示す。
この実施例はヒートパイプの一部を所望の吹出口の近く
に位置するよう偏在せしめたものである。
即ち、熱源としての密封体部37から取出すヒートパイ
プ38の内、一部ヒートパイプ39の空気側熱交換部4
0を吹出口41の近くに偏在・配置したヒートパイプ熱
交換器42を示すもので、このようなヒートパイプ熱交
換器42を第2図で説明したヒータコア15に採用する
ことによって、先の実施例に比べ各吹出口の風温調整幅
をより一層大きくすることができるものである。
第5図には、更に他の実施例を示す。
この実施例は一部のヒートパイプに電気流体ヒートパイ
プを用いたものである。
即ち、熱源としての密封体部43より取出すヒートパイ
プ劇の内、一部ヒートパイプ45を偏在・配置し、この
一部ヒートパイプ45に「電気流体ヒートパイプ」を採
用するものである。
図中、46は電源をそして47は電圧調整器を示す。
尚一部ヒートパイプ45以外の他のヒートパイプにも電
気流体ヒートパイプを採用することは勿論可能である。
作用を説明すると、電源46からの印加電圧を電圧調整
器47にて変化することで電気流体ヒートパイプの熱特
性を可変にし、この電気流体ヒートパイプを採用した一
部ヒートパイプ45と接触する空気の熱交換の度合を調
整自在にするので、このようなヒートパイプ熱交換器4
8を第2図で示したヒータコア15に採用するようにす
れば、先の実施例に比べて吹出し風温調整が特に容易に
できる。
尚、第4図で示した一部ヒートパイプ39に「電気流体
ヒートパイプ」を採用することも十分可能である。
第6図には更に他の実施例を示す。
この実施例は、ヒータコア15にヒートパイプ熱交換器
16.42.48を用いた先の各実施例(第2図〜第5
図)と異なり、ヒータコア49とエバポレータ50を並
列的に設け、双方にヒートパイプ熱交換器を用いるよう
にし、且つ各々のヒートパイプ熱交換器の一部ヒートパ
イプをインスト吹出口51゜フロア吹出口52.53等
の各吹出口との相対的な位置関係に応じ偏在させて配置
したものである。
ヒータコア49及びエバポレータ50に採用する、一部
ヒートパイプを偏在させたヒートパイプ熱交換器として
は、第3図〜第5図で説明したヒートパイプ熱交換器1
6.42.48を用いることができる。
尚、その他の構成については第2図の車両用ニアコンデ
ィショナと同様なので、説明は省略する。
この実施例に係かる車両用ニアコンディショナCは「パ
ラレルエアミックスタイプ」として知られたタイプのも
のと同様なので、その作用もこれと略同様のものとなる
が、前述のヒータコア49及びエバポレータ50は、採
用したヒートパイプ熱交換器が各吹出口との相対的な位
置関係に応じて偏在・配置した一部ヒートパイプ〔例え
ば33.39゜45〕を有するので、適温にして温度ム
ラのない吹出し空気を調整された温度分布に於いて吹出
すものである。
以上説明してきたように、この考案によれば、その構成
をヒートパイプ熱交換器の一部ヒートパイプを各吹出口
との相対的位置関係に応じ偏在させて配置するものとし
たため、パイレベル吹出しモード時のインスト及びフロ
ア吹出し風温の調整が容易となり、従来の如く風温調整
のためにガイドベーンを設ける必要もないので上記風温
調整により吹出し総風量が減少することもないという効
果が得られる。
そして、各実施例は、それぞれ上記共通の効果に加えて
、更に、各吹出口の風温調整幅を大きくとることができ
、又吹出口の風温調整をより一層容易にできるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の車両用ニアコンディショナの一例を示す
全体説明図、第2図は本考案に係かる車両用ニアコンデ
ィショナの一実施例を示す全体説明図、第3図はヒート
パイプ熱交換器の概略正面図、第4図はヒートパイプ熱
交換器の他の実施例を示す概略正面図、第5図はヒート
パイプ熱交換器の更に他の実施例を示す概略正面図、そ
して第6図は車両用ニアコンディショナの他の実施例を
示す全体説明図である。 図中、19.50・・・・・・エバポレータ、15.4
9・・・・・・ヒータコア、22.51・・・・・・イ
ンスト吹出口、23,24,52゜53・・・・・・フ
ロア吹出口、16.42.48・・・・・・ヒートパイ
プ。 熱交換器、33.39・・・・・・偏在させた一部ヒー
トパイプ、45・・・・・・偏在させた電気流体型の一
部ヒートパイプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ヒートパイプ熱交換器を用いる車両用ニアコンディショ
    ナに於いて、ヒートパイプ熱交換器の一部ヒートパイプ
    をインスト吹出口、フロア吹出口等の各吹出口との相対
    的位置関係に応じ偏在させて配置したことを特徴とする
    車両用ニアコンディショナ。
JP3459180U 1980-03-18 1980-03-18 車両用エアコンデイシヨナ Expired JPS5921931Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3459180U JPS5921931Y2 (ja) 1980-03-18 1980-03-18 車両用エアコンデイシヨナ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3459180U JPS5921931Y2 (ja) 1980-03-18 1980-03-18 車両用エアコンデイシヨナ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56136804U JPS56136804U (ja) 1981-10-16
JPS5921931Y2 true JPS5921931Y2 (ja) 1984-06-30

Family

ID=29630230

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JP3459180U Expired JPS5921931Y2 (ja) 1980-03-18 1980-03-18 車両用エアコンデイシヨナ

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JPS56136804U (ja) 1981-10-16

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