JPS59219279A - 血小板凝集阻止剤 - Google Patents
血小板凝集阻止剤Info
- Publication number
- JPS59219279A JPS59219279A JP9381883A JP9381883A JPS59219279A JP S59219279 A JPS59219279 A JP S59219279A JP 9381883 A JP9381883 A JP 9381883A JP 9381883 A JP9381883 A JP 9381883A JP S59219279 A JPS59219279 A JP S59219279A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- alpha
- platelet aggregation
- tocopherol
- acid
- linolenic acid
- Prior art date
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- Granted
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- Pyrane Compounds (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
1、発明の背恩
技術分野
本’A 明ハα−リルン酸α−トコフェロールエステル
およびそれを用いた血小板凝集阻止剤に関するものであ
る。本発明によって提供されるα−リルン酸α−トコン
エロールエステルは新規化合物であって、強力な血小板
凝集作用が見い出された。従って血小板凝集に起因する
疾患即ち血栓症の予防に有効である。また、血小板の凝
集は、ガンの転移にも関与しているといわれておシ、本
発明の化合物はガン転移の予防効果も有する。
およびそれを用いた血小板凝集阻止剤に関するものであ
る。本発明によって提供されるα−リルン酸α−トコン
エロールエステルは新規化合物であって、強力な血小板
凝集作用が見い出された。従って血小板凝集に起因する
疾患即ち血栓症の予防に有効である。また、血小板の凝
集は、ガンの転移にも関与しているといわれておシ、本
発明の化合物はガン転移の予防効果も有する。
先行技術
α−リルン酸は大豆油等の植物油に含まれている必須脂
肪酸であシ重要な化合物である。
肪酸であシ重要な化合物である。
α−トコフェロールは小麦胚芽に含まれていることが知
られているビタミンEである。
られているビタミンEである。
本発明者はα−リルン酸α−トコフェロールエステルを
合成し、これの薬理活性を鋭意研究したところ、α−リ
ルン酸α−トコフェロールエステルが優れた血小板凝集
抑制作用を有することを見い出し本発明を完成するに至
った。
合成し、これの薬理活性を鋭意研究したところ、α−リ
ルン酸α−トコフェロールエステルが優れた血小板凝集
抑制作用を有することを見い出し本発明を完成するに至
った。
■0発明の目的
本発明は血小板凝集阻止作用を有するα−リルン酸α−
トコフエロールエステルオヨヒソれを用いた血小板凝集
阻止剤を提供することを目的とする。心筋梗塞や脳血栓
のような血栓症は、近年成人病の中で大きな割合を占め
るに至っており、これを有効に予防する薬剤の出現が強
く望まれている。
トコフエロールエステルオヨヒソれを用いた血小板凝集
阻止剤を提供することを目的とする。心筋梗塞や脳血栓
のような血栓症は、近年成人病の中で大きな割合を占め
るに至っており、これを有効に予防する薬剤の出現が強
く望まれている。
本発明はさらにガン転移予防剤として有用なα−リルン
酸α−トコフェロールエステルを提供することを目的と
する。
酸α−トコフェロールエステルを提供することを目的と
する。
■0発明の詳細な説明
本発明の目的は以下の各項に示す構成によって達成され
る。
る。
(1) α−リルン酸α−トコフェロールエステルで
ある化合物。
ある化合物。
(2) α−リルン酸α−トコフェロールエステルを
用いた血小板凝集阻止剤。
用いた血小板凝集阻止剤。
本発明のα−リルン酸α−トコフェロールエステルは、
α−リルン酸またはその反応性誘導体とα−トコフェロ
ールを反応させることにより製造される。
α−リルン酸またはその反応性誘導体とα−トコフェロ
ールを反応させることにより製造される。
α−リルン酸をそのまま用いた場合には、α−リルン酸
とα−トコフェロール、!fN 。
とα−トコフェロール、!fN 。
N′−ジシクロへキシルカルボジイミド、2−ノロロー
1−メチルヒリシニウムP−トルエンスルホン酸塩等の
縮合剤存在下に反応させる。
1−メチルヒリシニウムP−トルエンスルホン酸塩等の
縮合剤存在下に反応させる。
また、α−リルン酸の反応誘導体としてα−リルン醜N
−ヒドロキシスクシンイミドエステルを用いる場合には
、ナトリウムヒドリド存在下にα−トコフェロールと反
応させる。
−ヒドロキシスクシンイミドエステルを用いる場合には
、ナトリウムヒドリド存在下にα−トコフェロールと反
応させる。
本発明のα−リルン酸α−トコフェロールは血栓症予防
剤またはカン転移予防剤として使用され、投与量は成人
1日150η〜1500 qであり、必要によ91〜3
回に分けて投与する。
剤またはカン転移予防剤として使用され、投与量は成人
1日150η〜1500 qであり、必要によ91〜3
回に分けて投与する。
投与方法は経口投与が望ましいが、静注も可能である。
本発明の化合物は通常の方法で製剤担体あるいは賦形剤
と混合され、錠剤、散剤、カプセル剤、顆粒剤に製剤化
される。担体あるいは賦形剤の例としては炭酸カルシウ
ム、リン酸カルシウム、でんぷん、蔗糖、乳糖、タルク
、ステアリン酸マグネシウム等があけられる。本発明の
化合物は、上記の固形剤の他に、油性懸濁剤。
と混合され、錠剤、散剤、カプセル剤、顆粒剤に製剤化
される。担体あるいは賦形剤の例としては炭酸カルシウ
ム、リン酸カルシウム、でんぷん、蔗糖、乳糖、タルク
、ステアリン酸マグネシウム等があけられる。本発明の
化合物は、上記の固形剤の他に、油性懸濁剤。
シロップのような液剤とすることもできる。
本発明の化合物をサイクロテキストリンで包接して安定
化することもできる。
化することもできる。
次に実施例および試験例を示して本発明をさらに具体的
に説明する。
に説明する。
実施例
アルゴン雰囲気下、無水1,2−ジクロルエタン15−
にα−リルン酸500 jlvを溶解し、室温にて4−
ジメチルアミノピリジン22り、ジシクロへキシルカル
ボジイミド409 ff117 、α−トコフェロール
852η(1,2−ジクロルエタン3rnlに溶解)を
順に加えた。室温にて一夜反応させた後、生じた沈澱を
濃過してからジクロルメタンで3回抽出、水洗した。芒
硝乾燥後溶媒を留去し、残渣1121■を得た。これを
シリカゲルによるカラムクロマトグラフィーに付しヘキ
サン・ベンゼン2:1溶出分よシα−リルン酸α−トコ
フェロールエステル463I+vt−得り。コノモのの
物理化学的テークは以下の通シである。
にα−リルン酸500 jlvを溶解し、室温にて4−
ジメチルアミノピリジン22り、ジシクロへキシルカル
ボジイミド409 ff117 、α−トコフェロール
852η(1,2−ジクロルエタン3rnlに溶解)を
順に加えた。室温にて一夜反応させた後、生じた沈澱を
濃過してからジクロルメタンで3回抽出、水洗した。芒
硝乾燥後溶媒を留去し、残渣1121■を得た。これを
シリカゲルによるカラムクロマトグラフィーに付しヘキ
サン・ベンゼン2:1溶出分よシα−リルン酸α−トコ
フェロールエステル463I+vt−得り。コノモのの
物理化学的テークは以下の通シである。
IRν社gt3t (cm ’) 11175511
460 。
460 。
1380 、1155 、1100 cm ”NMR(
CDC2a )δ(PPffl) : 5.30(6
H、bt J=5H2)j2.77(4H,bt J=
5.5Hz) 、2.53(4H,btJ=6Hz)
、2.05(3H,bs)、1.97(3H。
CDC2a )δ(PPffl) : 5.30(6
H、bt J=5H2)j2.77(4H,bt J=
5.5Hz) 、2.53(4H,btJ=6Hz)
、2.05(3H,bs)、1.97(3H。
bs)、1.94(3H,be)、1.20(3H,s
)。
)。
0.93(3H,btJ=7.5Hz)、0.83(1
2H。
2H。
bdJ=7Hz)
mass m/z 690 (分子イオンビーク)4
30 、203 、165 試験例 血小板凝集抑制作用 3.8%クエン醸ナナトリウム溶液1容)を入れた注射
器を用いてウサギ頚動脈よシ9容の血液を採取する。該
血液よシ遠心分離し、血小板に富む血漿(PRP:50
万個/μt)を得る。
30 、203 、165 試験例 血小板凝集抑制作用 3.8%クエン醸ナナトリウム溶液1容)を入れた注射
器を用いてウサギ頚動脈よシ9容の血液を採取する。該
血液よシ遠心分離し、血小板に富む血漿(PRP:50
万個/μt)を得る。
tl、 PRP 250μtをキュベツトに入れ、37
℃恒温槽で2分間加温し、検体の溶液(1,4X10”
−”Mエタノール溶液をトリス緩衝等張食塩水溶液−生
理食塩水(1:3)で希釈〕20μtを加えて3分間イ
ンキュベートした後、凝集惹起剤であるアラキドン酸溶
液あるいはコラゲン溶液lOμtを加え、抑小板凝集を
測定した。アラキドン酸(100μM)によって誘起さ
れる血小板凝集に対するα−リルン酸α−トコフェロー
ルエステルの50チ抑制濃度(ICso)は7.0X1
0 ’ Mであった。コラゲン(15μ?/コ)によっ
て誘起される血小板凝集に対するα−リルン酸α−トコ
フェロールエステルのIC5oは3.lX10−’IV
Iであった。
℃恒温槽で2分間加温し、検体の溶液(1,4X10”
−”Mエタノール溶液をトリス緩衝等張食塩水溶液−生
理食塩水(1:3)で希釈〕20μtを加えて3分間イ
ンキュベートした後、凝集惹起剤であるアラキドン酸溶
液あるいはコラゲン溶液lOμtを加え、抑小板凝集を
測定した。アラキドン酸(100μM)によって誘起さ
れる血小板凝集に対するα−リルン酸α−トコフェロー
ルエステルの50チ抑制濃度(ICso)は7.0X1
0 ’ Mであった。コラゲン(15μ?/コ)によっ
て誘起される血小板凝集に対するα−リルン酸α−トコ
フェロールエステルのIC5oは3.lX10−’IV
Iであった。
■6発明の作用効果
本発明によれは崩栓症予防効果およびガン転移予防効果
を有するα−リルン酸α−トコフエロールエステルカ提
供サすル。
を有するα−リルン酸α−トコフエロールエステルカ提
供サすル。
本発明の上記化合物は、アラキドン酸あるいはコラゲン
によって誘起される崩小板凝集作用を顕著に抑制するの
で、心筋梗塞等の血小板凝集の関与する血栓に起因する
種々の血栓症の予防剤として使用することができる。ま
た、ガンの転移には血小板凝集が関与しているので、本
発明の上記化合物はガン転移予防剤としても使用するこ
とができる。
によって誘起される崩小板凝集作用を顕著に抑制するの
で、心筋梗塞等の血小板凝集の関与する血栓に起因する
種々の血栓症の予防剤として使用することができる。ま
た、ガンの転移には血小板凝集が関与しているので、本
発明の上記化合物はガン転移予防剤としても使用するこ
とができる。
さらに、本発明によれは、α−リルン酸α−トコフェロ
ールエステルの製造方法が提供すれる。
ールエステルの製造方法が提供すれる。
出願人 チル七株式会社
Claims (2)
- (1) α−リルン酸α−トコフェロールエステルで
ある化合物。 - (2) α−リルン酸α−トコフェロールエステルを
用いた血小板凝集阻止剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9381883A JPS59219279A (ja) | 1983-05-27 | 1983-05-27 | 血小板凝集阻止剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9381883A JPS59219279A (ja) | 1983-05-27 | 1983-05-27 | 血小板凝集阻止剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59219279A true JPS59219279A (ja) | 1984-12-10 |
JPH0153849B2 JPH0153849B2 (ja) | 1989-11-15 |
Family
ID=14092973
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9381883A Granted JPS59219279A (ja) | 1983-05-27 | 1983-05-27 | 血小板凝集阻止剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59219279A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2825088A1 (fr) * | 2001-05-25 | 2002-11-29 | Derma Dev | Nouveaux esters de tocopherol, leurs procedes d'obtention et leurs utilisations |
CN103833721A (zh) * | 2013-04-24 | 2014-06-04 | 余竹焕 | 一种α-亚麻酸天然VE酯的制备方法 |
-
1983
- 1983-05-27 JP JP9381883A patent/JPS59219279A/ja active Granted
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2825088A1 (fr) * | 2001-05-25 | 2002-11-29 | Derma Dev | Nouveaux esters de tocopherol, leurs procedes d'obtention et leurs utilisations |
CN103833721A (zh) * | 2013-04-24 | 2014-06-04 | 余竹焕 | 一种α-亚麻酸天然VE酯的制备方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0153849B2 (ja) | 1989-11-15 |
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