JPS5921921Y2 - 自転車用車輪 - Google Patents

自転車用車輪

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Publication number
JPS5921921Y2
JPS5921921Y2 JP8445880U JP8445880U JPS5921921Y2 JP S5921921 Y2 JPS5921921 Y2 JP S5921921Y2 JP 8445880 U JP8445880 U JP 8445880U JP 8445880 U JP8445880 U JP 8445880U JP S5921921 Y2 JPS5921921 Y2 JP S5921921Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rim
spoke
cross
spokes
section
Prior art date
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Expired
Application number
JP8445880U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5752302U (ja
Inventor
昌巨 村上
昭治 印枚
正城 橋本
Original Assignee
新家工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 新家工業株式会社 filed Critical 新家工業株式会社
Priority to JP8445880U priority Critical patent/JPS5921921Y2/ja
Publication of JPS5752302U publication Critical patent/JPS5752302U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、自転車用車輪、特に中空断面のリムを用いた
自転車用車輪に関する。
自転車に於いては1.走行中の空気抵抗は大きく、その
大半は乗員の空気抵抗であるが、車輪の空気抵抗も無視
できない。
特に高速走行中に著しいものとなる。
通常の車輪では第3図に示すような構造が採用され、リ
ム断面形状自体による空気抵抗及びリム1から突出した
スポークニップル2,2による空気抵抗も無視できない
すなわち、自転車用走行時に於いて、車輪3の周縁部及
びスポークニップル2,2は第4図の如くサイクロイド
曲線を描く。
従って、これらリム断面部分及びスポークニップル2,
2等は、走行速度に倍加された移動速度を持つことから
なるからである。
このうち、スポークニップルについての抵抗はこれをリ
ム断面内に内蔵するか又はこの突出量を小さくすること
により低減でき、かかる構成が、実公昭47−2884
0号公報に開示されている。
他方、リム断面による空気抵抗の低減については、実公
昭28−12918号公報に開示されたリム断面の採用
が有効となる。
ツム断面による空気抵抗の低減と共に軽量化さらには高
強度化を図るうえでは、前記後者のリムを金属製の中空
断面のリムとすることが考えられるが、これに、前者の
スポークニップル支持構造を採用した場合には軽量化の
点で不十分である。
リムの円周方向全域にわたって補強部材が内蔵されるこ
ととなり、中空断面のリムとしたことの軽量化の効果が
半減されるからである。
本考案は、略三角形状の中空断面のリムを用いた車輪の
軽量化を□図るため、スポークニップルに当、接部の補
強部材を小さくできるようにすることをその課題とする
上記課題を解決するための本考案の技術的手段は、リム
の内周側頂部にスポーク挿通用の透孔を所定のピッチで
設け、この内周側頂部に内装する断面形状で且上面にス
ポークニップル当接用凹部を形式した座金に各スポーク
ニップルを挿通させて各スポークの外側端部をリム内周
側に止着するようにしたことである。
本考案の上記技術手段相互は次のように作用する。
スポークニップルは、略三角形状の中空断面のリムの頂
部に内装する座金を介してリムの内周側に止着され、こ
の時、スポークに生ずる張力は、スポークニップル→座
金→リムの経路でリムに伝わる。
前記座金はスポークニップル又はスポーク挿通用の透孔
近傍のリム内壁に当接するだけであるが、座金の外周面
とリム断面とは内装状態にあるから、前記スポークの張
力は分散されてリムに作用する。
上記技術手段相互は、前記のように作用するから、本考
案は次の特有の効果を有する。
座金は透孔近傍の範囲でリムに内装するだけであるから
、この座金の重量割合は極端に小さく、リムの全体の重
量が軽くできる。
また、スポークニップルは小さな座金を介してリムの内
周側頂部に当接するが、座金の外周面とリム断面の内面
側とは密接するから、スポークからの張力が分散されて
リム内面に伝わることとなり、スポークの張力によりリ
ム断面が部分的に変形する心配がない。
以下、本考案の実施例を図面に従って説明する。
本考案実施例の車輪は、第1図の如き断面のリム1を用
いて構成され、該リムは、内周縁に向って滑らかに変化
する略三角形状の断面を持ち、内周端縁は前記三角形状
の頂部4となり、他方、外周面は、タイヤ5の断面形状
に適合する凹部6となっている。
リム1の内周縁となる頂部4及び外周面となる凹部6に
は、適宜ピッチで透好7,8が穿設され、一方の頂部4
に穿設した透孔7,7はスポーク9の直径に適合させ、
他方の透孔8,8は前記透孔7.7より大きく設定して
スポークニップル2゜2及び座金10.10等を該透孔
8,8から挿入可能にし、加えて、透孔7,8の各組は
バブの(図示せず)左右のツバに向って同軸上に配設さ
れている。
前記スポークニップル2,2は、スポーク9゜9の先端
部に螺合されるが、従来のスポークニップルと異なり、
外側端部を角軸部11となしそれに続けて内側に球状頭
部12を形成したものであり、これの対応する座金10
は、第2図の如く、頂部4内面に適合する外側面を持ち
、上面に、これに貫通させた透孔13を中心とする球状
凹部14を形成し、該球状凹部が前記球状頭部と適合す
るようにしである。
上記した構造の車輪は、バブ(図示せず)にスポーク9
,9の一端を挿通させて、他端をリム1の頂部4に形成
した透孔7,7に挿通させ、爾後、凹部6に形成した透
孔8,8から座金10、スポークニップル2をスポーク
9の先端ネジ部に装着し、該スポークニップルをねじ締
めすると、第1図の如く、スポーク9がリム1とバブ間
に張設される。
この作業をすべてのスポークについて行えば、車輪が完
成する。
この場合、座金10はリム1の頂部4内面の形状に適合
してこれにスポークニップル2が対応することとなり、
スポーク9とリム1とが確実に連結される。
また、リム断面内にスポークニップル2,2が収容され
るため、走行時に於ける該スポークニップルによる空気
抵抗は無くなると共に、他方、リム断面が略三角形状で
しかも半径方向の幅が十分なものとなるため、リム1の
縦方向強度が増大したものとなり、スポーク本数の減少
が可能となってこの点からも空気抵抗の減少が図られる
第5図に示す実験装置は、一対の車輪を回転中心15を
はさんで定着させ、該中心軸に原動機を伝動させてこれ
により車輪3,3を公転させた時の前記原動機の所要動
力値により空気抵抗を比較するようにしたものであるが
、これによれば、50 km/hの走行速度に対応する
公転速度を得るに要する動力値は、従来例では、125
ワツト、本考案実施例の車輪では110ワツトとなり、
空気抵抗の減少が実験的に検証された。
尚、図示実施例の場合には、リム1の断面側部をタイヤ
断面に滑らかに連続する曲線で構相し、タイヤ及びリム
断面が略卵形を形成するようにしたから、第6図の如く
、走行時の車輪進行に際しこれらが流線形となり、この
点からも空気抵抗の減少が図られたものとなっている。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の要部断面図、第2図は座金10
の斜視図、第3図は従来例の要部断面図、第4図は車輪
走行時の周辺部の移動軌跡を示す説明図、第5図は実験
装置の説明図、第6図は空気流と車輪周辺部との関係を
示す説明図であり、図中、1・・・・・・リム、2・・
・・・・スポークニップル、4・・・・・・頂部、 9・・・・・・スポーク。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内周側を頂部とする略三角形状の中空断面のリムにスポ
    ークを張設する形式の車輪に於いて、リムの内周側頂部
    にスポーク挿通用の透孔を所定のピッチで設け、この内
    周側頂部に内接する断面形状で且上面にスポークニップ
    ル当接用凹部を形式した座金に各スポークニップルを挿
    通させて各スポークの外側端部をリム内周側に止着する
    ようにした自転車用車輪。
JP8445880U 1980-06-16 1980-06-16 自転車用車輪 Expired JPS5921921Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8445880U JPS5921921Y2 (ja) 1980-06-16 1980-06-16 自転車用車輪

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8445880U JPS5921921Y2 (ja) 1980-06-16 1980-06-16 自転車用車輪

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5752302U JPS5752302U (ja) 1982-03-26
JPS5921921Y2 true JPS5921921Y2 (ja) 1984-06-30

Family

ID=29446749

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8445880U Expired JPS5921921Y2 (ja) 1980-06-16 1980-06-16 自転車用車輪

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Publication number Publication date
JPS5752302U (ja) 1982-03-26

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