JP2664363B2 - 車両用ホイール - Google Patents

車両用ホイール

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JP2664363B2 JP60237997A JP23799785A JP2664363B2 JP 2664363 B2 JP2664363 B2 JP 2664363B2 JP 60237997 A JP60237997 A JP 60237997A JP 23799785 A JP23799785 A JP 23799785A JP 2664363 B2 JP2664363 B2 JP 2664363B2
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久夫 戸塚
泉 藤田
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、中空なスポークを有する車両用ホイールに
係り、特にその中空内に溜まった水を効率よく確実に外
部に排出し、延いては、車両用ホイールの回転バランス
を一定に保つ効果が得られるようにした車両用ホイール
に関する。 (従来の技術) 車両用ホイールは、重量を軽くするため軽合金製のも
のが大勢を占めている。さらに、強度を保ちながら重量
を減らすため、スポークをハブ及びリムと一体的にした
内部が中空なものとした車両用ホイールが出現してい
る。 (発明が解決しようとする問題点) しかしながら、スポークの中空をディスク側に向って
開放したものとしたときは(本発明の実施例の説明で用
いる第2図の中空部2参照)、中空内には水が溜るので
スポークに水抜き孔を設けなければならない。 この水抜き孔として、車両用ホイール鋳造時のスポー
クの中空部を形成する中子支えとして残った中子支え用
孔を水抜き孔にしても、中空内に溜った水を順調に排出
させることができない。なぜならば、中空部を形成する
ための中子支えは、中子を効果的に支持できるようにす
るために、スポークの中間位置で支持されたり、あるい
は、スポークの回転方向側で支持されることがあるから
である。 すなわち、従来の中子支えを利用した水抜き孔の場合
は、スポークの中空部内における水の移動が考慮されて
いないため、効果的な水抜きができないという欠点があ
った。 例えば、車両の発進直後の中空部内の水は、車両用ホ
イールの回転に従って中空部内でハブ側とリム側とを行
き来し、水抜き孔を越えて移動してしまうという問題点
があった。また、車両が等速で運転されているときは、
中空部内の水は、リム側に押し付けられたままの状態と
なり、水抜き孔から順調に排出されないという問題点が
あった。そして、その結果、各スポーク毎に水の溜り具
合が異なり、ホイールバランスが崩れるというおそれが
あった。 そこで、本発明は、上記問題点を解消するためになさ
れたものであって、その目的は、車両用ホイールのスポ
ークに設けられている中空部から効果的に水抜きを行う
ことのできる車両用ホイールを提供することにある。 (問題点を解決するための手段) 本発明の車両用ホイールは、上記目的を達成するため
に、ハブ、リム及びこれらの間にスポークを有する車両
用ホイールであって、前記スポークは、内部に中空部を
有するとともに、その中空部を形成する壁を貫通して設
けられたその中空部と外部とを連通させる水抜き孔を有
し、その水抜き孔は、前記リム側で、かつ、前記車両用
ホイールの前進する回転方向に対して前側の位置に設け
られ、前記中空部内における前記水抜き孔に隣接する前
記ハブ側には、その中空部を形成する壁面から突出する
堰を設けた、ことを特徴としている。 (作用) 本発明に係る車両用ホイールは、上記構成により、車
両用ホイールが前進する方向に回転し始めるとスポーク
の中空部内の水は、スポークがハブを中心に回転するこ
とによりリム側に移動するとともに、車両の加速に伴っ
て中空部を形成しているスポークの回転方向の前側の壁
面側に移動する。 この水の移動する地点に水抜き孔が位置しているの
で、中空部内の水は水抜き孔を介して外部へ排出され
る。この際、上述の壁面をハブ側に向かうように移動す
る水は、堰によって堰き止められて水抜き孔に導かれ、
より効果的に水抜きが行われる。 (実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。第
1図は、一実施例に係る車両用ホイールの一部を切欠
き、さらに、その一部を断面で示した正面図、第2図
は、第1図のイ−イ線断面図である。 車両用ホイールWは、複数本(図示の例では6本)の
スポーク1,1…を有し、各スポーク1,1…は内部が中空部
2,2…にそれぞれ形成されている。各スポーク1,1…は、
同一構成であるので、以下、断面で示したスポーク1を
例に説明する。 スポーク1は、図示しない車両の車輪が装着されるハ
ブ3及びタイヤTの装着されるリム4間に、これらと一
体的に構成されている。すなわち、スポーク1、ハブ3
及びリム4は鋳造により作られ、したがって、中空部2
は、鋳造時の中子によって作られる。なお、図1中、4a
は、図2では省略されているが、タイヤTに空気を供給
するためのバルブ(図示せず)の取付孔である。 図中、5は、中空部2内と外部(外気)とを連通する
開孔からなる水抜き孔であって、中空部2を形成すると
きの中子支え又は孔あけ加工によって作ることができ
る。 この水抜き孔5は、リム4側で、かつ、中空部2を形
成する一つの壁面である車両用ホイールWの前進する回
転方向の回転(図1の矢印A参照)に対して前の壁面
(以下、「前壁面」という)2a側の位置で、さらに、そ
の中空部2を形成する、本発明の壁に当る一方の側壁2b
を貫通して設けられている。また、この水抜き孔5の開
口方向は、車両用ホイールWの回転軸心方向Sとほぼ同
方向となるように設けられている。 なお、水抜き孔5は、中空部2を形成する側壁2bと対
向する側壁2c(図2参照)に設けるようにしてもよい
が、この側壁2cは、車両用ホイールWの外側に位置して
いるので、車両用ホイールWの美観を損ねるので好まし
くない。 図中、6は中空部2内に設けられた堰であって、水抜
き孔5に隣接し、かつ、リム4側と反対側で上記前壁面
2aから突出するように、その前壁面2aと一体的に設けら
れている。 次に、水抜き孔5の水抜き作用について、第3図の説
明図をも用いて説明する。なお、この第3図は、右側に
示される車両用ホイールWほど前進する方向に回転が進
んだ状態を示している。 中空部2内に水aが入っている状態で、車両用ホイー
ルWが第1図及び第3図の矢印A方向に回転すると、水
aは、リム4側に移動するとともに、車両用ホイールW
の回転により前壁面2a側に移動する(図1の矢印参
照)。しかも、この水の前壁面2aに沿う移動は、堰6で
堰き止められる。 ところで、水抜き孔5は、中空部2の水の移動箇所に
設けられているので、この水抜き孔5から外部へ効果的
に排出することができる(第2図の矢印参照)。 特に、第3図に示される中空部2内の水aの移動は、
車両用ホイールWの前進する方向の回転当初に行われる
ので、水抜き孔5から効率よく排水することができる。
しかも、中空部2内で移動する水aは、堰6で堰き止め
られるので水抜き孔5からさらに効果的に排出すること
ができる。 上述のように、本実施例に係る車両用ホイールWは、
スポーク1の中空部2内の水を効果的に排水することが
でき、常時、ホイールバランスを正常に保つことができ
る。 また、スポークの中空部2内に水が溜まるのを防止で
きるので、腐蝕を効果的に防止することもできる。 (発明の効果) 本発明に係る車両用ホイールは、ハブ、リム及びこれ
らの間にスポークを有する車両用ホイールであって、前
記スポークは、内部に中空部を有するとともに、その中
空部を形成する壁を貫通して設けられたその中空部と外
部とを連通させる水抜き孔を有し、その水抜き孔は、前
記リム側で、かつ、前記車両用ホイールの前進する回転
方向に対して前側の位置に設けられて、前記中空部内に
おける水抜き孔に隣接するハブ側に、車両用ホイールの
回転方向と反対側のその中空部を形成する壁面(前壁
面)から突出する堰を設けたので、効果的に水抜きを行
うことができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の一実施例に係る車両用ホイールの一部
を切欠き、さらに、その一部を断面で示した正面図、第
2図は第1図のイ−イ線断面図、第3図は水抜き孔から
の水抜きの状態を説明するための説明図である。 1:スポーク,2:中空部,2a:本発明の壁面に当る前壁面, 2b:本発明の壁に当る側壁,3:ハブ,4:リム,5:水抜き孔,
6:堰, W:車両用ホイール,S:回転軸心

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.ハブ、リム及びこれらの間にスポークを有する車両
    用ホイールであって、 前記スポークは、内部に中空部を有するとともに、その
    中空部を形成する壁を貫通して設けられたその中空部と
    外部とを連通させる水抜き孔を有し、 前記水抜き孔は、前記リム側で、かつ、前記車両用ホイ
    ールの前進する回転方向に対して前側の位置に設けら
    れ、 前記中空部内における水抜き孔に隣接するハブ側には、
    その中空部を形成する壁面から突出する堰を設けた、 ことを特徴とする車両用ホイール。
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JP5113399B2 (ja) * 2007-02-05 2013-01-09 本田技研工業株式会社 車両用ホイール
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JPH0755601B2 (ja) * 1984-10-15 1995-06-14 ヤマハ発動機株式会社 二輪車用の鋳造車輪

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