JP3018937U - ホイル用排水フィン - Google Patents

ホイル用排水フィン

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JP3018937U
JP3018937U JP1995006386U JP638695U JP3018937U JP 3018937 U JP3018937 U JP 3018937U JP 1995006386 U JP1995006386 U JP 1995006386U JP 638695 U JP638695 U JP 638695U JP 3018937 U JP3018937 U JP 3018937U
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JP
Japan
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circumferential groove
inner circumferential
wheel
drainage
vehicle
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JP1995006386U
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English (en)
Inventor
一義 星野
Original Assignee
株式会社ホシノインパル
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  • Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車の雨中走行時にホイルの内周溝に溜ま
った水を、減速時や停止時に完全に排除し、自動車再走
行時の異常振動やハンドルぶれを防止することを目的と
する。 【構成】 裏リム5aに内周溝6を有する車両用ホイル
1aの該内周溝6内に取り付けられた堰状の板からなる
排水フィン8であり、好ましくは、排水フィン8の係止
端10を内周溝6の内側面または底面に取り付け、かつ
自由端11を前方あるいは後方に偏らせて傾斜した状態
に取り付ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は自動車等の車両用のホイルに取り付けるための新規な排水フィンに関 するものである。さらに詳しくは、車両が雨中を走行する場合に、リバースタイ プ3ピースホイルの裏リムの内周溝に溜まった雨水を、車両の減速時あるいは停 止時に排出するための排水フィンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、アルミニウム製の3ピース型ホイルには、図1(b)に示すようなノー マルタイプのものと図1(a)に示すようなリバースタイプのものがある。 通常、ノーマルタイプホイルには表側からタイヤを取り付ける。一方、リバー スタイプホイルには裏側からタイヤを取り付ける構造になっている。
【0003】 図面から解るように、リバースタイプホイル1aのディスク2aの直径は、ノ ーマルタイプホイル1bのディスク2bの直径よりも大きい。従って、リバース タイプホイルのディスクの方が外観を良好にすることができるので、より多く採 用されている。
【0004】 リバースタイプホイルに内周溝ができる理由は以下の通りである。すなわち、 これらの両タイプのホイルは、タイヤを取り付けるための外周溝(以下「ドロッ プ」という)3a、3bがあ。 例えば、リバースタイプのホイル1aにタイヤを取り付ける場合には、ホイル 1aの裏側から、タイヤの表側のビード(周縁部)をドロップ3aに落とし込み 、それからビードを表リム4aにはめ込む。その後、タイヤの裏側のビードを裏 リム5aにはめる。
【0005】 図1(b)に示すノーマルタイプホイル1bの場合には、ディスク2bの外径 が小さいのでドロップ3bは表リム4bと裏リム5bとの接合部付近に形成され ており、その部分から裏リム5bの直径は徐々に拡大されているので、ホイルの 内周面には溝が形成されない。 一方、リバースタイプホイル1aでは、ディスク2aの外径が大いので、表リ ム4aと裏リム5aとの接合部の直径も大きくなる。そのために、裏リム5aの 中央部を小径にしてドロップ3aを形成する。従って、ドロップ3aと表リム 4aと裏リム5aの接合部との間は直径が大きくなっており、ホイル1aの内側 から見ると溝状になった内周溝6が形成される。
【0006】 降雨時に自動車を走行させると、この内周溝6に雨水が溜まり、走行中は遠心 力で内周溝6内に環状に保持されている。自動車の走行を停止すると、大部分の 水はこぼれ落ちるが、図2に示すようにホイルの下部に水7が残る。この状態で 自動車を再度走行させると、水7は内周溝6内に均一に広がらずに、遍在してホ イルのバランスを崩し、異常振動やハンドルぶれの原因になる。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、上記のような車両ホイルのアンバランスによる異常振動やハンドル ぶれなどを防止することを目的とするものである。 更に、本考案の目的は、雨中走行中にホイルの内周溝に溜まった水を自動車の 減速時や停止時に強制的に排出することによって、ホイルの内周溝に残存する水 をなくし、自動車の再走行時に異常振動やハンドルぶれなどが起こらないように することを目的とするものである。 更に、本考案の目的は、構造が簡単で、低廉に製造でき、しかも取付けが簡単 な排水フィンを提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本考案においては、車両のホイルに以下に説明 するような排水フィンを取り付ける。 すなわち、本考案のホイル用排水フィンは、車両用ホイルの裏リムの内周溝内 に複数枚取り付けられた堰状の板からなるものである。 更に、本考案のホイル用排水フィンは、係止端を内周溝の内側面または底面に 取り付け、かつ自由端側を前方あるいは後方にして傾斜させた状態で取り付ける ことが好ましい。
【0009】
【作用】
自動車が雨中を走行している状態では、ホイルの内周溝に雨水が溜まるが、自 動車を停止し、あるいは減速した場合には、本考案の排水フィンを取り付けたホ イルは、内周溝内の水が慣性で前方へ送られて排水フィンに衝突して弾き飛ばさ れる。従って、内周溝内の水をその都度完全に排除することができる。 このような作用により、ホイルの内周溝に残存する水による再走行時の異常振 動やハンドルぶれを防止することができるという効果を有する。
【0010】
【実施例】
以下に、図示の実施例により本考案を更に説明する。 図3(a)、(b)および図4に示すように、排水フィン8を内周溝6の中に 取り付ける。 この排水フィン8は、板状の部材であって、リバースタイプホイル1aの内周 溝6内に堰状に傾斜させて取り付ける。
【0011】 排水フィン8の形状は、傾斜させて取り付けた状態で、内周溝6の底面および 側面にほぼ一致する形状で、かつ、高さが内周溝6とほぼ同等のものであるが、 これに限定されることなく、短冊形やそのた適宜の形状で、内周溝の断面を完全 に塞がずに邪魔板状にしてもよい。すなわち、自動車の停止時に、内周溝6に溜 まった水7が慣性によって前進して排水フィン8に衝突し、跳ね飛ばされるよう なものであればよい。
【0012】 排水フィン8を取り付ける方法は、例えば、図4に示すように、水平断面をL 字形にしてボルト9で取り付けることができる。また、その場合に、内周溝6と 排水フィン8の端縁部との間にすきまテープなどのクッション材を挟んで密着さ せることが好ましい。 また、排水フィン8の取り付け方法は、図示の例に限定されず、粘着テープ、 接着剤など適宜の手段を使用することができる。
【0013】 また、排水フィン8を取り付ける角度は、内周溝6の内側面に対して垂直でも よいが、通常は、フィン8の係止端10を内周溝6の内側面に取り付け、かつ自 由端11を前方あるいは後方にずらせて傾斜した状態に取り付ける。図示の例で は、走行中の風圧による剥離を防止する。自由端11を後方にずらせて傾斜させ て取り付けてあり、自動車の停車時には、図4に示すように、水7は慣性でフィ ン8の面に衝突し、リム5aの外側(図において右側)に跳ね飛ばされる。 上記の取付け傾斜角は30度から60度程度が好適である。
【0014】 排水フィン8を形成する材料は、木材、プラスチック、金属板等何れでもよく 、特に限定されるものではないが、就中、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリ スチレン、塩化ビニル、ABSなどのプラスチック材料が、軽量で、強靱であり 、かつ同様な形状のものを容易に量産できるので好ましい。
【0015】 以上に説明したような排水フィン8をホイル1aの内周溝6中に通常は3枚〜 5枚程度、等間隔に取り付けることによって、降雨時に自動車を走行させ、内周 溝に雨水が溜まって雨水が遠心力で内周溝内に環状に保持されていても、自動車 を減速すると、図3(b)および図4に示すように、円周溝6中の水7が矢印で 示すように排水フィン8に衝突し、跳ね飛ばされて完全に排水される。なお、図 3(b)中、1本の太い矢印は走行方向を示す。
【0016】 以上に説明したような本考案の排水フィンをホイルの内周溝に取り付けること によって、ホイルの内周溝中の水は常に排出されるので、自動車を再度走行さる ときに、異常振動やハンドルぶれなどを防ぐことができる。
【0017】
【考案の効果】 本考案のホイル用排水フィンは上記のような構成を有するので、以下のような 効果を奏する。
【0018】 (イ)自動車の雨中走行時にホイルの内周溝に溜まった水が、減速時に排水フ ィンに衝突して弾き飛ばされるので、内周溝内の水を完全に排除することができ 、再走行時の異常振動やハンドルぶれを防止することができる。 (ロ)排水フィンは、構造が簡単で、容易かつ低廉に製作でき、さらに取り付 けが簡単であるから、実用上多大な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図(a)はリバースタイプホイルの縦断面図で
あり、図(b)はノルマルタイプホイルの縦断面図であ
る。
【図2】図(a)はリバースタイプホイルの内周溝に雨
水が溜まったところを示す部分縦断面図であり、図
(b)は図(a)のb−b線における縦断面図である。
【図3】図(a)はホイルの内周溝にフィンを取り付け
た状態を示す部分縦断面図であり、図(b)は車両の減
速時に雨水が跳ね飛ばされる状態を示し、図(a)のb
−b線における縦断面図である。
【図4】ホイルの内周溝に排水フィンを取り付けた状態
を示す拡大部分斜視図である。
【符号の説明】
1a リバースタイプホイル 1b ノーマルタイプホイル 2a、2b ディスク 3a、3b ドロップ 4a、4b 表リム 5a、5b 裏リム 6 内周溝 7 水 8 排水フィン 9 ボルト・ナット 10 係止端 11 自由端

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 裏リム(5a)に内周溝(6)を有する
    車両用ホイル(1a)の該内周溝(6)内に取り付けら
    れた堰状の板からなることを特徴とするホイル用排水フ
    ィン(8)。
  2. 【請求項2】 前記ホイル用排水フィン(8)の係止端
    (10)を内周溝(6)の内側面または底面に取り付
    け、かつ自由端(11)が前方または後方になるように
    傾斜させて取り付けてなる請求項1に記載のホイル用排
    水フィン(8)。
JP1995006386U 1995-06-01 1995-06-01 ホイル用排水フィン Expired - Lifetime JP3018937U (ja)

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JP3018937U true JP3018937U (ja) 1995-12-05

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ID=43154365

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0578335U (ja) * 1992-03-30 1993-10-26 株式会社アプト 圧造成形機における金型装置

Cited By (1)

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