JP2560382B2 - 水田車輪 - Google Patents
水田車輪Info
- Publication number
- JP2560382B2 JP2560382B2 JP63022254A JP2225488A JP2560382B2 JP 2560382 B2 JP2560382 B2 JP 2560382B2 JP 63022254 A JP63022254 A JP 63022254A JP 2225488 A JP2225488 A JP 2225488A JP 2560382 B2 JP2560382 B2 JP 2560382B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rubber
- rim
- wheel
- lug
- propulsion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、田植機や水田用の播種機等に使用される
水田車輪に関するものである。
水田車輪に関するものである。
従来技術 従来の水田車輪は、実公昭58−5604号公報に見られる
通り、リムの全周にゴムをモールドしたゴム車輪であっ
て、このゴム車輪の周に、一定のピッチでゴム製の推進
ラグを当該ゴムと一体に設け、この推進ラグ内に、前記
リムに貫通ならしめた芯金を当該リムに当接しないよう
に埋設した構造になっていた。
通り、リムの全周にゴムをモールドしたゴム車輪であっ
て、このゴム車輪の周に、一定のピッチでゴム製の推進
ラグを当該ゴムと一体に設け、この推進ラグ内に、前記
リムに貫通ならしめた芯金を当該リムに当接しないよう
に埋設した構造になっていた。
発明が解決しようとする問題点 従来構造の水田車輪では、リムの外周に大きく突出し
て芯金が推進ラグ内に埋設される形態になって、路上で
の走行時にリムよりも接地面側に大きく突出した芯金が
あるために機体側に振動を与え、しかも、機体荷重によ
って芯金とリムとの間に介在するゴムに局部てきな加圧
が起りゴムとリムとの間で剥離が生じ易く、耐久性が低
下する欠点がある。
て芯金が推進ラグ内に埋設される形態になって、路上で
の走行時にリムよりも接地面側に大きく突出した芯金が
あるために機体側に振動を与え、しかも、機体荷重によ
って芯金とリムとの間に介在するゴムに局部てきな加圧
が起りゴムとリムとの間で剥離が生じ易く、耐久性が低
下する欠点がある。
問題点を解決するための手段 この発明は、前記の問題点を解決するために、次の技
術的手段を講じた。
術的手段を講じた。
即ち、この発明は、リム２の全周にゴム４をモールド
してゴム車輪を構成し、このゴム車輪の周に、一定のピ
ッチでゴム製の推進ラグ６を当該ゴム４と一体的に設
け、この推進ラグ６内に、前記リム２の内周側から嵌合
する凹部を形成した芯金７で当該リム２を左右両側と内
周側とを包む状態にして埋設してなる水田車輪とした。
してゴム車輪を構成し、このゴム車輪の周に、一定のピ
ッチでゴム製の推進ラグ６を当該ゴム４と一体的に設
け、この推進ラグ６内に、前記リム２の内周側から嵌合
する凹部を形成した芯金７で当該リム２を左右両側と内
周側とを包む状態にして埋設してなる水田車輪とした。
発明の作用及び効果 この発明によると、ゴム製の推進ラグ内に芯金が介在
されるために、水田走行時にむやみな変形がなくなって
推進力が増大してスリップの少ない推進が図れると共
に、路上走行時では、リムと路面に接当するゴムとの間
に芯金が介在しないことから機体への振動を少なくで
き、しかも、芯金が設けられた部分でのリムとゴムとの
剥離がなくて耐久性を向上できる。
されるために、水田走行時にむやみな変形がなくなって
推進力が増大してスリップの少ない推進が図れると共
に、路上走行時では、リムと路面に接当するゴムとの間
に芯金が介在しないことから機体への振動を少なくで
き、しかも、芯金が設けられた部分でのリムとゴムとの
剥離がなくて耐久性を向上できる。
実施例 １は機体の車軸に挿通して固定されるボスである。２
はリムで、鉄製パイプを断面が楕円形になるよう変形さ
せてエンドレスループに構成し、前記ボス１とリム２と
をスポーク３で連結している。
はリムで、鉄製パイプを断面が楕円形になるよう変形さ
せてエンドレスループに構成し、前記ボス１とリム２と
をスポーク３で連結している。
４はゴムで、前記リム２の周りをモールドしてゴム車
輪を形成している。
輪を形成している。
５はスパイクラグで、前記ゴム車輪の外周に小間隔で
放射方向に突出するよう設けられている。
放射方向に突出するよう設けられている。
６は推進ラグで、前記所定間隔おきのスパイクラグ部
から左右外方と内方に向けてゴム４と一体に構成され、
その厚みは、左右外側縁部とボス側である内側縁部とが
やや薄くなるよう構成している。
から左右外方と内方に向けてゴム４と一体に構成され、
その厚みは、左右外側縁部とボス側である内側縁部とが
やや薄くなるよう構成している。
７は前記推進ラグ内に埋設される芯金で、図例の芯金
は、鉄板で形成され、前記リム２に対応する部分は該リ
ム２の左右側及び内側が芯金内に所定の間隔を配して嵌
合されるように該芯金７の左右中央の頂上部が凹状に切
りかがれている。
は、鉄板で形成され、前記リム２に対応する部分は該リ
ム２の左右側及び内側が芯金内に所定の間隔を配して嵌
合されるように該芯金７の左右中央の頂上部が凹状に切
りかがれている。
上例の構成によると、機体を水田中で推進させる場合
には、従来の芯金が入っていない車輪に比べて、推進ラ
グの変形が少ないから、スリップが少なくて確実な推進
力が得られ、路上走行時には、車輪の接地部とリム２と
の間に芯金７が介在しないから路面からの振動が十分吸
収されて円滑な推進が得られる。また、推進ラグ部にお
けるリム２とゴムとの剥離を芯金７が助長させるような
ことがないから、耐久性に富む車輪が得られる。
には、従来の芯金が入っていない車輪に比べて、推進ラ
グの変形が少ないから、スリップが少なくて確実な推進
力が得られ、路上走行時には、車輪の接地部とリム２と
の間に芯金７が介在しないから路面からの振動が十分吸
収されて円滑な推進が得られる。また、推進ラグ部にお
けるリム２とゴムとの剥離を芯金７が助長させるような
ことがないから、耐久性に富む車輪が得られる。
尚、第４図の実施例では、推進ラグ６内での芯金７が
肉厚方向にずれた形態であり前進時における回転方向側
が厚い構造になっている。第５図〜７図で示したの実施
例では、芯金６がリム２を包んでいる切り欠き部分に対
応する推進ラグ部分（イ）の肉厚を厚くしたもので、耐
久性を向上ならしめた実施例である。第８図、第９図で
示した実施例は、芯金７に孔８を穿ち、ゴムの剥離を防
止するものである。更に、第10図の通り、リム２と芯金
７とを溶接した実施例も考えられる。
肉厚方向にずれた形態であり前進時における回転方向側
が厚い構造になっている。第５図〜７図で示したの実施
例では、芯金６がリム２を包んでいる切り欠き部分に対
応する推進ラグ部分（イ）の肉厚を厚くしたもので、耐
久性を向上ならしめた実施例である。第８図、第９図で
示した実施例は、芯金７に孔８を穿ち、ゴムの剥離を防
止するものである。更に、第10図の通り、リム２と芯金
７とを溶接した実施例も考えられる。
図は、この発明の実施例を示したもので、第１図は車輪
の一部を示した側面図、第２図はその要部の側断面図、
第３図は要部の背断面図、第４図は別例の側断面図、第
５図は更に別例の側断面図、第６図はその平断面図、第
７図は第５図の背断面図、第８図は更に別例の側断面
図、第９図はその背断面図、第10図は更に別例の背断面
図である。 図中記号 １はボス、２はリム、３はスポーク、４はゴム、５はス
パイクラグ、６は推進ラグ、７は芯金を示す。
の一部を示した側面図、第２図はその要部の側断面図、
第３図は要部の背断面図、第４図は別例の側断面図、第
５図は更に別例の側断面図、第６図はその平断面図、第
７図は第５図の背断面図、第８図は更に別例の側断面
図、第９図はその背断面図、第10図は更に別例の背断面
図である。 図中記号 １はボス、２はリム、３はスポーク、４はゴム、５はス
パイクラグ、６は推進ラグ、７は芯金を示す。
Claims (1)
- 【請求項１】リム２の全周にゴム４をモールドしてゴム
車輪を構成し、このゴム車輪の周に、一定のピッチでゴ
ム製の推進ラグ６を当該ゴム４と一体的に設け、この推
進ラグ６内に、前記リム２の内周側から嵌合する凹部を
形成した芯金７で当該リム２を左右両側と内周側とを包
む状態にして埋設してなる水田車輪。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63022254A JP2560382B2 (ja) | 1988-02-01 | 1988-02-01 | 水田車輪 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63022254A JP2560382B2 (ja) | 1988-02-01 | 1988-02-01 | 水田車輪 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01197101A JPH01197101A (ja) | 1989-08-08 |
| JP2560382B2 true JP2560382B2 (ja) | 1996-12-04 |
Family
ID=12077644
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63022254A Expired - Lifetime JP2560382B2 (ja) | 1988-02-01 | 1988-02-01 | 水田車輪 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2560382B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6237761Y2 (ja) * | 1979-10-12 | 1987-09-26 | ||
| JPS585604U (ja) * | 1981-07-03 | 1983-01-14 | 松下電工株式会社 | ヘア−ドライヤ− |
-
1988
- 1988-02-01 JP JP63022254A patent/JP2560382B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01197101A (ja) | 1989-08-08 |
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