JPS59216914A - 超高強力ポリエチレン繊維の製造方法 - Google Patents

超高強力ポリエチレン繊維の製造方法

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JPS59216914A
JPS59216914A JP19807583A JP19807583A JPS59216914A JP S59216914 A JPS59216914 A JP S59216914A JP 19807583 A JP19807583 A JP 19807583A JP 19807583 A JP19807583 A JP 19807583A JP S59216914 A JPS59216914 A JP S59216914A
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JP
Japan
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fibers
polyethylene
spinning
solution
molecular weight
Prior art date
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Pending
Application number
JP19807583A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihiko Oota
太田 利彦
Fujio Okada
富士男 岡田
Kiyokazu Okumoto
奥本 清和
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyobo Co Ltd
Original Assignee
Toyobo Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS59216914A publication Critical patent/JPS59216914A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は超高強力ポリエチレン繊維の製造方法に関する
ポリエチレンの溶液を紡糸して得られるゲル状繊維を延
伸して高強度・高弾性率の繊維を得る方法はP、Sm1
th及びA、J、Penningsらの最近の各種刊行
物に記、載されており、特開昭56−15408号公報
には重量平均分子量Mtv> 4x10’以上のポリエ
チレン溶液を紡糸・冷却してゲル状繊維を形成し、該ゲ
ル状繊維に延伸及び乾燥を同時に施して高強度・高弾性
率繊維を得る方法が開示されている。この方法の指摘す
るところによれば、高強度・高弾性率のポリエチレン繊
維を得るには延伸繊維の弾性率が20GPa (235
g/d)以上になるような延伸温度にて延伸するとされ
ており、その温度は高々 135℃である。また、この
方法により得られる延伸繊維の強度及び弾性率の最高値
はそれぞれ3.2GPa (a8g/c+ >以下及び
92GPa(1083g/d )以下である。
^、J、Penningsらは上記の方法(特開昭56
−15408号公報)によるゲル状繊維を100〜14
8℃の温度勾配下にある空気浴中でできるだけ高倍率に
延伸することにより強度3.7GPa (43g/d)
、弾性率121GPa (1409g/d )のポリエ
チレン繊維を得ている。また、上記の方法(特開昭56
−5228号公報)についてより詳細に検討している特
開昭58−5228号公報には、強度の最高値として4
5g/d、弾性率の最高値として2305g/dが報告
されている。即ち、ポリエチレンの溶液を紡糸して得ら
れるゲル状繊維を延伸して高強度・高弾性率ポリエチレ
ン繊維を得る方法において今までに達成された最高強度
は、i5g/dである。本発明者らは、この方法におい
て重量平均分子量りが3X 10’を越えるポリエチレ
ンを2.0重量%以下の濃度に稠整した溶液を紡糸して
得られるゲル状繊維を多段延伸することにより強度45
g/d以上、特に50g/d以上、且つ初期弾性率10
100O以上、特に1500  g/d以上の延伸m維
を得ることができ、その繊維構造の特徴として長周期構
造が観測されないとの知見を得、本発明に至った。
本発明はポリエチレン溶液を紡糸して得られるゲル状繊
維を延伸して高強度・高弾性率繊維を得る方法において
、重量平均分子量が3×10  を越えるポリエチレン
を用いて、その溶液濃度を2.0重量%以下に調整した
溶液を紡糸して得られるゲル状繊維を超延伸し、その際
延伸繊維に長周期構造が観測されなくなるまで多段延伸
することを特徴とする超高強力ポリエチレン繊維のの製
造方法を提供するものである。
本発明において重量平均分子量M−が3X 10’を越
えるポリエチレンを用いたのは重量平均分子量が大きい
もの程前記ゲル状繊維をより高倍率に延伸でき、長周期
構造が観測されなくなるまで超延伸するには3×10 
 を超人る重量平均分子量のポリエチレンを用いる必要
があったからである。また、ポリエチレンの溶液濃度は
冷却によるゲル状繊維の形成を容易にするために一般に
は約3〜5重量%が好適であるが、本発明においては、
長周期構造が観測されなくなるまで超延伸するためによ
り希薄な2.0重量%以下の溶液からゲル状繊維を形成
させる必要があった。
本発明における超延伸の手段としては、溶媒を含んだ状
態のゲル状繊維を、少なくとも3段以上、好ましくは4
段゛以上の多段で且つ後段になるにつれて延伸温度を順
次高く設定した多段延伸により全延伸倍率が50倍以上
、特に60倍以上、更に好ましくは90倍以上となるよ
うに行うのが好ましく、その際第1段目、又は第1段目
と第2段目の延伸倍率を、それ以降の段の延伸倍率より
高く設定するのが好ましい。例えば、本発明における超
延伸を4段延伸により行う場合の各段の好適延伸温度お
よび延伸倍率を示せば次のとおりである。
延伸温度     延伸倍率 第1段目  50〜90℃     10倍以下(特に
70〜90℃)  (特に4〜6倍)第2段目  80
〜130℃    10倍以下(特に90〜120℃)
 (特に4〜6倍)第3段目 110〜140℃   
 5倍以下(特に120〜l°35℃)(特に15〜2
5倍)第4段目 135〜155℃     5倍以下
(特に 135〜150℃) (特に15〜25倍)実
施例では4段延伸を採用したが各段における延伸温度及
び延伸倍率は種々の組み合せが可能であるため、本発明
における超延伸の程度については次に記す測定方法によ
る長周期構造が観測されるか否かを尺度とした。
延伸繊維の長周期の測定方法: X線回折装置ローターフレックス(理学電機製)を用い
て下記に示す測定条件で延伸繊維の小角X線散乱強度曲
線を測定し、そのピーク位置から長周期を算出する。
7、尚、下記に示す測定条件下で観測できる長周期は約
550Å以下であり、長周期が約550人を越えると上
記のピーク位置が不明確となるが、本発明で言う6長周
期構造が観測されない”とは本方法により測定される延
伸繊維の小角X線散乱強度曲線上にピークが明確に観測
されないことである。
小角X線散乱強度曲線の測定条件 検出器: pspc <理学電機製) カメラ半径:510  鶴 pspc分離能?  0.007°/chX線発生装置
の管電圧:  45KV X線発生装置の管電流:  50mA 第1ピンホールスリット:  0.15φ1箇第2ピン
ホールスリツトj  O,15φ鶴ビームストツパーの
大きさ:  1.7重量幅測定時間: 5分 なお、本発明における強度はJIS L−1013(1
969)の引張強さの測定法に従って測定した「引張強
さ」と同義の値であり、また本発明における初期弾性率
はJIS L−1013(1969)の初期引張抵抗度
の測定法に従って測定した「初期引張抵抗度」と同義の
値である。
しかして本発明の方法によって製造して得られる高強度
・高弾性率ポリエチレン繊維において、重量平均分子量
が3×lθ  以上、強度がeog/d以上、初期弾性
率が2.ooog/d以上で且つ長周期構造が観測され
ない繊維は、実質的に結晶性部分からなる従来全く知ら
れていない新規なポリエチレン繊維である。
次に実施例により本発明を具体的に説明するが、本発明
は以下の実施例に限定されるものではない。
実施例1〜4 ポリエチレンをデカリンに熔解して開裂した紡糸液を孔
径0.8fiの円形紡糸孔を有する紡糸口金から25℃
の水中に押し出してゲル状繊維を形成させ、これを引取
りローラーで引取った。次いでかくして引取ったゲル状
繊維を多段延伸した。その際延伸温度は順次高くなるよ
うに設定し、全4段階で全延伸倍率が出来るだけ大きく
なるように延伸した。
第1表には使用したポリエチレンの重量平均分子量、溶
液中のポリエチレン含有量(重量%)紡糸液の温度、各
段の延伸温度、各段の延伸倍率、全延伸倍率及び延伸繊
維の強度と初期弾性率を示す。なお、これらの延伸繊維
のいずれにも長周期構造が観測されなかった。
以下余白 第1表 比較例1 特開昭56−15408号公報記載の方法に準じて重量
平均分子量が1.5X 10  のポリエチレンをデカ
リンに溶解して2.0重量%のポリエチレンを含有する
溶液を作り、温度130℃の溶液をノズル孔径0.5f
iの紡糸口金から21℃の空気中に押しだして固化させ
て得られるゲル状繊維を引取りローラーで引取った。引
取ったゲル状繊維を120℃で延伸した。延伸倍率は最
高30倍であった。30倍延伸した繊維の強度は35g
/dで初期弾性率は1.020g/dであり、その長周
期は約470人であった。
比較例2 特開昭58−5228号公報記載の方法に準じて重量平
均分子量が2.5X 10  のポリエチレンを流動パ
ラフィンに溶解して6.0重量%のポリエチレンを含有
する溶液を作り、温度200℃の溶液をノズル孔径0.
5Nの紡糸口金から21’Cの空気中に押しだし、紡糸
口金から33cm離れた位置より水中に導いて固化させ
て得られるゲル状繊維を引取ローラーで引取った。
引取ったゲル状繊維を三塩化三フッ化エタンに浸漬して
ゲル状繊維に含まれる流動パラフィンと置換したのち乾
燥をおこない、ついで乾燥繊維を繊維入口が100℃で
繊維出口が140℃に保った延伸槽を通して熱延伸した
75倍の延伸倍率で延伸して得られた繊維の強度は42
g/dで初期弾性率は1510g/dであり、その長周
期は約490人であった。
特許出願人  東洋紡績株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ポリエチレン溶液を紡糸して得られるゲル状繊維を延伸
    して高強度・高弾性率繊維を得る方法において、重量平
    均分子量が3X 10’を越えるポリエチレンを用いて
    、その溶液濃度を2.0重量%以下に調整した溶液を紡
    糸して得られるゲル状繊維を超延伸し、その際延伸繊維
    に長周期構造が観測されなくなるまで多段延伸すること
    を特徴とする超高強力ポリエチレン繊維の製造方法。
JP19807583A 1983-10-22 1983-10-22 超高強力ポリエチレン繊維の製造方法 Pending JPS59216914A (ja)

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Cited By (4)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61282417A (ja) * 1985-06-05 1986-12-12 Toray Ind Inc ポリエチレンマルチフイラメントヤ−ン
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KR20060106058A (ko) * 2005-04-06 2006-10-12 동양제강 주식회사 초고강도 폴리에틸렌섬유의 제조방법

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