JPS5921452A - 2部材構造の鋳造ホイール - Google Patents

2部材構造の鋳造ホイール

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JPS5921452A
JPS5921452A JP12406883A JP12406883A JPS5921452A JP S5921452 A JPS5921452 A JP S5921452A JP 12406883 A JP12406883 A JP 12406883A JP 12406883 A JP12406883 A JP 12406883A JP S5921452 A JPS5921452 A JP S5921452A
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core
rim
coolant
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D11/00Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths
    • B22D11/005Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths of wire
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D11/00Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths
    • B22D11/06Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths into moulds with travelling walls, e.g. with rolls, plates, belts, caterpillars
    • B22D11/0637Accessories therefor
    • B22D11/068Accessories therefor for cooling the cast product during its passage through the mould surfaces
    • B22D11/0682Accessories therefor for cooling the cast product during its passage through the mould surfaces by cooling the casting wheel

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
  • Continuous Casting (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 1.発明の技術分野 この発明は、フィラメント材料の連続延展用の急冷延展
ホイールに関し、さらに詳しくは、非晶質金属(ガラス
質金属、glassy metal)フィラメントを延
展するのに有用な延展ホイールに関するものである。
2.従来技術の説明 非晶質合金の連続フィラメントの製造においては、適切
な溶融合金な加圧された貯蔵部から押出しノズルを介し
て、高速回転する急冷表面上へ押出すことによって、通
常少なくとも約104℃/秒の急冷速度で溶融合金を急
冷している。これらは、たとえば「金属ストリップの連
続延展方法」と題するナラシンハム(Narasimh
an)の米国特許第4,142,571号(1978年
3月6日)に開示されている。フィラメントは、その横
寸法や断面に関してある程度の選択がなされているけれ
ども、実質的な結晶化を阻止するために極端な熱転移率
を必要とする故に、必然的に約25〜100ミクロンの
ように薄いものである。
「強制環流冷却延展ホイール」と題するドライゼン(S
.Draizen)の米国特許第4,307,771号
(1981年12月29日)には、肉厚の堅固な区分(
stiffening section)を有し、該区
分が急冷表面を支持し、かつこの急冷表面に隣接して配
置され周方向の穿孔された複数の冷却剤通路を備えた延
展ホイールが開示されている。この延展ホイールは、急
冷表面の両縁部の延展ホイール半径がその中央線におけ
るホイール半径よりも小さくなるクラウニング状(cr
owning−type)歪曲に対して抵抗しうるよう
に構成されているけれども、約5cm幅以上の広幅フィ
ラメントを延展するときには、かかる堅固な延展ホイー
ルは充分なクラウニング抵抗を有するものではなかった
さらに、ローラ上のクラウニング問題に対応するために
輪郭を付した(contoured)急冷表面も使用さ
れている。しかし、この輪郭を付した急冷表面を備えた
延展ホイールにおいても充分に満足できるものではない
。何故ならば、個々の輪郭を付した表面は、フィラメン
ト幅および温度等の特別な使用条件が合致したときにの
み効果的なものであるからである。フィラメント幅、押
出し温度、またはフィラメントの急冷速度の変動は、輪
郭を付した表面がクラウニング状歪曲を適切に補償する
ことを阻害する。また輪郭を付した急冷表面に関する他
の問題点は、延展ホイールの急冷表面上に複雑な輪郭を
機械加工することが難かしくかつ高価なものとし、さら
に精確な輪郭を維持するために急冷表面を定期的に再研
摩することが難かしいことである。
このように、従来の延展ホイールは、クラウニング状歪
曲に関する問題点を受けやすいものであり、幅の広いフ
ィラメントを延展するときに特に受けやすいものである
。これらの延展ホイールは、再研磨することが難かしく
、そして種々の急冷速度を必要とするフィラメントまた
は種々の幅を有するフィラメントを満足に延展すること
ができなかった。
発明の摘要 この発明は、クラウニングに抵抗し、広幅リボンの均一
な急冷を生じさせ、そして経済的に製造し再研磨するこ
とができる急冷延展ホイールを提供するものである。こ
の延展ホイールは、概略的に述べると、コア部材の外周
表面の周囲に形成された軸方向に延びる複数の溝を有す
る環状のホイールコア部材を備え、共通の回転軸芯のま
わりを回転しうるように形成される。円筒状で軸方向に
延びるホイールリム部材は、リム内に予じめ選定された
周方向残留引張応力を形成するように、コアの外周表面
に予じめ選定されたしまりばめ状態で同心円的に嵌合さ
れる。冷却剤装置は流体冷却剤をホイールコアの溝を通
してリムの内方表面へ指向させる。
好ましい実施例において、この発明の延展ホイールは、
共通の回転軸芯を有しかつ2個の軸端部を備えたハブ軸
部材を具備する。この各軸端部は軸方向の冷却剤チャン
バーの境界を限定し、該チャンバーはチャンバーから半
径方向に連通する少なくとも1個の、好ましくは複数個
の、冷却剤供給通路を有する。環状ホイールコア部材は
、ハブ軸と共に回転しうるようにハブ軸に同心円的に連
結され、ホイールコアはその外周表面のまわりに形成さ
れた軸方向に延びる冷却剤溝と2個の軸方向に面した側
部を有する。円筒状で軸方向に延びるホイールリム部材
は、リム内に周方向残留引張応力を形成するように、予
じめ選定されたしまりばめ状態でコア円周表面に同心円
的に嵌合される。2個の環状フランジ部材はコアの各側
部に隣接してハブ軸に同心円的に連結され、ホイールコ
アの両側において冷却剤供給通路にそれぞれ連通する環
状の冷却剤チャンバーを限定する。
この発明の延展ホイールは、クラウニングに対する抵抗
が従来の延展ホイールに比べて8倍以上であり、より一
層均一な寸法と物理特性を有する大きな広幅フィラメン
トを延展することができるものである。さらにこの延刷
ホイールは、ホイールの全幅にわたって均一な急冷と良
好な熱転移を提供する。より堅い延展ホイール構造は、
回転するときそして熱負荷を受けたときに偏心しようと
する傾向を減少させるので、このホイールはクラウニン
グ問題に関係なく急冷表面に沿った適宜な位置で、ホイ
ールの幅よりも小さければどのような幅のリボンをも延
展することができる。さらに、この延展ホイールは、摩
耗または損傷したときはいつでもホイールリムを容易に
交換することができるものであって、ホイールの再研磨
が容易である。ホイールコアおよびその他の部材は再使
用可能であるので、コストは大いに低減することができ
る。そして、このホイールは2部材構造であるために、
ホイールコアとホイールリムとにそれぞれ異なった所望
の適切な材料を使用することが可能である。このように
この発明は、低コストで有用な延展ホイール、すなわち
、クラウニングに対する大きな抵抗を有し、良好な急冷
作用をなし、保守管理および再研摩が容易であり、さら
に輪郭を付した急冷表面あるいは肉厚の支持区分を有す
る従来の延展ホイールに比べて一層幅の広いフィラメン
トを延展することが可能である延展ホイールを提供する
ものである。
最適な実施例の説明 この発明において詳細な説明および特許請求の範囲に使
用する用語「フィラメント」は、横方向の寸法がその長
手方向の寸法に比べてはるかに小さい細長体を言う。し
たがって「フィラメント」は、ワイヤー、リボン、シー
トおよび規則的または不規則的な断面を有する同様なも
のを包含する。
第1図には、非晶質合金(glassy alloy)
フィラメントの連続延展用の代表的な装置を示し、これ
はこの発明の主たる使用例を示すものである。
押出し装置は貯蔵るつぼに24と押出しノズル26とか
らなり、貯蔵るつぼ24内に収容された溶融合金は加熱
要素25によって加熱され、この溶融合金は、不活性ガ
スにより貯蔵るつぼを加圧することによって、るつぼの
底部に位置付けられたノズル26を介して延展ホイール
22の急冷表面23上へ流れをなして押出される。
この発明の装置は、アルミニウム、錫、銅、鉄、鋼、ス
テンレス鋼等の多結晶質ストリップを作成するのに適し
ているが、さらに高速急冷によって溶融体から固相の非
晶質、アモルファス、構造を作成する金属合金にも適す
るものである。かかる合金は、当該技術分野に熟練する
ものには良く知られているところであり、その例として
は、米国特許第3,427,154号および同3,98
1,722号その他に開示されている。
第2図には、この発明の延展ホイールを符号22によっ
て図示する。環状のホイールコア部材7は、その外周表
面11の周囲に形成された軸方向に延びる溝8を有し、
回転軸芯28のまわりを回転すべく設けられている。円
筒状で軸方向に延展ホイールリム部材10は、コア外周
表面11へ同心円的に篏号され、リム内に予じめ選定さ
れた周方向残留引張応力を形成するように、それらの間
を予じめ選定されたしまりばめ状態で篏着する。冷却剤
装置は流体冷却剤を溝8を通してリム10の内方表面2
9へ供給する。
第2図および第3図には、この発明に基づいて、ハブ軸
部材1と2個のフランジ部材12とからしなる冷却剤装
置を有する延展ホイールの好ましい実施例を図示する。
ハブ軸部材1は回転軸芯28と共通の軸心を有し、2個
の軸端部2を有する。これら軸端部は輔方向の冷却剤チ
ャンバー3と4の境界を限定し、チャンバー3と4から
は少なくとも1個の、好ましくは複数個の冷却剤供給通
路5と6がそれぞれ半径方向に延びる。ハブ軸に同心円
的に連結された環状ホイールコア部材7は、ハブ軸1と
共に回転しうるように設けられ、軸方向に面した2個の
側部9を有する。軸方向に延びる複数の溝8はコアの外
周表面11のまわりに形成され、この外周表面11には
、円筒状で軸方向に延びるホイールリム10が装着され
る。このリム10は、リム10内に予じめ選定された周
方向残留引張応力を形成するように、コア7に対して予
じめ選定されたしまりばめ状態で篏号される。2個の環
状フランジ部材12はホイールコア7の各側部9に隣接
してハブ軸1に同心円的に連結され、ホイールコア7の
両側に環状の冷却剤チャンバー13と14を限定する。
これらチャンバーはそれぞれの供給通路5と6に連通す
る。
ハブ軸1は金属等の適当な材料で構成し、2個の端部2
を有する。ハブ軸1の一端部には鋳造成型または機械加
工によって流入チャンバー3を形成し、このチャンバー
3はハブ軸1を放射状に貫通する複数の通路5に連通し
て、冷却剤を流出させる。ハブ軸1の他端部には流出チ
ャンバー4を同様に形成し、複数の通路6がチャンバー
4から放射状に連通する。
環状ホイールコア部材47はステンレス鋼等の適当な材
料で構成することができるが、例えば本質的に鉄64%
とニッケル36%からなる鉄ニッケル合金、INVAR
(登録商標)のような熱膨張係数の低い材刺で構成する
ことが好ましい。コア7は軸方向に面した2個の側部9
を有し、ハブ軸1と共に同転しうるように一般的な環状
係止手段15によってハブ軸1に同心円的に取付けられ
る。
コア7をINVAR合金で構成しかつ係止手段な用いる
ことによって、延展ホイールは、フィラメント急冷作業
の間に膨張しあるいは偏心しようとする傾向を減少させ
、振れ(runout)を小さくし、さらに寸法の安全
性を改善させる。軸方向に延びる溝8は、機械加工等の
適当な方法によって、外周表面11の周囲に形成されて
おり、この機械加工された溝8は、従来の延展ホイール
に使用される穿孔された通路に比べて簡単にかつ低コス
トで製造することができるものである。溝8は、コア7
の(軸方向)幅に沿って冷却剤の流れを許容し、この流
れはホイールリム10の内方表面29に接触し、急冷表
面23を冷却させる。図示する実施例において、溝8は
ほぼ0.25インチ(0.64cm)離間して配列され
、所望要領の冷却剤の流れを供給しうるように形成され
ている。
円筒状で軸方向に延びるホイールリム10は、リム内に
周方向残留引張応力を形成するように予じめ選定された
しまりばめ状態でコア外周表面11に同心円的に篏合さ
れる。リム10の材料としては、熱伝導性の良いベリリ
ウム銅が好ましく。
所望のしまりばめを得るために、リム10はホイールコ
ア7の上に収縮作用によって嵌合される。
たとえば、直径15インチの延展ホイールを製造する際
に、リム10はコア外周表面11の半径よりほぼ30ミ
ル(0.076cm)小さい内径半径で形成する。そし
て、リム10を約600°F(316℃)の温度まで加
熱し、リムの半径寸法を膨張させて、コア7の表面11
のまわりに位置させる。そして冷却することによって、
リム10は表面11上へ、しまりばめを形成するように
、収縮して、リム内に約75,000psi(517,
107KPA)の内部残留引張応力を生じさせる。残留
合応力が、リム、材料の降伏応力より小さく、延展作業
中に遭遇する熱負荷に抗してリム10をコア7と接触状
態に維持するのに充分な大きさであるならば、種々のし
まりばめ状態が適用しうることは明らかであろう。
環状の半径方向に延びる2個の支持リング20は、コア
の両側部9に機械加工された円周方向の溝内へのしまり
ばめによって、コア7に篏着され、該リング20はリム
10の縁部を支持し、それそれのフランジ部材12に連
結するシーリング表面を形成する。リング20を貫通す
る複数の孔21は、コアの側部のそれぞれの円周縁部に
機械加工された環状の半径方向に延びる溝30と33に
連通し、冷却剤の流れを可能を可能にする。溝30と3
3は、それぞれのリング20と溝8間に冷却剤を流れさ
せるような適宜の大きさと形状に形成することができる
2個の環状凹形フランジ部材12は、ゴア7の各側部9
に隣接してハブ軸1に同心円的に取り付け、コア7の一
側部に環状の冷却剤流入チャンバー13とコア7の反対
側部に環状の冷却剤流出チャンバー14をそれぞれ限定
する。冷却剤流入チャンバー13は通路5を介して軸方
向チャンバー3に連通し、冷却剤流出チャンバー14は
通路6を介して軸方向チャンバー4に連通している。各
フランジ12の外方縁部は、エラストマーOリングシー
ル31のような流体シールを具備して、相村応−するリ
ング20とリム10のそれぞれの縁部に係合する。各フ
ランジ12の内方縁部はエラストマーOリング32のよ
うな流体シールを具備して、ハブ軸lに係合する。コア
7に装着され、チャンバー13と14内に配設された複
数の冷却剤ベーン16は、冷却剤をチャンバー13と1
4を介して半径方向に流れさせる作用をする。
ハブ軸1のまわりに位置付けられた適宜のベアリング1
7は、スペーサ18によってフランジ部材12の各側部
から離間して配設し、組立てナット19をハブ軸1上に
螺合する。そしてフランジ部材12をハブ軸1とリム1
0および支持リング20に対して密封係合状態に保持す
べく、約12,000 16−F(53,379N)の
圧縮軸負荷を付与するようにナット19に適宜トルクを
加える。ハブ軸1の両端部は、適宜の回転ユニオンによ
って冷却剤供給源に連通する。
作動に際して、適当な流体冷却剤、例えば水、は供給源
から軸方向チャンバー3へ流れ、通路5を介して流入チ
ャンバ−13へ流れる。ベーン16は、冷却剤を支持リ
ング20の開孔21を介して溝30へ流れさせ、冷却剤
はその後にリム10に接触する溝8に沿って流れ、急冷
表面23を冷却させる。その後に冷却剤は溝33へ入り
、開孔21を通過して流出チャンバ−14へ流れる。
ベーン16は冷却剤を通路6へ指向させる。そして冷却
剤は通路6を介して軸方向チャンバー4へ流れ、ホイー
ルから流出する。ホイールが所望の同転速度で回転され
るときに、溶融金属はるつぼ24からノズル26を介し
て回転ホイールの急冷表面23へ押出され、連続状フィ
ラメント27を作成する。
リム10内の周方向残留引張応力は、リムの両縁部の半
径に比して円周中央線のリム半径を増大させるように作
用する傾向を有する熱により生じる応力に対抗すること
によって、実質的に改善さねたクラウニング抵抗(cr
owning vesistance)を提供する。第
4図に示すように、熱い急冷表面23と冷たい内方表面
29間の熱勾配(thermalgradient)は
、内方表面29に比して急冷表面23を膨張させるよう
に作用する傾向を有しかくしてリム10を彎曲(クラウ
ニング・中高)させる傾向を有する熱応力を生じさせる
。しかしながらリム10内の残留引張応力がコア7の幅
に沿ってリム10をほぼ平坦に保持するように、熱応力
に対抗して、クラウニングに対する顕著な抵抗を有する
寸法的に安定した急冷表面26を提供するものである。
クラウニング抵抗は、さらにリム10を可能な限り薄く
(半径方向に測定して)構成することによっても高める
ことができる。これは、薄い部材をクラウニングさせな
いためには、僅かな力しか必要としないからである。そ
れ故に、リムの厚さは0.60インチ(0.15cm)
 〜1/4インチ(0.64cm)のものが好ましい。
しかしリム10は、変形することなく残留応力を維持す
るのに充分な厚さでなくてはならず、さらに冷却剤を沸
騰させるような急冷表面から内方へ伝わる熱エネルギー
波を減衰させるのに充分な厚さでなくてはならない。図
示の実施例において、リム10の厚さはほぼ90ミル(
0.23cm)である。
薄いリムはさらに、急冷表面23からリム本体を介して
溝8内の冷却剤への放射状の熱伝達を改善し、リム10
の(軸方向に測定した)幅に沿って均一な急冷速度を形
成する。このような改善されたクラウニング抵抗および
均一な急冷速度の結果、延展ホイールは、幅5cm以上
の広幅フィラメントを延展しうるように構成することが
できる。
このように構成した延展ホイールは、幅がホイールに急
冷表面の幅以内である限りは、その上で延展するフィラ
メントの幅を制限するものではない。
このように、広幅フィラメントまたは狭幅フィラメント
あるいは同時に作成する複数の狭細フィラメントの群で
さえも、延展ホイールのクラウニング抵抗性能を低下さ
せることなく、延展ホイールの急冷表面上のいかなる位
置においても延展することができる。この発明の延展ホ
イールは、ホイールの幅がその直径に比べて大きくさら
にクラウニングに対する抵抗を保持するローラー状ホイ
ールと同様に幅広く構成することができる。しかし実際
問題として、ホイールの幅は、冷却剤が溝8を通過して
ホイール幅を横切るときの冷却剤の許容しうる温度上昇
によって制限される。
例えば一例として、ステンレス鋼のホイールコアを有す
る延展ホイールをこの発明に基づいて構成し、ほぼ4イ
ンチ(10.16cm)幅の非品質金属合金のフィラメ
ントを延展するために使用した。
ホイールの軸方向の幅に沿った急冷表面の物理的プロフ
ィルを、延展作業の前および作業中に測定し、これらの
プロフィルを比較すると、クラウニングの測定量は約0
.5ミル(0.00127cm)であった。一方、従来
の構造を有する延展ホイールを用いて4インチ(10.
16cm)の非晶質金属リボンを延展したときのクラウ
ニング影響の測定量は約4ミル(0.0102cm)で
あった。このように、この発明の延展ホイールは、従来
の延展ホイールに比べて、クラウニングに対する抵抗能
力は約8倍以上である。
以上、この発明について詳述してきたが、これらの詳細
は制約的なものではなく、当該技術分野に熟練するもの
にとって種々の変更と修正をなすことができ、これらは
特許請求の範囲に限定するこの発明の領域に包含される
ことは理解されよう。
【図面の簡単な説明】
第1図は、金属ストリップの連続延展装置の簡易斜視地
図であり、 第2図は、この発明の延展ホイールの部分断面図であり
、 第3図は、第2図の線A−Aに沿った部分断面図であり
、 第4図は、延展ホイールの表面におけるクラウニングの
略図である。 (符号の説明) 1−−−ハブ軸部材 2−−−軸端部 3,4−−−軸
方向チャンバー 5,6−−−通路 7−−−ホイール
コア部材 8−−−溝 9−−−側部 10−−−ホイ
ールリム部材 11−−−外周表面 12−−−フラン
ジ部材 13,14−−−冷却剤チャンバー 22−−
−延展ホイール23−−−急冷表面 24−−−るつぼ
 26−−−ノズル 29−−−内方表面 特許出願人 アライド・コーポレーション代理人 弁理
士 湯浅 恭三 (外3名)

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.(a)外周表面の周囲に形成された軸方向に延びる
    少数の溝を有し、回転軸芯のまわりを回転すべく設けら
    れた環状ホイールコア部材と、(b)ホイールリム部材
    内に予じめ選定された周方向残留引張応力を形成するよ
    うに、前記コアの外周表面に予じめ選定されたしまりは
    め状態で同心円的に嵌合された円筒状で軸方向に延びる
    ホイ−ルリム部材と、 (c)流体冷却剤を前記溝を通して前記リムの内方表面
    へ指向させるための冷却剤装置とからなることを特徴と
    する急冷延展ホイール。
  2. 2.前記ホイ−ルリム部材の半径方向の厚さは、0.0
    6インチ(0.15cm)〜0.25インチ(0.64
    cm)の範囲であることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項に記載の延展ホイール。
  3. 3.前記ホイ−ルリム部材は半径方向にみて90ミル(
    0.23cm)の厚さを有することを特徴とする特許請
    求の範囲第1項に記載の延展ホイ−ル。
  4. 4.前記ホイールリムは、前記しまりばめを形成するよ
    うに、前記ホイールコア上に収縮によって嵌合されるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の延展ホイ
    ール。
  5. 5.前記ホイールコア部材は熱膨張係数の小さい材料で
    作成することを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載
    の延展ホイール。
  6. 6.前記ホイールコアは、熱膨張係数が小さく、本質的
    に鉄とニッケルからなる金属合金で作成することを特徴
    とする特許請求の範囲第1項に記載の延展ホイール。
  7. 7.前記ホイールリムは、熱伝導性の良いベリリウム銅
    合金で作成することを特徴とする特許請求の範囲第1項
    に記載の延展ホイール。
  8. 8.(a)共通の回転軸芯のまわりを回転し、2個の軸
    方向端部を有し、各端部は軸方向の冷却剤チャンバーの
    境界を限定し、該チャンバーは半径方向に連通する少な
    くとも一つの冷却剤供給通路を有する、ハブ軸部材と、 (b)前記ハブ軸部材に同心円的に連結されそれと共に
    回転しうるように設けられ、かつその外周表面の周囲に
    形成された軸方面に延びる複数の溝と2個の軸方向に面
    する側部とを有する環状ホイールコア部材と、 (c)ホイールリム内に周方向残留引張応力を形成よう
    に、前記コア外周表面に予じめ選定されたしまりばめ状
    態で同心円的に嵌合された円筒状で軸方向に延びるホイ
    ールリム部材と、(d)前記コアの各側部に隣接して、
    前記ハブ軸に同心円的に連結され、前記ホイールコアの
    両側に、それぞれの冷却剤供給通路に連通する環状冷却
    剤チャンバ−を限定する2個の環状フランジ部材とから
    なることを特徴とする急冷延展ホイール。
  9. 9.前記ホイ−ルリム部材の半径方向の厚さは、0.0
    60インチ(0.15cm)〜0.25インチ(0.6
    4cm)の範囲であることを特徴とする特許請求の範囲
    第8項に記載の延展ホイール。
  10. 10.前記ホイールリム部材は半径方向にみて90ミル
    (0.23cm)厚さを有することを特徴とする特許請
    求の範囲第8項に記載の延展ホイール。
  11. 11.前記ホイールリムは、前記しまりばめを形成する
    ように、前記ホイールコアに収縮によって嵌合されるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第8項に記載の延展ホイ
    ール。
  12. 12.前記ホイールコア部材は熱膨張係数の小さい材料
    で作成することを特徴とする特許請求の範囲第8項に記
    載の延展ホイ−ル。
  13. 13.前記ホイールコアは、熱膨張係数が小さく、本質
    的に鉄とニッケルからなる金属合金で作成することを特
    徴とする特許請求の範囲第8項に記載の延展ホイール。
  14. 14.前記ホイールは、熱伝導性の良いベリリウム銅合
    金で作成することを特徴とする特許請求の範囲第8項に
    記載の延展ホイール。
JP12406883A 1982-07-13 1983-07-07 2部材構造の鋳造ホイール Granted JPS5921452A (ja)

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