JPS5847541A - 薄板製造装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、溶湯から直接薄板を製造する装置に関し、特
に改些された回転ドラムを備えた薄板製造装置に関する
。

溶湯から直接薄板を製造する装置としては、ノズルより
溶湯を回転ドラム上へ注出し、回転ドラムで溶湯を冷却
、凝固して薄板を製造する装置が知られている。

一般に１．このような装置にあっては、回転ドラムは種
々の方法により冷却されるが、約ｘ４ｏｏＧと高温の溶
、湯による回転ドラムの熱膨張を防止することはできな
い。熱膨張が発生するとノズルと回転ドラム間の間隔が
変化するため均一な厚みの薄板を得ることができないと
いう問題がある。従って、回転ドラムの熱膨張量をでき
るだけ小さくすることが薄板製造装置における重要な課
題の−　　　一つである。

更に、従来の回転ドラムは複数の部品がボルト締め等に
より構成されており、この場合ボルト、−の存在する近
傍では強固に拘束されるため回転ドラム半徨方向の熱膨
張量が全周に亘って一様とならず、短いピ、ツチの厚み
むらが発生する。このように従来の回転ドラムによれば
、更に厚みむらが助長されるので品質低下は免かれず、
一方熱膨張量を小さくしようとすると装置を大型化し、
かつ製造速度を低目に制限せざるを得す、生産性の低下
をきたしていた。

そこで本発明者等は、既に簡単な構造で均一な厚みの薄
板を製造しうる焼嵌めリング式回転ドラムを提案し、こ
の、ドラムによれば半径方向の熱膨張量を全周に亘って
一様にし得ることを確認している。

しかしながら、これを板幅方向にみた場合半径方向熱膨
張量の最大値は温度上昇の大なる中＊部に生じドラム端
部は小さくなるのでノズルギャップがこれに比例して、
変化する。このため出来上った薄板は、端部の板厚か厚
い凹クラウン断面形状となり、使用するときは端部をス
リットしてスクラップ化せねばならず、広幅材の薄板の
生産性、歩宙り向上の障害となる等抜本的改善が強く望
まれていた。

本発明は、上記した問題点に鑑みなされたもので、簡単
な構造でしかも薄板の長手方向は勿論、板幅方向も均一
な厚みの薄板を製造しうる。薄板半径方向の熱膨張量が
全周一様となる様ドラム本体と、このドラム本体の外周
に焼嵌めした円筒リングと、この円筒リングを冷却する
冷却液通路より前記ドラムを構成し、このドラム内の冷
却液通路、皇しく、は、冷却液通路とは一別に設けられ
、かつ円筒リングに半径方向外向きのカを付与するため
の液圧室の液圧の制御によりドラム表面クラウン量を可
変としたことを特徴とするー 以下本発明の一実施例を従来の装置と比較しながら図面
を用いて説明する。

第１図は、薄板製造装置の全体構成を示す図で、符号９
は、内部冷却される回転ドラムであり、モータ、・ＩＩ
Ｋより駆動される。回転ドレムの周速は、図示しない速
度制御装置によシ所定のテ定速度に制御されるよう−に
なっている。

回転ドラムの上方には、溶湯２を堡持する炉１が配置さ
れている。炉の上部はカバーによって封じられており、
溶湯を回転ドラム表面上へ導くノズル７が取付けられて
いる。

゛　注出された溶湯は、回転ドラム上で冷却、凝固され
薄板８となる。

製造される薄板は、図示はないがモータにより回転駆動
される巻取ドラム１０に巻取られる。巻取ドラム１０は
、回転ドラムに対し進退可能と々−るように支持されて
いるので巻大量に応じて後退できる。

溶湯を冷却する回転ドラムは、熱膨張するのでモータ５
によりスフリ：＋４を回転させて、ノズルＧＡＰＧを一
定になる様炉支持枠３を上昇制御するものである。この
理由は第２図に示す様にギャップＧに比例して板厚９が
変化す不ためであり、一定板厚を得るには必要なことで
ある。

第４図は焼嵌めリング式回転ドラムの構造を示す図であ
る。回転ドラム本体１２の外周には、内側に複数個の冷
却溝が加工された薄肉円筒リング１３が焼嵌めされてい
る。焼嵌温度としては、製造中のドラム本体の温度（例
えば１００〜３０・０°Ｃ）以上に設定すれば良い。

−ドラム本体には、鳥肉を通して冷却溝へ冷却液を循環
させる冷却液供給口１６が形成されている。

リング冷却層は図示しない排水口１７よシトラム外へ排
出される。

薄肉円筒リングの材質としては、熱伝導度の高いＣｕが
適している。溶湯から薄肉円筒リングへ伝達された熱は
、冷却液により強制的に回転ドラ、ム外へ除去できるの
でドラム本体の材質としては、安価なｐｅ材あるいはＡ
ｔ材で十分である。回転ドラム本体１２の両サイドに側
板１８を設け、この外周にシール部材１９により密閉さ
れた液圧室２０に液圧Ｐを付加することに′より、焼嵌
めされた円筒リング１′３をδ、変形させ、凹り、ラウ
ン状に反らせ、この液圧Ｐを制御して１．熱負荷状態で
ｏ；、！ｌ、ｂニドラム表面をうることか可能となるも
第５図は第２の実施例下、冷却液の本つ圧力を利用して
、Ｐを高くして曲線ａの如く凸クラウンとした状態で、
表面加工をフラットにすれば、液る。　　　　　　　　
　　　” 従ってこのクラウン量を適正に選定すれば熱負荷状態で
は曲線Ｃの如くフラットにすることが出来る。逆に余分
の凹クラウンをあらかじめつけておけば、熱負荷中にお
いて圧力口を制御することによりクラウンコントロール
が可能となる。　　　−但し冷却液は、円筒リング１３
を冷却する役目も負っているので、排水側に調圧弁２１
を設けることにより冷却に必要な流量は一定にして、ク
ラウンコントロールするだめの圧力側−を行うことが出
来る。

尚熱膨張及びクラウン量は回転ドラム外径工０００φ■
、ドラム幅１５０ｍ、溶湯温度１３００　・ＱＣ，製造
蓮度２５ｍ／Ｓの場合δ。；５０〜１００μ、δ。＝２
０〜３０μである。　　　、 本実施例によれば、次めような効果がある。

（１）　　回転ドラム外周は、全周及び全幅に亘って一
様に熱膨張するので厚み′むらが発生しない。

（２）　ドラム本体に対して、薄肉円筒１」ングを焼嵌
めしたので、ドラム本体とリング間の力；た付きを防止
でき、薄肉円筒リングも７様に膨張する。

（３）薄肉円筒リングを熱伝導度のよいＣｕとし、かつ
犬の内部より強制冷却するようにしたのでドラム本体へ
の熱の伝達を極めて少なくでき、実質的にリングとド多
ム本体間を熱的に切離すことφ；できる。従って回転ド
ラムの熱膨張置数薄肉円筒りングの線膨張係数、温度及
び厚尿の積に比例すると考えてよいのでリングの厚みを
小さくする程熱膨張量を小さくできる。

上述した実施例では１．ＩＪソング側に令姉溝を設けた
もの比ついて説明゛シ次が、ドラム本体９の外周に幅広
の凹部をほぼ全周に亘って形成し、との凹部に庵却液を
循環せしめることにより薄肉リング内側面を潜動するよ
うにしてもよい。この実施例によれば、リングの厚みを
更に薄くできるという効果がする。

以上詳述したように李発明によれば、簡単な構造で回転
ドラムの熱膨張量を小さく抑え、かつ、クラウンコント
ロールすることができるので厚み品質の優れた薄板を製
造できるという漬れた効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す薄板製造装置の全体図
、第２図はノズルギャップと板厚の関係を示す図、第３
図は本発明に係るドラムの一実施例を示す図、第４図は
第２の実施例を示す図である。 ８・・・薄板、１２・・・ドラム本体、１３・・・円筒
１Ｊング、第１図 キ〜１ブｑ 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、溶湯をノズルより回転中のドラム表面上に注出し、
   該ドラム表面上で冷却凝固して薄板にする薄板製造装置
   において、半径方向の熱膨張量が全周に亘９て一様とな
   る様形成しりドラ１本体と・このドラム本体の外周に焼
   嵌めした円筒リングと、少なくともドラム本体の内部に
   設けられて円筒リングを冷却する冷却液通路より前記回
   転ドラムを構成し、このドラム内の冷却液通路、若しく
   は、冷却液通路とは別に設けられ、かつ円筒リングに半
   径方向外向きの力を付与するための液圧室の液圧の制御
   により回転ドラム表面の幅方向面のクラウンを調整し得
   るように構成したことを特徴とする薄板製造装置。