JPH0460740B2 - - Google Patents
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- JPH0460740B2 JPH0460740B2 JP13720484A JP13720484A JPH0460740B2 JP H0460740 B2 JPH0460740 B2 JP H0460740B2 JP 13720484 A JP13720484 A JP 13720484A JP 13720484 A JP13720484 A JP 13720484A JP H0460740 B2 JPH0460740 B2 JP H0460740B2
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- Japan
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- drum
- cooling
- continuous casting
- casting machine
- cooling water
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22D—CASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
- B22D11/00—Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths
- B22D11/06—Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths into moulds with travelling walls, e.g. with rolls, plates, belts, caterpillars
- B22D11/0637—Accessories therefor
- B22D11/068—Accessories therefor for cooling the cast product during its passage through the mould surfaces
- B22D11/0682—Accessories therefor for cooling the cast product during its passage through the mould surfaces by cooling the casting wheel
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Continuous Casting (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の利用分野〕
本発明はドラム式連鋳機のドラムの外部冷却技
術に関するものである。
術に関するものである。
ドラム式連鋳機は、特開昭58−359号公報に示
されるように、ドラム間にプールされた溶湯を冷
却して一挙に薄板を製造するもので、構造が簡単
で経済的な薄板の製造法とされている。
されるように、ドラム間にプールされた溶湯を冷
却して一挙に薄板を製造するもので、構造が簡単
で経済的な薄板の製造法とされている。
このようなドラム式連鋳機ではドラムが直接高
温の溶湯と接解するのでそのままドラムを冷却し
なければドラムの温度が上昇しドラムに熱応力に
よる割れなどの現象が生じる。また、特に、圧延
を伴うドラム式連鋳機は、ドラム表面で冷却造形
される凝固殻を、双ドラム間の最狭隙部で圧着す
るものであるから、ドラムの温度が高くなるとド
ラムの硬度が低下しドラム表面の摩耗が増大する
等の問題も生じる。このため、従来、ドラムの温
度上昇を抑制する方法として、前記特開昭58−
359号公報に見られる様に、ドラムを薄いリング
で構成して、その内部から水で冷却する内部冷却
の技術や特開昭59−33059号公報に記載のように
ドラムの外表面に冷却水を着接噴射してドラム表
面を冷却する外部冷却の技術がとられていた。
温の溶湯と接解するのでそのままドラムを冷却し
なければドラムの温度が上昇しドラムに熱応力に
よる割れなどの現象が生じる。また、特に、圧延
を伴うドラム式連鋳機は、ドラム表面で冷却造形
される凝固殻を、双ドラム間の最狭隙部で圧着す
るものであるから、ドラムの温度が高くなるとド
ラムの硬度が低下しドラム表面の摩耗が増大する
等の問題も生じる。このため、従来、ドラムの温
度上昇を抑制する方法として、前記特開昭58−
359号公報に見られる様に、ドラムを薄いリング
で構成して、その内部から水で冷却する内部冷却
の技術や特開昭59−33059号公報に記載のように
ドラムの外表面に冷却水を着接噴射してドラム表
面を冷却する外部冷却の技術がとられていた。
しかし、先の公報に示された内部冷却の技術に
よれば、ドラムの内部構造は複雑でありドラムの
製造が困難となる。また、後の公報に示された外
部冷却の技術は上記内部冷却技術でのドラムの複
雑な内部構造を簡単化するものであるが、この外
部冷却の技術ではドラムに冷却水を噴射した後
に、該噴射によりドラムに付着した冷却水を完全
に除去する手段が設けられていないため、該冷却
水はドラムの回転と共に溶湯プールに流入して、
該冷却水と溶湯との接触により爆発現象を引き起
こす危険性があり、実用に供す状態には程遠いも
のであつた。
よれば、ドラムの内部構造は複雑でありドラムの
製造が困難となる。また、後の公報に示された外
部冷却の技術は上記内部冷却技術でのドラムの複
雑な内部構造を簡単化するものであるが、この外
部冷却の技術ではドラムに冷却水を噴射した後
に、該噴射によりドラムに付着した冷却水を完全
に除去する手段が設けられていないため、該冷却
水はドラムの回転と共に溶湯プールに流入して、
該冷却水と溶湯との接触により爆発現象を引き起
こす危険性があり、実用に供す状態には程遠いも
のであつた。
本発明の目的は簡単なドラム構造を可能にした
ドラム式連鋳機のドラム外部冷却を実施するに際
し、ドラムに付着した冷却水と溶湯プールの溶湯
との接触により発生する爆発現象を未然に防止す
る技術を確立したドラム式連鋳機のドラム冷却方
法及びその装置を提供することにある。
ドラム式連鋳機のドラム外部冷却を実施するに際
し、ドラムに付着した冷却水と溶湯プールの溶湯
との接触により発生する爆発現象を未然に防止す
る技術を確立したドラム式連鋳機のドラム冷却方
法及びその装置を提供することにある。
本発明は外部冷却によりドラムに付着した冷却
水が溶湯プールの溶湯と接触する前にこれを除去
すべく溶湯プールの溶湯からドラム表面に伝達さ
れる熱量を利用し、該熱量に応じてドラム表面に
噴射する冷却水の水量を制御して、ドラムの効果
的な冷却を図ると共に、ドラムの残余熱エネルギ
ーで該ドラム表面に付着した冷却水を蒸発除去せ
しめて冷却水が溶湯プールに混入することを未然
に防止するものである。
水が溶湯プールの溶湯と接触する前にこれを除去
すべく溶湯プールの溶湯からドラム表面に伝達さ
れる熱量を利用し、該熱量に応じてドラム表面に
噴射する冷却水の水量を制御して、ドラムの効果
的な冷却を図ると共に、ドラムの残余熱エネルギ
ーで該ドラム表面に付着した冷却水を蒸発除去せ
しめて冷却水が溶湯プールに混入することを未然
に防止するものである。
これによつて本発明では、構造が簡単なドラム
を使用するドラムの外部冷却技術を適用する上で
障害となつていたドラムに付着した冷却水と溶湯
プールの溶湯との接触による爆発現象を未然に防
止することが可能となり、よつてドラム式連鋳機
におけるドラムの外部冷却技術を確立出来るとい
う効果を奏するものである。
を使用するドラムの外部冷却技術を適用する上で
障害となつていたドラムに付着した冷却水と溶湯
プールの溶湯との接触による爆発現象を未然に防
止することが可能となり、よつてドラム式連鋳機
におけるドラムの外部冷却技術を確立出来るとい
う効果を奏するものである。
本発明の一実施例であるドラム式連鋳機の外部
冷却装置を第1図を用いて説明する。第1図は、
本発明を双ドラム式連鋳機に適用した一実施例で
ある。図において、タンデイシユ10内の溶湯
は、サーボバルブ21の操作により開閉操作され
るスライデングノズル22からノズル11の開孔
部20を経て双ドラム13,14間に流出され
る。そして前記注湯された溶湯は2つのドラム1
3,14とサイド耐火物間に溶湯プール12を形
成する。
冷却装置を第1図を用いて説明する。第1図は、
本発明を双ドラム式連鋳機に適用した一実施例で
ある。図において、タンデイシユ10内の溶湯
は、サーボバルブ21の操作により開閉操作され
るスライデングノズル22からノズル11の開孔
部20を経て双ドラム13,14間に流出され
る。そして前記注湯された溶湯は2つのドラム1
3,14とサイド耐火物間に溶湯プール12を形
成する。
軸15,16の回りに回転する2つのドラム1
3,14にて溶湯は急冷されドラムに接する溶湯
部分から各々凝固殻17,18が造形され双ドラ
ムの最狭隙部で、これらが所望の板厚にまで圧着
され薄板材19が製造される。ところでドラム1
3,14は溶湯を冷却する区間つまり、第3図に
おいてはa→bの区間において溶湯からの入熱に
より昇温する。
3,14にて溶湯は急冷されドラムに接する溶湯
部分から各々凝固殻17,18が造形され双ドラ
ムの最狭隙部で、これらが所望の板厚にまで圧着
され薄板材19が製造される。ところでドラム1
3,14は溶湯を冷却する区間つまり、第3図に
おいてはa→bの区間において溶湯からの入熱に
より昇温する。
そして、溶湯を冷却して鋳片を形成させる為
に、昇温するドラムを以下のように冷却する。
に、昇温するドラムを以下のように冷却する。
まず最初に、スライデイングノズル22の開放
は電気信号発生装置60で行なわれる。ドラム1
3,14は予め回転させておき、これに溶湯が流
入される。
は電気信号発生装置60で行なわれる。ドラム1
3,14は予め回転させておき、これに溶湯が流
入される。
ドラム13,14は溶湯により加熱されるが、
加熱されたドラムが外部水冷スプレ帯位置を通過
し始めると同時に冷却水30,31の噴射を開始
する。冷却水30,31の噴射開始は前記電気信
号発生装置60より信号開始後タイマ61により
計測した時間が予測時間に達した後の時間信号あ
るいはドラム14の回転位置検出器70の信号を
制御器34に取り入れて、電磁バルブ37を開放
して行う。冷却水30,31は水槽35からポン
プ36により、この電磁バルブ37及び流量調整
弁38,41を介してノズル28,29に圧送さ
れ、冷却水30,31がドラム13,14の外表
面に噴射される。この際、該ノズル28,29か
ら噴射される冷却水30,31の水量を以下のよ
うに制御する。
加熱されたドラムが外部水冷スプレ帯位置を通過
し始めると同時に冷却水30,31の噴射を開始
する。冷却水30,31の噴射開始は前記電気信
号発生装置60より信号開始後タイマ61により
計測した時間が予測時間に達した後の時間信号あ
るいはドラム14の回転位置検出器70の信号を
制御器34に取り入れて、電磁バルブ37を開放
して行う。冷却水30,31は水槽35からポン
プ36により、この電磁バルブ37及び流量調整
弁38,41を介してノズル28,29に圧送さ
れ、冷却水30,31がドラム13,14の外表
面に噴射される。この際、該ノズル28,29か
ら噴射される冷却水30,31の水量を以下のよ
うに制御する。
なお、本実施例では、前記冷却水30,31の
水量の制御を容易ならしめるため、ドラムに付着
した冷却水62,63,64,65を除去すると
共に、ドラムの不純物を除去する機械的手段とし
てブラシ26,27を取り付ける。また、ドラム
13,14の材料は鋼系の高い強度を有する鋼材
を用いる。
水量の制御を容易ならしめるため、ドラムに付着
した冷却水62,63,64,65を除去すると
共に、ドラムの不純物を除去する機械的手段とし
てブラシ26,27を取り付ける。また、ドラム
13,14の材料は鋼系の高い強度を有する鋼材
を用いる。
ドラム13,14の外表面に残存する冷却水の
水膜と鋼材で作られたドラム表面との熱伝達率は
測定の結果第5図に示すように、ドラム表面温度
が45℃以上になると急激に増加する。そこで、本
発明を実施する上ではドラム13,14の外表面
に付着した冷却水62,63,64,65を溶湯
から入熱したドラムの残余熱エネルギーで蒸発さ
せるため、ドラムの表面温度を45℃以上に保つ必
要がある。つまり、ドラム13,14の下限冷却
温度は45℃となる。また、ドラムの表面温度が、
あまり高くなりすぎると、ドラムに熱応力による
割れ等の現象が生じるので、ドラムの表面温度
は、冷却効果が奏し得るよう、あまり高い温度と
ならぬ様、保持する必要がある。
水膜と鋼材で作られたドラム表面との熱伝達率は
測定の結果第5図に示すように、ドラム表面温度
が45℃以上になると急激に増加する。そこで、本
発明を実施する上ではドラム13,14の外表面
に付着した冷却水62,63,64,65を溶湯
から入熱したドラムの残余熱エネルギーで蒸発さ
せるため、ドラムの表面温度を45℃以上に保つ必
要がある。つまり、ドラム13,14の下限冷却
温度は45℃となる。また、ドラムの表面温度が、
あまり高くなりすぎると、ドラムに熱応力による
割れ等の現象が生じるので、ドラムの表面温度
は、冷却効果が奏し得るよう、あまり高い温度と
ならぬ様、保持する必要がある。
そこで、上記本発明の実施例においてはドラム
表面温度を前記限定された温度内に保持すべく冷
却水30,31の水量を以下のようにフイードバ
ツク制御を行なう。
表面温度を前記限定された温度内に保持すべく冷
却水30,31の水量を以下のようにフイードバ
ツク制御を行なう。
第8図は、溶湯プール12の溶湯からドラム1
3,14に伝達される熱量がQxの場合の、ドラ
ム表面に噴射する冷却水30,31の水量Wとド
ラム表面温度検出位置でのドラム表面温度Tとの
関係を示す図である。
3,14に伝達される熱量がQxの場合の、ドラ
ム表面に噴射する冷却水30,31の水量Wとド
ラム表面温度検出位置でのドラム表面温度Tとの
関係を示す図である。
T1及びT0は、それぞれドラム表面温度検出位
置における、前記ドラム表面温度の設定範囲の上
限及び下限を示すものである。また、Txは本発
明を実施するためのドラム表面の最適の温度を示
すものである。
置における、前記ドラム表面温度の設定範囲の上
限及び下限を示すものである。また、Txは本発
明を実施するためのドラム表面の最適の温度を示
すものである。
W1,W0及びWxはそれぞれ、T1,T0及びTw
に対応する冷却水30,31の水量を示すもので
ある。
に対応する冷却水30,31の水量を示すもので
ある。
本実施例では、まず、ドラム表面温度を最適温
度Txに維持するため、冷却水30,31の水量
を第8図の冷却水30,31の水量とドラム表面
温度の関係からWxに制御しておく。次に、第1
図に示すドラム表面温度計測器32,33により
実際のドラム表面の温度tを検出する。該検出値
tが最適温度Twと一致する場合は冷却水30,
31の水量Wはそのままの値に保持する。そして
前記検出値が第8図においてE点で示す様にドラ
ム表面の最適温度TxとΔtの誤差がある場合には
ドラム表面温度を最適温度Txに近づけるため冷
却水30,31の水量をΔWだけ増加あるいはE
点がグラフの下にある場合は減少させる。なお、
該冷却水30,31の水量の増加量あるいは減少
量ΔWは、アクチユレータ39,40を用い、流
量調節弁38,41を開閉することにより行う。
本実施例は以上の様な動作を繰り返すフイードバ
ツク制御を行うことによりドラム表面温度を最適
温度Txに保持し、もつてドラムに残余熱エネル
ギーを保持せしめ、ドラムに付着した冷却水6
2,63,64,65を少なくとも溶湯プールに
至る寸前位置では完全に蒸発除去し、溶湯と前記
冷却水62,63,64,65との接触により発
生する爆発現象を未然に防止するものである。
度Txに維持するため、冷却水30,31の水量
を第8図の冷却水30,31の水量とドラム表面
温度の関係からWxに制御しておく。次に、第1
図に示すドラム表面温度計測器32,33により
実際のドラム表面の温度tを検出する。該検出値
tが最適温度Twと一致する場合は冷却水30,
31の水量Wはそのままの値に保持する。そして
前記検出値が第8図においてE点で示す様にドラ
ム表面の最適温度TxとΔtの誤差がある場合には
ドラム表面温度を最適温度Txに近づけるため冷
却水30,31の水量をΔWだけ増加あるいはE
点がグラフの下にある場合は減少させる。なお、
該冷却水30,31の水量の増加量あるいは減少
量ΔWは、アクチユレータ39,40を用い、流
量調節弁38,41を開閉することにより行う。
本実施例は以上の様な動作を繰り返すフイードバ
ツク制御を行うことによりドラム表面温度を最適
温度Txに保持し、もつてドラムに残余熱エネル
ギーを保持せしめ、ドラムに付着した冷却水6
2,63,64,65を少なくとも溶湯プールに
至る寸前位置では完全に蒸発除去し、溶湯と前記
冷却水62,63,64,65との接触により発
生する爆発現象を未然に防止するものである。
また本発明の実施例によれば、ドラムの材料に
鋼材を使用することができるのでドラムが圧延ロ
ールを兼ねることができる。従つて図示していな
い圧下装置によつて両ドラムを圧下操作し、鋳造
と同時に鋳片を任意の厚さの薄板に形成すること
ができるので、鋳造機の下流側に圧延機を設置し
て鋳片を所望の板厚(例えば2〜5mm)に形成さ
せる必要がなくなり、生産率の向上、コストの低
減等すぐれた効果を奏することができる。
鋼材を使用することができるのでドラムが圧延ロ
ールを兼ねることができる。従つて図示していな
い圧下装置によつて両ドラムを圧下操作し、鋳造
と同時に鋳片を任意の厚さの薄板に形成すること
ができるので、鋳造機の下流側に圧延機を設置し
て鋳片を所望の板厚(例えば2〜5mm)に形成さ
せる必要がなくなり、生産率の向上、コストの低
減等すぐれた効果を奏することができる。
次に、本発明を実施した場合のドラムの冷却効
果を示す。
果を示す。
第7図は本実施例によるドラム表面の冷却ピー
ク温度とドラムの回転回数との関係を示すもので
ある。図から明らかな様にドラム表面の冷却飽和
ピーク温度は500℃であり、これは、ドラムの冷
却が前記設定された温度範囲内で行なわれたこと
を示すものである。つまり、本発明によれば、ド
ラムの温度上昇により発生するドラムの熱応力に
よる割れの現象、あるいは、ドラム表面の摩耗の
増大現象を防止しつつ、外部冷却によりドラムに
付着した冷却水をドラムの残余熱エネルギーで蒸
発させて少なくとも溶湯プールの寸前位置では完
全に蒸発除去せしめ、該冷却水と溶湯プールの溶
湯との接触により生じる爆発現象を未然に防止し
得ることを示すものである。
ク温度とドラムの回転回数との関係を示すもので
ある。図から明らかな様にドラム表面の冷却飽和
ピーク温度は500℃であり、これは、ドラムの冷
却が前記設定された温度範囲内で行なわれたこと
を示すものである。つまり、本発明によれば、ド
ラムの温度上昇により発生するドラムの熱応力に
よる割れの現象、あるいは、ドラム表面の摩耗の
増大現象を防止しつつ、外部冷却によりドラムに
付着した冷却水をドラムの残余熱エネルギーで蒸
発させて少なくとも溶湯プールの寸前位置では完
全に蒸発除去せしめ、該冷却水と溶湯プールの溶
湯との接触により生じる爆発現象を未然に防止し
得ることを示すものである。
また、第6図は、従来の内部冷却の方式でのド
ラム表面の冷却ピーク温度を示したものである
が、これと第7図を比較すると本発明を実施した
外部冷却は従来の内部冷却よりすぐれた冷却効果
を奏することもわかる。
ラム表面の冷却ピーク温度を示したものである
が、これと第7図を比較すると本発明を実施した
外部冷却は従来の内部冷却よりすぐれた冷却効果
を奏することもわかる。
前述した実施例では第1図に示すように付着冷
却水62,63を減少する手段としてブラシ2
6,27を用いたが、これに代替する装置として
高圧エアー噴出による方法、又は、ゴムローラ等
を適用することができる。
却水62,63を減少する手段としてブラシ2
6,27を用いたが、これに代替する装置として
高圧エアー噴出による方法、又は、ゴムローラ等
を適用することができる。
また、前述した実施例では、双ドラム式連鋳機
の例を示したが第2図に示す単ドラム式のものに
ついても同様に適用することができる。尚、ここ
でドラム冷却装置は第1図と同様であるので説明
は省略してある。
の例を示したが第2図に示す単ドラム式のものに
ついても同様に適用することができる。尚、ここ
でドラム冷却装置は第1図と同様であるので説明
は省略してある。
本発明によれば、ドラムをドラムの外表面から
冷却するドラム式連鋳機のドラムの外部冷却技術
において、ドラム表面に噴射する冷却スプレー量
を制御してドラムに残余熱エネルギーを保持し、
前記外部冷却によりドラムに付着した冷却水を蒸
発除去せしめ前記付着冷却水と溶湯プールの溶湯
との接触により発生する爆発現象を未然に防止す
ることができる。
冷却するドラム式連鋳機のドラムの外部冷却技術
において、ドラム表面に噴射する冷却スプレー量
を制御してドラムに残余熱エネルギーを保持し、
前記外部冷却によりドラムに付着した冷却水を蒸
発除去せしめ前記付着冷却水と溶湯プールの溶湯
との接触により発生する爆発現象を未然に防止す
ることができる。
第1図は本発明の一実施例である双ドラム式連
鋳機の正面図、第2図は本発明の一実施例である
単ドラム式連鋳機の正面図、第3図は従来の銅製
リングで内部冷却するドラム式連鋳機の部分断面
図、第4図は第3図におけるドラムの回転回数に
対する昇温経緯を示す特性図、第5図は鋼材のド
ラムと水膜との熱伝達率とドラムの表面温度との
関係を示す特性図、第6図は銅製のドラムを内部
冷却した時のドラムピーク温度を示す特性図、第
7図は鋼材のドラムを外部冷却した時のドラムピ
ーク温度を示す特性図、第8図は溶湯からドラム
に伝達される熱量がQxの場合にドラム表面に噴
射する冷却スプレ量とドラム表面温度との関係を
示す図である。 13,14……ドラム、28,28……冷却ス
プレー用ノズル、32,33……ドラム表面温度
計測器、34……制御装置、37……電磁バル
ブ、38,41……流量調節弁。
鋳機の正面図、第2図は本発明の一実施例である
単ドラム式連鋳機の正面図、第3図は従来の銅製
リングで内部冷却するドラム式連鋳機の部分断面
図、第4図は第3図におけるドラムの回転回数に
対する昇温経緯を示す特性図、第5図は鋼材のド
ラムと水膜との熱伝達率とドラムの表面温度との
関係を示す特性図、第6図は銅製のドラムを内部
冷却した時のドラムピーク温度を示す特性図、第
7図は鋼材のドラムを外部冷却した時のドラムピ
ーク温度を示す特性図、第8図は溶湯からドラム
に伝達される熱量がQxの場合にドラム表面に噴
射する冷却スプレ量とドラム表面温度との関係を
示す図である。 13,14……ドラム、28,28……冷却ス
プレー用ノズル、32,33……ドラム表面温度
計測器、34……制御装置、37……電磁バル
ブ、38,41……流量調節弁。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ドラムの外表面に冷却水を噴射してドラムを
冷却するドラム式連鋳機のドラム冷却法におい
て、溶湯プールの溶湯からドラムの外表面に伝達
される熱量に応じてドラム外表面に噴射する冷却
水の水量を制御し、ドラムの外表面に付着した冷
却水をドラムの残余熱エネルギーで蒸発除去する
ことを特徴とするドラム式連鋳機のドラム冷却方
法。 2 特許請求の範囲第1項において、前記ドラム
は溶湯を冷却して鋳片を形成すると共に該鋳片の
圧延も同時に行つて薄板を形成するものであるこ
とを特徴とするドラム式連鋳機のドラム冷却方
法。 3 特許請求の範囲第1項において、前記ドラム
に鋼系の材料を使用することを特徴とするドラム
式連鋳機のドラム冷却方法。 4 特許請求の範囲第1項において、前記ドラム
の外部表面に冷却水を噴射した後、該ドラム表面
に付着した冷却水又は不純物を機械的手段で除去
することを特徴とするドラム式連鋳機のドラム冷
却方法。 5 特許請求の範囲第1項において、前記ドラム
表面への冷却水の噴射を鋳造開始後で該ドラムの
表面温度が上昇した後に行うことを特徴とするド
ラム式連鋳機のドラムの冷却方法。 6 特許請求の範囲第1項において、前記ドラム
の外表面に噴射する冷却水の水量の制御を、ドラ
ムの表面温度の測定値に基づいて行うことを特徴
とするドラム式連鋳機のドラム冷却方法。 7 溶湯を冷却して鋳片を形成するドラムと、前
記ドラムの外表面に冷却水を噴射してドラムを冷
却する冷却水噴射装置とを備えたドラム式連鋳機
のドラム冷却装置において、溶湯プールの溶湯よ
り該ドラムの外表面に伝達される熱量に応じて前
記冷却水噴射装置から該ドラムの該表面に噴射す
る冷却水の水量を制御する制御装置を備えたこと
を特徴とするドラム式連鋳機のドラム冷却装置。 8 特許請求の範囲第7項において、前記ドラム
を複数個備えせしめて、これら複数のドラムにて
冷却形成された鋳片の圧延を行うようにしたこと
を特徴とするドラム式連鋳機のドラム冷却装置。 9 特許請求の範囲第7項において、前記ドラム
の材質を鋼系のものとすることを特徴とするドラ
ム式連鋳機のドラム冷却装置。 10 特許請求の範囲第7項において、前記ドラ
ム表面に付着した冷却水又は不純物を除去する除
去装置を設けたことを特徴とするドラム式連鋳機
のドラム冷却装置。 11 特許請求の範囲第10項において、前記除
去装置にブラシを備えせしめたことを特徴とする
ドラム式連鋳機のドラム冷却装置。 12 特許請求の範囲第7項において、溶湯プー
ルの溶湯からドラムに伝達される熱量の測定手段
として、ドラムの温度を検出する検出装置を備え
たことを特徴とするドラム式連鋳機のドラム冷却
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13720484A JPS6117344A (ja) | 1984-07-04 | 1984-07-04 | ドラム式連鋳機のドラム冷却方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13720484A JPS6117344A (ja) | 1984-07-04 | 1984-07-04 | ドラム式連鋳機のドラム冷却方法及び装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6117344A JPS6117344A (ja) | 1986-01-25 |
JPH0460740B2 true JPH0460740B2 (ja) | 1992-09-28 |
Family
ID=15193219
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13720484A Granted JPS6117344A (ja) | 1984-07-04 | 1984-07-04 | ドラム式連鋳機のドラム冷却方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6117344A (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63207453A (ja) * | 1987-02-20 | 1988-08-26 | Nippon Steel Corp | 金属薄帯の連続鋳造装置 |
US6125915A (en) * | 1994-03-30 | 2000-10-03 | Golden Aluminum Company | Method of and apparatus for cleaning a continuous caster |
US5697423A (en) * | 1994-03-30 | 1997-12-16 | Lauener Engineering, Ltd. | Apparatus for continuously casting |
US6354364B1 (en) | 1994-03-30 | 2002-03-12 | Nichols Aluminum-Golden, Inc. | Apparatus for cooling and coating a mold in a continuous caster |
JP5247478B2 (ja) * | 2009-01-09 | 2013-07-24 | 三菱日立製鉄機械株式会社 | ロール式連続鋳造機 |
JP5313731B2 (ja) * | 2009-03-17 | 2013-10-09 | 三菱日立製鉄機械株式会社 | 双ロール式連続鋳造機 |
EP2581150A1 (de) | 2011-10-12 | 2013-04-17 | Siemens Aktiengesellschaft | Gießwalzvorrichtung mit kryogener Kühlung der Gießwalzen |
-
1984
- 1984-07-04 JP JP13720484A patent/JPS6117344A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6117344A (ja) | 1986-01-25 |
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