JPS59214103A - 電磁波吸収材用混和物 - Google Patents
電磁波吸収材用混和物Info
- Publication number
- JPS59214103A JPS59214103A JP8808883A JP8808883A JPS59214103A JP S59214103 A JPS59214103 A JP S59214103A JP 8808883 A JP8808883 A JP 8808883A JP 8808883 A JP8808883 A JP 8808883A JP S59214103 A JPS59214103 A JP S59214103A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mixture
- electromagnetic wave
- polystyrene
- resin
- wave absorbing
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、特に可撓性にすぐれる電磁波吸収材を得る
ことのできる樹脂混和物に関する。
ことのできる樹脂混和物に関する。
各種電子機器の電磁波シールドのための電磁波吸収材と
して、種々のプラスチックに、銅粉末、アルミニウム粉
末などの全屈フィラーを充填した混和物が使用されてい
る。ここで用いられているプラスチックとしては、例え
ばＡＢＳ樹脂がある。
して、種々のプラスチックに、銅粉末、アルミニウム粉
末などの全屈フィラーを充填した混和物が使用されてい
る。ここで用いられているプラスチックとしては、例え
ばＡＢＳ樹脂がある。
ＡＢＳ樹脂は元々比較的硬質な樹脂であり、これに金属
フィラーをシールド効果が得られる１０〜１５容積％程
度まで充填すると、得られる樹脂混和物は非常に硬く、
伸びの小さいものとなり、可撓性が要求される電子機器
の筐体や電線のシールド用ジャケットなどの用途には不
向となる。
フィラーをシールド効果が得られる１０〜１５容積％程
度まで充填すると、得られる樹脂混和物は非常に硬く、
伸びの小さいものとなり、可撓性が要求される電子機器
の筐体や電線のシールド用ジャケットなどの用途には不
向となる。
一方、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂などの比
較的可撓性の良好な樹脂に上記金属フィラーを充填した
混和物では、十分なシールド効果を出すためには、充填
量を多くぜねばならず、得られる混和物の伸びが大幅に
低下して、やはり可撓性に欠けるものとなる。
較的可撓性の良好な樹脂に上記金属フィラーを充填した
混和物では、十分なシールド効果を出すためには、充填
量を多くぜねばならず、得られる混和物の伸びが大幅に
低下して、やはり可撓性に欠けるものとなる。
この発明は上記事情に僅みてなされたもので、良好な′
ｒｅ１．磁波吸収性を持つとともに可撓性の高い電磁波
吸収材を得ることのできる電磁波吸収材用混和物を提倶
することを目的とするものである。
ｒｅ１．磁波吸収性を持つとともに可撓性の高い電磁波
吸収材を得ることのできる電磁波吸収材用混和物を提倶
することを目的とするものである。
以下、この発明の詳細な説明する。
この発明の電磁波吸収材用混和物は、ポリスチレン・ポ
リオレフィン・ポリスチレンブロック共重合体系エラス
トマーに金属フィラーを充填したものである。
リオレフィン・ポリスチレンブロック共重合体系エラス
トマーに金属フィラーを充填したものである。
ポリスチレン・ポリオレフィン・ポリスチレンブロック
共重合体系エラストマーは、スチレンとオレフィンとの
ブロック共重合体！あって、熱可塑性エラストマーの１
種であり、オレフィン成分とじてブタジェンを用いたポ
リスチレン・ポリブタジェン・ポリスチレンブロック共
重合体ｆｓＢｓ）、イソプレンを用いたポリスチレン・
ポリイソプレン・ポリスチレンブロック共重合体（Ｓ
Ｉ Ｓ ）、エチレン−ブチレンを用いたポリスチレン
・ポリエチレン−ブチレン・ポリスチレンブロック共重
合体（ＳＥＢＳ）や、これら共重合体をブレンドしたブ
レンドポリマーなどが用いられ、具体的にはこれら共重
合体に種々の配合剤（安定剤、抗酸化剤等）全配合した
コンパウンド、例えば”ニレフサ−”（商品名、シェル
化学製）や”アレキサール” （商品名、アロン化成製
）などが使用される０ ここで、ポリスチレン・ポリオレフィン・ポリスチレン
ブロック共重合体系エラストマーを選んだのは、このエ
ラストマーがＡＢＳ樹脂やポリエチＬ・ン樹脂に比較し
て、金属フィラー添加による伸びの低下が小さく、可撓
性が要求される吸収材として有用であり、かつ少量の金
属フィラーの添加で高いシールド効果を発揮するためで
ある。また、このエラストマーは、分子鎖中に二重結合
を有しないため、耐熱性、耐候性がよく、筐体等に加工
したときの耐久性が向上する◎ また、金属フィラーとしては、銅、鋼合金、アルミニウ
ム、アルミニウム合金、鉄、鉄合金などの金属からなる
繊維、フレーク、粉末、ビーズなどが用いられる。なか
でも、シールド効果の点から体積効果の大きい繊維、フ
レークが好ましく、特に伸線法、溶融紡糸法、ワイヤ切
削法、びびり振動切削法などによって得られる径２０〜
１００／／ｍ長さ１〜２０鼎の金属繊維が補強効果も得
られて望ましい。また、必要に応じてこれら金属フィラ
ーに上記エラストマーとの相溶性を向上させるために、
シラン処理等の前処理を怖すこともできる。
共重合体系エラストマーは、スチレンとオレフィンとの
ブロック共重合体！あって、熱可塑性エラストマーの１
種であり、オレフィン成分とじてブタジェンを用いたポ
リスチレン・ポリブタジェン・ポリスチレンブロック共
重合体ｆｓＢｓ）、イソプレンを用いたポリスチレン・
ポリイソプレン・ポリスチレンブロック共重合体（Ｓ
Ｉ Ｓ ）、エチレン−ブチレンを用いたポリスチレン
・ポリエチレン−ブチレン・ポリスチレンブロック共重
合体（ＳＥＢＳ）や、これら共重合体をブレンドしたブ
レンドポリマーなどが用いられ、具体的にはこれら共重
合体に種々の配合剤（安定剤、抗酸化剤等）全配合した
コンパウンド、例えば”ニレフサ−”（商品名、シェル
化学製）や”アレキサール” （商品名、アロン化成製
）などが使用される０ ここで、ポリスチレン・ポリオレフィン・ポリスチレン
ブロック共重合体系エラストマーを選んだのは、このエ
ラストマーがＡＢＳ樹脂やポリエチＬ・ン樹脂に比較し
て、金属フィラー添加による伸びの低下が小さく、可撓
性が要求される吸収材として有用であり、かつ少量の金
属フィラーの添加で高いシールド効果を発揮するためで
ある。また、このエラストマーは、分子鎖中に二重結合
を有しないため、耐熱性、耐候性がよく、筐体等に加工
したときの耐久性が向上する◎ また、金属フィラーとしては、銅、鋼合金、アルミニウ
ム、アルミニウム合金、鉄、鉄合金などの金属からなる
繊維、フレーク、粉末、ビーズなどが用いられる。なか
でも、シールド効果の点から体積効果の大きい繊維、フ
レークが好ましく、特に伸線法、溶融紡糸法、ワイヤ切
削法、びびり振動切削法などによって得られる径２０〜
１００／／ｍ長さ１〜２０鼎の金属繊維が補強効果も得
られて望ましい。また、必要に応じてこれら金属フィラ
ーに上記エラストマーとの相溶性を向上させるために、
シラン処理等の前処理を怖すこともできる。
この金属フィラーの上記エラストマーに対する添加量は
５〜２５容積％である。５容伊％未満では十分なシール
ド効果が得られず、また２５容債％を越えて添加しても
シールド効果の増加はもはや望めず、経済的に不利であ
るとともに得られる混和物の物件の低下が大きくなって
不都合となる。
５〜２５容積％である。５容伊％未満では十分なシール
ド効果が得られず、また２５容債％を越えて添加しても
シールド効果の増加はもはや望めず、経済的に不利であ
るとともに得られる混和物の物件の低下が大きくなって
不都合となる。
そして、上記熱可塑性エラストマーに所定量の金属フィ
ラーを加え、バンバリーミキサ、ミキシングロールなど
によって均一に混練し、混和物とする。さらに、この混
和物をカレンダー加工や射出成形加工や押出成形加工な
どの成形加工を行い、所要の形状の電磁波吸収材とする
。
ラーを加え、バンバリーミキサ、ミキシングロールなど
によって均一に混練し、混和物とする。さらに、この混
和物をカレンダー加工や射出成形加工や押出成形加工な
どの成形加工を行い、所要の形状の電磁波吸収材とする
。
以下、実施例を示して具体的に説明する。
実施例
次表に示す配合物をミキシングロールによってａ？して
シート吠とし、これをホットプレス機にて数枚積層し、
１８０℃で加熱加圧して厚み１ ｍ７Ｎ及び３ｍｍの試
料板を作成した。この試料板について、降伏強度、引張
強度、伸び、体積固有抵抗、密度を測定した。結果を併
せて表に示す。
シート吠とし、これをホットプレス機にて数枚積層し、
１８０℃で加熱加圧して厚み１ ｍ７Ｎ及び３ｍｍの試
料板を作成した。この試料板について、降伏強度、引張
強度、伸び、体積固有抵抗、密度を測定した。結果を併
せて表に示す。
表から明らかなように、１〜７にあっては５〜２０容積
％の金属供維の添加にもかかわらず、１５０％以上の伸
びを示している。これに対し、ＡＢＳ＆脂、ポリエチレ
ン樹脂では３０％以下の伸びである。可撓性が要求され
る用途では、伸びは１００〜１５０％以上とされるので
、ＡＢＳｆ７７脂やポリエチレン樹脂は全く不適である
。
％の金属供維の添加にもかかわらず、１５０％以上の伸
びを示している。これに対し、ＡＢＳ＆脂、ポリエチレ
ン樹脂では３０％以下の伸びである。可撓性が要求され
る用途では、伸びは１００〜１５０％以上とされるので
、ＡＢＳｆ７７脂やポリエチレン樹脂は全く不適である
。
また、シールド効果の指標となる体積固有抵抗について
は、黄銅繊維を同様に１５容ｆＬｖ％添加した場合、Ａ
ＢＳ樹脂、ポリエチレン樹脂に比べて１〜２桁抵抗が低
く＜、シールド効果が高いことがわかる。
は、黄銅繊維を同様に１５容ｆＬｖ％添加した場合、Ａ
ＢＳ樹脂、ポリエチレン樹脂に比べて１〜２桁抵抗が低
く＜、シールド効果が高いことがわかる。
以上説明したように、この発明の電磁波吸収材用混和物
は、ポリスチレン・ポリオレフィン・ポリスチレンブロ
ック共重合体系エラストマーに金属フィラーを充填して
なるものであるので、金属フィラーの少量の添加で高い
シールド効果が得られるとともに金属フィラー充填によ
る伸びの低下が少なく、十分に高い伸びを保持するもの
となる。
は、ポリスチレン・ポリオレフィン・ポリスチレンブロ
ック共重合体系エラストマーに金属フィラーを充填して
なるものであるので、金属フィラーの少量の添加で高い
シールド効果が得られるとともに金属フィラー充填によ
る伸びの低下が少なく、十分に高い伸びを保持するもの
となる。
よって、この混和物は、高い可撓性が要求される電線の
ジートド用ジャケット、熱収縮性シート・チューブ、パ
ツキンなどの電磁波吸収材用として極めて好ましいもの
となる。
ジートド用ジャケット、熱収縮性シート・チューブ、パ
ツキンなどの電磁波吸収材用として極めて好ましいもの
となる。
Claims (1)
- ポリスチレン・ポリオレフィン・ポリスチレンブロック
共重合体系エラストマーと金属フィラーとからなる電磁
波吸収材用混和物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8808883A JPS59214103A (ja) | 1983-05-19 | 1983-05-19 | 電磁波吸収材用混和物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8808883A JPS59214103A (ja) | 1983-05-19 | 1983-05-19 | 電磁波吸収材用混和物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59214103A true JPS59214103A (ja) | 1984-12-04 |
Family
ID=13933106
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8808883A Pending JPS59214103A (ja) | 1983-05-19 | 1983-05-19 | 電磁波吸収材用混和物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59214103A (ja) |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5029668A (ja) * | 1973-03-20 | 1975-03-25 | ||
| JPS5160236A (en) * | 1974-09-27 | 1976-05-26 | Raychem Corp | Seinoteikoondokeisu ojusuru soseibutsu |
-
1983
- 1983-05-19 JP JP8808883A patent/JPS59214103A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5029668A (ja) * | 1973-03-20 | 1975-03-25 | ||
| JPS5160236A (en) * | 1974-09-27 | 1976-05-26 | Raychem Corp | Seinoteikoondokeisu ojusuru soseibutsu |
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