JPS59213028A - 磁気記録媒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は磁気記録媒体に関し、特にＳ／Ｎを低下させる
ことなく摩擦係数全低下させ、走行耐久性を向上させ且
つテープの耳折れかなく、葦だテープのバック面のけず
れのない優れた磁気テープに関する。

一般に、オーディオ用、ビデオ用あるいはコンピュータ
ー用の磁気記録テープにおいては、感１隻（特に、高周
波領域での出力）を改善するために磁気記録層の表面が
平滑に仕上げられている。しかし、このような平滑な磁
気記録テープは、巻取り、巻戻しの際に整然と巻き取ら
れず乱巻状態ヲ起こしやすい。このような磁気テープを
使用すると、張力変動などにより走行性が悪くなり、出
力が変動する。丑だ、テープの変形、損傷も起こりやす
い。この欠点を防ぐために、磁気記録層と反対側の支持
体面にバック層を設けた磁気記録テープが提案されてい
る。

しかしながら、従来よシ使用されているバック層用の結
合剤、たとえば、塩ビー酢ビ共重合体などでは耐摩耗性
、靭性なとが悪く、走行耐久性に悪影響を及ぼし、バッ
ク層の削れ、摩擦係数の増加、テープの折れなとが生じ
やすく、更に改良の余地がある。

壕だ、一般に走行特性や走行耐久性全向上すること全目
的としてバック層を賦与すると磁性媒体（特に、テープ
状の場合）がロール状に巻き込葦れたり、シート状で積
み重ねられた場合、バック層の凹凸が磁性層表面に写り
、磁性層の表面性が損なわれ、このため磁性層媒体の電
磁特性、特にＳ／Ｎ特性が損われることが知られている
。Ｓ／Ｎ特性が低下するのは、しばしばバック層の走行
のため磁性媒体が巻き込凍れたり、積み重ねら１またり
した状態で、保存または放置されるとバック″′層の凹
凸が磁性層表面に写るからである。

本発明の目的は、摩擦係数の増加しない、走行耐久性の
良い磁気記録媒体を提供しようとするものである。

更に、本発明の別の目的は、磁性媒体のＳ　／　Ｎ特性
を損わないようなバンク層を提供１〜ようとするもので
ある。

本発明の上記の目的は、バック層を、塩化ビニル−酢酸
ビニル樹脂、繊維素系樹脂、熱可塑性ポリウレタンニジ
ストマー、及びポリイソ７アネートを含む結合剤中に無
機質粉末を分散［７て構成することによって達成される
。

本発明で用いる塩化ビニル−酢酸ビニル樹脂（塩ビー酢
ビ樹脂）は、無機質粉末（充填剤）の分散性向上に役立
ち、平均重合度２５０〜３０００（好箇しくは３００〜
１０００　）を有し、塩ビと酢どのＭ量比は好ましくは
９５：５〜７０：３０である。塩ビー酢ビ樹脂はさらに
第３成分として、無水マレイン酸、マレイン酸、ビニル
アルコールプロピオン酸ビニル°、塩化ビニリデン、ア
クリルニトリル等を塩ビと酢どの合計量に対して０１〜
ｌＯ重量係含有することができる。

本発明で使用する繊維素系樹脂としては、ニトロセルロ
ース等のセルロース誘４　体力Ｊ　当ｆ　、　コれらは
、耐熱性、靭性、耐ブロッキング性を付与するのに役Ｘ
″Ｌつ。

熱可塑性ポリウレタンエンストマーとしては、はとんと
全ての市販品を使用できる。即ち、フタル酸、アジピン
酸、三量化リルイン酸、マレイン酸の如き有機二塩基酸
と、エチレングリコール。

プロピレングリコール、ブチレングリコール、ジエチレ
ングリコールなどのグリコール類又はトリメチロールプ
ロパン、ヘキサントリオール、グリセリン、トリメチロ
ールエタン、ペンタエリスリトールなどの多筒アルコー
ル類との反応によって得られるポリエステルボリオール
ヲトリレンジインシアネーＦｓ　　４　ｔ　４’−ジフ
ェニルメタンジインシアネート、ヘキサメチレンジイソ
シアネート。

、メタキシリレンジイソシアネートの如きポリイソシア
ネート化合物によってウレタン化したボリエ′ステルポ
リウレタン樹脂及びポリエーテルポリウレタン樹脂、更
に一般式（ｉ−）で示される分子のされる。

（（０−＆−ｔＸ〕（ン−−Ｒ’−Ｃ”０）ｒｎ　−０
ＢＯＯＣＮＨ−Ｒ’−ＮＨＣＯ−：］ＣＩ〕式 但しｍは５〜１００の整数、Ｈは炭素数１〜４個のヒド
ロキシアルキル基又は炭素４９１〜４個のヒドロキシア
ルコキシル基を少くとも２個イラーシた脂環族又は芳香
族化合物によって尋人される２　’ｎｉＩｌ〜６の整数
である。

これらの分子量は５，０００〜５００．ＯＣＯ好壕軽重
け１０，０００〜２００，０００のものが有効である。

これらのポリウレタンについては特願昭５４−２６８８
０号に記載されている。

更に、ポリインシアネートとしては、２．４−トリレン
ジイソシアネート、１，６−へキサメチレンジインシア
ネート、トリイソシアネート（たとえば１日本ポリウレ
タン工業−製造の気コロネートＬ／／）などが使用でき
る。

本発明に用いる結合剤の組成比は、バインダー１００重
量部に対して、塩ビー酸と樹脂が１〜４０取量部（特に
好１しくけ３〜４０重量部）繊維素系樹脂が１０〜５０
重量部（特に好１しくは３０〜６０重量部）、熱可塑性
ポリウレタンエラストマーが２０〜５０重量部（特に好
１しくば３０〜６０重量部）、ポリイソシアネートが１
０〜５０重量部（特に好ましくは２０〜４０重量部９が
好ましい。

上記範囲とした場合、剛摩耗性の優れたバック層が得ら
れる。

バンク層には、更に表面粗さ、電気抵抗の調節等のため
に、充填剤を加えることができる。かかる充填剤として
は、カーボンブラック粉末、グラファイト、二硫化タン
グステン、二硫化モリブデン、窒化ホウ素、５ｉｎ２．
ＣａＣＯ３，Δｔ２０３゜１＋’ｅ２０Ａ、ｉ’ｉ０２
．Ｍａｃ、ＺｎＯ，ＣａＯの如き無機質粉末があり、特
にＣａＣＯ３粉末は軽重しい。その粒子サイズは４０〜
１２０ｍμが好ましい。更に、ＣａＣＯ３粉末１００重
量部に対して０５〜１００重量部（好１しくけ、０５〜
５０重付部）のα−Ａｔ２０３粉末を添加することもで
きる。その粒子サイズは、０１μ〜１０μか軽重しい。

これらの充填剤の使用量は、結合剤１部に対して、重量
比で０１〜４０部、好１しくけ、０２〜２０部である。

本発明のバック層は、単位体積当りの配録密度を上げる
ために、磁気記録媒体の総厚味（磁性層士支持体十バッ
ク層）をできる限り薄くする様に選ばれている。この様
なバック層の厚さは軽重しくけ０３〜２μ、特に軽重し
くは０５〜１μである。

本発明によれば、前述した如き特性を持つ磁気記録媒体
が得られる。即ち、従来の技術によれば、バンク層を薄
くするとバック層が破壊されるが（磁気記録媒体が走行
するときバック層が削れる）。

本発明ではこの欠点は生じない。しかも、本発明のバン
ク層を用いることにより、記録波長１３μの高密度記録
においてもビデオＳ　／　Ｎが劣化しない。

本発明の磁気記録媒体は本発明における結合剤樹脂組成
の変更を除き特開昭５２−１０８，８０４号に記載され
た材料、製法に基本的に従って調製することができる。

次に本発明の実施例（及び比較例）について説明する。

１部」け重量部を示す。

比較例（試料／ｌ６１） ＣａＣＯ，粉末（商品名： ホモカルク白石工業■製造）　１００部メチルエチルケ
トン　　　３００部 上記組成物をボールミル中で十分に混線分散して塗料を
作シ、これを表面に磁気記録層を有する磁気記録テープ
の裏面に塗布し乾燥後０．６〜１．０μの厚さのバック
層を形成した。

実施例（試料篇２〜３６．但しＲ＝２付したものは比較
例） 第１表のようにニトロセルロース、ポリウレタン、ポリ
イソシアネート、塩ビー酢ビ樹脂の割合い全変え塗ｆ−
＋を作った。

ＣａＣＯ３粉末（商品名：ホモカルＤ　　　　　１５０
部白石工業＠製造） メチルエチルケトン　　　　　　　　３００部比較例と
同様にこれを表面に磁気記録層を有する磁気記録テープ
の裏面に塗布し乾かｔ後ｏ６へ−１，０μｍの厚さのバ
ック層を形成した。

上記の磁気記録テープの谷試料について各種の試験を行
ない次表の結果を得た。

第　　　１　　　表 ｉｔの伺いた番号は比較例を示す （１）耐摩耗性試験 添附図面に示すようなエンドレス摩耗試験機１０にてバ
ック層の耐摩耗性について３ｊｌ、ｌ定しだ。

エンドレス摩耗試験機１０は、サンプル１１を回転させ
るための回転駆動装置１２と、回転中のエンドレス状サ
ンプル１１に一定の張力全力えるだめのテンション装置
１３と、バック層がＦ１動する固定ガイド１５から成る
。このような摩耗試験機１０に長さ１ｒｒＬｘＬ″　の
試料１１全増付け、２３℃、７０％相対温度下で走行張
力を５０２とし、走行速度５５　ｍ　７秒として固定ガ
イド１４を１００回通過させた。徒、第２表に示すよう
にバック層の傷の本数及びケズレの量すなわち固定ガイ
ド１４への附零量から試料１１の摩耗性について評価し
た。評価段階は第２表に示す。

第　　２　　表 （２）　エツジＩｉれ性試験 Ｖ　ｌ−Ｉ　Ｓビデオデツキにサングルテープをかけて
エツジ折れの発生するアンロード時の張力よりエツジ折
れに対する耐性全評価した。なお、この評価は下記の第
３表に示す段階に基づいた。

第　３　灰 第１式の結果を比較すれば、塩化ビニル−酢酸ビニル、
二）Ｌ＝ナセルース、ポリウレタン、ポリインシアネー
トを用い７ヒバツク層金有する磁気テープの摩耗耐久性
とエツジ折れ耐性のバランスは良好であることが判る。

【図面の簡単な説明】

添附図面はサンプルの耐摩耗性を測定するための試験機
の概略図である。 １１・・・・・・エンドレス状サンプル１２・・・・・
・回転駆動装置 １３・・・・・・テン／コン装置 １４・・・・・・固定ガイド 出願人　富士写真フィルム株式会社 代理人　弁理士　加　藤　朝　道 手続補正書（自発） 昭和５８年６月２ｏ日 特許庁長官若杉和夫　殿 １、事件の表示 昭和５８年　特許　願第０８５１１１号（昭和５８年５
月１７日出願） ２、発明の名称　磁気記録媒体 ３、　補正をする者 事件との関係　　特許出願人 ４、代理人 ６、　補正により増加する発明の数　　なし・３．″二
″ニー・。 明細書の発明の詳細な説明の欄を次の通り補正する。 （１）　　明細出第７頁、１９〜２０行目、「１０〜．
５０重量部（特に好ましくは３０〜６０重量部）」を「
１０〜６０重量部（特に好ましくは３０〜５０重殴部）
」と訂正する。 （２）　　明乳ｊ＠第８頁１〜２行目、「２０〜５０重
−計部（特に好捷しくは６０〜６０重量部）」を［２０
〜６０重量部（特に好ましくは６０〜５０重量部）」と
訂正する。 （３）　　明細書箱１４頁８行目、「固定ガイド１５」
を「固定ガイド１４」と訂正する。 −ｒ−糸充ネ市１−Ｅ書（自発） 昭和５９年５月２３０ 特許庁長官若杉和夫殿 １　事件の表示 昭和５８年特許願第８５１１１号 （昭和５８年５月１７日出願） ２　発明の名称 ＋ａ気記録媒体 ３　補ＩＦをする者 事件との関係　　出願人 氏名　　　（５２０）富士写真フィルム株式会社５　補
正命令の日付　　　自発 ６　補正により増加する発明の数　　なし７　　ａｉＥ
の対象 明ｍ書の発明の詳細な説明の欄 ８　補正の内容 別紙の通り 明細書の発明の詳細な説明の欄を次の通り補正する。 ｌ〕第３頁第１１行目の「テープ」を「テープエツジ」
に補１する。 ２〕同頁第１７行目の「表面性」を「表面性状」に補正
する。 ３）第５頁第７行目の「セルロース等」を［セルロース
、セルロースアセテートブチレート、セルロースプロピ
オネート、セルロースアセテート、エチルセルロース等
」に補正する。 ４）第６頁下２行「１の「Ｒは」をｒＨ’は」に補正す
る。 ５）第８頁第１２行口の「ＭａＯ」をｒＭｇＯＪに補ｉ
Ｅする。 以　　上

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）磁性層と反対（１ｔ！ｌの支持体面Ｃてバック層
   を有し、該バック層が結合剤中に分散された１ｗ、機質
   扮末を含む磁気記録媒体において、 ′ｆｉｉＪ記結合剤は、塩化ビニル−酢酸ビニル樹脂、
   ＄Ｈ）Ｉｆ：素糸樹脂、熱町塑性ポリウレタンエンスト
   マー及びポリインシアネートから成ることを特徴とする
   磁気記録媒体。
2. （２）　　前記結合剤１００！量部に対して塩化ビニー
   ル・−酢酸ビニル樹脂が１〜４０重量部、繊維素系樹脂
   が１０〜５０重量部、熱可塑性ポリウレタンエラストマ
   ーが２０〜５０重量部。 ポリイソシアネートが１０〜５０重計部含′まれること
   を特徴とする請求の範囲第１項記載の磁気記録媒体。
3. （３）塩化ビニル−酢酸ビニル樹脂は平均重合度２５０
   〜３００ｏで塩化ビニル対酢酸ビニルの重計比が９５：
   ５〜７０：３０である請求の範囲第２項記載の磁気記録
   媒体。
4. （４）　　塩化ビニル−酢酸ビニル樹脂は、力（ξ水マ
   レイン酸、マレイン酸、ビニルアルコール、プロピオン
   酸ビニル、塩化ビニリデン、アクリルニトリルを塩化ビ
   ニルと酢酸ビニルの合冶に対し１０重重量風下含有する
   請求の範囲第２項又は第３項記載の磁気記録媒体。