JPS5921218Y2 - すべり止めの端縁装着具 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は各種の住宅に於ける階段に使用する階段用す
べり止めの両端縁に装着するすべり止めの端縁装着具に
閃するものである。

従来この種のすべり止めの端縁に用いる装着具は種々散
見されているが、これ等のものは、すべり止め断面と同
一形状の装着具を隣接して固定するか、又は、装着具の
側壁に内向きの係止突起を突設し、これをすべり止めの
中空部に挿着して固定するもの等があるが、これ等は、
すべり止めと装着具とが製作寸法誤差が生じ、すべり止
めの端縁処理が完全でなく、段差等により体裁が大変に
悪く、且つ、踏圧によってガタ付いたり、すべり止めよ
り装着具が脱離するため、固着が不確実である等の欠点
がある。

この考案は上記の各欠点を解決せしめるために考案した
ものであって、その主たる構成とする所は、端縁装着具
には、水平部と垂直部と、その水平部と垂直部との一方
に垂直の側壁部を形成し、水平部の裏面に粘着シートを
接着する。

また、該側壁部の高さ寸法をすべり止めの肉厚寸法より
小さく形成したものである。

従って、すべり止めの端縁を弾発的に押圧固定するため
、釘打固定する際に側壁部下端が踏板面に当り破損する
ような事がない効果と、側壁部の高さ寸法をすべり止め
肉厚寸法より小さいので、製作寸法誤差を極力解消する
優れた効果等を達成するものである。

次にこの考案の一実施例を図面について詳述すると、端
縁装着具１は、合成樹脂製等の構成材料によって成型さ
れ、その水平部２は、階段の踏板１３に装着されるすべ
り止め８に於ける水平片に設けた各種の凹凸等の模様部
９，９と略同−の模様部５．５・・・・・・を形成する
。

また、装着具１の水平部２には前面に折曲した垂直部３
を一体に形成すると共に、水平部２と垂直部３との一方
に垂直の側壁部４を形威せしめである。

前記水平部２の裏面には、該模様部５，５に沿って粘着
シート６を装着せしめる。

また、該側壁部４の高さ寸法は、すべり止め８の肉厚寸
法より小さく形威しである。

端縁装着具１には、その水平部２又は垂直部３の所定位
置に少なくとも一個以上の釘打孔７，７を穿設しである
。

１０はすべり止め８の前方垂下片であって、１１はすべ
り止め８の裏面に接着した粘着剤を示したものである。

１２は装着具１からすべり止め８を挿通して踏板１３に
打付けた打釘を示したものである。

１４は隙間部を示し、装着具１が取付けられた時に、そ
の側壁部４と踏板１３との間に生じる隙間部である。

この考案は上記の如き構成を有するので、すべり止めの
両端縁に、略同−模様部を設けた端縁装着具を上部より
被着したので、すべり止めの断面が露出せず大変美麗に
仕上がり、且つ塵埃が侵入する憂いがないと共に、すべ
り止めの剥離を完全に防止できる効果がある。

更に、装着具の水平部と垂直部との一方に設けた側壁部
の高さ寸法をすべり止めの肉厚寸法より小さく形成した
ので、その側壁部の下端と踏板との間に隙間部が形成さ
れ、従って、打釘の時に側壁部の下端が踏板に直接当ら
ず、簡単に破損する憂いがない効果と、装着具を上から
踏んでも隙間部によって緩衝し、下端が破損することが
ない効果がある。

また、すべり止めと装着具との寸法誤差を該隙間部で吸
収できると云う実利的な効果もある。

尚、水平部の裏面に粘着シートを貼着しであるので、階
段のすべり止め端部に仮止めしてから、打釘ができ取付
が大変に容易である効果と、釘打孔によって打釘が容易
に打込みでき、すべり止めの剥離を確実に防止して強固
に止着できると云う効果がある。

【図面の簡単な説明】

図面はこの考案の一実施例を示し、第１図は装着状態の
斜面図、第２図は装着具の内側よりの斜面図、第３図は
第１図Ａ−Ａ線の断面図、第４図は第１図Ｂ−Ｂ線の断
面図である。 符号１は端縁装着具、２は水平部、３は垂直部、４は側
壁部、５は模様部、６は粘着シート、８はすべり止め、
１３は踏板、１４は隙間部である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 各種の断面形状を有する階段のすべり止めの長手端縁を
   被着するすべり止めの端縁装着具に於いて、前記端縁装
   着具は、各種模様部を形威した水平部と、前面に新曲し
   た垂直部と、該水平部と垂直部との一方に垂直の側壁部
   を各々形威せしめ、該水平部の裏面には粘着シートを接
   着せしめ、且つ該側壁部の高さ寸法をすべり止めの肉厚
   寸法より小さく形成せしめ、更に端縁装着具の所定位置
   に少なくとも一個以上の釘打孔を穿設せしめた事を特徴
   としたすべり止めの端縁装着具。