JPS5920940B2 - 給湯式浴槽の給湯装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は給湯式浴槽の給湯装置の改良に関するものであ
る。

給湯式浴槽においては、給湯装置に供給される水道水の
温度が季節によって異なるので、給湯装置の燃焼熱量、
流水量が同一であれば、浴槽の湯張り温度も季節によっ
て変化し、所定の入浴温度になし得ないことがある。

ところで、給湯により漸次に水位が上昇されていく浴槽
湯の温度を給湯中検出し、この検出温度によって、給湯
装置の通水流量を制御すれば、季節温度の影響なく、湯
張り温度を入浴に適した温度になし得るが、この場合は
、追跡制御となり、バルブが絶えず開閉動され、その結
果１通水流量も絶えまな（変動し、このため給湯々温が
脈動するので、制御系の安定性が悪い。

本発明に係る給湯式浴槽の給湯装置は、上記の不利なく
、浴槽の湯張り温度を季節温度に関係なく、所定の入浴
温度になし得る構成であり、温水機の出湯側に補給水管
を連結し、温水機並びに補給水管に供給される水道水温
度を検出するための温度検出器を設け、温水機のバーナ
の燃焼熱量。

温水機の通水水量並びに浴槽湯張り温度等の設定値と、
上記温度検出器で検出された水道水温度の検出値とから
、上記補給水管の流出量を演算する演算装置な設け、該
演算装置で演算された流水量とするように、補給水管の
パルプを調節するパルプ調節装置を設けたことを特徴と
するものである。

以下１図面により本発明を説明する。

図において、１は浴槽である。

２は温水機であり、２１は温水機２のバーナを示してい
る。

３は温水機２の導入水管、４は導入水管３に設けられた
パルプである。

５は導入水管３に設けられた温度検出器である。

導入水管３には水道水が流量一定で導入され、この水道
水の温度が温度検出器５により検出される。

６は温水機２の出湯側に連結された補給水管であり、電
磁バルブ７が設けられている。

８は演算装置であり、温水機２の通水流量、バーナ２１
の燃焼熱量、浴槽湯張り温度が固定値として設定され、
この固定値と、上記温度検出器５で検出された水道水の
水温とから、補給水管６の通水々量を演算する機能を有
する。

この演算装置８には、マイクロコンピュータ−が使用さ
れる。

今、温水機２の導入水温度並びに補給水管６の通水温度
（共に水道水温度）をＴ。

、温水機２０通水水量をＣ１ｌ、バーナ２１の燃焼熱量
をＷ、この燃焼熱量の温水機２内への熱伝達効率をｋ、
浴槽に給湯される湯の温度をＴ、水の比熱をＣ１補給水
管６の通水々量をｑ２とすれば、 ｑ１ＴｏＣ十ｋＷ＋ｑ２ＴｏＣ−（ｑ１＋９２ ）ＴＣ
従って。

となる。

上記演算装置８は、上記の給湯湯温Ｔを浴槽の湯張り温
度とするように、 を算出する。

２ ９は補給水管６の電磁弁７の開閉度を調節する調節装置
であり、バルブ７の開閉度が、上記演算装置８により算
出された通水々量となるように調節される。

上記の演算式において、Ｔ、Ｃ，に、Ｗ、は。

すべて一定値であり、またｑｌはバルブ４の開度を一定
とすることにより一定値化することが出来る。

従って、通水温度Ｔ。の検出により直ちに補給水管６の
通水々量ｑ２が算出され、しかも１通水温度、及び補給
水温は同一であって急激な変化は殆んどしないから、通
水開始時の温度検出により電磁弁での調節を一度行なえ
ば、給湯終了に至るまでの間は、その後の再度の調節は
不要となる。

上述した通り、本発明に係る給湯式浴槽の給湯装置は、
水源である水道水の温度から、補給水管の流水々量を調
節して、浴槽の湯張り温度を常に一定の所定温度になし
得、季節温度に関係なく。

湯張り温度を適切な入浴温度に保障できる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明に係る給湯装置を示す説明図である。 図において、１は浴槽、２は温水機、２１はバーナ、５
は水温検出器、６は補給水管、７は電磁バルブ、８は演
算装置、９はバルブ調節装置である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 温水機の出湯側に補給水管を連結し、温水機並びに
   補給水管に供給される水道水温度を検出するための温度
   検出器を設け、温水機のバーナの燃焼熱量、温水機の通
   水水量並びに浴槽湯張り温度等の設定値と、上記温度検
   出器で検出された水道水温度の検出値とから、上記補給
   水管の流出量を演算する演算装置を設け、該演算装置で
   演算された流水量とするように、補給水管のバルブを調
   節する調節装置を設けたことを特徴とする給湯式浴槽の
   給湯装置。