JPS59207537A - コイル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は回路しゃ断器などに使用されるコイルに関す
るものである。

第１図に示されているような回路しゃ断器においては、
電磁引き外し機構（１）のコイル（２）に大電流が流れ
ると、その作用によって、可動接点（３）が、固定接点
（４）から離れて電流が遮断されるようになっている。

このような回路しゃ断器のコイル（２）は、従来、第２
図のように、断面矩形の線導体を螺旋状に巻回すること
によって構成されていたため、寸法が不正確になシやす
く、シかも、その巻始端面と巻終端面が軸線に対して直
交しておらず、このコイル（２）をコ字状の固定鉄心に
組み込むときに該固定鉄心と上記巻始端面および巻終端
面との間にそれぞれ隙間が生じ、その隙間分だけ高さ寸
法Ｈが大きくなる欠点があった０ この発明は従来の欠点を改善するためになされたもので
、２つの円弧部を、軸線方向の連結部の両端に連結させ
る構成として、上記欠点のないコイルを提供することを
目的としている。

以下、この発明の実施例を図面にしたがって説明する。

第３図に示されたように、この発明のコイル（２）は、
断面矩形の線導体によって構成されておシ、軸線方向の
連結部（２１）と、この連結部（２１）の一端に連続−
する円弧部（支）と、連結部（２１）の他端に連続する
円弧部（２３）とを有し、これら２つの円弧部（２２１
（２３）力；それぞれ、上記連結部（２１）に対して直
交する反対方向に延びるように構成されている。

このように構成されたコイル（２）は、たとえば第４図
のように、コ字状の固定鉄心（５）に組み込まれて、第
１図で説明した回路しゃ断器の電磁引き外し機構（１）
に使用される。この場合、２つの円弧部（２２１（２３
１は、いずれも連結部（２１）に直交する方向に延びて
いるので、巻始端面と巻終端面とが平行になる。

したがって、コ字状の固定鉄心（５）とコイル（２）の
巻始端面および巻終端面との間に隙間が生じない。

なお、第４図において、（６）はリード線である。

つぎに製作方法を説明する。

まず、第５図のような階段状の線導体を平板から打ち抜
く。この場合、垂直部（２１ａ）の上端から直角方向に
延びる延設部（２２ａ）と、垂直部（２１ａ）の下端か
ら直角方向に延びる延設部（２３ａ）との間には、垂直
方向において一定の間隔ｔが保たれている。つぎに、第
６図のようにまたとえば延設部（２２ａ）を矢印Ａ方向
に円弧状に湾曲させながら折シ曲げ、つづいて、他の延
設部（２２ｂ）を反Ａ方向に円弧状に湾曲させながら折
り曲げる。これにより、第３図のようなコイル（２）が
製作される。この方法によれば、巻き径の小さなコイル
（２）を製作する場合でも、作業性がきわめてよい。

なお、コイル（２）は、第５図および第６図で説明した
手順によらなくても、たとえば鋳型を用いて製作するこ
とも可能である。

以上の説明から明らかなように、この発明によれば寸法
の正確でかつ組み付は時の占有面積の小さなコイルとな
る。とくに、巻き径の小さいコイルの場合でも、巻きピ
ッチを正確にとれる利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は回路しゃ断器の一部破断側面図、第２図は従来
のコイルの側面図、第３図はこの発明の実施例によるコ
イルの側面図、第４図はコイルを固定鉄心に組み付けた
場合の斜視図、第５図および第６図はコイルの製作方法
説明図である。 （２）・・・コイル、（２１）・・・連結部、（２２）
（２３）・・・円弧部。 なお、図中、同一符号は同一または相当部分を示す。 代理人　大岩増雄 第１図 四 え 〕 ３ １ 第４図 第５図 第６図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）断面矩形の線導体によって構成されたコイルであ
   って、軸線方向の連結部と、この連結部の一端に連続す
   る内弧部と、上記連結部の他端に連続する円弧部とを有
   し、上記２つの円弧部がそれぞれ、上記連結部に対して
   直交する反対方向に延びるように構成されたことを特徴
   とするコイル。