JPS5920605Y2

JPS5920605Y2 - 冷蔵庫付空気調和機

Info

Publication number: JPS5920605Y2
Application number: JP1978099269U
Authority: JP
Inventors: 健児梅津
Original assignee: 株式会社東芝
Priority date: 1978-07-19
Filing date: 1978-07-19
Publication date: 1984-06-15
Also published as: JPS5515578U

Description

【考案の詳細な説明】この考案は冷蔵庫と空気調和機とを一体に構成した冷蔵
庫付空気調和機に関する。

そして、この考案の目的とするところは、本体内を仕切
壁によって空気調和機能部と冷蔵機能部とに区画し、各
機能部に設けた蒸発器を並列に接続し、同時または選択
的に作動することができ、またプツトスペースの有効利
用から据付スペースも少なく、また、圧縮器から発生す
る騒音を低減できる実用的な冷蔵庫付空気調和機を提供
しようとするものである。

以下、この考案を図面に示す一実施例にともとづいて説
明する。

図中１は本体で、この内部は仕切壁２によって空気調和
機能部３と冷蔵機能部４とに区画されている。

まず、空気調和機能部３について説明すると、この内部
は仕切板５によって前部がクリーングユニット室６に、
後部がコンテ゛ンシングユニツｌ〜室７に構成されてい
る。

そして、コンテ゛ンシングユニツｌ〜室７における上記
冷蔵機能部４の背部には圧縮機８が設置され、この上部
には？’４縮器９が設置されている。

さらに、ン疑縮器９にはモータ１０の回転軸に装着され
たファン１１が対向して設けられ、このファンケーシン
グ１２は吸気ダクト１３および排気ダクト１４と接続さ
れている。

また、クーリングユニット室６内には空調用蒸発器１５
が設置され、この後部にはモータ１６の回転軸に装着さ
れたファン１７が対向して設けられている。

そして、この空調用蒸発器１５の前部は本体１の前面に
設けた吸込口１８と対向しており、この吸込口１８の上
部には吐出口１つが設けられている。

また、」二記圧縮機８を冷蔵機能部４の背部に設けたか
ら、圧縮機８から発生する騒音が室内に洩れることはな
い。

一方、上記冷蔵機能部４には周壁を断熱材２０によって
囲繞した冷蔵室２１か形成され、この冷蔵室２１の前面
開口部２２は開閉扉２３によって閉塞されている。

そして、この冷蔵室２１の上部には冷蔵用蒸発器２４が
設けられており、中途部には複数段の棚２５．２５が設
けられている。

つぎに、第２図に示す冷凍サイクルの配管系路について
説明すると、圧縮機８の吐出口は凝縮器９に接続されて
おり、この出口側は第１と第２の冷媒管２６と２７とに
分岐されている。

そして、第１の冷媒管２６は空調用減圧器２８を介して
空調用蒸発器１５に接続されている。

また、第２の冷媒管２７は液溜タンク２８、冷蔵用減圧
器３０を介して冷蔵用蒸発器２４に接続されている。

さらに、上記空調用蒸発器１５は切換弁３１を介して圧
縮機８の第１の吸込口３２に接続され、冷蔵用蒸発器２
４は圧縮機８の第２の吸込ｕ３３に接続されている。

また、空調用蒸発器１５と冷蔵用蒸発器２４との出口側
間は液逃し管３４によって連結されている。

しかして、冷房運転と冷蔵運転とを同時に行なう場合に
は切換弁３１を開放し、圧縮機８を起動すると、この吐
出１」から吐出された高温高圧のガス冷媒は凝縮器９に
よって凝縮液化される。

この液冷媒は第１と第２の冷媒管２６．２７に分流され
、減圧されたのち空調用蒸発器１５および冷蔵用蒸発器
２４に流れ、冷媒の蒸発気化熱によって室内の冷房を行
なうとともに冷蔵室２１内を冷却する。

なお、この場合、空調用蒸発器１５および冷蔵用蒸発器
２４からの冷媒は第１、第２の吸込口３２．３３から吸
入されるため蒸発温度に適した吸込圧力に設定すること
ができる。

また、冷房運転を停止し、冷蔵運転のみを行なう場合に
は切換弁３１を閉塞し、圧縮機８の吸込量を減少するこ
とにより能力を下げることができる。

なお、この場合の余剰冷媒は液溜タンク２９に溜めるこ
とができる。

この考案は以上説明したように、本体内を仕切壁によっ
て空気調和機能部と冷媒機能部とに区画し、各機能部に
設けた蒸発器を並列に接続して同時または選択的に作動
できるようにしたから、空気調和機のテ゛ツＩ・スペー
スを有効に利用することができ、据付スペースを減少す
ることができる。

しかも、圧縮機を冷蔵機能部の背部に設置したから、圧
縮機の騒音が室内に洩れることはなく、負荷に応じて圧
縮機の能力を可変することができる。

さらに、圧縮機に第１、第２の吸込口を設け、空調用蒸
発器の出口を切換弁を介して上記第１の吸込口に接続し
、冷蔵用蒸発器の出口を上記第２の吸込ｌ」に接続した
から、冷房運転を停止し、冷蔵運転のみを行なう場合に
は切換弁を閉塞することにより圧縮機の吸込量を減少し
て能力ダウンが図れ、また負荷に適応した冷媒循環量が
得られるという効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

図面はこの考案の一実施例を示すもので、第１図は本体
の縦断側面図、第２図は冷凍サイクルの系統図である。１・・・本体、２・・・仕切壁、３・・・空気調和機能
部、４・・・冷蔵機能部、８・・・圧縮機、９・・・凝
縮器、］５・・・空調用蒸発器、２４・・・冷蔵用蒸発
器。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

本体内を仕切壁によって空気調和機能部と冷蔵機能部と
に区画し、上記空気調和機能部に圧縮機、凝縮器および
空調用蒸発器を設けて冷凍サイクルを構成するとともに
冷蔵機能部に上記空調用蒸発器と並列に接続する冷蔵用
蒸発器を設けた冷蔵庫付空気調和機において、上記圧縮
機を上記仕切壁によって囲繞される冷蔵機能部の背部に
設置するとともに、この圧縮機に第１、第２の吸込口を
設けるとともに、上記空調用蒸発器の出口を切換弁を介
して上記第１の吸込口に接続し、上記冷蔵用蒸発器の出
口を上記第２の吸込口に接続したことを特徴とする冷蔵
庫付空気調和機。