JPS5920154Y2 - 浴槽 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、浴槽に関するものである。

この考案は、浴槽を備えた設備ユニットを組立てる際、
窓枠、窓枠つき壁パネル、壁パネルなどの壁面構成材を
簡単に建て込みできる設備ユニット用の浴槽を提供する
ことを目的とする。

この考案を図示の実施例により詳細に説明すると、図に
おいて１は浴槽（ＦＲＰ製）を示し、浴槽１の一方の上
縁１１から外方へ張出した張出し縁部１２が一体に設け
である。

この張出し縁部１２は、上縁１１とはほぼ同一面上また
は水勾配程度の傾斜が設けてあり、三方の側縁に水返し
壁１２ａ、１２ｂ、１２Ｃが一体に設けてあり、張出し
縁部１２の大部分にわたって、段状台部１３が一段高く
隆起している。

そして、段状台部１３と張出し縁部１２の水返し壁１２
ｂとの間の間隙１４に壁面構成材としての窓枠２（第１
，２図）または壁パネル３（壁パネルには窓枠つきも含
む）（第３図）が嵌合されている。

段状台部１３の上面は略水平面であり、物置台として使
用するようになっている。

なお図において４は、洗い場、２１は引違い戸を示す。

また、張出し縁部１２は、外壁５の支持部材５１で支承
される。

以上述べたように、この考案によれば浴槽上縁から延長
した張出し縁部と段状台部との間隙で窓枠、壁パネルな
どの壁面構成部材の一部として作用せしめるものである
から、設備ユニットの製造費、組立費のコストダウンが
可能となる。

また、張出し縁部の段状台部は物置台として使用するこ
とができ、使い勝手がよいと共に、水返し壁の作用をな
し、浴槽からの湯水が窓枠、壁パネルなどへ流れ出ない
ようにし、また段状台部をまわった湯水は、張出し縁部
の水返し壁で外側へ漏出しないようになっており、設備
ユニット用の浴槽として実用的価値を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案の実施例を示す組立斜視図、第２図は
第１図の要部拡大断面図、第３図は他の例の要部拡大断
面図である。 １・・・・・・浴槽、２・・・・・・窓枠、１２・・・
・・・張出し縁部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 浴槽の少くとも一方の上縁に外方へ張出した張出し縁部
   を連設し、この張出し縁部の三方側縁に水返し壁を一体
   に立設すると共に水返し壁に近接する位置に、一段高く
   隆起した段状台部を一体に設けたことを特徴とする浴槽
   。