JPS59199626A - 糖質輸液 - Google Patents
糖質輸液Info
- Publication number
- JPS59199626A JPS59199626A JP7331083A JP7331083A JPS59199626A JP S59199626 A JPS59199626 A JP S59199626A JP 7331083 A JP7331083 A JP 7331083A JP 7331083 A JP7331083 A JP 7331083A JP S59199626 A JPS59199626 A JP S59199626A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- glucide
- infusion
- mmol
- transfusion liquid
- lactitol
- Prior art date
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- Medicinal Preparation (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
1、発明の背景
技術分野
本発明は、糖質輸液に関する。更に詳しくは、二糖類還
元体を含有する糖質輸液を提供することにある。該二糖
類還元体としてマルチトールあるいはラクチトールが用
いられる。
元体を含有する糖質輸液を提供することにある。該二糖
類還元体としてマルチトールあるいはラクチトールが用
いられる。
先行技術およびその問題点
糖質輸液として、種々のものが市販されており、糖質と
してはクルコース、フルクトース。
してはクルコース、フルクトース。
ソルビトール、キシリトール、マルトースを使用して調
製されている。マルl−スを除ケは、これらの糖質は単
糖類である。浸透圧を考慮しなければならない輸液にお
いては、単糖類は二糖類にくらべて同じ重量の配合量で
約2倍も浸透圧を上昇させる。壕だ、マルトースは還元
糖であるため化学構造的にみてアルデヒド基がマスクさ
れたつセタール構造を有するため、アルデヒド基を有す
る化合物に特有の不安定性があるため必ずしも好ましい
ものとは云い難い。
製されている。マルl−スを除ケは、これらの糖質は単
糖類である。浸透圧を考慮しなければならない輸液にお
いては、単糖類は二糖類にくらべて同じ重量の配合量で
約2倍も浸透圧を上昇させる。壕だ、マルトースは還元
糖であるため化学構造的にみてアルデヒド基がマスクさ
れたつセタール構造を有するため、アルデヒド基を有す
る化合物に特有の不安定性があるため必ずしも好ましい
ものとは云い難い。
■1発明の目的
本発明者らは、鋭意研究を重ねた結果、マルチトールお
よび/またはラクチトールを含有する経静脈輸液として
適した糖質輸液の調製に成功すると共に、該糖質輸液が
栄養輸液としての優れた性質を鳴することを見い出し本
発明を完成するに至った。
よび/またはラクチトールを含有する経静脈輸液として
適した糖質輸液の調製に成功すると共に、該糖質輸液が
栄養輸液としての優れた性質を鳴することを見い出し本
発明を完成するに至った。
■1発明の詳細な説明
すなわち、本発明は、S質輸液において、該輸液は水溶
液中に少なくとも二糖類還元体を含有することを特徴と
する糖質輸液であ4、。二垢類還元体はマルチトールお
よび/−1:たはラクチト−ルをであることが望ましい
。水溶液は糖および電解質中の元素の濃度範囲が 二糖類還元体 50〜350f/l す ト リ ウ ム O〜 100 ミ リ
モ ル/lカ リ ウ ム 10〜 6
0 ミ リ 七 ル/を塩 素
O〜 100 ミ リ モ ル/を燐
3〜10ミ リ モル/lマグネシウム 1
〜6ミ リモル/lカルシウム 1〜6ミリモル/1 亜 釦 0〜40マイクロモル/lり
ロ ム 0〜 1マイクロモル/l
であることが望ましい。
液中に少なくとも二糖類還元体を含有することを特徴と
する糖質輸液であ4、。二垢類還元体はマルチトールお
よび/−1:たはラクチト−ルをであることが望ましい
。水溶液は糖および電解質中の元素の濃度範囲が 二糖類還元体 50〜350f/l す ト リ ウ ム O〜 100 ミ リ
モ ル/lカ リ ウ ム 10〜 6
0 ミ リ 七 ル/を塩 素
O〜 100 ミ リ モ ル/を燐
3〜10ミ リ モル/lマグネシウム 1
〜6ミ リモル/lカルシウム 1〜6ミリモル/1 亜 釦 0〜40マイクロモル/lり
ロ ム 0〜 1マイクロモル/l
であることが望ましい。
元またはNaBIFi4還元することにより容易に得ら
れる。
れる。
を加え攪拌することによってq<+られイ:ン。
第 1 表
第1表におけるすトリウムを含む電解質としてはNaC
t、乳酸ナトリウム、クエン酸ナトリウムを、カリウム
についてはKCl 、 K2HPO4。
t、乳酸ナトリウム、クエン酸ナトリウムを、カリウム
についてはKCl 、 K2HPO4。
KH2PO4、グルクロン酸カリウム、酢酸カリウウ、
クエン酸カリウムを、マグネシウムについてはM、g
cz、 、 Mg S O4を、カルシウムについては
乳酸カルシウムl CaCl21グルクロン酸カルシウ
ムを亜鉛についてはZnSO4+ ZrtCt2を、ク
ロムについてはCr (O昶)s 、 CrCl3挙け
ることができ、これらの寿かから適宜選択して用いるこ
とが出来る。
クエン酸カリウムを、マグネシウムについてはM、g
cz、 、 Mg S O4を、カルシウムについては
乳酸カルシウムl CaCl21グルクロン酸カルシウ
ムを亜鉛についてはZnSO4+ ZrtCt2を、ク
ロムについてはCr (O昶)s 、 CrCl3挙け
ることができ、これらの寿かから適宜選択して用いるこ
とが出来る。
本発明の糖質輸液はバイアル瓶、前記輸液に対して不活
性なプラスチック製容器に充填され、続いて充填口が密
封され、高圧蒸気滅菌により容器こと滅菌される。
性なプラスチック製容器に充填され、続いて充填口が密
封され、高圧蒸気滅菌により容器こと滅菌される。
容器としてはフレークスを発生させないという点で輸液
に対して不活性なプラスチック製容器がよく、輸液の外
気との接触による汚染防止。
に対して不活性なプラスチック製容器がよく、輸液の外
気との接触による汚染防止。
輸液の外気中酸素による酸化等の変質防止などを考慮す
る点では外気を容器内に導入する必要がない輸液に対し
て不活性なプラスチック製ノくラグが望ましい。
る点では外気を容器内に導入する必要がない輸液に対し
て不活性なプラスチック製ノくラグが望ましい。
このバッグの材質としては軟質塩化ヒニル樹脂、エチレ
ン・酢酸ビニル共重合体、アミド系樹脂等が用いられる
。
ン・酢酸ビニル共重合体、アミド系樹脂等が用いられる
。
軟質塩化ビニル樹脂としては塩化ビニルに可塑性モノマ
ーをゲラスト重合またはブロック重合をしたもの、また
はポリ塩化ビニルに可塑性ポリマーをブレンドしたもの
がよい。
ーをゲラスト重合またはブロック重合をしたもの、また
はポリ塩化ビニルに可塑性ポリマーをブレンドしたもの
がよい。
滅菌にあたっては滅菌前に−°パ“
−一に添傷丸み − ゛MW器中
から気体を除去するのが輸液が熱によって反応性が高ま
った場合でも変質が極めて少ない。
から気体を除去するのが輸液が熱によって反応性が高ま
った場合でも変質が極めて少ない。
プラスチック製容器に充填された輸液を高圧蒸気滅菌す
る場合は容器の周囲から輸液に対して活性な気体を排除
、例えば輸液剤に対して不活性気体雰囲気中で滅菌する
ことによって、高温によって気体通過性の高まるグラス
チック製容器の欠点をおぎなうことができる。
る場合は容器の周囲から輸液に対して活性な気体を排除
、例えば輸液剤に対して不活性気体雰囲気中で滅菌する
ことによって、高温によって気体通過性の高まるグラス
チック製容器の欠点をおぎなうことができる。
■1発明の具体的作用効果
本発明の糖質輸液は、経静脈投与により優れた栄養補給
効果を有することが確認された。また、該糖質輸液は直
接クルコースを経静脈投与するものではないので、耐糖
能の低下している患者に対する治療輸液として用いるこ
とが出来る。
効果を有することが確認された。また、該糖質輸液は直
接クルコースを経静脈投与するものではないので、耐糖
能の低下している患者に対する治療輸液として用いるこ
とが出来る。
次の実施例および試験例を示して本発明をさ実施例1
第2表に示す組成比で殺菌された蒸留水に攪拌下情M、
−+LI、めた。得られた水溶液を乳酸でpH4,6と
した。得られた水溶液を無菌沢過したあと、500−ず
つプラスチック製バッグに分注し密閉したのち、121
℃、20分間の高圧蒸気滅菌処理して糖質輸液とする。
−+LI、めた。得られた水溶液を乳酸でpH4,6と
した。得られた水溶液を無菌沢過したあと、500−ず
つプラスチック製バッグに分注し密閉したのち、121
℃、20分間の高圧蒸気滅菌処理して糖質輸液とする。
Wister系雄性ラツ) 2う0 を前後のものの頚
静脈にカテーテルを留置した。3群に分け、第1群は市
販のグルコースを25W/V%含有する糖質輸液である
ハイカリツク2号(テルモ■製高カロリー輸液の商品名
)を18.8m毎日5時間5日間連続注入し、これに経
腸栄養剤6 y (24,6Ki/日)を5日間連i経
腸投与した。第2群は実施例1で調製した糖質輸液18
.81nlを毎日5時間5日間注入し、とれに上記経腸
栄養剤6fを5日間連日経腸投与した。
静脈にカテーテルを留置した。3群に分け、第1群は市
販のグルコースを25W/V%含有する糖質輸液である
ハイカリツク2号(テルモ■製高カロリー輸液の商品名
)を18.8m毎日5時間5日間連続注入し、これに経
腸栄養剤6 y (24,6Ki/日)を5日間連i経
腸投与した。第2群は実施例1で調製した糖質輸液18
.81nlを毎日5時間5日間注入し、とれに上記経腸
栄養剤6fを5日間連日経腸投与した。
第3群は輸液をせず上記経腸栄養剤6?を第1群及び第
2群と同条件下に投与した。水の摂取は各群共自由にさ
せた。各群の体重変化を調べた。結果は第3表に示すと
とくであり、第1群と第2群との間にはほとんど差がな
く第3群にくらべて体重減少が有意に抑制されていると
とが明らかとなった。
2群と同条件下に投与した。水の摂取は各群共自由にさ
せた。各群の体重変化を調べた。結果は第3表に示すと
とくであり、第1群と第2群との間にはほとんど差がな
く第3群にくらべて体重減少が有意に抑制されていると
とが明らかとなった。
第3表
体重変化(r)
第19 −14.2±1.31
第2群 −13,7±1.27
第3群 −26,1−1= 1.99実施例2
実施例1のマルチトールをラクチトールに代え、同一の
組成比(モル比)にし、た他は実施例1と同様であった
。
組成比(モル比)にし、た他は実施例1と同様であった
。
その結果実施例1と同様の傾向がみられた^実施例3
マルチトール、ラクチトールを別々またはブレンドし、
溶液濃度を等張、それより?rめに調整し、他は実施例
1と同様であった。
溶液濃度を等張、それより?rめに調整し、他は実施例
1と同様であった。
その結果実施例1と同様の傾向がみられた。
また、いずれの実施例においても本発明の糖質輸液によ
ると思われる障害および毒性的兆候はみられなかった。
ると思われる障害および毒性的兆候はみられなかった。
出願人 テルモ株式会社
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 (])糖質輸液において、該輸液は水溶液中に少なくと
も二楯類還元体を含有することを特徴とする糖質輸液。 (2)二糖類還元体は、マルチトールおよび/′!また
はラクチト−ルをである特許請求の範囲第1項記載の札
、質輸液。 (3)水溶液は糖および電解質中の元素の濃度範囲が 二糖類還元体 50〜350 f/l す ト リ ラム 0〜100ミリモル/lカ リ
ウ ム 10〜 60 ミ リモル/l」盆
素 0〜100ミリモル/を燐
3〜10ミリモル/l マクネシウム 1〜 6ミリモル/lカルシウム
1〜6ミリモル/を 亜 鉛 0〜40マイクロモル/lり ロ ム
0〜1マイクロモル/lである特許請求の範囲第1項
または第2項記載の@質輸液。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7331083A JPS59199626A (ja) | 1983-04-26 | 1983-04-26 | 糖質輸液 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7331083A JPS59199626A (ja) | 1983-04-26 | 1983-04-26 | 糖質輸液 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59199626A true JPS59199626A (ja) | 1984-11-12 |
JPS6343367B2 JPS6343367B2 (ja) | 1988-08-30 |
Family
ID=13514462
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7331083A Granted JPS59199626A (ja) | 1983-04-26 | 1983-04-26 | 糖質輸液 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59199626A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998015196A1 (fr) * | 1996-10-08 | 1998-04-16 | Meiji Seika Kaisha, Ltd. | Composition pour apport en mineraux faisant suite a une gastrectomie |
EP0875153A3 (en) * | 1997-05-01 | 1999-01-20 | Societe Des Produits Nestle S.A. | Food fortified with calcium |
JP2006232817A (ja) * | 2005-01-25 | 2006-09-07 | Otsuka Pharmaceut Factory Inc | 経口経腸栄養剤の投与前処置液 |
US20090196957A1 (en) * | 2008-02-06 | 2009-08-06 | Campbell Soup Company | Methods and compositions for reducing sodium content in food products |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0376376U (ja) * | 1989-11-28 | 1991-07-31 |
-
1983
- 1983-04-26 JP JP7331083A patent/JPS59199626A/ja active Granted
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998015196A1 (fr) * | 1996-10-08 | 1998-04-16 | Meiji Seika Kaisha, Ltd. | Composition pour apport en mineraux faisant suite a une gastrectomie |
US6197758B1 (en) | 1996-10-08 | 2001-03-06 | Meiji Seika Kaisha, Ltd. | Methods for supplying postgastrectomic mineral and methods for treating postgastrectomic syndrome |
EP0875153A3 (en) * | 1997-05-01 | 1999-01-20 | Societe Des Produits Nestle S.A. | Food fortified with calcium |
JP2006232817A (ja) * | 2005-01-25 | 2006-09-07 | Otsuka Pharmaceut Factory Inc | 経口経腸栄養剤の投与前処置液 |
US20090196957A1 (en) * | 2008-02-06 | 2009-08-06 | Campbell Soup Company | Methods and compositions for reducing sodium content in food products |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6343367B2 (ja) | 1988-08-30 |
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