JPS5919791B2 - 軸部材と嵌合部材の接合方法 - Google Patents

軸部材と嵌合部材の接合方法

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JPS5919791B2
JPS5919791B2 JP852380A JP852380A JPS5919791B2 JP S5919791 B2 JPS5919791 B2 JP S5919791B2 JP 852380 A JP852380 A JP 852380A JP 852380 A JP852380 A JP 852380A JP S5919791 B2 JPS5919791 B2 JP S5919791B2
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JP
Japan
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fitting
press
shaft member
brazing
shaft
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Expired
Application number
JP852380A
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English (en)
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JPS56109908A (en
Inventor
斉 中村
千明 積木
俊行 名取
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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  • Standing Axle, Rod, Or Tube Structures Coupled By Welding, Adhesion, Or Deposition (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、十分な接合強度が得られる軸部材と嵌合部材
の接合方法に関するものである。
軸部材に種々の嵌合部材を接合して構造上重要な機械部
品を組立てることは一般に行われていることであり、例
えば自動車の内燃機関に用いられるカムシャフトについ
ても従来より種々の提案がなされている。
しかしながらこれらの提案においては、組立てる場合の
従来技術を応用した一般的な方法が述べられているに過
ぎず、具体的な実施面において、生産性、コスト、信頼
性等に問題が多く具現化を困難にしていることが現今の
市場に未だ出現していない理由と云える。本発明は、カ
ム、ジャーナル等の嵌合部材をろう付にて軸部材に接合
させる場合に生じる上記のような問題点を解決し、組付
けが容易でしかも得られる製品の精度バラツキが少なく
十分な接合強度を達成しうる軸部材とその嵌合部材の接
合方法を提供することを目的とするものである。
即ち、本発明軸部材と嵌合部材を接合する方法は、嵌合
部材の形状を、その嵌合面(内面)の一方の端部に軸部
材の外径よりわずかに小さい内径となるようにその内周
方向に突出した突部を設けるとともに、ロー材を嵌合面
の他方の端部に接合せしめた形となし、該嵌合部材を前
記突部を設けた側から軸部材の所定個所に圧入せしめた
後、前記ロー材を加熱溶融してろう付を行うことを特徴
とするものである。
本発明方法を、更に詳しく嵌合部材構成部品としてジャ
ーナルピースを例に挙げて説明する。
第1図は本発明方法で用いるジャーナルピース組付1’
であり、円形端面の一方を後で圧接する銅ローリングに
相当する間隙を設けるため段付形状にし、他方を面取り
する。このような形状のジャーナルピース組付1’は炭
素鋼鋼材からの削り出しあるいは炭素鋼鋼管から切断す
ることにより作られる。次に、予めサイジング法により
製造したジャーナルピース組付1’の内径とほぼ等しい
内径でかつ適当な重量の銅ローリング3をジャーナルピ
ース内に取り付ける。この取り付け方法は、例えば第2
図に示すように、上型w及びコア頭ノド4とその外周に
位置するロアーパンチ5とから成る下型6で構成されて
いる金型を用いて行う。即ち、適当な径及び重量の銅ロ
ーリング3を、ジヤーナルピース粗材v内径と等しい外
径を有するコアロツド4に通してロアパンチ5の上面に
落とし、次に前記ジヤーナルピース粗材vをインロー部
1aが銅ローリング3と接するようにロアーパンチ5上
に載置する。コアロツド4の形状は、その上部4aの外
径をコアロツド本体4bよりも若干小さくした断面凸字
形状とし、そしてアツバーパンチ6′の内径はコアロツ
ド4の上端部4aの外径と等しい径とする。そしてジヤ
ーナル粗材1′を前述のようにセツトした後、アツバー
バンチ6′を圧力プレス(図示せず)により下降させる
と、該粗材「は、インロー部1aに銅ローリング3が嵌
合するとともに銅ローリング嵌合部と反対側の面取りし
た端部にジヤーナル内周に沿つてその中心方向に突出し
た端部(突出部)1bを有するような形状となる。即ち
、突出部分1bの内径のみ圧入設定寸法となり他の部分
の内径は該設定寸法より若干大きな、例えば0.1〜0
.211φ程度大きいジヤーナルピース1に加工される
(第3図)。得られたジャーナルピース1を組付けよう
とする軸部材2へ圧入すると、ジヤーナルピース1の突
出部1bが圧入時に軸部外径との間で塑性変形しつつ軸
方向の所定位置まで圧入され、ジヤーナルピース1は該
位置で突出部1bと銅ローリング3により軸部材2の外
周面との間に均一の隙間を確保しながら固定される(第
4図)。その後、AXガス(アンモニア分解ガス)雰囲
気下、1120℃×30分の条件で加熱すると、銅ロー
リング3が溶融して組付け隙間へ流れ込み、これにより
軸部材2とジヤーナルピース1が接合する(第5図)。
ろう付は、例えばロー材が銅ローリングの場合、アンモ
ニア分解ガス中にて、温度1100〜1200℃でおよ
そ15分以上で行うことができる。口ー材としては、銅
のほか例えば真ちゆう、銀等でも良い。このとき、例え
ば軸径30.00Uφの軸部に内径30.20翻、突出
部内径29.80、圧入代約0.211、嵌合した銅ロ
ーリングの重量3f1のジヤーナルピースを、圧入荷重
200K1fで圧入・ろう付すると、得られたろう付強
度は14.711f/iであつた。
上記方法により嵌合部材と軸部材とを接合して得られた
組立部品と、従来法による組立部品について、その圧入
荷重及びろう付強度を測定すると、従来法による組立部
品の圧入荷重&瓜圧入代0.02〜0.2UIφにて3
00〜1500k!?を必要とし、ろう付強度は2.5
〜8kg/W!11とバラツキカ吠きいのに対して、本
発明組立部品では同じ圧入代で圧入時ピーク荷重は50
〜250kgでろう付強度は圧入代に関係なく設定ギヤ
ツプ0.2鰭φにて14〜17Kf/M7lでバラツキ
も少なく且つ強度も高水準であつた。
尚、圧入時ピーク荷重は、軸材表面に微量の潤滑性皮膜
(ボンデライト・ボンデリユーベ)を設けた場合を示す
。又、圧入代の範囲は圧入嵌合部品の相互差から設定し
たものである。本発明方法は、上記のようなジヤーナル
ピースを嵌合する場合だけでなく、鍛造法により製作し
た異形のカムピースにおいても上記サイジング工程以後
を同じにすることにより可能であり、例えば第6図A,
bに示すようにカムピース7の中空内周面に突部7b及
び銅ローリング3を設けて軸に圧入ろう付することによ
り組立てることができる。
構成部品として、ギヤー又は他の部品を組合せようとす
る場合も全く同じことである。上記記載から明らかな如
く、本発明は嵌合部材の内径の一部のみを軸部材直径よ
り小として圧入部分とし、他の部分は軸部材と最小限の
隙間を有するようにしたため、軸部材へ嵌合部材を圧入
するときに、圧入部分が軸部外面上を塑性変形しつつ軸
方向へ圧入されるので容易に圧入することができ、しか
も嵌合部材の圧入部分はその一部(″突出部)で軸外面
と接触するだけなので軸径と圧入部内径との圧入寸法差
が大きくても極めて低い荷重で組付けることができる。
同時に、嵌合部材の端面インロー部に銅ローリングをセ
ツトし、軸部材と嵌合部材の内径とが均一な隙間をもつ
て組合わされているため、ろう付接合時、従来の全面圧
入時におけるろう付隙間の確保が不十分であつたことを
解決し、最小限の隙間部において十分な接合力が得られ
しかもバラツキも少ない等、本発明方法は種々の利点を
有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、ジヤーナルピース粗材の断面図、第2図は、
ジヤーナルピース粗材に銅ローリングを取付ける方法の
一例を示す断面図、第3図は、銅ローリングを取付けた
ジヤーナルピースの断面図、第4図は、ジヤーナルピー
スを軸部材に圧入したときの状態を示す断面図、第5図
は、ジヤーナルピースと軸部材とが接合したときの状態
を示す断面図、第6図aはカムピースの上面図、同bは
その断面図である。 図中、1・・・・・・ジヤーナルピース、「・・・・・
・ジヤーナルピース粗材、3・・・・・銅ローリング、
4・・・・・・コアロツド、5・・・・・ロアーパンチ
、6・・・・・・下型、7・・・・・・カムピース、を
表わす。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 軸部材に嵌合部材を嵌合固定するにあたり、嵌合部
    材をその嵌合面の一方の端部に軸部材の外径よりわずか
    に小さい内径となるようにその内周方向に突出した突部
    を設けるとともに、嵌合面の他方の端部にロー材を接合
    せしめた形となし、該嵌合部材を前記突部を設けた側か
    ら軸部材の所定個所に圧入せしめた後、前記ロー材を加
    熱溶融してろう付けを行うことを特徴とする軸部材と嵌
    合部材の接合方法。
JP852380A 1980-01-28 1980-01-28 軸部材と嵌合部材の接合方法 Expired JPS5919791B2 (ja)

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JPS56109908A JPS56109908A (en) 1981-08-31
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IT8136009V0 (it) * 1981-09-15 1981-09-15 Amato S Cartotec Seda D Contenitore comprimibile in particolare per gelati e simili
JPS6073168A (ja) * 1983-09-28 1985-04-25 Nippon Piston Ring Co Ltd カムシヤフトの製造方法

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