JPH0524322B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0524322B2
JPH0524322B2 JP62504048A JP50404887A JPH0524322B2 JP H0524322 B2 JPH0524322 B2 JP H0524322B2 JP 62504048 A JP62504048 A JP 62504048A JP 50404887 A JP50404887 A JP 50404887A JP H0524322 B2 JPH0524322 B2 JP H0524322B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tubular shaft
central tubular
cam ring
cam
camshaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP62504048A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02501323A (ja
Inventor
Geoffrey Michael Suter
Ronald John Dawson
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Vitesco Technologies Lohmar Verwaltungs GmbH
Original Assignee
Emitec Gesellschaft fuer Emissionstechnologie mbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from GB868617052A external-priority patent/GB8617052D0/en
Priority claimed from GB878705385A external-priority patent/GB8705385D0/en
Application filed by Emitec Gesellschaft fuer Emissionstechnologie mbH filed Critical Emitec Gesellschaft fuer Emissionstechnologie mbH
Publication of JPH02501323A publication Critical patent/JPH02501323A/ja
Publication of JPH0524322B2 publication Critical patent/JPH0524322B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L1/00Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
    • F01L1/02Valve drive
    • F01L1/04Valve drive by means of cams, camshafts, cam discs, eccentrics or the like
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L1/00Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
    • F01L1/02Valve drive
    • F01L1/04Valve drive by means of cams, camshafts, cam discs, eccentrics or the like
    • F01L1/047Camshafts
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21DWORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21D53/00Making other particular articles
    • B21D53/84Making other particular articles other parts for engines, e.g. connecting-rods
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21DWORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21D53/00Making other particular articles
    • B21D53/84Making other particular articles other parts for engines, e.g. connecting-rods
    • B21D53/845Making camshafts

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
  • Gears, Cams (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、内燃機関やコンプレツサー等の往復
運動ピストン機械用の管状の組み合わせ型カム軸
に関し、より具体的には、複数のカム軸要素が該
要素を貫通する中央管状軸部材に固定されている
カム軸に関する。上記要素にはカムリングが含ま
れ、又、軸受や歯車などが含まれることもあり、
それらの全ては中央管状軸部材に沿つて軸方向に
間隔を隔てて該部材に固定されている。
〔従来の技術〕
一般にカム軸は鋼などの鋳造品又は鍛造品のい
ずれかで製造され、中実の中央部材を備え、そこ
に複数の軸方向に間隔を隔てたカム及び軸受が一
体に設けてある。
しかしがら、カム軸を複数の分離した要素の組
立品で製造し、具体的には、カム及び軸受を最初
に所定形状に予め成形し、次に中央管状軸の長手
方向に沿つてそれらを所定位置に組み付けて固定
すると有利であるということが既に認識されてい
る。その様な組み合わせ型の管状カム軸を、鋳造
又は鍛造による中実のカム軸と比べたとき、重量
を低減でき、軸の中空内部からカム及び軸受表面
へ潤滑剤を容易に供給でき、更にカムと軸受及び
軸に対して、異なる材料を選択できるという有利
な点が現われる。
例えば英国特許第275842号明細書(Yass−
enoff)には、予め成形したカムリングと軸受リ
ングを中央管状軸に溶接することを教示している
が、その場合、中央の管状軸は別として、カムリ
ングは中実であるか、又は、所望の輪郭に引き抜
き管から成形されたものであるか又は金属帯状片
を折り曲げて作られることが示されている。
英国特許第1115093号明細書(GKN Screws&
Fasteners Limited)では、予め成形されたカム
リングが中央管状軸に対して機械的に固定され、
又、カムリングは概ね一定の壁厚さを有してかつ
管を所望のカム輪郭に引き抜いて形成し、又は引
き抜き管を複数の部分に切断して、個々のカムリ
ングを設ける。この明細書では、各カムリング
は、中空のカムリング先端円と軸壁部の孔とに係
合したキーにより、軸に対して所望の軸方向位置
及び角度姿勢で機械的に固定されており、各カム
リングは、接着剤又は半田付け、ろう付け、溶接
により更に軸に固定することもできるようになつ
ている。
英国特許第1117816号明細書(GKN Screw&
Fasteners Limited)は、中心に開口を有し、予
め成形された堅実なカムと軸受要素を中央管状軸
に対して固定する方法として、中央管状軸を半径
方向外方へ変形させることによつてカム及び軸受
開口内部で噛み合い状態で係合させるようにする
ことを教えている。
その様に半径方向外向きに管状中空軸を変形さ
せることは、管状中空軸を貫通する特大の鋳造用
心棒で引き抜くか、又は軸を流体圧力又は爆発成
形技術により膨張させることにより行えると教示
されている。各堅実なカム又は軸受の中心開口
は、半径方向外方へ凹所を設けられ、止転くさび
穴構造を効果的に構成しており、それにより、半
径方向外方へ膨張した管状中空軸の部分と、カム
及び軸受との間での確実な噛み係合状態が強化さ
れている。
特公昭46−7644号公報(中村外)の教示内容で
は、予め成形されたカムリングを中央管状軸に固
定するために、流体圧力により、各カムリングの
中空内部へ管状中空軸を半径方向外向きに膨張さ
せるようになつている。流体圧力は管状中空軸の
一方端部に適用され(他方の端部は密封されてい
る)、一方、予め成形されたカムリングは、カム
リングに対応するカムの凹所を有し、かつカムリ
ングをそれらの所望位置に収容する閉鎖状態の型
内において、中空管状軸に関して所定の軸方向間
隔及び角度姿勢で保持される。
特公昭46−7644号公報と類似した教示内容が、
英国特許第1530519号明細書(Kloc−Kner
Humboldt Deuts AG)にも記載されており、そ
れによると、中央管状軸が油圧式又は電気油圧式
又は機械的手段により、予め成形された実質的に
一定の壁厚さのカムリングの中空内部へ半径方向
外向きに膨張させられる。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明の目的は、組み合わせ型カム軸の製造方
法を提供することにあり、そこで中空カムリング
の形態においてカム要素が中央管状軸に緊締し、
ある意味では中空管状軸に対する公知のカムリン
グ緊締方法と比べて種々の有利な点を有している
ような方法を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の上記目的は、中央管状軸と、それに沿
つて軸方向に間隔を隔てた複数のカムリングとを
有するカム軸を製造する方法において、 前記複数のカムリングが当初円形の断面形状を
有し、成形型内で中央管状軸の回りに軸方向に間
隔を隔てた状態で配設され、 前記成形型が閉鎖され、当初円形断面のカムリ
ングをそれぞれ希望するカム輪郭にプレス成形さ
れ、そして中央管状軸がカムリングに関連してプ
レス成形によつて変形され、それにより、カムリ
ングが中央管状軸上で軸に対して軸方向及び角度
的に変位不能に保持されるようにしたことを特徴
とするカム軸製造方法によつて、達成される。
本発明により製造された組合わされたカム軸と
しては、中央管状軸に沿つて軸方向に間隔を隔て
た複数のカムリングを備え、前記各カムリング
が、カムリングに関連して変形させられた前記中
央管状軸の提携部分に関連して軸方向及び角度的
に変位不能の状態で中央管状軸上に保持されてお
り、前記管状軸の提携部分が、当初変形させらら
れていない中央管状軸の周囲に位置させられた当
初の円形断面形状のカムリングから、所望のカム
輪郭にカムリングがプレス成形される間に、カム
リングに関連して機械的に変形させられたものと
なる。
上述の2つの文章の節の記載から明らかなよう
に、本発明による組み合わせ型カム軸の製造方法
は、前述の全ての従来技術の教示内容とは異なつ
ており、カムリングは、初期の円形断面形状から
所望のカム輪郭に成形され、それは単に成形型内
で中央管状軸の回りに所定の軸方向の間隔におか
れてプレス成形されることだけによつてなされ
る。
一方、それと同じプレス成形工程中に、中央管
状軸はカムリングに対して変形させられ、それに
より、カムリングは軸上で中央管状軸に対して軸
方向及び角度的に変位不能の状態で保持される。
〔作用〕
本発明による特別な作用効果は以下の通りであ
る。
1 前記各円形カムリングが、比較的安価な円形
断面の管から所定の軸方向寸法部分に切断され
たものとして当初準備される。
2 前記各円形カムリングが中央管状軸上に組み
付けられ、かつ容易に成形型のカム形成型に軸
方向に位置決めすることができる。
ところが、前の従来技術で教示されているよう
に中央管状軸へのカムリングの組み付け前に、各
カムリングが所望のカム輪郭に予め成形される
と、各リングを中央管状軸に対して溶接によつ
て、あるいは、中央管状軸の機械的な半径方向外
向きの変形、又は、中央管状軸の流体圧力による
変形のいずれかによつて緊締する前に、カムリン
グを正確に治具などによつて、カム輪郭の空洞内
に位置させることが比較的困難であつた。
カムリングのプレス成形と、中央管状軸の変形
は、カムリングと中央管状軸が大気温度において
実施することができる。又は、当初円形のカムリ
ングが中央管状軸の回りへの配設の前に加熱さ
れ、成形型における前記カムリングのプレス成形
と中央管状軸の変形の前、又は間、又は後に、カ
ムリングが中央管状軸に関連して締りばめ状態に
なるように冷却して行われる。
本発明による方法では、中央管状軸の内部に流
体圧力を及ぼすことにより、カムリングに関連し
て中央管状軸を、更にまた変形させる付加的工程
を設けてもよい。好ましくは、前記中央管状軸の
このような付加的変形が、前記中央管状軸及び前
記複数のカムリングがそれぞれ嵌合する軸方向に
延びる中央空洞及び複数のカム形空洞を有する別
の成形型において行われ、上記カム形空洞の内部
寸法が前記カムリングの外部寸法よりも大きく、
それにより、中央管状軸の内部へ流体圧力を及ぼ
すことによりカムリングが弾性的に変形させら
れ、中央管状軸に塑性変形が生じるようにする。
又、本発明による方法は、都合よくまた前記カ
ムリングを硬化させるために、カム軸に熱処理を
施す付加的工程を含んでいる。
更に本発明による方法は又、前記カムリングを
前記中央管状軸に取り付ける付加的処置を含むこ
とが出来る。即ち、ろう付け、半田付、又は高温
溶接(ガス、電気アーク、レーザー、又は電子ビ
ーム)、冷間溶接法、どぶづけ、接着、ピン止め、
機械的連結、あるいは、その他の適当な連結方法
を採用した方法によるものである。
その様な付加的連結方法は、前記加熱処理工程
中に実施され、軸とカムリングの間に予め設定さ
れたろう付又は半田金属の溶融が前記加熱処理工
程に含まれることが好ましい。
〔実施例〕
本発明の上記以外の特徴は、添付図面に基づく
以下の実施例の説明から明らかである。
まず図面の第1〜第3図において、本発明によ
り製造された1本のカム軸が示されており、該カ
ム軸はこの例においては中央管状軸10bを備え
ており、その上に、予定のカム輪郭をもつた8個
のカムリング12bと、円形輪郭の5個の軸受ジ
ヤーナル14とが取り付けられてあり、中央管状
軸が複数のカムリングに関連して半径方向に変形
させられていることにより、カムリングは中央管
状軸上において中央管状軸に関連して軸方向及び
角度的変位を保持されている。
各カムリング12bが中央管状軸10b上に保
持される方法は、第4図によつて概略説明され
る。
第4図において、均一な円形断面形状を有する
中央管状軸10aが示され、この中央管状軸は一
般に低炭素鋼で形成されている。又アルミニウム
やその他の塑性変形可能な適当な材料で形成する
こともできる。
又、図示のカムリング12aは断面形状が円形
であつて、壁厚さが一定であり、内径が中央管状
軸10aの外径よりも僅かに大きい。前記カムリ
ングは、均一な円形断面形状を有するある長さの
管状部材を切断した「スライス」で構成されてい
る。前記カムリングが切り取られる管状部材の材
料は、都合よく高張力焼入性延性鋼又はカム機能
に適したその他の鋼が用いられる。
更に第4図には、成形型の2個の対向する部品
16,18が示されている。該成形型の2個の部
品16,18には互いに対向するカム形空洞2
0,22がそれぞれ設けてあり、空洞20は所望
のカム輪郭となつており、空洞22は半円形であ
る。
カム軸を製造するために、所要数の円形カムリ
ング12aと円形軸受ジヤーナル14が中央管状
軸10aに組み付けられ、各カムリング及び軸受
ジヤーナルがそれぞれ対応するカム形空洞22内
に位置させられる。次に成形型は第5図に示す位
置に閉じられ、それにより、当初円形である各カ
ムリング12aが、カム形空洞20,22の形状
により決定されるカム輪郭にプレスされる。それ
と同時に、中央管状軸10aは、各中空カムリン
グ内で概ね第5図に示す形状10bに半径方向に
変形させられ、それにより、カムリング12bは
中央管状軸上で軸に対して軸方向及び角度的に変
位を保持される。次のことは正しく認識されるべ
きである。即ち、中央管状軸10bの半径方向に
変形させられた各提携部分24が、第6図に示す
形状に正確に変形しない場合があり、例えば、各
提携部分24がそれに提携するカムリングの中空
内部を完全には満たさない場合がある。
隣接する各カムリングの間、又はカムリングと
軸受ジヤーナルの間に位置する中央管状軸の変形
部分26は、成形型の閉鎖中に変形に対して、協
同する概ね円筒状の空洞内において成形型内に保
持されるが、第3図に最も明瞭に示す如く、中央
管状軸は、少なくともその外周部分の周囲におい
て、半径方向外方へ変形させられ、カムリング又
は軸受ジヤーナルの各軸方向外側において、半径
方向外方へ延びるふくらみの変形部分28を形成
し、それにより、各カムリング又はジヤーナルの
中央管状軸に関係する軸方向移動を防止するため
の付加的な保持力を与える。
上述の機械的なプレス成形作業は、カム軸の全
ての要素を大気温度に維持して行うことができ、
すなわち、カム軸の製造は冷間プレス作業で実施
できる。又は、当初円形の各カムリングと各軸受
ジヤーナルを、中央管状軸への組み付けの前に加
熱し、次に、機械的なプレス成形工程の前、又は
その間、又はその後のいずれかにおいて、カムリ
ング及び軸受ジヤーナルを中央管状軸に関連して
締りばめ状態を達成させるため冷却する。その様
な調整においては、大気温度において、最初は円
形のカムリングと軸受ジヤーナルの最初の内径
は、中央管状軸の外径よりも僅かに小さくする。
本発明は更に、カムリングと軸受ジヤーナルを
中央管状軸に関連して軸受方向及び角度的な変位
に対する保持力を強化するための付加的な方法を
用意する。例えば、図面には示されていないが、
カムリング及び軸受ジヤーナルは、中央管状軸に
対して、ろう付けや半田付、高温溶接(例えば、
ガス、電気アーク、レーザー、又は電子ビーム)、
冷間溶接、どぶづけ、接着、ピン止め、機械的連
結、あるいは、その他の適当な連結方法により、
更に固定することができる。
更に、カムリングの保持力を、特に別の成形型
において、中央管状軸10bの内部に流体圧力を
及ぼすことにより強化することもできる。図面の
第6図には、別の成形型の閉鎖状態の対向する部
品30,32が示されている。それらの部品3
0,32は、各加圧成形を行う各カムリング輪郭
に対応し、しかし、前記カムリングの外径よりも
僅かに大きい内径を有する型の空洞を有してい
る。第6図に略図で示す如く、型部品30,32
が閉鎖されて互いに固定された後、流体圧力が中
央管状軸10bの内部へ及ぼされ、それにより、
軸はそこに及ぼされた流体圧力により半径方向外
方へ膨張させられる。その様な半径方向外向きの
膨張動作の間、管状軸10bは塑性変形を起こ
し、その時、カムリング12bは弾性的に変形す
る。それはカムリング型空洞34〜36の内径は
前記カムリングの外径よりも大きく、それによつ
てカムリングの限られた半径方向外向きの弾性変
形がある限られた範囲で許容されるのである。内
部流体圧力が軸内から開放されるとき、弾性的に
変形していたカムリングは塑性変形された中央管
状軸上まで収縮する。
無論、この付加的な成形型のカムリング型空洞
34〜36の寸法を大きくしすぎではならず、仮
に大きすぎると、中央管状軸10bの半径方向の
膨張によりカムリング12bが弾性限界を越えて
膨張させられ、一方、カム形空洞が小さすぎない
ようにもしなければならず、仮に小さすぎると、
カムリングに所望の程度の弾性変形が生じないこ
とになる。
中央管状軸10bに対するカムリング12bの
把持力は、付加的な成形型のカムリング型空洞3
4〜36のそれぞれを第7図又は第8図に示すよ
うに変更すると、更に強化できる。その点で、第
7図において、直径方向に対向するくさび38が
上側及び下側の成形型部品30,32のそれぞれ
にカムの全幅にわたつて配置されており、第8図
において、くさび38は両成型型部品の分割線を
跨ぐ状態で配置されている。カム軸を第7図又は
第8図に示す形式の成形型内に位置させて、流体
圧力を中央管状軸10bの内部へ及ぼすと、最初
に型の閉鎖はカムリング12bの全てをその全幅
にわたつて圧縮してカムリングを伸長させ、それ
に続いて、中央管状軸10bの内部へ流体圧力を
及ぼしている間、中央管状軸10bが、ゆがんだ
状態で伸長したカム輪郭内へ変形させられる。流
体圧力を緩和して成形型を開くと、各カムリング
12bは中央管状軸に提携する変形部分24を3
個の領域、すなわち、カムリングの突出部の両側
の領域と、基部の領域とにおいて、効果的に把持
する。この修飾した製造方法の利点としては、信
頼性は、中央管状軸に関連しての各カムリングの
把持力を発生させるために中央管状軸の内部に流
体圧力を及ぼすのにではなく、成型型の閉鎖中に
カムをその全幅にわたつて絞り出すことにより生
じる内側輪郭を満たすためだけであるということ
である。
上述のいずれの方法においても、各カムリング
12bは、その当初の円形断面形状12aから、
第4図に略図的に示す機械的成形型において、概
ねその最終的な所望のカムリング輪郭12bにプ
レス成形される。僅かな仕上げ機械加工が施され
る場合があるが、カムリングにはそれ以上の実質
的な機械加工を施す必要はない。
各カムリングの部分的から全体に迄、又は選択
された複数箇所だけに何等かの形態の熱処理を施
すか、あるいは、完成したカム軸に全体的熱処理
を施すことが一般的に望ましい。その様な全体的
熱処理ではカムリングを硬化させることができる
が、中央管状軸は、その化学的組成と、それによ
る硬化及び焼き戻しに対する反応特性が異なるの
で、中央管状軸を硬化させることはできない。但
し、全体加熱処理はあらゆる半径方向膨張工程
(例えば第6図〜第8図に関連して記載した工程)
よりも前に行わねばならず、さもなければ、その
様な熱処理は、カムリング12bが中央管状軸1
0aから緩むように、組立が完了した構成要素の
締め付け状態を緩める。
全体加熱処理の間、カムリングと中央管状軸は
850℃〜900℃の温度まで加熱してもよく、従つ
て、構成要素がこの様に昇温状態にある間、ろう
付けや半田付による前述の必要に応じて行われる
付加的な固定工程を実施すると都合がよい。例え
ば、ろう付け工程は、初期の機械的プレス成形工
程よりも前に、カムリングと中央管状軸との間に
ろう付け金属の箔又は帯状片を予め位置させ、次
に、全体加熱処理工程において、上記ろう付け金
属を溶融させてカムリング(及び、必要な場合は
軸受ジヤーナル)を中央管状軸にろう付けするこ
とにより、実施できる。
前述の如く、最初の機械的プレス成形工程によ
り、中央管状軸の上述の部分を、第5図に略図で
示すような完全充填位置まで変形させることは完
全には出来ない。同様に、第6図〜第8図に関連
して説明したような後続のどの様な流体圧力によ
る膨張工程でも、中央管状軸の上記部分を各カム
リングの中空内部内へ更に完全に変形させる必要
はない。もし望むならば、鋼棒のよう充填材料片
(図示せず)を各カムリングの突出部位置の下側
に各カムリング内に最初に位置させておき、成形
時にカムリングの突出部の剛性を更に高めるよう
にしてもよい。
〔発明の効果〕
本発明の上記実施態様のいずれかに従つてのカ
ム軸の製造において、当初円形の断面形状を有す
る複数の軸方向に間隔を置いて置かれたカムリン
グが、成形室内で前記カムリングが各複数の対応
するカム成形型空洞に位置させられた状態で、成
形型内の中央管状軸上に組み付けられるというこ
とは正しく評価されるべきでる。成型型内での中
央管上軸上の当初円形の複数のカムリング及び複
数の円形軸受ジヤーナルの集合部品は、非常に容
易であり、具体的には、カムリングと軸受ジヤー
ナルを各型空洞に一致させることが必要なだけで
あり、成形型を閉鎖する前に、中央管状軸に対し
てあらゆる構成要素を角度的に正確に位置させる
必要はない。このように本発明の主要な効果の一
つは、カムリング自体の製造価格を低くできると
いうことで、カムリングを比較的安価な円形断面
の管状素材から所定の軸方向寸法に切断した部分
(スライス)で簡単に製造できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明により構成されたカム軸の幾分
概略の斜視略図、第2図はカムリングに関係する
中央管状軸の変形状態をより詳細に示す第1図の
カム軸の一端部の斜視図、第3図は第2図に示さ
れたカム軸の部分の縦断面図、第4図は、成形型
が閉じられる前の、成形型のカム成形型位置にお
いて中央管状軸の廻りに組み付けられた円形カム
リングの横断面略図、第5図は第4図と同様の横
断面図であるが、成形型が閉じられた位置にあ
り、それにより、始めに円形であつたカムリング
が所望のカムの輪郭にプレス成形され、かつ中央
管状軸もカムリングに関連して変形させられた状
態を示す。第6図は、第5図に示されたような変
形された中央管状軸上の成形後のカムリングの同
様な横方向断面図であるが、そのカム軸に流体圧
が中央管状軸の内部に作用するように、更に一つ
の成型型において、協力する型の空洞の中におか
れた状態を示している。第7図及び第8図は、第
6図に示された成形型と同様の、更にその上の成
形型内におかれた変形された中央管状軸の上の成
形されたカムリングの概略横断面図でるが、協力
する型の空洞が修正されており、それによつて中
央管状軸の内部に作用する流体圧の効果が修飾さ
れることを示している。 10a……円形断面形状を有する当初の中央管
状軸、10b……変形後の中央管状軸、12a…
…円形断面形状を有する当初のカムリング、12
b……カムリング、14……軸受ジヤーナル、1
6,18……成形型、20,22………型空洞、
24……提携部分、26,28……変形部分、3
0,32……成形型、36……カム形空洞。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 中央管状軸10bと、それに沿つて軸方向に
    間隔を隔てた複数のカムリング12bとを有する
    カム軸を製造する方法において、 前記複数のカムリング12bが当初円形の断面
    形状12aを有し、成形型16,18内で中央管
    状軸10aの回りに軸方向所定の間隔を隔てた状
    態で配設され、前記成形型16,18が閉鎖さ
    れ、当初円形断面のカムリング12aをそれぞれ
    希望するカム輪郭にプレス成形され、そして前記
    中央管状軸10aが前記カムリング12aに関連
    してプレス成形によつて変形され、それにより、
    前記カムリング12bが前記中央管状軸10b上
    で軸に対して軸方向及び角度的に変位不能に保持
    されるようにしたことを特徴とするカム軸の製造
    方法。 2 前記カムリング12aのプレス成形と前記中
    央管状軸10aの変形を、前記カムリング及び前
    記中央管状軸が大気温度において実施されること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載のカム軸
    の製造方法。 3 前記当初円形のカムリング12aが中央管状
    軸10aの回りへの配設の前に加熱され、成形型
    16,18における前記カムリングのプレス成型
    と中央管状軸の変形の前又は間又は後に、カムリ
    ングが冷却されて中央管状軸に対する締りばめ状
    態を達成することを特徴とする特許請求の範囲第
    1項に記載のカム軸の製造方法。 4 前記中央管状軸の内部に流体圧力を及ぼすこ
    とにより、前記カムリング12bに関連して前記
    中央管状軸10bを更にまた変形させる付加的工
    程を備えたことを特徴とする特許請求の範囲第1
    項に記載のカム軸の製造方法。 5 前記中央管状軸10bの前記付加的変形が、
    前記中央管状軸10b及び前記カムリング12b
    が、それぞれ嵌合する最初の成形型より大きい軸
    方向に延びた状態の中央空洞及び複数のカム形空
    洞34,36を有する別の成形型30,32にお
    いて行われ、上記カム形空洞34,36の内部寸
    法が前記カムリング12bの外部寸法よりも大き
    く、それにより、前記中央管状軸の内部へ流体圧
    力を及ぼすことにより、前記カムリング12bが
    弾性的に変形させられ、前記中央管状軸10bに
    塑性変形が生じることを特徴とする特許請求の範
    囲第4項に記載のカム軸の製造方法。 6 前記カムリングを硬化させるために、前記カ
    ム軸に熱処理を施す付加的工程を備えたことを特
    徴とする特許請求の範囲第2〜5項のいずれか1
    つに記載のカム軸の製造方法。 7 前記カムリング12bを前記中央管状軸10
    bに更に連結する付加的方法としてろう付け、高
    温溶接、冷間溶接法、どぶづけ法、接着、ピン止
    め、機械的連結、又は他の適当な連結方法を備え
    たことを特徴とする特許請求の範囲第1〜6項の
    いずれか1つに記載のカム軸の製造方法。 8 前記更にカムリングを中央管状軸に更に連結
    される付加的方法が前記加熱処理工程中に実施さ
    れ、前記連結方法が中央管状軸10bとカムリン
    グ12bの間に予め位置させたろう付又は半田金
    属の溶融が前記加熱処理工程に含まれていること
    を特徴とする特許請求の範囲第6項に従属する特
    許請求の範囲第7項に記載のカム軸の製造方法。
JP62504048A 1986-07-12 1987-07-09 カム軸の製造方法 Granted JPH02501323A (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB868617052A GB8617052D0 (en) 1986-07-12 1986-07-12 Camshaft
GB8617052 1986-07-12
GB8705385 1987-03-07
GB878705385A GB8705385D0 (en) 1987-03-07 1987-03-07 Camshaft

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02501323A JPH02501323A (ja) 1990-05-10
JPH0524322B2 true JPH0524322B2 (ja) 1993-04-07

Family

ID=26291027

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62504048A Granted JPH02501323A (ja) 1986-07-12 1987-07-09 カム軸の製造方法

Country Status (9)

Country Link
EP (1) EP0313565B1 (ja)
JP (1) JPH02501323A (ja)
KR (1) KR880701813A (ja)
CN (1) CN1009570B (ja)
BR (1) BR8707744A (ja)
CA (1) CA1289776C (ja)
ES (1) ES2007075A6 (ja)
GB (1) GB2211127B (ja)
WO (1) WO1988000643A1 (ja)

Families Citing this family (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02501402A (ja) * 1987-10-01 1990-05-17 ハステッド,ロイス エッチ カムシャフトおよびその製造方法
DE3803685A1 (de) * 1988-02-07 1989-08-17 Emitec Emissionstechnologie Nockenwelle
DE3803683A1 (de) * 1988-02-07 1989-08-17 Emitec Emissionstechnologie Gebaute welle, insbesondere nockenwelle, kurbelwelle oder getriebewelle
DE4406754C2 (de) * 1994-03-02 1998-11-19 Emitec Emissionstechnologie Mehrfachnocken
WO1996027460A1 (de) * 1995-03-06 1996-09-12 Karl Mettler Herstellung der nocke durch kaltumformung auf fertigmass
DE19622372B4 (de) * 1996-06-04 2006-06-01 Htm Härtetechnik & Metallbearbeitung Gmbh Verfahren und Vorrichtung zum Herstellen von Nockenwellen
US6936119B2 (en) * 2000-07-12 2005-08-30 Mannesmannrohren-Werke Ag Method for producing metallic, non-rotationally symmetrical rings with a constant wall thickness over their circumference
DE10234368C1 (de) * 2002-07-27 2003-09-25 Daimler Chrysler Ag Verfahren zur Herstellung von Wellen mit Funktionselementen
JP4565540B2 (ja) * 2003-08-25 2010-10-20 武蔵精密工業株式会社 カムシャフト
GB0323232D0 (en) * 2003-10-03 2003-11-05 Rolls Royce Plc Electrical machine
DE102004011815A1 (de) 2004-03-11 2005-09-29 Daimlerchrysler Ag Nockenwelle und Verfahren zur Herstellung einer Nockenwelle
KR100799604B1 (ko) * 2006-08-24 2008-01-30 주식회사 미보 캠과 샤프트의 조립방법
DE102007012756A1 (de) 2007-03-16 2008-09-18 Muhr Und Bender Kg Verfahren zum Herstellen von gebauten Nockenwellen
DE102009057633B3 (de) * 2009-12-09 2011-03-31 Thyssenkrupp Presta Teccenter Ag Verfahren zur Herstellung einer gebauten Nockenwelle, Nockenwellengrundkörper und gebaute Nockenwelle
DE102012017040A1 (de) * 2012-08-29 2014-03-27 Gkn Sinter Metals Holding Gmbh Verfahren zur Herstellung eines Verbundbauteils sowie ein Verbundbauteil
US10208834B2 (en) * 2014-01-09 2019-02-19 Enplas Corporation Injection molded shaft
DE102014106924A1 (de) * 2014-05-16 2015-11-19 Thyssenkrupp Presta Teccenter Ag Verfahren zur Herstellung einer gebauten Nockenwelle
DE102015206967A1 (de) * 2015-04-17 2016-10-20 Thyssenkrupp Ag Verfahren zum Positionieren eines Nockenwellenelementes auf einem Wellensegment einer Nockenwelle

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1117816A (en) * 1965-07-31 1968-06-26 Gkn Screws Fasteners Ltd Improvements relating to cam shafts
GB1115093A (en) * 1965-12-30 1968-05-22 G K N Screws And Fasteners Ltd Improvements in or relating to cam shafts
DE2546802C3 (de) * 1975-10-18 1979-08-09 Kloeckner-Humboldt-Deutz Ag, 5000 Koeln Nockenwette für Hubkolbenmaschinen

Also Published As

Publication number Publication date
EP0313565B1 (en) 1990-09-12
CA1289776C (en) 1991-10-01
WO1988000643A1 (en) 1988-01-28
GB8828529D0 (en) 1989-02-01
KR880701813A (ko) 1988-11-05
ES2007075A6 (es) 1989-06-01
CN87104854A (zh) 1988-01-27
BR8707744A (pt) 1989-08-15
CN1009570B (zh) 1990-09-12
EP0313565A1 (en) 1989-05-03
GB2211127B (en) 1990-01-31
GB2211127A (en) 1989-06-28
JPH02501323A (ja) 1990-05-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0524322B2 (ja)
US4597365A (en) Camshaft assembly and method
US4761870A (en) Method for making a camshaft
US4612695A (en) Method of manufacturing a hollow cam shaft
US6192582B1 (en) Assembled multi-layer shafts
US4809562A (en) Camshaft manufacture
JPS61266132A (ja) 組立カムシヤフトの製造方法
JPS5916634A (ja) 管状部材と環体部品の結合構造とその結合方法
JPS6349330A (ja) 部材を中空体上に取付ける方法及び装置
US4847963A (en) Camshaft manufacture
JPH0399741A (ja) 弁の製造方法
US7020962B2 (en) Method for producing a cam for a camshaft
US7484296B2 (en) Camshaft and method for producing a camshaft of this type
JPH07265994A (ja) カム軸の製作法
JPS6330655A (ja) カムシヤフトの製造方法
EP1177966B1 (en) Hollow rack shaft
US6892687B2 (en) Camshaft and a method and a device for producing the same
JP2000045715A (ja) 組立カムシャフトの製造方法
GB2187405A (en) Securing elements on tubular members
JPH0471729A (ja) カムシャフトの製造方法
JP2001300655A (ja) 管状体への部品取付け方法
JP2001517291A (ja) レバー
JPS5913539A (ja) クランクシヤフトの製造方法
US11035261B2 (en) Inside-cooled disc valve and a semi-finished product and method for its production
JP3684971B2 (ja) 突起付き中空軸およびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080407

Year of fee payment: 15