JPS59196560A - 鉛蓄電池用極板の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 この発明は、鉛蓄電池用極板の製造方法に関する。

（０１従来技術 鉛蓄電池用極板の製造方法は、一般的に鉛又は鉛合金を
格子状に鋳造して得た格子体１枚１枚に、活物質をペー
スト充填して製造されていた。

一方、近年になり上記製造方法合理化の一手法として格
子に代る集電体として、鉛又は鉛合金をエキスバンド加
工して、フープ状で用いるいわゆるエキスバンド格子極
板製法が主流となりつつあり、あわせてエキスバンド格
子以外にも種々の合成樹脂ネットを基体として他の導伝
機と共に用いる極板製法等が開発されつつある。

電極板の切断に詔いて、ペースト状活物質を塗看乾燥或
いは半乾燥したフープ状極板を通常の裁断機（図２参照
）あるいは、金型によるプレス打抜きを行って、一枚分
の極板をとりだす手法が用いられていた。

従来技術手法によれば、図２の（イ）に示す如く切断時
、切断刃が下ろされた時の極板の形状は正常であるが、
図２の（ロ）に示す如く切断刃の切断後の刃の上昇によ
り端部が、上方向に押し上げる状態となり、端部の活物
質の脱落、あるいはくずれを生じ、周囲環境の汚染を生
じると共に、電池に組んだ場合のショート、容量バラツ
キの原因となっていた。

この不都合点をなくす為に、極板に紙又は布等の多孔性
部材をはりつけた状態で裁断或いはプレス打抜する手法
が開発されたが、この場合紙等がはりついたまま電池に
組み込む場合には、電池内での紙等が分解する事による
性能への悪影響があり、又取り除くとなれば工数的に不
都合を生じる。

またその他の解決法として、極板の端部に樹脂等を浸透
させ固めた後、切断する手法が開発されたが、この場合
、樹脂が残っているまま電池に組み込む場合には、電池
内での樹脂等が分解する事による性能への悪影響があり
、又取り除（となれば工数的に不都合を生じる。

（／９　　目　　的 この発明は、前項で記載したごとき公知法の問題を解決
するもので、切断に付すべき極板に樹脂を浸透させたり
、紙等を貼ることなく、簡便にかつ大量生産に適した手
法で、切断時の極板脱落を防止し、あわせて電池内での
短絡あるいは容量のバラツキを防止することにある。

四構成 この発明は、フープ状基板にペーストを塗着し、その後
切断を行う鉛蓄電池用極板の製造方法において、極板の
切断部の周辺を加圧下に置いた状態で切断することより
なる鉛蓄電池用極板の製造方法に関する。

この発明において、極板の切断部の同辺を加圧下に置い
た状態とは、切断刃により極板の切断部近傍において活
物質の脱落あるいはくずれを防止するに足る加圧下に切
断部を置くことを意味する。

具体的には、たとえば切断刃に悪影響を及ぼさない材質
と硬度で構成され、適度の厚みを有する板状体を極板の
切断部に載置し、かつ極板切断部を加圧下に置くことに
より好適に達することができる。

＃−）実施例 以下図に示す装置に基づいて鉛蓄電池用極板の製造方法
を具体的に説明する。な奢、これによってこの発明は限
定されるものではない。

まず第８図において、との装置（１）は、ペーストを塗
着したフープ状基板（２）と、この基板を載せる水平な
固定台（３）と、この固定台中央に設けた凹部０３内の
可動部（４）と、この可動部上方の基板（２）打抜用の
水平な立方体状の上金型（５）と、この上金型を収容し
、基板（２）を上方から自重で押圧する、基板と略同等
幅の加圧板（６）とから主として構成される。

前記可動部（４）は固定台（３）の凹部０３を摺動する
上金型（５）と略同型の平面を有する可動板（７）と、
この可動板の下面にその上面を固定台（３）の上面と面
一になるように支持するスプリング（８）とからなる。

一方、加圧板（６）は基板（２）と面接する下板（９）
と、この下板の上方に若干の空隙を有するよう水平に固
定した上板αＧとを備えている。なお、（ハ）は、この
上板αＣを支持する支持軸である。さらにこの上板中央
には上金型（５）のプレス軸αＢが摺動自在に貫通し、
またその下板（９）中央には上金型（５）が自在に摺動
するための矩型の貫通孔α４を形成している。

以上のように構成される装置（１）において、ペースト
を塗着したフープ状基板（２）を、上金型（５）で打抜
き一枚ずつ順次鉛蓄電池用極板を製造する。

この打抜は次のようにして行う。まず、上金型（５）の
プレス軸（１１）を引き上げる。このようにすると上金
型（５）が加圧板（６）の上板（ｌＯ１下面に当接し加
圧板（６）を持ち上げ、加圧板（６）下面と固定台（３
）上面との間に空隙を形成する。次にこの空隙に基板（
２）を押入し固定台（３）の所定位置に置く。このよう
に基板（２）を設置後、上金型（５）のプレス軸ＯＢを
下降させると、それに伴い加圧板（６）が下り、まず加
圧板（６）が基板（２）に当接しその自重で基板（２）
を抑圧固定する。

この基板（２）固定直後に上金型（５）が基板（２）に
当り、基板（２）を介して可動板（７）を押圧する。こ
の押圧力によって第４図に示すように可動板（７）はそ
のスプリング（８）を押圧して下方に下り、上金型（５
）は固定台（３）の凹部Ｑ）内に導入され基板（２）を
打抜く。この後、上金型（５）はそのプレス軸ＯＤの戻
りにより上昇移動をし基板（２）の挿入時の状態に戻る
。この上金型（５）上昇移動中、加圧板（６）は上金型
（５）が加圧板（６）の下板（９）に当接するまで基板
（２）を押圧している。

一方、この時、可動板（７）はそのスプリング（８）力
によって固定台（３）上面に戻り基板（２）から打抜い
た極板を固定台（３）上に持ち上げる。この極板を装置
（１）外に取出しながら順次基板（２）を固定台（３）
に供給することによって連続的に極板を製造する。

このように上金型（５）が上昇移動し、基板（２）の打
抜部（切断部）を通過する際にも、加圧板（６）が基板
（２）の切断部周辺及びその全面を加圧保持しているた
め、と金型（５）側壁が基板（２）の切断部に接しても
、その切断部の盛り上り等による変形及びくずれを防止
できる。またその結果、作業環境的にも極めて良好で軽
い局所排気程度で充分な条件が保つことができる。な詔
、この加圧板（６）は、上昇移動する上金型（５）の側
面に接触して局部的に力を受けても弾性変形内に収まる
よう厚み、材質を適宜選択して決める必要がある。そし
てこの加圧板（６）は、固定台（３）に上金型の下降移
動力に打ち勝つ力で固定される。また、実際にこの発明
の発明者が確認した限りにおいては、極板の形状物性に
より必要とする加圧板（６）の加圧力は異なるが、通常
のペーストを塗着、乾燥したエキスバンド鉛格子を集電
体と共に用いた極板、或いは、合成樹脂ネットを基板と
したもの、又は打抜により格子を形成した極板に詔いて
も、極板崩壊を生ぜずに実施しうる適度な加圧力が存在
する事を確認した。

（へ）発明の効果 極板切断部の周辺を加圧下においた状態でペーストを塗
着したフープ状基板を切断することによって、切断に付
すべき極板に樹脂を浸透させたり紙等を貼ることなく、
簡便にかつ大量生産に適した手法で、切断時の極板脱落
を防止し、あわせて電池内での短絡あるいは容量のバラ
ツキを防止できるようにするものである。

【図面の簡単な説明】

第１図（イ１（ロ）は従来の鉛蓄電池用極板の製造過程
を示す原理説明断面図で、（イ）はその切断刃の下降時
、ｌｏｌはその切断刃の上昇時、第２図（イ）［０）は
この発明の一実例における鉛蓄電池用極板の製造過程を
示す原理説明断面図、（イ）はその上金型の下降時、（
ｏ）はその上金型の上昇時、第３図はこの装置の基板切
断前の状態を示す斜視図、第４図はこの装置の基板切断
時を示す縦断面図である。 （１）・・・鉛蓄電池用極板の製造装置、（２１−・・
基板、　　　　　　（３）・・・固定台、（５）−・上
金型、　　　　　　（６１−・・加圧板、（７）・・・
可動板。 一″］ 代理人　弁理士　野河信太部　　１ 、・−弓 −９−−３３１ ＣＹ＞　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　寸皺　　　　　　　　　　　　　　
　　　　緘、−１４”＞　　　　ｈ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. フープ状基板にペーストを塗着し、その後切断を行う鉛
   蓄電池用極板の製造方法において、極板の切断部の周辺
   を加圧下に置いた状態で切断を行うことを特徴とする鉛
   蓄電池用極板の製造方法。