JPS5919637Y2 - 自動車用サイドモ−ル - Google Patents
自動車用サイドモ−ルInfo
- Publication number
- JPS5919637Y2 JPS5919637Y2 JP7701679U JP7701679U JPS5919637Y2 JP S5919637 Y2 JPS5919637 Y2 JP S5919637Y2 JP 7701679 U JP7701679 U JP 7701679U JP 7701679 U JP7701679 U JP 7701679U JP S5919637 Y2 JPS5919637 Y2 JP S5919637Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- metal foil
- molding
- metal
- metal plate
- base layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、自動車の車体側面に装飾兼保護部材として
用いられるサイドモール（サイドプロテクションモール
）の改良に関する。
用いられるサイドモール（サイドプロテクションモール
）の改良に関する。
近来、自動車の車体側面には駐車場等におけるドアの開
閉に伴なう車体または建造物等との接触による車体側部
の損傷を防止するために、合成樹脂等の弾性材料からな
る帯状の保護部材が多用されるようになり、これを一般
にサイドモールと呼んでいる。
閉に伴なう車体または建造物等との接触による車体側部
の損傷を防止するために、合成樹脂等の弾性材料からな
る帯状の保護部材が多用されるようになり、これを一般
にサイドモールと呼んでいる。
このサイドモールは上記のように車体側面部の損傷を防
ぐ保護部材となることはもちろんであるが、同時に車体
側面におけるデザイン上のアクセントとして装飾用にも
使用されていることは周知のとおりである。
ぐ保護部材となることはもちろんであるが、同時に車体
側面におけるデザイン上のアクセントとして装飾用にも
使用されていることは周知のとおりである。
ところで、このサイドモールは一般に断面路かまぼこ形
の形状を規定する合成樹脂基体層の上面長手方向に金属
光輝をもたせるために金属箔または金属板が貼着される
ことが多い。
の形状を規定する合成樹脂基体層の上面長手方向に金属
光輝をもたせるために金属箔または金属板が貼着される
ことが多い。
ときには金属箔または金属板の代りに、アルミニウム等
の金属蒸着を施した合成樹脂フィルムが光輝部として使
用されることもあるが、基体層が合成樹脂発泡体からな
る場合には基体層の発泡に伴なう凹凸が金属蒸着フィル
ム表面に表われ該金属光輝面の装飾性を著しく損ねるの
でこの金属蒸着フィルムを使用する範囲は限定されてい
る。
の金属蒸着を施した合成樹脂フィルムが光輝部として使
用されることもあるが、基体層が合成樹脂発泡体からな
る場合には基体層の発泡に伴なう凹凸が金属蒸着フィル
ム表面に表われ該金属光輝面の装飾性を著しく損ねるの
でこの金属蒸着フィルムを使用する範囲は限定されてい
る。
この考案は、この金属光輝面として金属箔または金属板
が基体層上面に貼着されたサイドモールに関し、特にモ
ール本体表面の長手方向の片面側にのみ金属箔または金
属板が貼着されたものに係る。
が基体層上面に貼着されたサイドモールに関し、特にモ
ール本体表面の長手方向の片面側にのみ金属箔または金
属板が貼着されたものに係る。
すなわち、金属箔もしくは金属板は、それ自体として金
属の性質を具有し、独自の熱膨張率をもつものであり、
これが合成樹脂基体層の上面に貼着された場合、例えば
モール体の一体成形後の冷却時、あるいは夏季における
炎天下の使用等の熱条件の変化に伴ない、モールの長手
方向における材質の熱膨張率に差に基づく伸縮の差が生
じ、反りやわん曲現象が現れる。
属の性質を具有し、独自の熱膨張率をもつものであり、
これが合成樹脂基体層の上面に貼着された場合、例えば
モール体の一体成形後の冷却時、あるいは夏季における
炎天下の使用等の熱条件の変化に伴ない、モールの長手
方向における材質の熱膨張率に差に基づく伸縮の差が生
じ、反りやわん曲現象が現れる。
特にモール体の長手方向の片面側のみに金属箔または金
属板を貼着してなるサイドモールにあっては、モール体
の反りやわん曲現象がモール側部に現われ、該サイドモ
ールが有する装飾機能を著し←損ねるばかりか、車体側
面板との接着力を低下させモール体の剥離や脱落のおそ
れが多分にあった。
属板を貼着してなるサイドモールにあっては、モール体
の反りやわん曲現象がモール側部に現われ、該サイドモ
ールが有する装飾機能を著し←損ねるばかりか、車体側
面板との接着力を低下させモール体の剥離や脱落のおそ
れが多分にあった。
この考案はこのような欠点を解消するために提案された
ものであって、表面長手方向の片面側に金属箔または金
属板を貼着してなるサイドモールにおいて、前記金属箔
または金属板を貼着した面とモール体の断面方向のほぼ
対称位置となる基体層内に、前記金属箔または金属板と
同種かもしくは熱膨張率が近似した金属材料よりなり、
がっ表面積がほぼ同一であり反り防止用の金属箔または
金属板を一体に埋設したことを特徴とする。
ものであって、表面長手方向の片面側に金属箔または金
属板を貼着してなるサイドモールにおいて、前記金属箔
または金属板を貼着した面とモール体の断面方向のほぼ
対称位置となる基体層内に、前記金属箔または金属板と
同種かもしくは熱膨張率が近似した金属材料よりなり、
がっ表面積がほぼ同一であり反り防止用の金属箔または
金属板を一体に埋設したことを特徴とする。
以下添付の図面に従って説明すると、第１図および第２
図においてモール体１０の長手方向の片面側の肩部表面
に金属箔１２が貼着されており、該金属箔１２と反対側
の長手方向には、該金属箔１２とほぼ対称に反り防止用
の金属箔１３が基体層１２内に一体に埋設されている。
図においてモール体１０の長手方向の片面側の肩部表面
に金属箔１２が貼着されており、該金属箔１２と反対側
の長手方向には、該金属箔１２とほぼ対称に反り防止用
の金属箔１３が基体層１２内に一体に埋設されている。
ここで金属光輝面となる金属箔１２は、アルミ箔または
ステンレス箔等が代表的なもので、その厚みは一般に５
０〜２００μであるが、それ以上の厚みを有する金属板
であってもよい。
ステンレス箔等が代表的なもので、その厚みは一般に５
０〜２００μであるが、それ以上の厚みを有する金属板
であってもよい。
基体層１１を構成するものとしては、通常塩化ビニル樹
脂、ＡＢＳ樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリアミド樹
脂、ポリエチレン樹脂、エチレンビニルアセテート樹脂
、アイオノマー樹脂等の合成樹脂またはその発泡体が通
常使用されている。
脂、ＡＢＳ樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリアミド樹
脂、ポリエチレン樹脂、エチレンビニルアセテート樹脂
、アイオノマー樹脂等の合成樹脂またはその発泡体が通
常使用されている。
反り防止用の金属箔１３としては、光輝面となる金属箔
１２と同種のものでもよいが、熱膨張率が近似した金属
材料が選択される。
１２と同種のものでもよいが、熱膨張率が近似した金属
材料が選択される。
反り防止用の金属箔または金属板１３の埋設位置は、モ
ール体の断面方向のほは゛対称位置である。
ール体の断面方向のほは゛対称位置である。
そして反り防止用の金属箔または金属板１３と光輝面を
形成する金属箔または金属板１２とはその表面積がほぼ
同一となるように構成される。
形成する金属箔または金属板１２とはその表面積がほぼ
同一となるように構成される。
ただしその埋設形状は、金属箔または金属板１３が埋設
されるモール体基体層１１の断面形状によって変えた方
がよい場合がある。
されるモール体基体層１１の断面形状によって変えた方
がよい場合がある。
すなわち第１図および第２図の実施例では、ともに円弧
状に構成されているが、第３図の実施例では光輝面と反
対側の基体層１１が大きく盛り上って形成されているの
で、反り防止用の金属箔または金属板１３は内方に向っ
てＬ字状に埋設されている。
状に構成されているが、第３図の実施例では光輝面と反
対側の基体層１１が大きく盛り上って形成されているの
で、反り防止用の金属箔または金属板１３は内方に向っ
てＬ字状に埋設されている。
このように反り防止用の金属箔または金属板１３は、モ
ール体の断面形状に応じて反りを防止するに最適な位置
および形状において基体層１１に埋設される。
ール体の断面形状に応じて反りを防止するに最適な位置
および形状において基体層１１に埋設される。
なおこの考案によるサイドモールは、通常この種サイド
モールを得るのに実施されている異形押出成形法によっ
て一時にかつ連続的に一体押出成形が可能である。
モールを得るのに実施されている異形押出成形法によっ
て一時にかつ連続的に一体押出成形が可能である。
上述したようにこの考案によれば、モール体の長手力向
片面側にのみ金属箔または金属板を貼着したものにあっ
ても、該金属箔または金属板を貼着した面とモール体の
断面方向のほぼ対称位置となる基体層内に、前記金属箔
または金属板と同種かもしくは熱膨張率が近似した金属
材料よりなり、かつ表面積がほぼ同一である反り防止用
の金属箔または金属板を基体層内に一体に埋設したもの
であるから、モール体の成形時における冷却収縮に際し
ても一方の側部にわん曲するような反りを生ずることが
なく、また特に車体へのモールの貼着後に夏季の炎天下
等に曝された場合等の加熱条件下における金属材のいわ
ゆるバイメタル効果による反りを防止することができる
。
片面側にのみ金属箔または金属板を貼着したものにあっ
ても、該金属箔または金属板を貼着した面とモール体の
断面方向のほぼ対称位置となる基体層内に、前記金属箔
または金属板と同種かもしくは熱膨張率が近似した金属
材料よりなり、かつ表面積がほぼ同一である反り防止用
の金属箔または金属板を基体層内に一体に埋設したもの
であるから、モール体の成形時における冷却収縮に際し
ても一方の側部にわん曲するような反りを生ずることが
なく、また特に車体へのモールの貼着後に夏季の炎天下
等に曝された場合等の加熱条件下における金属材のいわ
ゆるバイメタル効果による反りを防止することができる
。
従って、モール体の側部に生ずる反りに基づく車体との
接着層の破壊等も防止でき、サイドモールの装飾性なら
びにその耐久性に寄与するところが大きい。
接着層の破壊等も防止でき、サイドモールの装飾性なら
びにその耐久性に寄与するところが大きい。
第１図はこの考案の一実施例を示すサイドモールの一部
斜視図、第２図は第１図におけるサイドモールの一部を
切欠断面とした平面図、第３図はこの考案の他の実施例
を示すサイドモールの断面図である。 １０・・・・・・サイドモール、１１・・・・・・基体
層、１２・・・・・・光輝面としての金属箔または金属
板、１３・・・・・・反り防止用の金属箔または金属板
。
斜視図、第２図は第１図におけるサイドモールの一部を
切欠断面とした平面図、第３図はこの考案の他の実施例
を示すサイドモールの断面図である。 １０・・・・・・サイドモール、１１・・・・・・基体
層、１２・・・・・・光輝面としての金属箔または金属
板、１３・・・・・・反り防止用の金属箔または金属板
。
Claims (1)
- 表面長手方向の片面側に金属箔または金属板１２を貼着
してなるサイドモールにおいて、前記金属箔または金属
板を貼着した面とモール体の断面方向のほぼ対称位置と
なる基体層１１内に、前記金属箔または金属板と同種か
もしくは熱膨張率が近似した金属材料よりなり、かつ表
面積がほぼ同一である反り防止用の金属箔または金属板
１３を一体に埋設したことを特徴とする自動車用サイド
モール。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7701679U JPS5919637Y2 (ja) | 1979-06-06 | 1979-06-06 | 自動車用サイドモ−ル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7701679U JPS5919637Y2 (ja) | 1979-06-06 | 1979-06-06 | 自動車用サイドモ−ル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS55176846U JPS55176846U (ja) | 1980-12-18 |
| JPS5919637Y2 true JPS5919637Y2 (ja) | 1984-06-07 |
Family
ID=29310508
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7701679U Expired JPS5919637Y2 (ja) | 1979-06-06 | 1979-06-06 | 自動車用サイドモ−ル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5919637Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0653479B2 (ja) * | 1986-02-10 | 1994-07-20 | アイシン精機株式会社 | 自動車用装飾モ−ル |
| JPH09136588A (ja) * | 1995-11-10 | 1997-05-27 | Yamaguchi Denki Kogyo Kk | バンパープレート |
-
1979
- 1979-06-06 JP JP7701679U patent/JPS5919637Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS55176846U (ja) | 1980-12-18 |
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