JPS59194930A

JPS59194930A - 反転装置

Info

Publication number: JPS59194930A
Application number: JP6913783A
Authority: JP
Inventors: Takashi Otani; 孝大谷; Hideo Bando; 坂東　日出雄
Original assignee: Japan Steel Works Ltd
Current assignee: Japan Steel Works Ltd
Priority date: 1983-04-21
Filing date: 1983-04-21
Publication date: 1984-11-05

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（イ）技術分野本発明は反転装置、すなわち前工程から送られてきた加
工品を反転させて次工程に送り出す装置、に関するもの
である。

（ロ）従来技術従来の反転装置としては、例えば第１図に概略的に示す
ようなものがある。軸ｌを支点として回転可能な受入台
２と、軸３を支点として回転可能な取出台４とが所定の
間隔を置いて配置されており、受入台２及び取出台４に
はそれぞれ互いにかみ合う歯車５及び６が固着されてい
る。歯車６は別の歯車７とかみ合っており、歯車７はシ
リンダ８によって移動可能なラック９とかみ合っている
。受入台２及び取出台４が水平な状態において加工品ｌ
Ｏが受入台２上に搬送され固定される。

次いで、シリンダ８の作動によってラック９が第１図中
で左から右方向へ移動し、歯車７を介して歯車６及び５
が回転する。このため受入台２及び取出台４は９０度回
転し、第１図中に仮想線で示す状態となる。この状態に
おいて受入台２から取出台４へ加工品ｌＯの受渡しが行
なわれ、次いでラック９が再び最初の位置に復帰し、受
入台２及び取出台４も水平な状態に復帰する。こうする
ことによって、加工品１０は取出台４上で反転した状態
となり、搬送装置によって次工程へ移送される。

しかしながらこのような従来の反転装置には、１サイク
ルに要する時間が長いという問題点があった。また、厚
さ寸法が同じ加工品にしか適用することができないとい
う欠点もあった。すなわち、受入台２及び取出台４はそ
れぞれ軸１及び軸３を支点として上方へ回転するため、
反転が終了して受入台２及び取出台４が水平な位置にあ
るときにしか、搬送装置が反転装置の上方へ移動して受
入台２への加工品１０の設置及び取出台４からの加工品
１０の取り出しを行なうことができない。このため、搬
送装置は、反転装置の反転動作が完了するまで、反転装
置から離れた位置で待機する必要があり、この待機時間
の分だけサイクル時間が長くなっていた。また、受入台
２及び取出台４は固定された軸１及び軸３を支点として
回転するようにしてあったため、受入台２と取出台４と
が９０度回転して平行となったときの両合間の距離に等
しい厚さ寸法を有する加工品１０だけしか反転すること
ができなかった。従って、加工品１０の寸法が変った場
合には反転装置も変更する必要があった。

（ハ）発明の目的本発明は、反転動作中にも搬送装置が上方から近接する
ことができる反転装置を得ることを目的としている。

（ニ）発明の構成本発明による反転装置は、受入台及び取出台を下方向に
回転可能にすることにより、反転装置内部下側において
加工品を反転させるようにしである。すなわち、本発明
による反転装置は、加工品を固定可能な受入台と、反転
した状態の加工品を固定可能な取出台と、受入台及び取
出台の両側に水平に配置されたガイド軸と、受入台の一
端側をガイド軸に対して軸方向に移動自在且つガイド軸
に直交する水平な軸線を支点として回転可能に支持する
受入台側スライド・回転支持機構と、取出台の一端側を
ガイド軸に対して軸方向に移動自在且つガイド軸に直交
する水平な軸線を支点として回転可能に支持する取出台
側スライド・回転支持機構と、受入台及び取出台の互い
に対面する他端側と回転可能に連結される連結機構と、
連結機構に連結され受入台及び取出台が略水平又は傾斜
した状態となる上部位置と受入台及び取出台がガイド軸
の下側で垂直となって互いに平行となる下部位置との間
を上下動する昇降装置とから構成される。

（ホ）実施例以下、本発明の実施例を添付図面の第２〜１２図に基づ
いて説明する。

（第１実施例）第２及び３図に本発明の第１実施例を示す。フレーム２
０に２木の水平なガイド軸２２が平行に固着されており
、このガイド軸２２によって受入台２４及び取出台２６
が支持されている。すなわち、受入台２４は、第２図中
で右端部側において、（受入台側）スライド・回転支持
機構２８によってガイド軸２２に対して軸方向に移動可
能且つガイド軸２２に直交する水平な軸線を支点として
回転可能に支持されており、また、同様に取出台２６は
、第２図中で左端部側において、（取出台側）スライド
φ回転支持機構３０によってガイド軸２２に対して軸方
向に移動可能且つガイド軸２２に直交する水平な軸線を
支点として回転可能に支持されている。スライド・回転
支持機構３０は、ガイド軸２２に対して軸方向に移動自
在に支持されたスライド部材３２と、取出台２６に固着
されたサポート部材３４とを有しており、スライド部材
３２と一体のピン３２ａはサポート部材３４の穴３４ａ
にかん合している。スライド・回転支持機構２８もスラ
イド部材３２と同様なピン３６ａを有するスライド部材
３６と、サポート部材３４と同様な穴３８ａを有するサ
ポート部材３８とから構成されている。受入台２４の図
中左端部と取出台２６の図中右端部とは連結機構３９に
よって連結されている。すなわち、受入台２４に固着し
たサポート部材４２の穴４２ａにがん合するピン４４ａ
を一体に有する（受入台側）サポート部材４４と、取出
台２６に固着されたサポート部材４６の穴４６ａにかん
合するピン４８ａを一体に有する（取出台側）サポート
部材４８とがスライドピン４０によって連結されている
。スライドピン４０はサポート部材４８を貫通してサポ
ート部材４４にねじ込まれている。従って、サポート部
材４４と４８とは拘束され、水平方向に互いに近接する
ことだけが可能である。上記のように、スライドピン４
０、サポート部材４２、サポート部材４４、サポート部
材４６及びサポート部材４８によって連結機構３９が構
成される。スライドピン４０の外周には、サポート部材
４４及びサポート部材４８を互いに離す方向に力を作用
するばね５０が配置されている。サポート部材４８はフ
レーム２０に垂直方向に向けて固定された昇降装置であ
る上下シリンダ５２のピストンロッド５２ａと連結され
ている。また、受入台２４の下方には水平方向に向けて
配置した往復動装置である左右シリンダ５４が設けられ
ている。左右シリンダ５４は、フレーム２０に固定され
たベース５６によって案内されて水平方向に移動可能な
ブラケット５８に固定されている。ブラケット５日は、
押しボルト６０によって所定位置まで移動させてロック
ナツト６２によって固定することができる。左右シリン
ダ５４のピストンロッド５４ａの先端には押し板６４が
取り付けられている。受入台２４の上面には加工品６６
を固定可能な吸着パッド、電磁石等の固定金具６８が設
けられており、また取出台２６の上面には反転した状態
の加工品６６を固定可能な固定金具７０が設けられてい
る。

次に、作用について説明する。

前工程の加工機から図示してない搬送装置によって運ば
れてくる加工品６６は、第３図に示すように、上下シリ
ンダ５２のピストンロッド５２ａが伸長し、サポート部
材４４及び４８が上部位置まで持ち上げられて水平状態
となった受入台２４上に置かれる。受入台２４上に置か
れた加工品６６は、固定金具６８の作動によって受入台
２４に固定される。加工品６６が受入台２４」−に固定
されると上下シリンダ５２のピストンロッド５２ａは下
方に向って移動を開始する。このため、ピストンロッド
５２ａと連結されたサポート部材４８及びこれとスライ
ドピン４０によって連結されたサポート部材４４は、そ
のままの姿勢で下方に移動する。サポート部材４８及び
サポート部材４４が下降すると、ピン４４ａ及びピン４
８ａ、及びサポート部材４２及びサポート部材４６を介
してサポート部材４８及びサポート部材４４と連結され
ている受入台２４及び取出台゛２６も下方に引張られる
。このため受入台２４はピン３６−ａを支点として第３
図中で反時計方向に回転すると共にガイド軸２２上を滑
って第３図中で左方向へ移動する。同様に、取出台２６
はピン３２ａを支点として第３図中で時計方向に回転す
ると共にガイド軸２２上を滑って第３図中で右方向へ移
動する。

上下シリンダ５２のピストンロッド５２ａが最も収縮し
てサポート部材４８及びサポート部材４４が下部位置に
達すると、受入台２４及び取出合２６は第４図に示すよ
うに垂直になって互いに平行な状態となる。次いで、左
右シリンダ５４が作動を開始し、押し板６４か第４図中
で左右に移動し、受入台２４を左方向へ押し始める。受
入台２４は、ガイド軸２２及びスライドピン４０によっ
て案内されてばね５０を圧縮して水平方向に移動し、取
出台２６に接近する。受入台２４は、第５図に示すよう
に受入台２４と取出台２６との間に加工品６６をはさみ
付ける状態となるまで移動する。第５図に示す状態にお
いて固定金具７ｏを作動させて加工品６６を取出台２６
に固定すると共に固定金具６８の作動を解除して加工品
６６の受入台２４に対する固定を解除する。こうするこ
とによって、加工品６６は受入台２４から取出台２６へ
受は渡される。次いで、左右シリンダ５４はピストンロ
ッド５４ａを収縮させて最初の位置に復帰する。左右シ
リンダ５４が復帰を開始すると受入台２４はばね５０の
力によって押し戻され、第６図に示す状態となる。次い
で、上下シリンダ５２が作動しサポート部材４８を上方
に押し上げる。こうすることによって、受入台２４及び
取出台２６は第７図に示す状態となる。次いで、この間
に反転装置上に移動してきている搬送装着によって取出
台２６上の反転した加工品６６が取り出され、受入台２
４上に新たな加工品６６が設置され、第３図に示す状態
に復帰する。

なお、加工品６６の厚さ寸法が変わった場合には、左右
シリンダ５４の位置を調整するだけでそのまま反転作業
を行なうことができる。すなわち、ロック千・ント６２
を緩めて押しボルト６ｏを操作することによりブラケッ
ト５８を第３図中で左右方向に移動させ、左右シリンダ
５４が所定の位置（ピストンロッド５４ａが最も伸びた
状態において受入台２４及び取出台２６間に加工品６６
がはさみ付けられる位置）に固定すればよい。なお、ベ
ース５６、ブラケット５８、押しポルト６０及びロック
ナツト６２からなる位置調節装置の代わりに、押し板６
４の第３図中で左方向への移動を規制する取付位置調節
可能なストッパを設けても、加工品６６の厚さ寸法の変
化に対応することができる。

（第２実施例）第８及び９図に本発明の第２実施例を示す。この第２実
施例は、サポート部材４４′、サポート部材４８′及び
往復動装置であるシリンダ８ｏによって連結機構３９′
を構成したものである。すなわち、前述の第１実施例で
は、サポート部材４４とサポート部材４８とをスライド
ピン４ｏによって連結していたが、この第２実施例では
サポート部材４４′とサポート部材４８′とをシリンダ
８０によって連結し、両サポート部材４４′及びサポー
ト部材４８′を水平方向にのみ移動可能に拘束すると共
にシリンダ８ｏの作用によって受入台２４と取出台２６
とを相対的に移動可能としたものである。その他の構成
については、前述の第１実施例と同様であるので同様の
参照符号を付して詳細な説明は省略する。この実施例に
おいても前述の第１実施例と同様の作用・効果が得られ
ることは明らかである。

（第３実施例）第１０及び１１図に本発明の第３実施例を示す。この第
３実施例は加工品６６の厚さ寸法が常に一定の場合に適
用することができるものである。すなわち、加工品６６
の受は渡し時における受入台２４と取出台２６との間の
水平方向の移動を行なわないようにしたものである。受
入台２４と取出台２６との連結機構３９″″は、両者に
回転可能に連結されたブラケット９０によって構成され
る。ブラケット９０に上下シリンダ５２のピストンロッ
ド５２ａが連結される。この第３実施例には、往復動装
置である左右シリンダは設けられていない。なお、その
他の構成は前述の第１実施例と同様であるので、同様の
参照符号を付して詳細な説明は省略する。この第３実施
例においては常に同じ厚さ寸法（垂直状態における受入
台２４と取出台２６との間の距離に等しい厚さ寸法）の
加工品６６であれば、第１１図に仮想線で示すようにし
て反転が可能であることは明らかである。

なお、この場合、受入台２４及び取出台２６が回動する
際に加工品６６と干渉しないように、加工品６６の厚さ
寸法が比較的小さいものである必要がある。

（第４実施例）第１２図に本発明の第４実施例を示す。この第４実施例
は、前述の第３実施例にストッパ９５を設け、ブラケッ
）９０が所定以上上昇しないようにしたものである。こ
うすることによって、受入台２４及び取出台２６は第１
２図に示すように傾斜した状態で加工品６６の受入れ及
び取出しを行なうこととなる。従って、ストッパ９５の
位置を調節することにより、加工品６６の反転角度αを
任意に設定することができる。

なお、上述の第１〜４実施例においては、昇降装置及び
往復動装置としてシリンダを用いたが、それぞれ連結機
構を上下動させることが可能な機構及び受入台及び取出
台を相対的に移動可能な機構であれば、クランク機構等
のその他の装置であっても差し支えない。

（へ）発明の詳細な説明してきたように、本発明による反転装置は、加工
品を固定可能な受入台と、反転した状態の加工品を固定
可能な取出台と、受入台及び取出台の両側に水平に配置
されたガイド軸と、受入台の一端側をガイド軸に対して
軸方向に移動自在且つガイド軸に直交する水平な軸線を
支点として回転可能に支持する受入台側スライド・回転
支持機構と、取出台の一端側をガイド軸に対して軸方向
に移動自在且つガイド軸に直交する水平な軸線を支点と
して回転可能に支持する取出台側ステ４１Φ回転支持機
構と、受入台及び取出台の互いに対面する他端側と回転
可能に連結される連結機構と、連結機構に連結され受入
台及び取出台が略水平又は傾斜した状態となる上部位置
と受入台及び取出台がガイド軸の下方で垂直となって互
いに平行となる下部位置との間を上下動する昇降装置と
から構成されるので、反転装置内部下側で加工品の反転
が行なわれ、反転動作中であっても搬送装置を反転装置
の上方に接近させることができる。

従って、反転動作中に搬送装置を待機させる必要がなく
なり、１サイクルに必要な時間を短縮することができ、
生産性を向上することができる。また、加工品の厚さ寸
法が異なる場合にも、第１及び２の実施例では、往復動
装置の作用により、簡単に対応することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の反転装置を示す図、第２図は本発明の第
１実施例の反転装置の平面図、第３図は第２図に示す反
転装置のＩＩＩ−ＩＩＩ線に沿う断面図（反転動作開始
前の状態を示す図）、第４〜７図はそれぞれ反転動作中
の反転装置の状態を順次示す図、第８図は本発明の第２
実施例の反転装置の平面図、第９図は第８図に示す反転
装置のＩＸ−ＩＸ線に沿う断面図、第１０図は本発明の
第３実施例の反転装置の平面図、第１１図は第１０図に
示す反転装置のＸＩ−ＸＩ線に沿う断面図、第１２図は
本発明の第４実施例を示す図である。２０・φ・フｌ／−ム、２２・・・ガイド軸、２４・・
・受入台、２６・・・取出台、２８・・・（受入台側）
スライド・回転支持機構、３ｏ・・Ｑ　（取出台側）ス
ライド・回転支持機構、３２・・・スライド部材、３４
・・・サポート部材、３６・・・スライド部材、３８・
φ舎すポート部材、３９．３９’３９″″・・・連結機
構、４ｏψ・・スライドピン、４２・・・サポート部材
、４４．４４’　　・・・　（受入台側）サポート部材
、４６・・・サポート部材、４８．４８’　　・畳・　
（取出台側）サポート部材、５０・・・ばね、５２・・
・上下シリンダ（昇降装置）、５４・・・左右シリンダ
（往復動装置）、５６・・・ベース、５８・・・ブラケ
ット、６０・・・押しボルト、６２・・φロックナツト
、６４・・・押し板、６６・・・加工品、７０・・・固
定金具、８ｏ・・・シリンダ（往復動装置）、９ｏ・・
・ブラケット、９５・φ・ストッパ。特許出願人　　株式会社日木製鋼所代理人　　弁理士　宮内利行

Claims

【特許請求の範囲】１、加工品を固定可能な受入台と、反転した状態の加工
品を固定可能な取出台と、受入台及び取出台の両側に水
平に配置されたガイド軸と、受入台の一端側をガイド軸
に対して軸方向に移動自在且つガイド軸に直交する水平
な軸線を支点として回転可能に支持する受入台側スライ
ド・回転支持機構と、取出台の一端側をガイド軸に対し
て軸方向に移動自在且つガイド軸に直交する水平な軸線
を支点として回転可能に支持する取出台側スライド・回
転支持機構と、受入台及び取出台の互いに対面する他端
側と回転可能に連結される連結機構と、連結機構に連結
され受入台及び取出台が略木平又は傾斜した状態となる
上部位置と受入台及び取出台がガイド軸の下方で垂直と
なって互いに平行となる下部位置との間を上下動する昇
降装置とから構成される、加工品の反転装置。２、連結機構は、受入台の他端側に回転可能に取り（＝
Ｊけられた受入台側サポート部材と、取出台の他端側に
回転可能に取り付けられた取出台側サポート部材と、受
入台側サポート部材と取出台側サボー）・部材とを相対
的に水平方向にのみ移動可能に拘束するスライドピンと
を有しており、垂直状態にある受入台及び取出台を相対
的に移動させることが可能に往復動装置が設けられてい
る特許請求の範囲第１項記載の反転装置。３、連結機構は、受入台の他端側に回転可能に取り付け
られた受入台側サポート部゛材と、取出台の他端側に回
転可能に取り付けられた取出台°側すポート部材と、受
入台側サポート部材と取出台側サポート部材とを連結す
ると共に両サポート部材を相対的に移動させることが可
能な往復動装置とを有している特許請求の範囲第１項記
載の反転装置。