JPS59193968A - 構造物の表面仕上用樹脂組成物 - Google Patents

構造物の表面仕上用樹脂組成物

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JPS59193968A
JPS59193968A JP6707083A JP6707083A JPS59193968A JP S59193968 A JPS59193968 A JP S59193968A JP 6707083 A JP6707083 A JP 6707083A JP 6707083 A JP6707083 A JP 6707083A JP S59193968 A JPS59193968 A JP S59193968A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、構造物等に塗布される表面仕上用樹脂組成物
に関するものである。
近年、コンクリート造の建物等のコンクリート面やモル
タル面に防水用、或は化粧用としてアクリルゴム系、ア
クリル樹脂系、ウレタンゴム系、クロロブレンゴム系等
の弾性吹付材の使用が普及してきている。そして、その
吹付材の塗膜表面の汚染を防止したり美麗に仕上げるた
めに、一般に耐候性の優れたアクリル系樹脂が表面仕上
用に用いられているが、そのもの自体は柔軟性に乏しい
という欠点があった。
その為、下地コンクリート躯体にひび割れが生じた場合
、主材防水塗膜はその有する弾性の故にひび割れに追従
するが、仕上材は追従できずに破断し、化粧機能は勿論
、主材防水膜と仕上材との複層膜としての防水機能にも
支障をきたす事が多く大きな問題を有するものであった
そこで本発明者らは、この問題を解決し、美装性を保ち
ながら、柔軟性を改良した、1表面仕上用樹脂組成物に
ついて検討した結集、本発明を完成した。
即ち、本発明はアクリル酸エステルおよびメタアクリル
酸エステルの一種以上を20重量%以上含有する重合性
単量体から得られる重合体100重量部とアクリロイル
基および/またはメタアクリロイル基を有し分子量が3
00以上の化合物0.5〜100重量部からなることを
特徴とする構造物の表面仕上用樹脂組成物に関するもの
である。
構造物の表面仕上材として、従来のアクリル系樹脂を用
いた場合、耐候性、光沢、耐汚染性に関しては優れた性
質を示すが、防水材としての弾性塗膜上で、長期に亘っ
て暴露されるとその仕上材のみがその全面にひび割れを
生じたり、低温下においては、下地コンクリート等がわ
ずかにでも動くとその動きに追従できずにひび割れを生
じ、構造物の化粧防水を目的とした弾性吹付材の仕上材
としては、それらの樹脂は不適切なものであった。
これらの問題を改良する手段として、仕上材に柔軟性を
付与することが試みられ、ガラス転移点似下Tg点と称
す)の低い柔軟な樹脂を用いたり、可塑剤を添加したり
する方法が検討されたが、それらの方法は柔軟性は改良
しても、仕上材の塗膜表面にべたつきを生じさせ、空気
中のほこりやゴミ等が付着しやすく、著しく汚れやすい
ものであり、仕上材としての美装機能に問題が生ずるも
のであった。
また、可塑剤を添加したものは経年的に可塑剤が防水材
等の下地へ移行したり、大気中に揮散することにより可
塑化効果を失ない、柔軟性が徐々に低下するという欠点
も有している。
本発明者等は上記問題点を解決するために種々検討し、
従来のアクリル系樹脂にアクリロイル基および/または
メタアクリロイル基を有し、分子量が300以上の化合
物(以下アクリル系オリゴマーと称する。)を添加する
ことによりそれ等の問題を解消することを見い出して本
発明を完成したものである。
本発明組成物の必須成分であるアクリル系オリゴマーは
、通常の成膜条件では塗膜を形成しない為、そのものだ
けでは表面仕上材として使用することはできないが、本
発明者等の検討により、アクリル系樹脂に対して相溶性
がよくかつ良好な可塑化効果を有し、また揮散し難い為
、その効果を長く持続するということが見い出されたの
である。
すなわち、アクリル系樹脂にアクリル系オリゴマーを配
合した本発明の表面仕上用樹脂組成物は柔軟性に富み、
かつ美装性に優れるものである。
本発明組成物による表面仕上げの塗膜は、下地コンクリ
ート躯体にひび割れが生じても、それ自身ひび割れる事
なく、下地防水塗膜と一体化して追従し、その防水機能
を保持1−2その効果は特に0℃以下というような低温
下でアクリル系樹脂単独に比較してよく現れ、さらに長
期間の屋外暴露による紫外線及び熱の影響を−受けても
、その柔軟性はほとんど低下しないものである。
又、美装性についても、柔軟性が著しくあるにもかかわ
らず、表面にべたつきはほとんど現われず、ゴミ、はこ
り等が付着する事なく、さらに光沢変化もなく、美装機
能にも優れたものである。
本発明の組成物が塗布される、構造物に防水や化粧の目
的での下地となる樹脂としては、公知の樹脂エマルジョ
ン、例えばアクリル樹脂エマルジョン系、ポリ酢酸ビニ
ルエマルジョン系、酢酸ビニル−エチレン共重合エマル
ジョン系、スチレン樹脂エマルジョン系、タールウレタ
ンゴム系、ポリウレタンゴム系、クロロプレンゴム系、
クロルスルホン化ポリエチレン系等或は、これらに充填
剤全添加した組成物が用いられる。
上記の如き下地材が適応される構造物の材質は、コンク
リート、モルタル、スレート、鉄、アルミニウム、ブリ
キ、トタン、グラスファイノ<−、木、の如き防水材や
化粧材を塗布した下地に対してのみでなく、これら材質
の構造物やプラスチックに直接適用することも可能であ
る。
即ち、コンクリート下地、鉄板下地等に本発明組成物を
直接塗布する事も勿論可能である。
次に本発明に用いる表面仕上用組成物の成分について説
明する。
本発明に於ける重合体は、アクリル酸エステル及びメタ
クリル酸エステルの一種以上i20〜100%、好まし
くは40〜100%、特に好ましくは70〜100%含
む単量体又は単量体混合物を通常の重合法により重合し
て得た重合体であり、アクリル系樹脂と云われているも
のを総括的に含むものであるO 本発明に於いて単量体混合物中のアクリル酸工ステル及
びメタクリル酸エステルの含有量が20チ未満の場合、
本発明組成物から得られる塗膜の耐候性が著しく悪くな
る。
また重合体の共重合成分としては、上記以外のエテノイ
ド系単量体が0〜80%の範囲で用イソれる。
上記アクリル酸エステル及びメタクリル酸エステルの具
体例としては、アクリル酸及びメタクリル酸のメチル、
エチル、n−プロピル、1so−プロピル、n−ブチル
、1so−ブチル、5ee−ブチル、n−アミル、1s
o−アミル、n−ヘキシル、n−ヘプチル、オキソヘプ
チル、n−オクチル、2−エチルヘキシル、n−ノニル
、オキソノニル、n−デシル、オキソデシル等のエステ
ルがあり、特に炭素数1〜3のアルキルエステルが好ま
しい。
又共重合成分のエテノイド系単量体としては、> C=
 C<結合を有する単量体で、例えばエチレン、塩化ビ
ニル、酢酸ビニル、塩化ビニリデン、アクリロニトリル
、スチレン、ブタジェン、イタコン酸、マレイン酸、ア
クリルアマイド、メチロールアクリルアマイド、等が挙
げられ、特に酢酸ビニル、スチレン等が好ましく用いら
れる。
本発明に於ける重合体の製造としては、通常公知の溶液
重合法、エマルジョン重合法、パール重合法が適用され
るが、仕上用樹脂組成物として要求される特一覧着性の
面からみて、溶液重合法、即ちモノマーとポリマーを溶
解する溶媒11例えばトルエンなどに、使用溶媒に溶解
する触媒、例えばアゾビスイソブチロニトリルなどとモ
ノマーを加え撹拌しながら60〜80℃程度の温度で重
合する方法が好ましく用いられるー エマルジョン重合、パール重合で得られる重合体は粘着
性をおびやすいので、それらを採用するときは、乳化剤
、安定剤その他の重合条件を十分に検討する必要がある
本発明組成物の第二の成分としてのアクリル系オリゴマ
ーの具体例としては次のものがある。
(4)下式で示される分子量が300〜2,000の化
合物 上式中R1及R2は水素又はアルキル基、R3はエチレ
ン基又は炭素数3個以上のアルキレン基又は置換アルキ
レン基であり、nは1〜2oの正数を示す。
上記化合物は、−価フエノールにモノエポキサイドを付
加させることによって得られる一価アルコールとアクリ
ル酸とのエステル化又は低級アクリル酸エステルとのエ
ステル交換によって製造されるものである。
一価フエノールの例としては、フェノール、〇−又はm
−又はP−クレゾール、p−を又はS又はn−ブチルフ
ェノール、ジ−t−ブチルフェノール、P−オクチルフ
ェノール、P−ノニルフェノール、ジノニルフェノール
等がある。
モノエポキサイドの例として、エチレンオキサイド、プ
ロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド、スチレンオ
キサイド、3−ヒドロキシプロピレンオキサイド、メチ
ルグリシジルエーテル、エチルグリシジルエーテル、ブ
チルグリシジルエーテル、フェニルグリシジルエーテル
等があげられ、これらのモノエポキサイドは単独で又は
二種以上を混合して使用する事ができる0 CB)  分子中にアクリロイル基または/およびメタ
アクリロイル基(以下これらを(メタ)アクリロイル基
と称する。)を2個以上持ち、分子量が300以上であ
る化合物の具体例としては下記のものがある。■〜■に
分類して示す。
■ 脂肪族、脂環康、芳香脂肪族2〜6価の多価アルコ
ール及びポリアルキレングリコールのポリメタアクリレ
ート又はポリメタアクリレート(以下アクリレートとメ
タアクリレート全会せて(メタ)アクリレートと称する
);例えば、エチレングリコール、プロピレングリコー
ル、1,3−または1. 4−プタンジトル、ヘキサン
ジオール、ネオペンチルクリコール、シクロヘキサンジ
オール、トリメチ日−ルエタン、トリメチロールプロパ
ン、グリセリン、ソルビトール、ペンタエリスリトール
、ジペンタエリスリトール、水素化ビスフェノールAな
どの多価アルコール及びジエチレングリコール、トリエ
チレングリコール、テトラエチレングリコーノペポリエ
チレングリコール、ジエチレングリコール、ポリプロピ
レングリコールなどの如き多価アルコールのポリ(メタ
)アクリレートがあげられる。これらの具体例は例えば
特開昭49−12098号公報などに示されている。
■ 脂肪族、脂環族、芳香脂肪族、芳香族2〜6価の多
価アルコールにアルキレンオキサイドを付加させた形の
多価アルコールのポリ(メタ)アクリレート; 例工ば、ビスフェノールAジオキシエチルンテルなどの
ように、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトー
ル、グリセリン、ビスフェノールAなどの多価アルコー
ルにエチレンオキサイヅロピレンオキサイドを付加させ
て得られる多価アルコールのポリ(メタ)アクリレート
があげられる。
■ ポリ(メタ)アクリロイルオキシアルキルリン酸エ
ステル: ヒドロキシル基含有(メタ)アクリレートと五酸化リン
との反応によって得られ、例えばポリ(メタ)アクリロ
イルオキシエチルリン酸エステル、ポリ(メタ)アクリ
ロイルオキシアルキルリン酸エステルなどがあげられる
■ ポリエステルポリ(メタ)アクリレート;ポリエス
テルポリ(メタ)アクリレートは通常(メタ)アクリル
酸(アクリル酸とメタクリル酸を総称する)と多価アル
コールと多価カルボン酸とをエステル化することによっ
て合成される。ポリエステル型多価アルコールのポリ(
メタ)アクリレートが主成分であると想定され、その合
成例及び具体例は、例えば特開昭49−128944号
公報その他の公開特許公報(49−128088,49
−120981,49−93473,49−28692
,48−96515、48−66679,48−257
90など)に記載されている。
例えば、コハク酸とエチレングリコールとのポリエステ
ルジオールのジ(メタ)アクリレート、71ツイン酸と
エチレングリコールとのポリエステルジオールのジ(メ
タ)アクリレート、フタル酸とジエチレングリコールと
のポリエステルジオールのジ(メタ)アクリレート、テ
トラヒドロフタル酸とジエチレングリコールとのポリエ
ステルジオールのジ(メタ)アクリレート、アジピン酸
とトリエチレングリコールとのポリエステルジオールの
ポリ(メタ)アタリトド、テトラヒドロフタル酸とトリ
メチロールプロパンとのポリエステルポリオールのポリ
(メタ)アクリレート、テトラヒドロフタル酸とペンタ
L9ノエリスリトールのポリエステルポリトルのポリ(
メタ)アクリレートなどがあげられる。
■ エポキシポリ(メタ5アクリレート;分子中に2個
以上のエポキシ基を有するエポキシ樹脂に、エポキシ基
とほぼ当量の(メタ)アクリル酸、カルボキシル基含有
する(メタ)アクリレート、もしくは(メタ)アクリル
酸またはカルボキシル基をもつ(メタ)アクリレートと
多塩基酸との混合物を反応させることによって合成され
る。あるいはエポキシ基含有(メタ)アクリレートに多
価カルボン酸を反応させるなどの方法もある。
エポキシポリ(メタ)アクリレートの合成例及び具体例
は例えば特開昭49−28692号公報その他の公開特
許公報(48−66182,48−60787、特公昭
49−12091.49−12090など)に示されて
いる。
例工ば、ビスフェノールAジグリシジルエーテル型、グ
リセリンジグリシジルエーテル型、ポリアルキレングリ
コールジグリシジルエーテル型、多塩基酸ジグリシジル
エステル型、シクロヘキセンオキサイド型などの各エポ
キシ樹脂と(メタ)アクリル酸との付加反応生成物など
があげられる。
■ ポリウレタンポリ(メタ)アクリレート;主鎖にポ
リウレタン結合単位を有する多価アルコールの(メタ)
アクリレートの構造を有し、通常ヒドロキシル基含有(
メタ)アクリレートと、ポリイソシアネート及び必要に
より多価アルコールとを反応させるなどの方法で合成さ
れる。合成例及び具体例は、例えば特開昭48−607
87号公報などに記載されている。
例えば、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレートま
たは2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレートとジ
イソシアネートとの付加反応生成物、2−ヒドロキシエ
チル(メタ)アクリレートとジイソシアネートと2価ア
ルコールとの付加反応生成物などがこの例に相当する。
■ ポリアミドポリ(メタ)アクリレート;主鎖にポリ
アミド結合単位を有する多価アルコールの(メタ)アク
リレートの構造を有し、例えば、エチレンジアミンとフ
タル酸との反応によって得られるポリアミド型多価カル
ボン酸と2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレートま
たはグリシジル(メタ)アクリレートとの反応生成物な
どがこの例に相当する。
通常、ポリアミド型多価カルボン酸にヒドロキシ基含有
(メタ)アクリレート又はエポキシ基含有(メタ)アク
リレートを反応させるか、ポリアミド型多価アルコール
に(メタ)アクリル酸を反応させるなどの方法で合成さ
れる。
合成例及び具体例は、例えば特開昭48−60787号
公報、特開昭48−37246号公報などに記載されて
いる。
■ ポリシロキサンポリ(メタ)アクリレート;主鎖に
ポリシロキサン結合単位を有する多価アルコールの(メ
タ)アクリレートの構造を有し、通常ポリシロキサン結
合単位を有する多価アルコールに(メタ)アクリル酸又
はヒドロキシル基含有(メタ)アクリレ−トラ反応させ
るなどの方法で合成される。
合成例及び具体例は、例えば特公昭49−4296号公
報などに記載されている。
■ 側鎖及び/又は末端に(メタ)アクリ1.1イルオ
キシ基を有するビニル系又はジエン系低重合体; ビニル系又はジエン系低重合体の側鎖又は末端に、エス
テル結合、ウレタン結合、アミド結合、エーテル結合な
どを介して(メタ)アクリロイルオキシ基が結合されて
いる構造を有する。
通常、側鎖または末端にヒドロキシル基、カルボキシル
基、エポキシ基等を有する低重合体に、これらの基と反
応性の(メタ)アクリル酸、カルボキシル基含有(メタ
)アクリレート、ヒドロキシル基含有(メタ)アクリレ
ート、エポキシ基含有(メタ)アクリレート、イソシア
ネート基含有(メタ)アクリレート 、アミン基含有(
メタ)アクリレートなどを反応させることによって合成
される。
合成例及び具体例は、例えば特開昭50−9687号公
報、特公昭45−15629号公報、特公昭45−15
630号公報などに記載されている。
例えば、(メタ)アクリル酸と他のビニルモノマーとの
共重合体Oてグリシジル(メタ)アクリレ−トラ反応さ
せた反応生成物などがあげられる。
以上のアクリル系オリゴマーの中で、仕上材の柔軟性改
質に好ましいものは(B)群の化合物であり、そのなか
でも分子量が450以上のものがさらに好ましく、特に
その中でも(B)群中に分類されている■、■、■、■
、■が好ましく、特に■および■が好ましいっ 又、アクリル樹脂に添加するアクリル系オリゴマーは(
5)、(B)群で示される各−品種でもよく、勿論、二
種以上を混合したものも好ましく用いられるO (メタ)アクリル酸エステルを20重量%以上国F二 軟性付与が十分ではなく、防水膜と組合せた複層る量全
添加すると、仕上材塗膜の柔軟性は極めて良好となるが
、一方アクリル系オリゴマーが仕上材の塗膜表面に残る
ようになる為、粘着性が現れ、ゴミやほこりが付着しや
すくなって、仕上材としての美装機能に欠けるものとな
る。
本発明に於ける組成物に、骨材を配合することも自由で
、一般の骨材例えば酸化チタン、サチンホワイト、カオ
リン、陶土、ウルトラホワイト、ジルコニア、カーボン
ブラック、炭酸カルシウム、リトポン、あるいはカルシ
ウム、マグネシウム、亜鉛、バリウム、ストロンチウム
、鉛、アルミニウムなどの酸化物等があるが、酸化チタ
ン(ルチル型あるいはアナターゼ型)、酸化アルミニウ
ム、父、組成物は自由に着色することも可能で着色剤は
通常の染料、顔料を随意に使用できる一本発明に於ける
組成物の調整方法としては通常の方法が採用される。
例えば、溶液重合体溶液、アクリル系オリゴ−叶必要な
らば骨材、顔料を混合したものに、トルエン、キシレン
、アセトン、メチル″エチルケトン、酢酸メチル、酢酸
エチルなどの溶剤を加えてロールミル、ボールミルなど
で分散混練することにより調製される。
本発明に於ける組成物の塗装方法としては、前記の如き
構造物の下地面を清浄し、上記組成物を要すればシンナ
ーで適性粘度に調製し、ローラ、刷毛、スプレーガンな
どの手段で、1〜500μ程度の皮膜を形成させる方法
が一般的である。
かくして、柔軟性及び美装性の極めて優れた仕上用塗膜
を得ることができる。
また、各種骨材、顔料等を添加]−で塗料化したものに
ついても柔軟性及び美装性に関して良好な塗膜が得られ
る。
次に本発明の詳細を実施例を用いて説明する。
実施例中の部及びチは、重量部及び重量部である。尚、
本発明は実施例のみに限定されない。
また、実施例における試験法は次の通りである。
(1)塗膜外観変化は、塗膜のひび割れ、ピンホール、
色わかれ等の有無を目視によって観察する。
(2)  下m 亀裂追従性(ゼロスパンテンション)
スレート板下地に下地処理用組成物0.3kg/−量及
び防水用組成物’t Z kg/lr?に吹付け、標準
状態(20℃、60チRH)で1日乾燥後、本発明組成
物e0.6kg/m”塗布して、標準状態で10日間養
生した。
そのものの無処理試験体と80℃での加熱促進劣化処理
′fr:1ケ月行った試験体について、それぞれ低温−
10℃、及び常温20℃の温度条件下での引張試験を行
った。
引張試験はスレート板中央に亀裂を発生させて、5mm
/minの速度で引張って、下地亀裂に対する仕上材の
引張り追従性を測定した。
仕上材にピンホール又は破断を生じはじめた時の亀裂幅
を読み取った。
(3)耐汚染性試験 仕上材塗布倦4日後にカーボン粉末を塗膜表面にふりか
け、乾いた布で数回ふき取った後、カーボン付着による
汚染状況を目視により観察する。
(4)耐候性(変色、汚れ、亀裂)に関し、ては、ウエ
ザオ処理(60分に6分間の水噴射で試験)2.000
時間後に観察する。
(5)暴露試験は、屋外南向き45°の角度でサンプル
をセットし、1年後に亀裂、変色、汚染の有無を観察す
る。
次に参考例によって、以下の実施例、比較例において使
用したアクリル系オリゴマー〇−例を示すO 参考例1 撹拌器と水分離器付き還流冷却器をつけたフラスコに、
ポリオキシプロピレンモノ(ノニルフェニル)エーテル
(平均分子量:303)456部、アクリル酸130部
、p−)ルエンスルホン酸9.9部、トルエン892部
、重合防止剤として塩化第2銅2水塩0.7部を仕込み
、重合防止のため空気を吹込み(100ml!/rni
n )つつ、撹拌下に加熱還流し、生成水を分離しなが
らエステル化を行ったー反応温度111〜131℃にお
ける12時間の反応で水28部が生成した。
反応液は冷却後、10%NaOH水溶液88部で中和洗
浄し、更に10%NaCL水溶液200部で2回洗浄し
た。
洗浄後分離した油相にハイド日キノンモノメチルエーテ
ル0.05部を添加し、薄膜蒸留装置を用い温度70℃
、圧力5閣Hgにてトルエン及び低沸点留分を蒸留除去
することにより、@Ik、・41@・・0原料〜価アル
コールに対応する下記構造式を主体とするアクリル系オ
刃ゴマ−(I)480部を得た。その粘度は103cp
s/25℃、比重は0.984/25℃、色数は700
 (APHA )であった。
参考例2 無水テトラヒドロフタル酸1モル、トリメチロールプロ
パン2モル及びアクリル酸4モルを用い、特開昭49−
12808号公報記載の参考例4に従って、共エステル
化して、主どして下記構造のアクリル系オリゴマー(1
1) を得た。
このものは平均分子量618で、1分子中に平均4個の
アクリロイル基を有している。
参考例3 無水フタル酸1モル、ジエチレングリコール2モル及び
アクリル酸2モルを用い、特公昭52−3431号公報
記載の合成方法A3に従って共エステル化し、主として
下記構造式のアクリル系オリゴマー儲)会得た。
平均分子量450で、1分子中に平均2個のアクリロイ
ル基を有している。
=CH2 参考例4 ビスフェノールAジグリシジルエーテル(シェフ ル化学■1商品名エビ、V−ト812”エポキシ当量1
90)1モルとアクリル酸2モルを、特開昭49−28
692号公報記載の製造例11に従って付加させて、主
として下記構造のアクリル系オリゴマー(IV)を得た
平均分子量529で1分子中に平均2個のアクリロイル
基を有している。
1 CH。
2、  実施例1 撹拌器、冷却管、温度計、滴下装置のついたフ−495
= ラスコにトルエン180部を仕込み、窒素気流下70℃
に保ちながら、アクリル酸エチル35部、メタクリル酸
メチル65部及びアゾビスイソブチロニトリル0.2部
をトルエン20部に溶解した溶液を滴下しながら溶液重
イした。(重合率は、はぼ10(lである。) これに参考例1で合成したアクリル系オリゴマー(I)
’k 20部添加し、常温で20分撹汁し、さらに岩田
塗装製NK−2型粘度計でスプレーガンにょる吹付適性
粘度10〜15秒となるように、酢酸エチル100部、
トルエン100部及びキシレン50部より成るシンナー
で希釈し、本発明の表面仕上用樹脂組成物を得た。
この時の固形分濃度は18.2チであった。
次に、下地処理用組成物としてアクリル酸ブチル60部
、アクリル酸エチル30部、メタクリル酸メチル8部、
アクリル酸2部のモノマー成分から成る樹脂分50%の
エマルジョン100部に対して水100部を加えたもの
を0.3kg/−の量を5部厚のスレート板にスプレー
ガンを使用して吹付けた。
指触乾燥後、防水用組成物として上記エマルジョン10
0部に対して炭酸カルシウム90部、岩綿5部、カオリ
ン10 Iilを混合したスラリーを2.0kli’/
m’の量をスプレーガンで吹付け、標準状態で1日乾燥
させた。
次に、前記表面仕上用樹脂組成物をその上にスプレーガ
ンで0.3に9/lr?づつの2回塗装で総量0、6 
kg /n?’を吹付塗布1〜で、前述の試験法に従っ
て各種性能を評価した。
この結果は表1に示すように、本発明組成物から得られ
た仕上材としての塗膜は柔軟性及び美装性という双方の
機能に優れたものであった。
実施例2〜6 アクリル系オリゴマー(1)〜av)’を用いて実施例
1の方法に準じて表−2に示される配合組成の表面仕上
用樹脂組成物を得たーこのものについて実施例1と同様
の方法で塗装し、同様に試験した結果を表1に示した。
いずれも柔軟性及び美装性の双方に優れた性能を示した
比較例1〜6 表2に示される組成の表面仕上用樹脂組成物を実施例1
と同様に製造し、同様に試験した結果を表2に示す。
比較例1は本発明の必須成分であるアクリル系オリゴマ
ーを添加していない為、低温下及び加熱劣化処理後の下
地亀裂追従性能がなく、仕上材としては柔軟性が不良で
あった。
比較例2はTg点の低いアクリル酸ブチルを主体とした
重合体を使用した場合で、仕上材としての柔軟性は良好
であったが、表面に粘着性が強く出て非常に汚れやすい
ものとなり仕上材としての美装性に欠けるものであった
比較例3は一般の可塑剤ジブチルフタレー)f使用した
ものであるが、初期の柔軟性付与効果はあったが、加熱
処理により柔軟性はなくなり、長期の屋外バクロ等でそ
の効果はなくなるものであった0又、可塑剤特有のべた
つきが仕上材表面べ現われてゴミ等が付着して汚れ不良
であった。
比較例4は加熱等により揮散し難い大日本インキ■製の
可塑剤W−1200を用いた場合であるが、DBP’!
r用いた比較例3とほぼ同様、柔軟性付与及び耐汚染性
で不良であった0 比較例5のように、アクリル系オリゴマーを100部以
上察加したものは柔軟性付与効果は極めて優れたもので
あったが、耐汚染性が不良であった。
比較例6はスチレンを主体とした重合体を用いた場合で
、耐候性が悪く、紫外線により仕上材が黄変したり、一
部にはひび割れも発生するなど、不良であった。
比較例7はアクリル系オリゴマーのみを仕上材として塗
布したもので、シンナ一連数後も塗膜を形成せずに液状
のままであり、仕上材とは成り得なかった。
実施例7〜9 表31C示される組成の単量体混合物から重合率はぼ1
00チで得られる共重合体、溶剤及び下記に示されるア
クリル系オリゴマー、シンナーからなる仕上用樹脂組成
物を実施例1と同様の方法で製造し、同様に試験した結
果を表3に示す。得られた塗膜は、表3に見られるよう
に柔軟性及び美装性の双方に優れた性能を示した〇 〇〇 アクリル系オリゴマー(Vll トリメチロールプロパントリアクリレートCtI(s 0    C几   O 0−C−CH−CH。
アクリル系オリゴマー(2) 2−ヒドロキシエチルアクリレートとトリレンジイソシ
アネートの付加反応物

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、アクリル酸エステルおよびメタアクリル酸エステル
    の一種以上を20重量%以上含有する重合性単量体から
    得られる重合体100重量部とアクリロイル基および/
    またはメタアクリロイル基を有し分子量が300以上の
    化合物0.5〜100重量部からなることを特徴とする
    構造物の表面仕上用樹脂組成物。
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