JPS59193249A - 海水用水車材料 - Google Patents

海水用水車材料

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Publication number
JPS59193249A
JPS59193249A JP58066604A JP6660483A JPS59193249A JP S59193249 A JPS59193249 A JP S59193249A JP 58066604 A JP58066604 A JP 58066604A JP 6660483 A JP6660483 A JP 6660483A JP S59193249 A JPS59193249 A JP S59193249A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
molybdenum
strength
steel
corrosion resistance
seawater
Prior art date
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Pending
Application number
JP58066604A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumio Hataya
幡谷 文男
Koji Sato
晃二 佐藤
Mutsuo Suzuki
鈴木 睦男
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Filing date
Publication date
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Priority to JP58066604A priority Critical patent/JPS59193249A/ja
Publication of JPS59193249A publication Critical patent/JPS59193249A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/20Hydro energy

Landscapes

  • Hydraulic Turbines (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は海水揚水発電用ポンプ水車、潮力発電用水車及
び海水ポンプ等、海水を利用するポンプ機器で耐食性9
強度、靭性及び溶接性の必要なランチ鋳鋼材及びガイド
ベーン鋳鋼材に関する。
〔発明の背景〕
従来のものに、炭素0.03〜0.25%、けい素0.
10〜0.70チ、マンガン0.25〜2. OO% 
クロム11〜14%、ニッケル4〜8チ、モIJ 7’
デン0.5〜3.5 % 、残部鉄なる鋼が公知されて
おり、夫々の元素の好ましい範囲が記載され、モリブデ
ンは1.0〜2.0%が好ましいとしている。モリブデ
ンを含まない鋼及び1.07〜3.50 、%含む鋼に
ついてクエン酸21g/l+5%塩溶液中で腐食試験を
行ない、モリブデン歓が少ない中はその増加と共に耐食
性が向上し、1.45 %で最もすぐれた耐食性を示し
、それよりモリブデン量が増えると耐食性はかえって低
下することが知られている。
しかしその後の本発明者らの実験ではモリブデン量が1
.0〜2.0チでは海水中で十分な耐食性が得られない
ことがわかった。
〔発明の目的〕
本発明の目的は海水耐食性が18Cr・8Ni系オース
テナイトステンレス鋳鋼と同等以上で、耐力がこれより
すぐれ、かつ靭性及び溶接性のすぐれた5N i −1
3Cr −2,5Mo系マルテンサイト鋳鋼を提供する
ことである。
〔発明の概要〕
海水機器では海水耐食性が重要であるが、揚水ポンプ水
車、特に高揚程の場合、強度特に耐力及び腐食疲労強度
の高いことが必要である。ポンプ水車ランナ及びガイド
ベーンは通常鋳鋼で製作され、オーステナイトステンレ
ス鋳鋼は海水耐食性はすぐれているが、設計強度上必要
な耐力が20〜24Kgf /ran2  と低い。ま
た引張強さも50Kgf /・Ill 2でアシ、マル
テンサイト系鋳鋼の80Kg f / mm 2級より
低く、このため腐食疲労強度も低くなる。
本発明は耐食性は劣るが強度のすぐれているマルテンサ
イト系鋳鋼及び強度は低いが耐食性のすぐれているオー
ステナイト系ステンレス鋳鋼の性質の中、両者のすぐれ
た強度及び耐食性の両性質を1鋼種で兼備した鋼?提供
するものでおる。
またランチやガイドベーンは通常鋳鋼製であり、鋳鋼は
微少欠陥を含むのでその補修溶接が必要であり、また大
型ポンプ水車では分割部材を組立構造溶接するので溶接
性のすぐれていることが重要である。
また大型購造物であるので高靭性が要求される。
本発明は上記事情にかんがみ、海水耐食性9強度、靭性
及び溶接性のすぐれた5Ni・130r・2、5 M 
oマルテンサイト系鋳鋼に関するものである。組成は重
量%で炭素0.03〜0.07チ、けい素0,20〜0
.60係、マンガン0.3〜0.8係、ニッケル4.5
〜6.5チ、クロム11.5〜14.0チ。
モリブデン2.0〜3.0 % 、残部鉄及び同伴する
不純物とからなるものである。
成分限定理由は次の曲シである。
炭素は鋼の焼入性及び強度を増すのに必要な元素であり
、Q、03%より少なくてはこれらの作用が十分でなく
、十分な強度が得られない。また多い程これらの作用は
増すが、0.07係を越えると結晶粒界にクロム炭化物
を析出し、炭化物周囲のクロム濃度が減少して海水耐食
性が低下し、また溶接性も低下するので、炭素は0.0
3〜0.07%とする。0.03〜0.06%が好まし
い。
けい素は脱酸剤として添加し、また基地を強化する。0
.2係より少なくてはそれらの作用が不十分であり、ま
た0、6%を超えると脆くなり、クロム量との組合せに
よってはデルタフエライ)を多くして更に脆くなる。し
たがってけい素は0.2〜0.6チとする。
マンガンは脱酸、脱硫剤として添加し、また基地を強化
する。0,3チより少なくてはこれらの作用が不十分で
あり、また0、6チを超えてもその効果は飽和し、靭性
低下を生ずるので0.3〜0.6チとする。
ニッケルは焼入性を増して強度を上げ、残留オーステナ
イトを生じて靭性を増し、かつ溶接性を向上させる。4
.5チよシ少なくてはこれらの作用が不十分であり、ま
た6、5チを超えると残留オーステナイト量が増えて強
度が低下するのでニッケルは4.5〜6.5%とする。
この中でも5.0〜6.0チが好ましいう クロムは海水耐食性を増し、また焼入性を増して強度を
上げるのに重要な元素である。■1.5チより少なくて
はこれらの作用が不十分であり、また14.0%より多
くなるとデルタフェライトの析出が多くなシ、脆くなる
ので11.5〜14.0%とする。
モリブデンは強度及び海水耐食性を増し、その成分範囲
は特に重要でおる。海水耐食性に関しては2.0チ未満
では耐食性が不十分であり、2,0チ以上の添加で耐食
性は急激に向上する。モリブデンの増加と共に強度は次
第に向上するが、靭性は最初徐々に低下し、3.0%を
超えると急激に低下する。したがってモリブデン上2.
0〜3.0係とする。この中で2.1〜2.6%が好ま
しい。
〔発明の実施例〕
以下、実施例によって本発明の内容f!:説明するっ第
1表に用いた材料の化学組成を示す。賦香1〜3及び6
は残留オーステナイ)(r含むマルテンサイト鋼、賦香
4,5は本発明鋼で残留オーステナイトを含むマルテン
サイト鋼である。これらの中、賦香5及び6は少量のデ
ルタフェライトを含む。
賦香7,8はオーステナイト鋼である。これらは高周波
炉で大気中溶解し、砂型に鋳造した。マルテンサイト系
F′11000Gで拡散焼なまし後、980Cより空冷
規準し、600C×5h空冷の焼戻しを行なった。Eの
種のマルテンサイト系鋼の大気窒素が含まれる。窒素は
強度を上げ、海水耐食性を向上させるので、0.12%
寸で添加しても良い。
浸漬腐食実験けASTM−D−1141−52による人
工海水中に30X60X5mm試験片を1000時間浸
漬し、腐食減量を求めた。第1図にその結果を示す。マ
ルテンサイト系鋼ではモリブデン量の増加により腐食量
は減少し、特にモリブデンが2.0チ以上で急減に減少
し、オーステナイト系鋼と同等以上の耐食性を示す。オ
ーステナイ)・系鋼は元来耐食性がすぐれているので、
モリブデン全2.5係添加しても腐食量はわずかに減少
する程度である。
従来、この種のマルテンサイト系鋼ではモリブデン1.
5チで腐食量が最小となり、1%以下及び2チ以上にな
ると、腐食量はかえって増加すると ′言われていた。
あるいはモリブデンは多い程腐食量が減少すると考えら
れていたが、2,0%以上のモリブデン添加によシ腐食
量が急激に減少するとの事実は認められていなかった。
このような従来のデータ及び考えに対し、本発明は5N
l−13Crマルテンサイト系鋼でモリブデンが2.0
1e境にし、それ以上の添加で腐食量が急激に減少する
ことを見出した。
塩水噴霧実験はJ I 5−Z−2371法によシ、3
0X60X5mm試験片に5%塩化ナトリウム水溶液を
35Cで500時間噴霧ふシかけ、腐食減量を求めた。
第2図にその結果を示すっマルテンサイト系鋼ではモリ
ブデン量の増加と共に腐食量が減少し、特に1.0チ以
上及び2.0%以上になると腐食量は急激に減少するが
、オーステナイト系鋼と同等の耐食性を得るには2.0
チ以上のモリブデンが必要である。オーステナイト系鋼
は元来耐食性がすぐれているので、モリブデン全2.5
%添加しても腐食量はわずかに減少する程度である。
本発明では5N!・13Crマルテンサイト系鋼に2.
0%以上のモリブデンの添加によシ、腐食減量が急激に
減少し、オーステナイト系鋼井同等の耐食性が得られる
ことを見出した。
以上のように5Ni・$30rマルテンサイト系鋼にお
いて、モリブデンを2.0%以上にすると海水耐食性が
予想以上に急激に向上することが分った。実験はモリブ
デン3.3チまでであるが、この範囲内ではモリブデン
量の多い方が耐食性がやや向上するので、多く添加した
方が良いように思われる。しかし、ポンプ水車ライチは
大型の回転体であり、起動停止時に負荷応力の急変があ
り、高信頼性金得るために材料自体の高靭性が必要とな
る。
そこでシャルピー衝撃試験全行ない、靭性に及ぼすモリ
ブデン量の影響Th FJlilべた。J I S−Z
 −2202による2mmVノツチ衝撃試験片を用い、
OCで試験した。その結果を第3図に示す。5Ni・1
3Crマルテンサイト系鋼ではモリブデン量の増加と共
に衝撃値は低下し、特に3.0 % k超えると急激に
低下する。マルテンサイト糸軸1において、モリブデン
の添加は衝撃値を低下させることは知られているが、5
Nl・13Crマルテンサイト系鋼においてモリブデン
が3. O% i超えると、このように急激に減少する
ことは知られていなかった。
次に引張性質に及ぼすモリブデン量の影響を調べた。第
4図に引張強さ及び0.2チ耐力の結果を示す。マルテ
ンサイト系鋼は引張強さ及び0.2チ耐力共高い値を示
し、モリブデン量の増加につれ、両性質共次第に向上す
る。これに対し、オーステナイト系鋼は引張強さ、0,
2耐力共に低く、特に0.2%耐力が著しく低い。また
モリブデン添加の影響は非常に小さい。
水車ランチやガイドベーンは強度設計上、高耐力が必要
であり、高揚程ポンプ水車ではオーステナイト系鋼の耐
力では不十分で、マルテンサイト系鋼が有利となる。
次に賦香4について共金糸の被覆棒を用いて溶接実験を
行なった。50咽厚の鋳鋼材を予熱50〜100Cで溶
接し、割れは生ぜず健全な溶接部が得られた。
本実施例では鋳造材について述べたが、鍛造材でも同様
な効果が得られ、鍛造材は偏析、微少欠陥が少ないので
鋳造材よシもすぐれた性質を示す。
〔発明の効果〕
本発明鋼は従来鋼に比べ、耐食性1強度及び靭性がすぐ
れ、かつ溶接が容易であり、海水用機器特にポンプ水車
のランチャガイドベーンに適用すれば、信頼性及び経済
性の点で有利である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明鋼及び従来鋼の人工海水中浸漬の腐食量
を示す線図、第2図は塩水噴霧試験による腐食量を示す
線図、第3図は衝撃値を示す線図、第4図は0.2チ耐
力及び引張強さを示す線図であ第 /[I MO¥(%う 早 2 凹 第 3 n 閃。量(%)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、重量比で炭素0.03〜0.07%、けい素0.2
    0〜0.60俤、マンガン0.30〜0.80チ、ニッ
    ケル4.5〜6.5%、クロム11.5〜14.0チ、
    モリブデン2.0〜3,0チ残余鉄及び不純物からなる
    ことを特徴とする海水用水車材料。
JP58066604A 1983-04-14 1983-04-14 海水用水車材料 Pending JPS59193249A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58066604A JPS59193249A (ja) 1983-04-14 1983-04-14 海水用水車材料

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JP58066604A JPS59193249A (ja) 1983-04-14 1983-04-14 海水用水車材料

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JPS59193249A true JPS59193249A (ja) 1984-11-01

Family

ID=13320673

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP58066604A Pending JPS59193249A (ja) 1983-04-14 1983-04-14 海水用水車材料

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JP (1) JPS59193249A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02140465A (ja) * 1988-11-22 1990-05-30 Hitachi Ltd 水車ランナの製造方法
CN110643896A (zh) * 2019-09-29 2020-01-03 天津理工大学 一种超超临界高氮马氏体铸钢及其制备方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02140465A (ja) * 1988-11-22 1990-05-30 Hitachi Ltd 水車ランナの製造方法
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