JPS59192746A - 複動式のオープン形ジャカード機の通糸列の単腕の縦針 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は複動オープン式ジャカード織機用縦針に関す。

この織機に於ては網金１は横針により統制され、引上装
置により引上げられ互に衝突することなく近接し或いは
遠去かる二個のナイフ箱、固定した停止用ナイフ箱及び
一定位置の座板を備え、縦針は二個の同方向に突出した
ナイフと係合する突起とこれと同方向の支持用突起を備
え、ナイフ係合用突起は比較的硬直な片の両端に設けら
れ、該片は縦針の傾動可能の上端に固着されている。

同じような縦針がドイツ特許第１２９９２５８号により
公知である。これによると突起をレバーの二個の腕に設
け、このレバーを全体が硬直な縦針に回動自在に枢着し
、横針による背方に作用する力により中立位置から脱し
、該突起はナイフと係支する。斯くの如くレバーの揺動
により一個の突起がナイフに係支し、他の突起が他のナ
イフの作動位置に待避するというのであるが、斯の如き
機構では塵埃が回動部分に侵入し易く、又、硬化油脂が
回動部分に侵入しレバーの回転が不可能になり易い欠点
がある。又、この装置では正確寿中立位置を占めるため
の背方力を保証すべく特別のスプリングを必要とする。

ナイフの作用により二腕レバーは縦針の前方角度を更に
大としなければならない。これにより他の突起は後方へ
傾斜して来たるべきナイフの作動範囲外へ位置しなけれ
ばならない。これがためには大なる引上げ無駄が生じ織
機の作動が不安となる。

又、ドイツ特′許第２５３０７９９号によると上方ナイ
フ箱を傾斜させて縦針の下方部分の、　　　　　　　　
傾動を図り、又、ドイツ特許第２３４４３６３号による
と、劇慢上紛を彎曲させ、下方部分の彎曲を容易ならし
めるものであるが、とのような縦針は高度の技術加工に
適しない。何とがれば縦針は強制的に要求される作動に
より交叉位置から脱するのにコントロール不可能の運動
が生じるため、振動、不円滑女作動又は横針と共動し寿
い欠点が生じる。

本発明はこれら各点を考慮した結果案出された縦針に関
し、その作動速か高いと共に縦針の交叉部分の下方部分
の傾動をなくして前述二腕式レバーの欠点を除去したも
のである。

本発明によると縦針の上方部分を弾性的に又下方部分を
硬直に形成しこれに突起を備えたナイフ係支片を固定し
た。

これによると縦針の下方部分の傾動を避けるために上方
部分が弾性的に形成されている。

このため縦針が検針により作動されないという恐れが全
く無くなり織機の作動が確実となった。更に縦針の突起
により形成される鉤が公知装置によるものよりも短かい
ので作動サイクルに於て縦針の作動を後半程に入れ得る
ので合板上の衝撃は従来形式に比し弱い利点がある。縦
針の突起部分を中間位置に止めるための特別なスプリン
グを必要としない。本発明の縦針Ω製造費は傾斜可能の
レバーを備えた縦針の製作費よりもはるかに安価である
。

本発明の他の特徴はナイフ係支片を硬直又は彎曲自在に
弾性的に形成し得ることである。

本発明で硬直゛というのは縦針に設けた突起と停止用突
起を含む平面が常に硬直或は多少でも硬直な場合を意味
す。なお、複動式というのは−・本の経糸に二個の縦針
が連結されているものを意味し、同一経糸が二面以上連
続して引上げられる場合には前の縦針の一本が運動を終
らない内に他の−・本が同一の経糸に作用して途中から
引返して上げるものである。・第１及び第２図に示す本
発明の縦針７はＡの比較的硬直部分を有す。これは縦針
の下方の扁平部を形成する。針１は二個の同方向突起２
，６と停止突起４を備えている。突起４は比較的硬直な
部分５に設けられている。縦針の上部７は弾性的で、こ
の部分に突起２゜６を備えた片５を取付ける。第２図は
使用状態を示し、この時は片５がナイフに係支すべく片
５が弾性上部７と共に左方へ傾斜している。（この時の
突起２．６を２／、３／で示し、又、弾性上部７を７　
′で示す。）第６及び第４図に示す第二実施例では第１
及び第２図に示すもの七異六り、縦割８の主体９も」三
部分も硬直であるので使用状態−４図）では主体９　′
も上部分も何ら揺動しないが針の上部に上端１１を固定
した突起６αを備えた弾性片１０が１０　′に、又、突
起６αが６ｃＬ　′の位置へ揺動してナイフと係支する
。

以上から明かな如く本発明の第一実施例は縦針の上部を
弾性的に揺動可能とし、これに硬直なナイフ係支片を固
定し、使用時には針の上部の弾性を利用してナイフ係支
片を外方へ揺動させ、又、第二実施例は針を硬直に構成
しナイフ係支片のみに弾性を附与して使用状態でナイフ
係支片を外方へ傾斜すべくしたのである。

第５図に示す複動オープン式ジャカード織機に於て１２
，１３は横針でバネ箱１５内にスプリング２１．２２を
介し横鉗板１４に支持されている。この横針は公知の如
くシリンダー１６と紋紙の孔の一致により格子１７゜１
９又は１８．２０を介し縦針１又は１　′の作動状態を
統御する。２３は底板である。該底板は孔２４．２５を
備え、これを介し各網金１の下端に経糸を連結する。２
６は固定ナイフ箱である。２７．２８は衝突することな
く互に近接又は遠去かるよう、それぞれ引上機構に連結
されたナイフ箱である。第５図に於て上方ナイフ箱２７
は矢Ｅ　［示す方向に上下し、下方ナイフ箱２８は矢Ｃ
で示す方向に迂回上下する。

図示例では左方縦側１は上方へ　又、右方縦針１　′は
下方へ移動している。この状態では下方ナイフ箱２８け
シリンダー１６へ近接Ｉ　　　　　　　している。又、
縦針１　′は下方の突起６　ｌと共にナイフ箱２８上に
あって外へ傾動している。これにより片５は格子２９と
接し、これにより第１及び第２図に示す縦針の上端７は
７　′の如く傾動する。これにより突起２は２′の位置
へ移りナイフ箱２７のナイフと係支する。第３及び第４
図に示す縦針の８の部分は格子２９により制御され弾性
的の片１ｏは１０　噴示す如く前方へ傾動し、更に硬直
部分９は格子２９と圧接し、突起２ａは片１ｏを外方へ
傾動させ、突起２ａ、を上方ナイフ箱２７のナイフと係
支する状態にする。

上記により明らか人如く本発明によると複動オープン式
ジャカード織機に於て Ａ、縦側の上部のみ彎曲自在に弾性的に形成し、これに
硬直彦ナイフ係支片５を爪有ける。

Ｂ。縦針を上下部分とも硬直に形成し、これに弾性的な
ナイフ係支片１ｏを取付ける。

の二型式の縦針を採用したものである。

更に縦針の下端は各々、織物となる経糸を連結し複動式
であるから一方の縦ｍ１１か経糸を引き」二げ下降する
と同時に他の網金１．１７が経糸を引き上げるようにな
っている。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による縦針、第２図はその使用状態を示
し、第６図は本発明による縦針、第４図はその使用状態
を示し、第５図は複動メーブン式ジャカード織機の説明
図である。 １．１　　’、８．８　　’・・縦針、２．２ａ、、６
．３ｃＬ、３ｃ　　ｚ、、４．・突起、５，１０．１０
　′・・ナイフ保合片、１２・・バネ箱、１６・・シリ
ンダー、１７，１８，１９．２０・・格子、２１，２２
・・スプリング、２３・・底板、２６・・停止用ナイフ
箱、２７゜２８・・ナイフ箱、２９・　格子。 特許出願人 フイルマ・オスカー　シュライヒヤ−

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）縦針が横針によシ制御され、二個の引上機構によ
   り衝突することなく互に相近づき或いは遠去かる二個の
   ナイフ箱を備え、固定した停止用ナイフ箱、固定した座
   板を備え縦針に二個の同方向の突起を片の両端に設け、
   更に下方部分に同方向の停止用突起を設けた複動オープ
   ン式ジャカード織機に使用され、上端７が弾性的に形成
   され、突起２，６を両端に備えた片５を該弾性端に傾斜
   可能に取付けたことを特徴とする縦針。
2. （２）突起２，６を備えた片５を硬直に形成した特許請
   求の範囲第１項記載の縦針。
3. （３）突起２，６を備えた片５を弾性を有するよう形成
   した特許請求の範囲第１項記載の縦針。
4. （４）複動オープン式ジャカード織ａに於て比較的硬直
   に形成された片９の−・端に突起２αを、又、他の突起
   ６αを弾性片１０に設け、その一端を片９の上部に取付
   けて片１０を外方へ傾動すべくした特許請求の範囲第１
   項記載の縦針。