JPS58104240A - 複動式全開杼口ジヤカ−ド機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、上下に設けられて互いに逆方向に移動可能で
交差しない２つのナイフ箱と、選針機構により紋様に従
って制御される縦針と、両方のナイフ箱のほぼ中間に設
けられた縦針用固定案内格子と、縦針に取付けられてそ
れぞれ下口杼口格子および上口杼口格子と係合する拘束
フックとを有し・縦針の同じ側に上下に間隔をおいて設
けられろ２つの主フックが両方のナイフ箱のナイフと係
合する、複動式全開杼口ジャカード機に関する〇 ドイツ連邦共和国特許第２３４４３６３号明細書から公
知の複動式全開杼口ジャカード機において、第１の動作
方式では、両方のナイフ箱のうち１つがその上方移勤行
程ごとに横移動を行ない、他方のナイフ箱の下方移動は
直線的に行なわれろ。この公知のジャカード機の第２の
動作方式では、下部ナイフ箱が上方移動および下方移動
のたびに糸交差範囲〒横移動を行なう。これらの処置は
、下降する縦針の保合状態にない主フックが上昇するナ
イフ箱の対応するナイフに係合するという事態を防止す
るためにとられている。このジャカード機！可能な２つ
の動作方式は、保合状態にない主フックがそのそばを通
過するナイフに引っかかるのを防止する間隙が生ずるよ
うに・ナイフ箱の横移勤行程が縦針の主フックとナイフ
との重なり範囲より少なくとも２倍大きくなければなら
ないという欠点をもっている。すなわち縦針の上部主フ
ックが上部ナイフに掛けられていると、通糸の張力のた
め縦針が元の状態へ戻る。したがって横移動の一部しか
下部主フックへ伝達されない。それゆえジャカード機の
規則正しい動作のためには、２な゛いし３倍の大きさの
横移動が必要である。ナイフが横移動２行なわない場合
、例えば第１の動作方式マは、固定案内格子に当接する
縦針を大きく曲げて、ナイフと゛の重なり幅に必要な間
隙を加えた寸法だけ上部主フックが揺動されろようにす
ることが必要である。その結果通常の縦針復元の力が縦
針を下口杼口格子あるいは上口杼口格子の所へ引戻すの
には充分でないような強さの応力および摩擦力となって
しまう。さらに生ずる摩擦力により、ジャカード機自体
およびその後に設けられる通糸の大きい摩耗が短期間内
に生ずる可能性がある。さらに強い曲げのため縦針が疲
労し、その結果誤制御ひいては疲労破壊がおこることが
ある。最後にこの公知のジャカード機では、縦針を移動
させろために必要な力、がかなり大きい。

さらにドイツ連邦共和国特許出願公告第２５３０７９９
号明細書１は、上部ナイフ箱が上方移動および下方移動
のたびに横移動を行なうが、下部ナイフ箱は常に直線的
に動かされる。この公知のジャカード機でも同様に、上
部ナイフ箱の横移勤行程は、主フックとナイフとの重な
り幅に必要な間隙を加えた寸法の数倍にせねばならない
。上口杼口から下ロ杼ロヘ動かされる縦針は、両方のナ
イフ箱の間に設けられた固定案内格子の所で強く曲げら
れて、下部主フックが上口杼口位置へ直線的に動かされ
る下部ナイフ箱のナイフから光分離されろようにせねば
ならない〇したがってこの公知のジャカード機に対して
も、ドイツ連邦共和国特許第２３４４３６３号明細書に
よる・ジャカード機について既に前述したのと同じ欠点
がある。

本発明の基礎となっている課題は、最初にあげた種類の
ジャカード機を改良して、ナイフ箱の横移動の行程の大
きさと同時に固定案内格子内におけろ縦針の湾曲が減少
せしめられ、しがもその代りに他の欠点をがまんしなく
てもよいようにすることである。

この課Ｎを解決するため・最初にあげた種類の複動式全
開杼口ジャカード機において、両方のナイフ箱がその上
死点と下死点との間において上方移動および下方移動の
際主フックの方向へ横移動を行ない、この横移動の行程
がナイフと主フックとの重なり幅にほぼ等しく、ナイフ
に係合した状態にある縦針が固定案内格子に当接してナ
イフ箱の横移動によりわずか曲げられ、それにより保合
状態にない主フックとこれらの主フックのそばを通過す
るナイフとの間に間隙が生ずるようにすることが提案さ
れる。

この技術的教示に従って構成された複動式全開杼口ジャ
カード機ｆは、ナイフ箱の横移勤行程と固定案内格子の
所における縦針の必要な湾曲が、従来技術に比較して少
なくとも半分にされる。これは次の理由による。すなわ
ち保合状態にない主フックの問題のない通過に必要な偏
位行程は、ナイフ箱の横移勤行程と固定案内格子の所に
おけろ縦針の湾曲とにそれぞれほぼ半分ずつ配分される
からである。もちろんこの発明思想の結果、ナイフ箱の
横移動用往復運動装置を、公知のジャカード機において
可能ｆあったよりも著しく弱く設計することができろ。

そのためこのようなジャカード機は高い回転速度で運転
することができる。さらにジャカード機自体には大きい
摩擦抵抗はもはや発生せず、その後に設けられろ通糸が
保護されろ。

本発明のそれ以外の詳細と利点は、本発明に−より構成
された複動式全開杼口ジャカード機の好ましい実施例を
概略的に示した添付図面の簡単な説明から明らかにな、
る。

図示したジャカー２機では縦針１が周知のよ印の方向に
曲線上を動かされる熊手状押圧片６をもつ選針機構を介
して制御されろ。下口杼口格子７から上口杼口格子８へ
上方移動あるいはその逆の下方移動は、上下に配置され
て互いに逆の方向に移動可能なナイフ箱９および１０に
より行なわれ、これらナイフ箱のナイフ１１が縦針１の
主フック１２および１３と係、合する。両ナイフ箱９，
１００間には固定案内格子１４が設けられている。下口
杼口格子７または上ロ杼ロ格千８上に、縦針ｌの拘束フ
ック１５が置かれる。

縦針ｌは２脚に構成されて、弾性のある延長部１ａをも
ち、それによ′り案内格子１４への所定の当接が常に保
証される。

第４図に示す動作位置Ａでは、縦針ｌが上部ナイフ箱１
０のナイフ１１により図示した上口杼口位置へ上昇せし
められ、その拘束フック１５が上口杼口格子８上に置か
れる。動作位置Ｂ−ｔ’は、縦針１は上口杼口位置から
下口杼口位置への途中にあり、しかもほぼ中間の閉口位
置にあって、その主フック１２がちょうどナイフ箱９の
そばを通過している。上部ナイフ箱１０は下部ナイフ箱
９と同様にこの範囲で行程ａだけ横移動を行なうのｆ、
縦針１は案内格子１４の方へ引張られ、その下の範囲１
ナイフ箱９から離れろように曲げられるの１、間隙すが
生ずる。下方移動の終りに縦針１は動作位置りにある。

第４図に示す動作１位置Ｃ−ｔ’は、縦針ｌは下部ナイ
フ箱９により下口杼口位置がら上口杼口位置へ動かされ
る。その際閉口位置の範囲〒、下部ナイフ箱９の横移動
のため縦針ｌの上端が側方へ撓むので、その主フック１
３と上部ナイフ箱１０との間には、衝突のない通過を可
能にする間隙すが再び生ずる。

第４図に示す動作位置ＡないしＤかられかるように、両
方のナイフ箱９，１０の横移動は閉口位ｆｉｔ〒は数ｍ
ｍにすぎないので、衝突のない通過に必要な間＠ｂは、
案内格子１４の所におけろ縦針ｌのわずかな湾曲によっ
て付加的に生ぜしぬられる。縦針１のこのような制御機
構をもつ複動式全開杼口ジャカード機は高い回転速度に
適している。

【図面の簡単な説明】

第１図は上死点位置および下死点位置にあるナイフ箱１
０をもつジャカー２機の側面図、第２図は閉口位置にあ
るナイフ箱なもつ同じジャカード機の側面図、第３図は
異なる死点位置にあるナイフ箱をもつ同じジャカード機
の側面図、第４図のＡないしＤは異なる動作位置にある
縦針の側面図マある。 ｌ・・・縦針、２・・・紋紙、３〜６・・・選針機構、
７，８・・・杼口格子、９，１０・・・ナイフ箱、１１
・・・ナイフ、１２　、１３・・・主ラック、１４・・
・案内格子、１５・・・拘束フック（Ｇａ　：ｐ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 上下に設けられて互いに逆方向に移動可能〒交差しない
   ２つのナイフ箱と、選針機構により紋様に従って制御さ
   れろ縦針と、両方のナイフ箱のほぼ中間に設けられた縦
   針用固定案内格子と、縦針に取付けられてそれぞれ下口
   杼口格子および上口杼口格子と係合する拘束フックとを
   有し、縦針の同じ側に上下に間隔をおいて設けられろ２
   つの主フックが両方のナイフ箱のナイフと係合するジャ
   カード機において、両方のナイフ箱（９、１０）がその
   上死点と下死点との間において上方移動および下方移動
   の際主フック（１２、１３）の方向へ横移動を行ない・
   この横移動の行程（ａ）がナイフａυと主フック（１２
   、１３）との重なり幅にほぼ等しく、ナイフ（Ｉｌｌに
   係合した状態にある縦針（１）が固定案内格子０滲に当
   接してナイフ箱（９、１０）の横移動によりわずか曲げ
   られ、それにより係合状態にない主フック（１２゜１３
   ）とこれらの主フック（１２、１３）のそばを通過する
   ナイフ（１１）との間に間隙（ｂ）が生ずることを特徴
   とする、複動式全開杼口ジャカード機。