JPS5919264B2 - 加熱装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は加熱装置に係り、その目的とするところは加熱
装置における熱交換胴内に設けられるバッフルプレート
の形状を改良することにより、加熱装置の熱効率を向上
できるようにしたものである。

以下本発明加熱装置の一実施例について図面に従い説明
する。

図面において１は温水ボイラ本体で、２は熱交換用であ
る。

３はこの熱交換用２を同心的に包囲する外胴であり、こ
れら熱交換用２および外胴３の上下端部に端板４，５を
装着することにより熱交換用２、外胴３間に通水路６を
形成させである。

また外胴３の下方には水の流入口１を、上方には流出口
８を設けである。

さらに外胴３の外側にはバーナ体９が取付けてあり熱焼
ガスを燃焼室１０に送り込むようにしである。

そして、この燃焼室１０に通じる熱交換用２内の上方部
には取付具１１を介して板状のバッフルプレート１２を
取付けてあり、燃焼ガスの流通経路を延長して通水路６
の中を流れる水の加熱を行なうようにしている。

このバッフルプレート１２の外周近傍には燃焼ガスを熱
交換用２の壁部に案内するための複数個の案内片１３を
断続的に設けである。

１４はこの案内片１３を切・り起し形成させた燃焼ガス
の通過する通孔である。

本発明は以上のように構成するもので、次いでその作用
を説明する。

まずバーナ体９を作動させると燃焼室１０内で燃焼した
燃焼ガスは熱交換用２内においてバッフルプレー）１２
，１２により、熱交換用２の壁に接触しながら上昇し熱
交換した後、排気口１５から図示しない排気筒などを介
して室外等に排出される。

さて、バッフルプレート１２には通孔１４が設けられて
いるため燃焼ガスの１部はここを通過しその際に乱流を
発生する。

さらにこの通孔１４を通過した燃焼ガスは案内片１３に
より熱交換用２の壁面へ向う。

そして、熱交換用２の壁面を沿って流れてきた燃焼ガス
と衝突し乱流を発生する。

これにより本実施例では熱伝達率が良くなり、熱交換効
率が向上する。

なお第３図は本発明の他の実施例を示すものでバッフル
プレート１２の案内片１３を燃焼ガスを熱交換用２へ向
かって案内できる範囲内において胴２壁に対し所定角度
偏向させ設け、燃焼ガスが熱交換胴２壁に旋回しながら
向かうよう案内させることにより熱交換率の向上をはか
るようにしたものである。

以上説明のように本発明は、バーナ体と、このバーナ体
からの燃焼ガスを導入して熱交換を行なう熱交換胴と、
この熱交換胴内に設けられたバッフルプレートとを備え
てなる加熱装置において、前記バッフルプレートを平板
状に形成するとともに前記熱交換胴内に水平に配設し、
さらにこのバッフルプレートの周縁近傍に燃焼ガスの一
部を通過させる通孔を穿設するように案内片を切り起こ
し、この案内片は前記通孔を通過した燃焼ガスな前記熱
交換胴の壁面へ案内する傾斜を有するように構成したた
め、次の効果を有する。

け）燃焼ガスの通路をバッフルプレート外周トバツフル
プレートに穿設された通孔とに分割するとともに、案内
片によつ又前記通孔を通過した燃焼ガスを熱交換胴壁面
に向わせることにより両通路を通過してきた燃焼ガスを
衝突合流させ、乱流を発生させて熱交換効率の向上を図
れる。

（２）通孔をバッフルプレートの周縁近傍に穿設したか
ら通孔を通過してきた燃焼ガスを十分な速度なもって熱
交換胴壁面に吹き付けることができ、乱流の発生が十分
促進される。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明加熱装置の一実施例を示す概略構成図、
第２図は第１図の要部を示すもので図ａは平面図、図す
は図ａのＡ−Ａ線に沿う断面図、第３図は本発明要部の
他の実施例を示すものである。 ２・・・・・・熱交換胴、９・・・・・・バーナ体、１
２・・・・・・バッフルプレート、１３・・・・・・案
内片、１４・・・・・樋孔。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ バーナ体と、このバーナ体からの燃焼ガスを導入し
   て熱交換を行なう熱交換用と、この熱交換胴内に設けら
   れたバッフルプレートとを備えてなる加熱装置において
   、前記バッフルプレートを平板状に形成するとともに前
   記熱交換胴内に水平に配設し、さらにこのバッフルプレ
   ートの周縁近傍に燃焼ガスの一部を通過させる通孔を穿
   設するように案内片を切り起こし、この案内片は前記通
   孔を通過した燃焼ガスを前記熱交換用の壁面へ案内する
   傾斜を有することな特徴とする加熱装置。