JPS5919145B2 - 無機充填剤含有ポリオレフイン延伸加工物 - Google Patents

無機充填剤含有ポリオレフイン延伸加工物

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JPS5919145B2
JPS5919145B2 JP10774276A JP10774276A JPS5919145B2 JP S5919145 B2 JPS5919145 B2 JP S5919145B2 JP 10774276 A JP10774276 A JP 10774276A JP 10774276 A JP10774276 A JP 10774276A JP S5919145 B2 JPS5919145 B2 JP S5919145B2
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基十雄 森口
久也 桜井
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ポリオレフィンに高濃度に無機充填剤を配合
したポリオレフィン系充填組成物の延伸加工性を高度に
改良することにより得られる延伸加工物に関するもので
ある。
無機充填剤をポリオレフィンに高濃度に配合することは
、プラスチックの廃棄物公害の問題、プラスチックの原
料資源の枯渇等の観点から極めて有用であり、また基体
ポリオレフィンの機械的、熱的、化学的あるいは光学的
性質の改良等の諸点からも非常に有用である。
したがつて、ポリオレフィンに高濃度に無機充填剤を配
合した充填組成物を広範囲な用途へ展開するために、そ
の延伸加工性を改良し、延伸用途5 分野への通用を図
ることは極めて意義の深いことである。
ところで、かゝるポリオレフィンに無機充填剤を配合す
ると延伸加工法が低下する。
とくに無機充填剤を20重量%以上の高濃度に配合する
と、10延伸加工性および得られた延伸加工物の強度は
、基体重合体に比較して大幅に低下する。たとえば、重
質炭酸カルシウム、タルク等の無機充填剤100重量部
程度を高密度ポリエチレン100重量部に、単に混合し
て得られる混合物を、15熱水中約95°Cで延伸して
モノフィラメントを製造すると、該混合物の延伸可能な
最高延伸倍率は、基体重合体のそれに比較してに−ハに
低下し、延伸して得られるモノフィラメントの引張強力
はH〜%に低下する。
このような延伸性の低下は、延20伸加工物が細い糸、
薄いフィルム、テープ等の場合とくに激しい。このため
に、高濃度に無機充填剤を単にポリオレフィンに配合し
た混合物では、延伸加工の用途に適さない。
25無機質配合ポリオレフィンの補強効果を目的とした
種々の提案がなされている。
たとえば、無機充填剤表面をポリオレフィンに対して相
溶性を有する有機物質で被覆処理する方法、ポリオレフ
ィンに極性モノマーを共重合せし30めて無機充填剤と
の相溶性を高める方法、あるいはこれら両方法を併用す
る方法である。
しかし、後二者は工程が複雑であること、および本発明
の目的とするような延伸加工性改良効果は認められない
。35また、前者の方法については、界面活性剤、金属
石鹸類、高級脂肪酸等の表面処理剤を無機充填剤と単純
混合して使用する方法が知られている。
たとえば、特公昭39−1814、特公昭42一225
25、特公昭43−24525、特公昭47−4292
6、特開昭49−55743、特開昭49−13123
6等がある。または前記表面処理剤の水溶液(懸濁液)
中に無機充填剤を混入してf過、乾燥後、粉砕して表面
処理充填剤とすることも知られている。その他には、前
記表面処理剤と無機充填剤とを直接反応させ、表面処理
充填剤とすることが知られている。たとえば、特公昭4
6−39681、特開昭48−34235、特開昭48
−55227等がある。これらの方法においては、延伸
性改良効果があることは述べられていない。また本発明
者らが、これらの方法によつて製造した充填組成物を延
伸加工しても、その延伸加工性はほとんど改良されない
か、改良されても、それは低いレベルにとどまつていた
。さらに、たとえば、水酸化カルシウムの水溶液(懸濁
液)に脂肪酸を加え、炭酸ガスを通じて反応性炭酸カル
シウムとし、乾燥後、粉砕することにより活性充填剤を
得る方法([日本ゴム協会誌」第36巻、第3号、第2
95〜302頁)が知られている。しかしながら、この
方法で延伸加工性が改良されることは述べられていない
。また、本発明者らは、このようにして得られた活性充
填剤を用いた充填組成物について、延伸加工性を調べて
みると、延伸加工性の改良効果は極めて小さいものであ
つた。このように、無機質配合ポリオレフインの補強効
果を目的とした種々の提案によつては、本発明のように
高濃度に無機充填剤を配合した充填組成物に延伸加工性
を大幅に改良することができなかつた。
本発明者らは、無機充填剤充填組成物の延伸加工性の改
良を目的として、無機充填剤と表面活性化剤との作用機
構、および表面活性化剤の種類等 こについて研究を重
ねた結果、無機充填剤充填組成物に、フエノール系安定
剤、高級脂肪酸および高級脂肪酸の金属塩の3成分をと
もに配合することにより、著しい相乗効果が発揮される
ことを見出すに到つた。
従来、ポリオレフインの無機充填剤配合組成物にフエノ
ール系安定剤を配合した組成物は公知である。
また、フエノール系安定剤を脂肪酸の金属塩と\もに無
機充填組成物に配合した組成物は公)知である。
しかしながら、これらの公知の組成物では、本発明で得
られるような大きい効果は得られない。また、脂肪酸と
脂肪酸の金属塩の2者を使用しても、本発明のような大
きい効果は全く得られない。これらの事実からして、フ
エノール系熱安定剤、脂肪酸および脂肪酸の金属塩の3
者を同時に配合することにより、著しい相乗効果が発揮
され、無機充填剤充填組成物の延伸加工性が著しく改良
されるということは、全く予期できないことであつた。
本発明者らは、この新しく発見した事実に基いて、無機
充填剤充填組成物の延伸加工性の改良について鋭意研究
を重ね、フエノール系安定剤、高級脂肪酸および高級脂
肪酸の金属塩の3者をともに、かつそれぞれの成分を、
通常安定剤、滑剤等として使用される量よりかなり多い
量を使用することにより、基体重合体の延伸性加工性に
優るとも劣らないレベルにまで改良しうることを究明し
、遂に本発明に到達したものである。
すなわち、本発明は、ポリオレフイン15〜80重量e
と無機充填剤85〜20重量?から成る組成物に対して
、フエノール系安定剤0.02〜1重量?、高級脂肪酸
0.5〜5重量?および高級脂肪酸の金属塩0.5〜5
重量?を配合し、加熱混練して得られる無機充填剤充填
組成物を延伸加工して成る無機充填剤含有ポリオレフイ
ン延伸加工物である。
本発明の特徴を列挙すると以下の如くである。
(1)高濃度の無機充填剤を充填した組成物の延伸加工
性を、該組成物の基体重合体と同等以上のレベルにまで
改良できる。(2)モノフイラメント、延伸テープ等、
とくに細いまたは薄い延伸加工物を延伸加工する場合に
好適である。
(3) 一軸または二軸延伸フイルムなどのフイルム状
の加工物に延伸加工することもできる。
(4)得られる延伸加工物は、艷消し状の独特の外観を
呈し、高強力等機械的物性に優れ、極めて低伸度である
という特徴がある。
(5)得られるモノフイラメント、延伸テープ等は、編
網性、製織性等に優れ、容易に編物、織物等に加工でき
る。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明におけるポリオレフインとは、エチレン、プロピ
レン、ブテン等のモノオレフイン重合体および共重合体
を主成分とするものを旨う。
たとえば、高密度ポリエチレン、中、低密度ポリエチレ
ン、結晶性ポリプロピレン、結晶性エチレンープロピレ
ンプロツク共重合体、ポリブテン、ポリ3−メチルブテ
ン−1、ポリメチルベンゼン−1等およびそれらの混合
物を言う。本発明における無機充填剤とは、粉末状の無
機物であり、たとえば、炭酸カルシウム、塩基性炭酸マ
グネシウム、硅酸カルシウム、硅酸マグネシウム、アル
ミノケイ酸ナトリウム、アルミノケイ酸カリウム、アル
ミノケイ酸リチウム、水酸化アルミニウム、水酸化マグ
ネシウム、酸化カルシウム、酸化マグネシウム、無水硅
酸、アルミナ、酸化チタン、クレー、タルク、ボラスト
ナイト、硫酸バリウム、硫酸カルシウム等のポリオレフ
インに分散可能な無機物質の粉末であり、これらは単独
もしくは2種以上の混合物であつてもよい。
本発明においては、か\る無機粉末の平均粒径は0.0
1〜50μの範囲にあり、好ましくは0.1〜20μの
範囲にある。本発明においてとくに効果が顕著に現われ
る組成物中の無機充填剤の濃度は20〜85重量?の範
囲にある。
無機充填剤が20重量?未満の場合には、元来、組成物
の延伸性がそれほど悪くないので、本発明のような方法
を積極的に採用する必要性が低い。一方、無機充填剤の
濃度が85重量?を超える場合は、実質的に充填組成物
を製造することは困難である。本発明におけるフエノー
ル系安定剤とは、ハイドロキノン、ピロガロール、ハイ
ドロキノンモノメチルエーテル、4一第三ブチルカテコ
ール、2−メチル−6一第三ブチルフエノール、2,4
ジメチル〜6一第三ブチルフエノール、3−メチル−4
−イソプロピルフエノール、2,6−ジ第三ブチルフエ
ノール、2,6−ジ第三ブチル−4−メチルフエノール
、2,5−ジ第三ブチル−ハイドロキノン、4−ヒドロ
キシメチル−2,6ジ第三ブチルフエノール、2,6−
ジ第三ブチル−4−メトキシメチレンフエノール、4,
4′−ジオキシジフエニル、Pp′−イソプロピリデン
ジフエノール、1,1−ビス(4−ヒドロキシフエノー
ノ(ハ)シクロヘキサン、4,4′−ビス(2,6一ノ
J フ ″0 ジ第三ブチルフエノーノ(ハ)、4,4′−ブチリデン
ビス(3−メチル−6一第三ブチルフエノール)、4,
45−チオビス(6一第三ブチル−3−メチルフエノー
ル)、2,2′−メチレン−ビス(4−メチル−6一第
三ブチルフエノール)、2,2′−メチレン−ビス(4
−エチル−6一第三ブチルフエノール)、2,2′−チ
オビス(4−メチル−6−第三ブチルフエノーノ(ハ)
、2,4−ジメチル−6一αメチルシクロヘキシルフエ
ノール、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロ
キシ−5−第三ブチルベンジルブタン)、1,3,5−
トリメチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ第三ブチ
ル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン、1,3,5−
トリメチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ第三ブチ
ル−4−ヒドロキシベンゾイル)ベンゼン、ペンタエリ
スリチルーテトラキス〔3(3,5−ジ第三ブチル−4
−ヒドロキシフエニール)プロピオネート〕、オクタデ
シル3一(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシフエ
ニール)プロピオネート等のフエノール系安定剤であり
、これらは単独もしくは2種以上の混合物として使用で
きる。
本発明におけるフエノール系安定剤の使用量は、ポリオ
レフインと無機充填剤の組成物に対して0.02〜1重
量70の範囲にあり、好ましくは0.05〜0.8重量
?の範囲にある。
該安定剤が0.02重量?未満の場合には、組成物の延
伸加工性の改良効果が低く、実質的に添加しない場合と
同等の延伸加工性しか示さない。一方、1.0重量?を
超える場合には、添加量をいくら増大しても延伸改良効
果は増大せず、逆に滲出あるいは組成物の変色等の幣害
を伴なう。本発明における高級脂肪酸とは、飽和または
不飽和の脂肪酸であり、炭素数が4以上のものを言う。
とくに、炭素数8以上のものが望ましい。たとえば、酪
酸、カプロン酸、力フリル酸、力プリン酸、ラウリン酸
、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、アラキ
ン酸、ベーヘン酸、リグノセリン酸、ゼロチッ酸、モン
タン酸、メリシン酸、カプロレン酸、ラウロレン酸、ミ
リストレン酸、ペトロセリン酸、オレイン酸、エライジ
ン酸、エルシン酸、リノール酸、ヒラゴン酸、リレン酸
、モロクチン酸、リシノレン酸、イソパルミチン酸等が
ある。これらは単独もしくは2種以上の混合物として使
用できる。
該脂肪酸の使用量は、ポリオレフインと無機充填剤の組
成物に対して0.5〜5重量?の範囲にあり、とくに1
〜4重量?が好ましい。
脂肪酸の濃度が0.5重量?未満のときには、本発明の
目的とする延伸加工性改良の効果は得られない。また、
その濃度が5重量70を超えるときには、脂肪酸が滲出
し、また加工性改良効果の程度は低い。本発明における
脂肪酸の金属塩とは、脂肪酸塩の炭素数が8以上のもの
を言う。とくに、炭素数が10以上のものが望ましい。
たとえば、ステアリン酸塩、ラウリン酸塩、ミリスチン
酸塩、パルミチン酸塩、リグノセリン酸塩、ゼロチッ酸
塩、モンタン酸塩、リシノール酸塩、ラウロレン酸塩、
ベーヘン酸塩、オレイン酸塩、リノール酸塩等がある。
また、金属としては、Na,Li,Mg,Ca,Ba,
Al,Cd,Znl,Pb,Sn,Ni,Fe等がある
。これらは単独もしくは2種以上の混合物として使用で
きる。該脂肪酸塩の使用量は、ポリオレフインと無機充
填剤の組成物に対して0.5〜5重量?の範囲にあり、
とくに1〜4重量?が好ましい。
脂肪酸塩の濃度が0.5重量?未満のときには、本発明
の目的とする延伸加工性改良の効果は得られない。また
、その濃度が5重量?を超えるときには、延伸加工性改
良効果の程度が低減し、また、得られた延伸加工物の強
力が低下する。本発明においては、無機充填剤充填組成
物は上記組成以外に、他の熱安定剤、可塑剤、紫外線吸
5収剤、滑剤、顔料、難燃剤、帯電防止剤、増粘剤、
発泡剤、その他の添加剤を含んでいてもよい。
本発明において、囚フエノール系安定剤、(B)脂肪酸
、(C)高級脂肪酸の金属塩を配合する方法としては、
それらをポリオレフインと無機充填剤の組 5成物に加
熱混練する方法が挙げられる。各成分の混合順序は任意
である。たとえば、ポリオレフインと無機充填剤とから
成る組成物に、CA),(B),(C)の3成分を添加
して加熱混練する方法、ポリオレフイン、無機充填剤、
上記CA),(B)および(C)の5者 くを同時に加
熱混練する方法等がある。加熱混練装置としては、通常
使用される混練機、たとえば、各種押出機、バンバリー
ミキサ一、ニーダ一、ミキシングロール等が使用できる
フ加熱混練の温度は基体重合体の溶融軟化温度以上、熱
分解温度以下の範囲にあるが、通常180℃以上280
℃以下の温度にある。
上記のようにして得られる無機充填剤充填組成物は、延
伸加工して、モノフイラメント、延伸テープなどの延伸
加工物とするのであるが、この際の延伸加工は常法によ
り行なわれる。
以下に実施例により、さらに詳細に説明するが、本発明
は、実施例の範囲に制限されるものではない〜 実施例 1−1 メルトインデツクス(以下単にMlと記す)(荷重2.
16kg、温度190℃)1.0、比重0.953の高
密度ポリエチレン50重量部、平均粒径1.9μの重質
炭酸カルシウムの粉末50重量部とからリポンプレンダ
一で30分間混合し、混合物を製造した。
この混合物に対して、2,6−ジ第三ブチル一4−メチ
ルフエノールを0.1重量?、ステアリン酸を1重量?
およびステアリン酸カルシウムを1重量70配合し、5
者の混合物を製造し、該混合物をバンバリーミキサ一で
230をCの温度で3分間加熱混練し、充填組成物を得
、次いでロールによりシート化し、シートペレタイザ一
により粒状化して、ペレツト状の充填組成物を得た。
この充填組成物を4011押出機モノフイラメント装置
で、300デニールモノフイラメントを製造した。この
場合の押出温度は250℃、冷却水温度は30℃、延伸
槽温度は97℃、紡糸速度は80m/Mml紡糸本数は
45本である。延伸性の目安として、延伸倍率を徐々に
上げ、延伸切れの発生しない最高延伸倍率を求めた。
また、最高延伸倍率の時のモノフイラメントの引張強力
、伸度を測定し、強力を最高強力とした。測定条件は、
23℃、50%湿度の雰囲気で、チヤツク間300mm
1引張速度50m11t/7!Tltとした。強力はデ
ニール当りの強力で表わした。これらの評価結果は第1
表に示す。
実施例 1−2 実施例1−1において、2,6−ジ第三ブチル−4−メ
チルフエノールを0.2重量?、ステアリン酸を2重量
?およびステアリン酸カルシウムを2重量70にした以
外は、実施例1−1と同様にして評価した。
ζ1m11)扱τ)Oλ表に示す・ 参考例 1−1 実施例1−1で使用した高密度ポリエチレンに、2,6
−ジ第三ブチル−4−メチルフエノールを0.1重量?
を配合し、実施例1−1と同様にして評価した。
これらの評価結果は第1表に示す。
参考例 1−2 実施例1−1で使用した高密度ポリエチレン50重量部
と重質炭酸カルシウム50重量部とから成る組成物に、
2,6−ジ第三ブチル−4−メチルフエノールを0.I
重量70を配合し、実施例1−1と同様にして評価した
これらの評価結果は第1表に示す。
参考例 1−3 実施例1−1で使用した高密度ポリエチレン50重量部
と重質炭酸カルシウム50重量部とから成る組成物に、
2,6−ジ第三ブチル−4−メチルフエノールを0.1
重量701ステアリン酸を2.0重量70を配合し、実
施例1−1と同様に評価した。
これらの評価結果は第1表に示す。
参考例 1−4 5;:??葦?た責仲;、 ら成る組成物に、2,6−ジ第三ブチル−4−メチルフ
エノール0.1重量701ステアリン酸カルシウム2.
0重量70を配合し、実施例1−1と同様に評価した。
これらの評価結果は第1表に示す。
参考例 1−5 実施例1−1で使用した高密度ポリエチレン50重量部
と重質炭酸カルシウム50重量部とから成る組成物に、
ステアリン酸1.0重量701ステアリン酸カルシウム
1.0重量?を配合し、実施例1−1と同様に評価した
これらの評価結果は第1表に示す。
参考例 1−6 実施例1−1で使用した高密度ポリエチレン50重量部
と重質炭酸カルシウム50重量部とから成る組成物に、
2,6−ジ第三ブチル−4−メチルフエノール0.01
重量?、ステアリン酸0.3重量?およびステアリン酸
カルシウム0.3重量?を配合し、実施例1−1と同様
に評価した。
これらの評価結果は第1表に示す。実施例 2 実施例1−1で使用した高密度ポリエチレン、重質炭酸
カルシウムを用い、フエノール系安定剤としては、ペン
タエリスリチルーテトラキス〔3一(3,5−ジ第三ブ
チル−4−ヒドロキシフエニール)プロピオネート〕、
高級脂肪酸としてはベーヘン酸、および高級脂肪酸の金
属塩としてはジステアリン酸アルミニウムを使用して、
第2表に記載の組成で、実施例1−1と同様に配合し、
実施例1−1と同様に評価した。
これらの評価結果は第2表に示す。
参考例 2−1 実施例2で使用した高密度ポリエチレン、重質炭酸カル
シウムおよびフエノール系安定剤の3者を第2表に記載
の組成で配合し、実施例2と同様に評価した。
これらの評価結果は第2表に示す。
参考例 2−2 実施例2で使用した高密度ポリエチレン、重質炭酸カル
シウム、フエノール系安定剤および脂肪酸の4者を第2
表に記載の組成で配合し、実施例2と同様に評価した。
これらの評価結果は第2表に示す。
参考例 2−3 実施例2で使用した高密度ポリエチレン、重質炭酸カル
シウム、フエノール系安定剤および脂肪酸の金属塩の4
者を第2表に記載の組成で配合し、実施例2と同様に評
価した。
これらの評価結果は第2表に示す。
参考例 2−4 実施例2で使用した高密度ポリエチレン、重質炭酸カル
シウム、脂肪酸および脂肪酸の金属塩の4者を第2表に
記載の組成で配合し、実施例2と同様に評価した。
これらの評価結果は第2表に示す。
5):ジステアリン酸アルミニウム 実施例 3 M12、比重0.919の低密度ポリエチレン、無機充
填剤として平均粒径2.5μの霞石閃長石の粉末(主成
分;アルミノケイ酸ナトリウム・カリウム)、フエノー
ル系安定剤として2,4−ジメチル−6一第三ブチルフ
エノール、脂肪酸としてラウリン酸、および脂肪酸の金
属塩としてリシノール酸亜鉛の5者を第3表に記載の組
成で配合し、実施例1−1で使用したモノフイラメント
成形機を使用し、600デニールのモノフイラメントで
評価した。
この時の紡糸条件は、押出温度220℃、冷却水温40
℃、延伸槽温度90℃、紡糸速度は12077!/WL
とした。これらの評価結果を第3表に示す。
参考例 3−1 実施例3で使用した低密度ポリエチレンについて、実施
例3と同様に評価した。
これらの評価結果を第3表に示す。
参考例 3−2 実施例3で使用した低密度ポリエチレン、無機 11充
填剤およびフエノール系安定剤の3者を第3表に記載の
組成で配合し、実施例3と同様に評価しこれらの評価結
果を第3表に示す。
;考例 3−3 実施例3で使用した低密度ポリエチレン、無機已填剤お
よび脂肪酸の3者を第3表に記載の組成ご配合し、実施
例3と同様に評価した。
これらの評価結果を第3表に示す。
?考例 3−4 実施例3で使用した低密度ポリエチレン、無機尾填剤お
よび脂肪酸の金属塩の3者を第3表に記戊の組成で配合
し、実施例3と同様に評価した。
これらの評価結果を第3表に示す。実施例 4 M0.8、比重0.959の高密度ポリエチレン、平均
粒径2.9μの重質炭酸カルシウム粉末、2,6−ジ第
三ブチル−4−メチルフエノール、ベーヘン酸およびス
テアリン酸カルシウムの5者を第4表に記載の組成で配
合し、実施例1−1と同様にし充填組成物を製造した。
この充填組成物を、65詣押出機で樹脂温195℃で押
出し、インフレーシヨン方式でブロー比1.5、厚さ約
45μのフイルムを製膜した。
このフイルムを巾16m1fLにスリツトし、ロール延
伸機で、延伸温度108℃、延伸速度607n/Wtの
条件で、約1100デニールの延伸テープを製造した一
この時、延伸倍率を徐々に上げ、延伸切れの発生しない
最も高い延伸倍率を求めた。
この延伸倍率を最高延伸倍率とした。最高延伸倍率で得
られた延伸テープを実施例1−1と同様の方法で引張強
力、伸度を測定し、この時の強力を最高強力とした。
これらの評価結果は第4表に示す。
参考例 4−1 実施例4で使用した高密度ポリエチレンにフエノール系
安定剤を第4表に記載の組成で配合し、実施例4と同様
に評価した。
これらの評価結果は第4表に示す。
参考例 4−2 実施例4で使用した高密度ポリエチレン、無機充填剤お
よびフエノール系安定剤の3者を第4表に記載の組成で
配合し、実施例4と同様に評価した。
これらの評価結果は第4表に示す。
参考例 4−3 実施例4で使用した高密度ポリエチレン、無機C充填剤
、フエノール系安定剤および脂肪酸の4者を第4表に記
載の組成で配合し、実施例3と同様に評価した。
これらの評価結果は第4表に示す。
参考例 4−4 実施例4で使用した高密度ポリエチレン、無機充填剤、
フエノール系安定剤および脂肪酸の金属塩の4者を第4
表に記載の組成で配合し、実施例3と同様に評価した。
これらの評価結果は第4表に示す。
実施例 5 MI1.5、比重0.905のポリプロピレン、平均粒
子径0.2μの水酸化マグネシウム、4,4′一チオビ
ス(6−第三ブチル−3−メチルフエノール)、パルミ
チン酸およびステアリン酸リチウムの5者を第5表に記
載の組成で配合し、バンバリーミキサ一で樹脂温230
℃で充填組成物を製造し、この充填組成物を、65肩舅
押出機で樹脂温215℃で押出し、インフレーシヨン方
式で、ブロー比1.5、厚さ約50μのフイルムを製膜
した。
このフイルムを巾16nにスリツトし、オープン延伸機
で、延伸温度125℃、延伸速度60m/一の条件で、
約1200デニールの延伸テープを製造し、実施例4と
同様に評価した。これらの評価結果は第5表に示す。
参考例 5−1 実施例5で使用したポリプロピレンにフエノール系安定
剤を第5表に記載の組成で配合し、実施例5と同様に評
価した。
これらの評価結果は第5表に示す。
参考例 5−2 実施例5で使用したポリプロピレン、無機充填剤および
フエノール系安定剤の3者を第5表に記載の組成で配合
し、実施例4と同様に評価した。
これらの評価結果は第5表に示す。参考例 5−3 実施例5で使用したポリプロピレン、無機充填剤、フエ
ノール系安定剤および脂肪酸の4者を第5表に記載の組
成で配合し、実施例4と同様に評価した。
これらの評価結果は第5表に示す。
参考例 5−4 実施例5で使用したポリプロピレン、無機充填剤、フエ
ノール系安定剤および脂肪酸の金属塩の4者を第4表に
記載の組成で配合し、実施例4と同様に評価した。
これらの評価結果は第5表に示す。
参考例 5−5 実施例5で使用したポリプロピレン、無機充填剤、フエ
ノール系安定剤、脂肪酸および脂肪酸の金属塩の5者を
第5表に記載の組成で配合し、実施例4と同様に評価し
た。
これらの評価結果は第5表に示す。
実施例 6 実施例4において、延伸倍率8倍で製造した延伸テープ
を用い、NCL織機によつて、12本/インチXl2本
/インチの打込み本数の織物を製造した。
製織におけるトラブルは全くない、柔かく、かつ艶がな
く、白色の擬紙状の風合いを有する織物を得ることがで
きた。
手で触つた感触が柔和で、ソフトタツチで、折曲げても
、折り曲げ時の音がなく、従来のプラスチツクの延伸テ
ープ織物には無い感触があつた。
このようにしてつくつた織物の引張強度、伸度を測定し
た。測定の条件は、23℃、50%湿度の雰囲気で、巾
30m77!、チヤツク間200mI1引張速度200
m1/1Lmで行なつた。この評価結果は第6表に示す
参考例 6−1 参考例4−1において、延伸倍率6倍で製造した延伸テ
ープを用い、実施例6と同様にして織物を製織した。
製織におけるトラブルは全くなかつたが、でき上つた織
物は半透明で、かたく、折り曲げると、折り曲げ音がし
、手触り感も悪かつた。
この織物を実施例6と同様にして物性を評価した〜 この評価結果は第6表に示す。
参考例 6−2 参考例4−4において、延伸倍率6倍で製造した延伸テ
ープを用い、実施例6と同様にして織物を製織した。
製織時に時々糸切れが発生した。
でき上つた織物の外観は実施例6と略々同等であつたが
、若干ケバ立ちが発生していた。この織物を実施例6と
同様にして物性を評価した。
この評価結果は第6表に示す。
第6表 実施例 7 実施例6で製造した延伸テープ織物について、ラミネー
トをし、ラミネート性を調べた。
ラミネートの方法は、エクストルージヨンラミネートで
、MI5、比重0.918の高圧ポリエチレンを用い、
押出温度260℃、平均ラミネート厚20μの条件で、
片面にラミネートをした。
ラミネート性は良好で、接着性は良く、ラミネート後の
はがれは無かつた。
ラミネートした織物について、実施例6と同様の方法で
、引張強度、伸度を測定した。
この評価結果は第7表に示す。
第7表 実施例 8 実施例1−1における延伸倍率10倍、300デニール
のモノフイラメントを用い、丸編機で編網し、約60c
frL×約90Cfn)目付509の角袋をつくつた。
得られた角袋は、手触りが柔かく、白色で、艶のない外
観の、あたかも白色木綿糸でつくつたような感じの袋で
あつた。
この袋に10k9の重量の荷物を入れて運搬したが、破
れはなかつた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ポリオレフィン15〜80重量%と無機充填剤85
    〜20重量%から成る組成物に対して、フェノール系安
    定剤0.02〜1重量%、高級脂肪酸0.5〜5重量%
    および高級脂肪酸の金属塩0.5〜5重量%を配合し、
    加熱混練して得られる無機充填剤充填組成物を延伸加工
    して成る無機充填剤含有ポリオレフィン延伸加工物。
JP10774276A 1976-09-10 1976-09-10 無機充填剤含有ポリオレフイン延伸加工物 Expired JPS5919145B2 (ja)

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JPS58136639A (ja) * 1982-02-08 1983-08-13 Mitsui Petrochem Ind Ltd ポリオレフイン組成物
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