JPS5918669Y2 - 電解コンデンサ - Google Patents
電解コンデンサInfo
- Publication number
- JPS5918669Y2 JPS5918669Y2 JP7393877U JP7393877U JPS5918669Y2 JP S5918669 Y2 JPS5918669 Y2 JP S5918669Y2 JP 7393877 U JP7393877 U JP 7393877U JP 7393877 U JP7393877 U JP 7393877U JP S5918669 Y2 JPS5918669 Y2 JP S5918669Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrolytic capacitor
- capacitor element
- electrode lead
- pull
- wound
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はtanδを低減してなる電解コンデンサに関す
るものである。
るものである。
従来の電解コンデンサにおいては、tanδを低減する
方法として第11図および第2図に示すように陽極箔1
を複数個に切断分割し、陽極箔1、陰極箔1′に引出し
タブ2.2′をそれぞれ同一方向に複数個かしめまたは
溶接により固着シ、該陽極箔1陰極箔1′の間に電解コ
ンデンサ紙3を介在して巻回してコンデンサ素子4を造
ることが知られている。
方法として第11図および第2図に示すように陽極箔1
を複数個に切断分割し、陽極箔1、陰極箔1′に引出し
タブ2.2′をそれぞれ同一方向に複数個かしめまたは
溶接により固着シ、該陽極箔1陰極箔1′の間に電解コ
ンデンサ紙3を介在して巻回してコンデンサ素子4を造
ることが知られている。
しかしながら、上記電解コンデンサにおいて、陽極箔1
の分割数は製造作業上3〜4分割が限度で、これ以上の
分割数になると著しく作業効率が低下する欠点があった
。
の分割数は製造作業上3〜4分割が限度で、これ以上の
分割数になると著しく作業効率が低下する欠点があった
。
本考案は上記の欠点を除去した電解コンデンサを提供し
ようとするもので、陽極箔を切断分割せずに引出しタブ
を複数個挿入するとともに巻回したコンデンサ素子の最
外周に電極リード板を設けてtanδを低減せしめるも
のである。
ようとするもので、陽極箔を切断分割せずに引出しタブ
を複数個挿入するとともに巻回したコンデンサ素子の最
外周に電極リード板を設けてtanδを低減せしめるも
のである。
以下、本考案を第3図〜第10図に示す実施例について
説明する。
説明する。
第3図に示すように陽極箔1および陰極箔1′に予め所
定の間隔を設けて複数個の引出しタブ2および2′をそ
れぞれかしめまたは溶接によって固着する。
定の間隔を設けて複数個の引出しタブ2および2′をそ
れぞれかしめまたは溶接によって固着する。
引出しタブ2,2′を固着した陽極箔1と陰極箔1′は
引出しタブ2と2′が互に反対方向になるように配置し
、第4図および第5図に示すように陽極箔1と陰極箔1
′の間に電解コンデンサ紙3を介してコンデンサ素子7
を巻回する。
引出しタブ2と2′が互に反対方向になるように配置し
、第4図および第5図に示すように陽極箔1と陰極箔1
′の間に電解コンデンサ紙3を介してコンデンサ素子7
を巻回する。
このときコンデンサ素子7の最外周に少くともコンデン
サ素子7の外周を1回巻くだけの幅5B、6Bをもった
引出し部5 A、6 Aを有するL型の電極リード板5
,6を電解コンデンサ紙を挾んで対向させ、電極リード
板5の端面5aは陽極箔1の端面1aと同じ位置になる
ように揃え、電極リード5の端面5bは陽極箔1の端面
1bや電解コンデンサ紙3よりはみだして引出しタブ2
とほは゛同一寸法になるようにしである。
サ素子7の外周を1回巻くだけの幅5B、6Bをもった
引出し部5 A、6 Aを有するL型の電極リード板5
,6を電解コンデンサ紙を挾んで対向させ、電極リード
板5の端面5aは陽極箔1の端面1aと同じ位置になる
ように揃え、電極リード5の端面5bは陽極箔1の端面
1bや電解コンデンサ紙3よりはみだして引出しタブ2
とほは゛同一寸法になるようにしである。
しかもこの電極リード板5は端面5bより引出し部5A
が引出されている。
が引出されている。
また電極リード板6の端面6aは陰極箔1′の端面1a
’や電解コンデンサ紙3よりはみだして引出しタブ2′
とほぼ同一寸法になるようにし、電極リード板6の端面
6bは陰極箔1′の端面1b’と同じ位置になるように
揃える。
’や電解コンデンサ紙3よりはみだして引出しタブ2′
とほぼ同一寸法になるようにし、電極リード板6の端面
6bは陰極箔1′の端面1b’と同じ位置になるように
揃える。
しかもこの電極リード板6は端面6bより引出し部6A
が引出されている。
が引出されている。
第5図は上述のコンデンサ素子7を示す。
なお電極リード板5,6の形状は第4図に示す以外にT
形などどんな形状のものでもよい。
形などどんな形状のものでもよい。
また陽極リード板5と陰極リード板6は、コンテ゛ンサ
素子と同様に電解コンテ゛ンサ紙3を介して巻回してお
り、互いに巻きずらし構造で引出部6Aに保護紙を被覆
する、引出し部6Aを引出し部5Aに対して反対側から
引出す、引出し部6Aを巻回方向がら引出すなどして陽
極リード板5と陰極リード板の短絡を防止してもよい。
素子と同様に電解コンテ゛ンサ紙3を介して巻回してお
り、互いに巻きずらし構造で引出部6Aに保護紙を被覆
する、引出し部6Aを引出し部5Aに対して反対側から
引出す、引出し部6Aを巻回方向がら引出すなどして陽
極リード板5と陰極リード板の短絡を防止してもよい。
上述のようにして巻回されたコンデンサ素子7を第6図
イに示すように押潰して扁平状にし、第6図口に示すよ
うに引出しタブ2を包囲するように電極リード板5を、
引出しタブ2′を包囲するように電極リード板6をそれ
ぞれ寄せ集める。
イに示すように押潰して扁平状にし、第6図口に示すよ
うに引出しタブ2を包囲するように電極リード板5を、
引出しタブ2′を包囲するように電極リード板6をそれ
ぞれ寄せ集める。
そして第7図に示すようにシーム溶接機の電極板8,9
の間を寄せ集めた電極リード板5を通過させると、引出
しタブ2と電極リード板5はシーム溶接10されて接続
される。
の間を寄せ集めた電極リード板5を通過させると、引出
しタブ2と電極リード板5はシーム溶接10されて接続
される。
同様にして寄せ集めた電極リード板6を通過させると、
引出しタブ2′と電極リード板6はシーム溶接10’さ
れて接続される。
引出しタブ2′と電極リード板6はシーム溶接10’さ
れて接続される。
シーム溶接後に余分の長さの引出しタブ2,2′は切断
する。
する。
第8図はシーム溶接されたコンデンサ素子7を示す。
シーム溶接10.10’されたコンデンサ素子7は電極
リード板5の引出し部5Aおよび電極リード板6の引出
し部6Aを第9図に示すように封口板11に装着した外
部端子12.13にそれぞれ接続される。
リード板5の引出し部5Aおよび電極リード板6の引出
し部6Aを第9図に示すように封口板11に装着した外
部端子12.13にそれぞれ接続される。
そして第10図に示すようにアルミニウムなどの金属ケ
ース14に上記コンテ゛ンサ素子7を収納し、ピッチな
どめコンデンサ素子巻回前16を注入して封口板11を
金属ケース14の開口部に嵌合し、該開口部をかしめ1
5により密閉して電解コンデンサ素子を構成する。
ース14に上記コンテ゛ンサ素子7を収納し、ピッチな
どめコンデンサ素子巻回前16を注入して封口板11を
金属ケース14の開口部に嵌合し、該開口部をかしめ1
5により密閉して電解コンデンサ素子を構成する。
なお、上記実施例では巻回されたコンデンサ素子7を扁
平状にしたが、扁平状にすることなく巻回したままの円
筒状で電極リード板5,6に引出しタブ2,2′をそれ
ぞれ寄せ集めてシーム溶接すれば上述のような短絡の危
険はない。
平状にしたが、扁平状にすることなく巻回したままの円
筒状で電極リード板5,6に引出しタブ2,2′をそれ
ぞれ寄せ集めてシーム溶接すれば上述のような短絡の危
険はない。
また実施例ではシーム溶接した場合について示したが、
これ以外の溶接や半田付、かしめなどによって接続して
もよい。
これ以外の溶接や半田付、かしめなどによって接続して
もよい。
本考案は上述のように構成されているので、tanδの
低い電解コンテ゛ンサの製造が従来の電解コンテ゛ンサ
に比べて容易であり、コンテ゛ンサのtanδは静電容
量が一定の場合、コンデンサ素子の引出しタブの数をn
とするとおよそl/ nに減少するばかりかコンデンサ
素子の最外側にコンデンサ素子の巻回方向と反対方向に
第二の電極が巻回されると各々の電極から発生するイン
ダクタンスが互いに打ち消す方向に作用するため、コン
デンサのtanδはさらに低減され極めて電気特性のす
ぐれた電解コンデンサが得られるなどの効果があり、実
用的価値大なるものがある。
低い電解コンテ゛ンサの製造が従来の電解コンテ゛ンサ
に比べて容易であり、コンテ゛ンサのtanδは静電容
量が一定の場合、コンデンサ素子の引出しタブの数をn
とするとおよそl/ nに減少するばかりかコンデンサ
素子の最外側にコンデンサ素子の巻回方向と反対方向に
第二の電極が巻回されると各々の電極から発生するイン
ダクタンスが互いに打ち消す方向に作用するため、コン
デンサのtanδはさらに低減され極めて電気特性のす
ぐれた電解コンデンサが得られるなどの効果があり、実
用的価値大なるものがある。
第1図および第2図は従来の電解コンデンサで、第1図
はコンデンサ素子巻回前の斜視図、第2図は巻回したコ
ンデンサ素子の斜視図、第3図〜第10図は本考案の電
解コンデンサで、第3図はコンデンサ素子巻回前の斜視
図、第4図は第3図において電極リード板の配置説明用
斜視図、第5図は巻回したコンデンサ素子の斜視図、第
6図′イは扁平状に押潰したコンテ゛ンサ素子の側面図
11、口はイにおいて電極リード板を寄せ集めたときの
側□面図、第7図はコンデンサ素子の引出しタブと電。 極り−ド板のシーム溶接の概略正面図゛、第8図′はシ
ーム溶接したコンデンサ素子の側面・図・、第9図はコ
ンデンサ素子を封目板に装着した外部端子に接続した正
面図、第10図°はコンデンサの正断面図である。
はコンデンサ素子巻回前の斜視図、第2図は巻回したコ
ンデンサ素子の斜視図、第3図〜第10図は本考案の電
解コンデンサで、第3図はコンデンサ素子巻回前の斜視
図、第4図は第3図において電極リード板の配置説明用
斜視図、第5図は巻回したコンデンサ素子の斜視図、第
6図′イは扁平状に押潰したコンテ゛ンサ素子の側面図
11、口はイにおいて電極リード板を寄せ集めたときの
側□面図、第7図はコンデンサ素子の引出しタブと電。 極り−ド板のシーム溶接の概略正面図゛、第8図′はシ
ーム溶接したコンデンサ素子の側面・図・、第9図はコ
ンデンサ素子を封目板に装着した外部端子に接続した正
面図、第10図°はコンデンサの正断面図である。
Claims (1)
- 陽極箔と陰極箔よりなる一対め電極箔に所定の間隔を設
けて複数個の引出しタブを互いに反対側に引出すととも
に、上記電極箔と電解コンデンサ紙を巻回したコンデン
サ素子の最外部に少なくとも一回巻きする幅を有し、か
つ外部端子に電気的に接続される引出し部を有する電極
リード板を電解コンデンサ紙を介して上記素子端面から
はみ出すように挿入して巻回し、このはみ出した電極リ
ード板と引出しタブとを接続し引出部を外部端子に接続
したことを特徴とする電解コンデンサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7393877U JPS5918669Y2 (ja) | 1977-06-07 | 1977-06-07 | 電解コンデンサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7393877U JPS5918669Y2 (ja) | 1977-06-07 | 1977-06-07 | 電解コンデンサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS541149U JPS541149U (ja) | 1979-01-06 |
JPS5918669Y2 true JPS5918669Y2 (ja) | 1984-05-30 |
Family
ID=28987010
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7393877U Expired JPS5918669Y2 (ja) | 1977-06-07 | 1977-06-07 | 電解コンデンサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5918669Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6124221A (ja) * | 1984-07-13 | 1986-02-01 | 日本ケミコン株式会社 | コンデンサ素子の製造方法 |
JPS6267019U (ja) * | 1985-10-14 | 1987-04-25 | ||
JP2519583B2 (ja) * | 1990-06-26 | 1996-07-31 | 東リ株式会社 | 装飾材 |
-
1977
- 1977-06-07 JP JP7393877U patent/JPS5918669Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS541149U (ja) | 1979-01-06 |
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