JPS59186112A - 磁気ヘッド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は磁気ヘッドに係り、特に磁気テープ等の磁気記
録媒体に摺接して情報の記録、再生を行なう磁気ヘッド
に関する。

従来技術 この種の磁気ヘッドにおいて、磁気コアが嵌合されたコ
ア支持体をシールドケースに収容した構造が広く採用さ
れている。

このような磁気ヘッドの従来構造を第１図に従って説明
する。

図において符号１で全体を示すものは、記録、再生の電
磁変換の主体となる磁気ヘッド素体である。まだ符号２
で示すものは磁気ヘッド素体を収容し、磁気的にシール
ドするシールドケースであり、高透磁率磁性材から形成
されている。また符号３で示すものは弾性を有する導電
材料から形成された板バネであり、磁気ヘッド素体１を
シールドケース２内に位置決めするとともに、磁気ヘッ
ド素体１とシールドケース１との間の電気的導通を取る
だめのものである。

上記の磁気ヘッド素体１の構成において符号４゜４で示
すものはそれぞれ磁気ヘッド素体１全体を支持するコア
支持体半休である。このコア支持体半体４，４は略り字
状のブロック形状で導電材料から形成されており、それ
ぞれ磁気コアの半体で氷 あるコア体５，５と複数の磁気コア間の磁気シールドを
行なうシールド板６．６とを嵌合した状態で突き合わさ
れている。またコア半休５，５の脚部には、電磁変換用
のコイルを巻回したボビンに端子導体を設けたコイル端
子導体７が装着されている。まだ図には示されないがコ
ア半体５，５の頭部の突き合わせ面には磁気キャップが
形成される。

以上の構成からなる磁気ヘッド素体１のコア支持体半体
４，４に形成された凹部４ａ、４ａに板バネ３を嵌合さ
せ、たわませた状態でシールドケース２内に圧入する。

この場合コア半休５，５の磁気ギャップが、シールドケ
ース２の図には示されない頭部の磁気記録媒体摺動面に
形成された開口部に臨捷される。しかる後に不図示の樹
脂等の固定材をシールドケース２内に充填し、磁気ヘッ
ド素体１を固定して磁気ヘッドが完成する。

この場合、磁気ヘッド素体１はそのコア支持体半体４，
４の一方の側面（図中下面）か゛シールドケース１の内
側面に押圧されて直接に接触し、他方の側面（図中上面
）が板バネ３を介してシールドケース１の内側面に間接
的に接触する。この接触により磁気コア（コア半休）が
導電体であるコア支持体半体４，４および板バネ３を介
してシールドケース２にアースされる。

ここで磁気コアのアースを取る理由は、磁気コアの磁気
ギャップが臨んだ磁気記録媒体摺動面を磁気記録媒体が
摺動して情報の記録、再生が行なわれるが、この記録再
生時の摺動により発生する静電気のノイズが磁気コアに
入るのを防止するためである。

しかし上述のような構造では、シールドケース２とコア
支持体半休４．４との間、またはシールドケース２と板
バネ３との間あるいは板バネ３とコア支持体半休４．４
との間の接触部分に固定材の樹脂が入り込む場合がある
。その場合には侵入した樹脂によって接触が妨げられる
結果、アースが不確実となってしまい、記録再生時に静
電ノイズを磁気コアが拾うことを防止できなくなる。

また以上の構造ではアースを取るためにコア支持体半休
を比較的高価な導電材料から形成しているため、コスト
アップとなる。

目　　　　　的 本発明は以上のような従来の欠点を解消するためになさ
れたもので、上述の種類の磁気ヘッドにおいて、安価な
構成により磁気コアのアースが確実に取れ、静電ノイズ
を防止し、適正に記録再生が行なえる磁気ヘッドを提供
することを目的としている。

実施例 以下図面に示す実施例に基づいて本発明の詳細な説明す
る。各図中第１図と同一または相当する部分には同様の
符号が付しである。

第１実施例 第２図（Ａ）　、　（Ｂ）は本発明の一実施例を示すも
ので、符号１′で全体を示されるのは磁気ヘッド素体の
半体であり、不図示のコイル端子導体を装着した状態で
一対突き合わされてシールドケース２内に嵌合され不図
示の固定材により充填固定が、ここでは説明を簡単にす
るために一個だけ示しである。

磁気ヘッド素体半体１′の構成において符号４′で示す
ものはコア支持体半休であり、４段の段差を有するブロ
ック形状に形成され、導電体でないモールド材料から形
成されている。このコア支持体半休４′には、最上段の
段差部から二段目の段差部にかけて幅の広い１本の溝４
′ａが穿設されており、三段目の段差部には溝４７　ａ
から末広がりに分岐した３本の溝４’ｂ　ｌ　４７ｃ、
　４’ｄが形成されている。

また符号５’、５’で示されるのはそれぞれ磁気コアの
半体であるコア半休であり、図に示されるように一辺の
先端部が外方向に屈曲したコの字形の角棒形状に形成さ
れており、一方は溝４’ａ　、　４’ｌ：１に嵌合され
、他方は溝４’ａ　Ｉ　４’ｄに嵌合されている。

まだ符号６で示されるのはシールド板でコア半休５’、
５’　に挾持されるように溝４′ａ、４′ｃに嵌合され
ている。

このシールド板６とコア半体５’、５’のそれぞれとの
間には、間隔を規定するスペーサである間隔板８ａ、８
ｂが挾持されている。この間隔板１１ａ。

８１〕は非磁性の導電相別から形成されており、第２図
（■３）に示すように先端部に突出しだ屈曲部を有し、
先端部が薄く後端部に行く程厚みが増す板形状に形成さ
れている。またこの図に示されるように一方の間隔板８
ａには、導電体から形成された細長の板形状の接続端子
９が後端面に植設されている。

接続端子９の先端部はコア支持体半休４′の後端面より
突出しており、かつ屈曲して先端はシールドケース２の
内側面に接する。

以上の構成において、コア半体５’　　、　５’および
シールド板６、間隔板８ａ、８ｂの先端部は一箇所に収
束されており、図においてその先端部の上面は磁気ヘッ
ド素体半体１′どうしの突き合わせ面の一部となるため
、面一になるように平面加工が施される。まだこの部分
には磁気ギャップのギャップデプスを形成するための機
械加工も施される。

さらにこの先端部の端面は磁気記録媒体摺動面の一部と
なるため、摺動面形成の機械加工も施される。

以上の機械加工時に加わる応力によってこの部分の互い
の角部に形成されるノ・ネ、カエリにより、捷だその時
に生じる熱により、コア半休５’　　、　５’と間隔板
８ａ、８ｂ、、およびシールド板６と間隔板８ａ　、　
ｇ　ｂの先端部どうしは互いに密着する。

また以上の磁気ヘッド素子半体１の一対を不図示のコイ
ル端子導体を装着した状態で突き合わせ、シールドケー
ス２に嵌入した後に、固定材で充填固定する前に、間隔
板８ａの接続端子９の先端の溶接部分９ａをシールドケ
ース２の内側面にスポット溶接等で溶接する。

以上の構成によればコア半休５’　　、　５’と間隔板
８　ａ　＋　８　ｂおよびシールド板６と間隔板８ａ　
、　Ｂｂは先端部で密着しており、間隔板８ａ、８ｂは
導電材料から形成されており、間隔板８ａは接続端子９
を介してシールドケース２に接続されているのでコア半
体５’　、　５’はシールドケース２に確実にアースさ
れる。

またコア半体５’　、　５’のアースにコア支持体半休
４′は関与しないので、コア支持体半休４′を比較（７
） 的安価な非導電性のモールド材料から形成することがで
きる。

第２実施例 第３図は本発明の第２の実施例を示すもので、図におい
て符号４″で示すものはコア支持体半休であり、先の実
施例と同様に全体形状は４段の段差を有するブロック形
状に形成されている。また同様に非導電性のモールド材
料から形成されている。このコア支持体半休４″には最
上段の段差部から三段目の段差部にかけて一本の溝４″
ａが穿設されており、この溝４″ａにコア半休５″が嵌
合されている。

コア半休５″はこの場合−辺の先端部が外方向に屈曲し
たコの字型の高透磁率磁性薄板を複数枚積層した積層体
から形成されている。このコア半板５″の両側面には、
積層体の剥れや変形を防止するだめの補強板１０ａ　、
　１０ｂが密着して接合されている。

補強板１０ａ　、　１０ｂは非磁性の導電材料から形成
されており、その全体形状はコア半休５″の形状と（８
） 同一であるが、一方の補強板１０ａの後端部には先述の
実施例と同様の接続端子９′が一体に形成されている。

求 接続端子９′は導電材料から細長の財形状から形成され
ており、その先端部はコア支持体半休４″の後端面から
突出しており、かつ屈曲して先端は不図示のシールドケ
ースの内側面に接する。この先端の符号９　Ｊ　ａで示
す溶接部分が磁気ヘッドの組立時にスポット溶接等で溶
接される。

以上の構成によればコア半休５″に接合され、導電材料
からなる補強板１０ａが接続端子９′を介してシールド
ケースに接続されるのでコア半休５″　のアースを確実
に取ることができる。

上記の実施例においては接続端子９．９′をシールドケ
ースに接合することによりアースを取ったが、磁気ヘッ
ド外部のアースを取れる部分に接続してもよいのは勿論
である。まだその接合方法は溶接に限らないのも勿論で
ある。

効　　果 以上の説明から明らかなように本発明の磁気へラドによ
れば磁気コアとシールド板間のスペーサである間隔板な
いしは磁気コアの補強板を非磁性の導電材料で形成し、
この間隔板ないしは補強板を介して磁気コアないしはシ
ールド板をシールドケースないしは磁気ヘッドの外部と
電気的に接続させた構成であるので、磁気コアのアース
を確実に取れ、記録再生時の静電ノイズを防止すること
ができる。

また、コア支持体を介さずにアースを取る構造であるの
で、コア支持体を安価な非導電性材料から形成でき、そ
の分磁気ヘッドのコストダウンとなる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の磁気ヘッドの構造を説明する分解斜視図
、第２図（３）は本発明の第一の実施例の構造を説明す
る一部破断斜視図、第２図（Ｂ）は第２図（Ａ）中の間
隔板の斜視図、第３図は本発明の第二の実施例の構造を
説明する斜視図である。 ２・　シールドケース　４’、４”・・・コア支持体半
体５’、５″・・・コア半体　　　６・・・シールド板
（］１） ８ａ、８ｂ・・間隔板　　　９，９′・・・接続端子９
ａ、９’ａ・溶接部分　　１０ａ、１０１）−・・補強
板特許出願人　　キャノン電子　株式会社（１２） 図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）　磁気コアとシールド板を嵌合したコア支持体をシ
   ールドケースに収容した磁気ヘッドにおいて、前記シー
   ルド板と磁気コアとの間に嵌合されるスペーサないしは
   磁気コアの補強板を非磁性の導電材料で形成し、このス
   ペーサないしは補強板を介して前記磁気コアないしはシ
   ールド板をシールドケースないしは磁気ヘッドの外部と
   電気的に接続させたことを特徴とする磁気ヘッド。 ２）　前記のコア支持体を非導電性の材料から形成した
   ことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の磁気ヘッ
   ド。