JPS59183724A - 内視鏡管路の洗浄器具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は内視鏡に組み込まれた各種管路を洗浄する内視
鏡管路の洗浄器具に関する。

一般に、内視鏡には送気、送水、吸引などを行なうため
各種の管路が組み込まれている。したがって、使用済み
の内視鏡を洗浄する際にはその内視鏡の外表面ばかりで
なく、その各管路内も洗浄する必要がある。ここで云う
洗浄とは、管路内の汚染を取シ除く、いわゆる水洗いお
よびこの水洗い後に薬液を用いての消毒、さらに、この
消毒後の水洗いであって、通常は上記の順序で洗浄する
のが普通である。ところで、従来、その各管路内を洗浄
する方式では各管路の口金にそれぞれ洗浄液注入用チュ
ーブを接続するとともに、各管路の開閉弁を操作して開
通する状態に設定しておく必要がある。っ１す、各管路
へ洗浄液注入用チューブを個別的１（接続するとともに
、各開閉弁の切換え操作が必要であり、その洗浄に際し
ての操作が煩雑で面倒であった。

さらに、上記従来の洗浄方式によると、特に、開閉弁に
おける弁体の細部やシリンダの弁体で覆われている部分
の洗浄が不完全になシやすい重大な欠截があった。

そこで、本出願人は、既に上述のような問題を解消した
内視鏡管路の洗浄器具を特願昭５６−１１１９４０号と
して出願している。これは、内視鏡の操作部に設けられ
た送気送液シリンダと吸引シリンダとから洗浄液を供給
し、各管路に送液してそあ内周面と上記両シリンダの内
周面を同時に洗浄できるようにしたものである。

すなわち、送気送液シリンダおよび吸引シリンダに内挿
されている開閉弁を抜去し、開口したシリンダにアダプ
タを装着する。そして、このアダプタと接続する送液チ
ューブを送液ポンプに接続し、との送液ポンプからの液
体をアダプタを介して上記各シリンダに供給し、このシ
リンダから送液管路、送気管路および吸引管路に送液し
て内視鏡の先端部の吸引口体、ノズルおよびコネクタ部
の送気口体、送液口体および吸引口体から流出して洗浄
するようになっている。

ところが、内視鏡の各管路はその内径が異なる。具体的
に述べると、一般に送気管路および送液管路は細く、吸
引管路は太いが、これら同一管路においても内視鏡の挿
入部側の管路は細く、ライトがイドケーブル側の管路は
太く構成されている。したがって、これら各管路を連通
させる上記シリンダから送液しても流路抵抗の小さい管
路へ集中して流れ、流路抵抗の大きい管路には洗浄液が
充分に流れない。つまり、すべての管路を確実に洗浄で
き６１．／−１という欠点がある。

本発明は上記事情に着目してなされたもので、その目的
とするところは、内祝’４Ａの各管路に対する接続が容
易であるとともに、各管路および開閉弁用シリンダ内な
どを確実に洗浄できるようにした内視鏡管路の洗浄器具
を提供することにある。

以下、本発明の一実施例を図ＩＭ：にもとづいて説明す
る。

第１図中１は内視鏡であり、この内視鏡１は挿入部２、
操作部３およびライトがイドケーブル４とから構成され
ている。この内視鏡１の内部には後述するように各種の
管路が組み込まれている。まず、挿入部２、操作部３お
よびライトがイドケーブル４にわたって送気管路５と送
液管路６とが挿入配置されている。送気管路５と送液管
路６の先端は合流して挿入部２の先端に設けた送気送液
用ノズル７に接続され、上記送気送液用ノズル７は観察
窓（図示しない。）の外表面に向けて設けられていて、
その観察窓のｌｌ′４表面に向けて洗浄液および空気を
吹き付けるようになっている。上記ライトガイドケーブ
ル４の延出先端にはコネクタ９が設けられ、このコネク
タ９Ｖｃは送気管路５に連通ずる第１および第２の送気
口体１０．１１、送液管路６に連通する送液口体１２お
よび後述する吸引用管路に連通ずる吸引口体１３さらに
送ガスロ体１４がそれぞれ設けられている。そして、上
記第１の送気口体１０はコネクタ９を光源装置（図示し
ない。）に装着したときその光源装置５− 内の送気ボンデに接続されるよう例なっている。

また、第２の送気口体１１と送液口体１２はそれぞれ送
液タンク（図示しない。）に接続されるよう釦なってい
る。さらに、上記吸引口体１３は吸引器（図示しない。

）に接続されるようになっている。

一方、上記挿入部２、操作部３およびライトがイドケー
ブル４の内部にはこれらにわたって吸引管路１５が挿入
配置されている。この吸引管路１５は先端側については
処置具挿通用チャンネルとして形成されている。そして
、処置具挿通用チャンネルの先端は挿入部２の先端面に
おける吸引口１７に開口し、また、処置具挿通用チャン
ネルの基端は操作部３において外部に開口して鉗子口体
１８を形成している。この鉗子口体１８には着脱自在に
鉗子栓（図示しない。）が設けられている。なお、１６
は逆止弁１６ａを有する副送液口体である。

さらに、上記処置具挿通用チャンネルは吸引管路１５の
基端側に対し吸引開閉弁用シリンダ６− １９を介して接続されている。また、上記送気管路５と
送液管路６の途中には送気送液開閉弁用シリンダ２０が
介挿されている。この各開閉弁用シリンダ１９．２０は
操作部３の側面に並べて近接する状態で設置されており
、この隣側には送ガス用開閉弁２ノが設置されている。

この送がス用開閉弁２１には送ガス管路２２が接続され
、これは上記送気送液開閉弁用シリンダ２０と送気送液
用ノズル７との間の送気管路５および送が７０体１４に
接続している。そして、上記各開閉弁用シリンダ１９．
２０および送ガス用開閉弁２１に詳述すると、第２図に
示すように構成されている。すなわち、吸引開閉弁用シ
リンダ１９は有底円筒状をなし、その開口縁にはフラン
ク２３が一体に設けられている。また、送気送液開閉弁
用シリンダ２０も同様に有底円筒状をなし、その開口縁
にはフランク２４が一体に設けられている。さらに、送
ガス用開閉弁２ノは、シリンダ２５とこのシリンダ２５
内に装着された弁機構２６とから構成されている。シリ
ンダ２５内には弁室２７が同心的に設けられ、この弁室
２７には弁座２８に対して接離自在な弁体２９が設けら
れている。この弁体２９はコイルばね３０によって常に
弁座２８に接合すなわち閉弁方向に付勢されており、送
ガス管路２２の上流側管路部２２ａと下流側管路部２２
ｂとを結ぶ通路２１ｈをしゃ断するようになっている。

さらに、上記シリンダ２５の開口縁にはフランジ３１が
一体に設けられている。

そして、上記各開閉弁用シリンダ１９．２０にはそれぞ
れ栓体３２．３３が装着され、開口端を閉塞している。

さらに、各栓体３２．３３の内周面には上記フランク２
３．２４と係合する係合＠　３２　ａ　、　３３　ａが
刻設されていて、シリンダ２３．２４の内圧が高まって
も上記栓体３２．３３が外れないようになっている。ま
た、上記送がス用開閉弁２ノのシリンダ２５には栓体３
４が装着され開口端を閉塞しているとともに、この栓体
３４の内部中央には突起部３５が設けられている。この
突起部３５は栓体３４をシリンダ２５に装着したとき、
その内部の弁体２９をコイルばね３０の復元力に抗して
押し込み、弁体２９を弁座２８から離して通路２１ａを
連通させるようになっている。また、この栓体３４にも
上述と同様の目的のためにフランク３ノと係合する保合
溝３４ａが刻設されている。

また、上記コネクタ部９の第２の送気口内１ノ、送液口
体１２と送が７０体１４とは第３図で示す管路連通具３
６によって連通させている。この管路連通具３６は第２
の送気口体１ノと送液口体１２とを備えた注入口金３７
に嵌着する接続口体３８と、送が７０体１４に挿入する
挿入口体３９および接続口体３８と挿入口体３９を接続
する連通チューブ４０とから構成されている。

つぎに、上述のように構成された内視鏡の各管路を洗浄
するための洗浄器具について第１図および第４図にもと
づいて説明する。図中４１は器具本体で、これは合成樹
脂またはガラスによって成形されている。この器具本体
４ノは円９− 筒状をなし、その先端部には第１の逆止弁４２を有する
先細のチー・９部を介して切換弁４３が設けられている
。この切換弁４３は円筒状の弁筺４４とこの弁筺４４内
に回動自在に収納された弁体４５およびこの弁体４５を
回動させる操作レバー４６とから構成されている。そし
て、上記弁筺４４には器具本体４ノと連通ずる注液口４
７を有しているとともに、この注液口４７と９０’偏倚
した位置に第１．第２の接続口体４８．４９が設けられ
ている。また、上記弁体４５には斜めに切欠した連通部
５θが設けられ、この弁体４５を回動させることによシ
注液口４２を第１の接続口体４８と第２の接続口体４９
とに選択的に連通できるようになっている。

そして、この第１．第２の接続口体４８．４９には第１
．第２の送液チューブ５１．５２の基端が接続されてい
る。さらに、上記器具本体４１の基端部には後述するシ
リンダと接続される嵌合孔５３が設けられ、器具本体４
１の中途部には吸引口体５４が設けられている。この吸
１０− 引目体５４えは接続環５５を介してチューブ５６が接続
され、このチューブ５６は洗浄液を収容する液槽５７に
連通している。さらに、この吸引口体５４には第２の逆
止弁５８が設けられている。また、５９はシリンジ６０
のシリンジ本体で、この先端部の接続口体６１は上記器
具本体５３の嵌合孔５３に着脱可能に接続されている。

そして、このシリンジ本体５９にはピストン６２が進退
自在に挿入されている。

つぎに、上述のように構成された洗浄器具を用いて内視
鏡の各管路を洗浄する場合について説明する。まず、第
１図に示すように内視鏡の操作部３の吸引開閉弁用シリ
ンダ１９、送気送液開閉弁用シリンダ２０および送がス
用開閉弁２ノのシリンダ２５に栓体３２，３３および３
４を装着する。また、コネクタ部９の注入口金３２に管
路連通具３６の接続口体３８を嵌着し、挿入口体３９を
送が７０体１４に挿入する。

さらに、洗浄器具の第１の送液チューブ５１をコネクタ
部９の第１の送気口体１０に・第２の送液チューブ５２
を操作部３の鉗子口体１８にそれぞれ接続する。

この状態で、シリンジ本体５９に対してピストン６２を
後退（引き込む）させると、器具本体４ノ内は負圧にな
り、第１の逆止弁４２は閉弁、第２の逆止弁５８は開弁
状態となる。したがって、液槽５７内の洗浄液はチュー
ブ５６を介して吸引され、吸引口体５４から器具本体４
１およびシリンジ本体５９に収容される。そこで、ピス
トン６２を前進（押し込む）させると、器具本体４ノ内
は正圧となり、第１の逆止弁４２は開弁、第２の逆止弁
５８は閉弁状態となる。したがって、器具本体４ノおよ
びシリンジ本体５９内の洗浄液は注液口４７から圧送さ
れることになる。このとき、切換弁４３が第４図の実線
で示すように、注液口４７が連通部５０を介して第１の
接続口体４８に連通していると、上記洗浄液は第１の接
続口体４８から第１の送液チューブ５１を介してコネク
タ部９の第１の送気口体１θに送液される。この第１の
送気口体１０に供給された洗浄液は送気管路５を流れて
送気送液開閉弁用シリンダ２ｏに導入されるとともに、
その洗浄液の一部は第２の送気口体１１に流れる。した
がって、この第２の送気口体１１に導びかれた洗浄液は
管路連通具３６によって送液口体１２と送がスロ体１４
Ｖｃ分流され、それぞれ送液管路６および送ガス管路２
２を流れて送気送液開閉弁用シリンダ２０および送ガス
用開閉弁２１に導入される。送気送液開閉弁用シリンダ
２ｏに導入された洗浄液は挿入部２側の送気管路５およ
び送液管路６を流れて送気送液ノズル７から流出する。

また、送ガス用開閉弁２１に導入された洗浄液はその上
流側管路部２２ａより弁室２７に入シ、開弁状態の弁機
構２６内を迂回して下流側管路部２２ｂに流れ、上記送
気管路５の中途部から合流して同様に送気送液ノズル７
から流出する。

したがって、送気管路５、送液管路６および送ガス管路
２２内は全長に亘って洗浄されるとと圧なシ、このとき
、送気送液開閉弁用シリンダ１３− ２０内および送ガス用開閉弁２１も同時に洗浄されるこ
とになる。

つぎに、洗浄器具の切換弁４３の操作レバー４６を操作
して弁体４５を第４図破線で示すように回動させると、
注液口４７は連通部５ｏを介して第２の接続口体４９に
連通ずる。この状態で、上述と同様にシリンゾロｏのピ
ストン６２を操作して液槽５７内の洗浄液を吸引し、つ
いで圧送すると、洗浄液は第２の接続口体４９から第２
の送液チューブ５２を介して操作部３の鉗子口体１８に
送液される。この鉗子口体１８に供給された洗浄液は挿
入部２側と操作部３側とに分流され、挿入部２側に流れ
た洗浄液は吸引管路１６を流れて吸引口１２から流出す
る。また、操作部３側に流れた洗浄液は吸引開閉弁用シ
リンダ１９内に導入されたのちライトがイドケーブル４
側の吸引管路１５を流れ、コネクタ部９の吸引口体１３
から流出する。したがって、吸引管路１５内は全長に亘
って洗浄されることになシ、このとき吸引開閉弁用シリ
１４− なお、上記一実施例においては、第１の送液チューブ５
１を第１の送気口体１０に接続し、第２の送液チューブ
５２を鉗子口体１８に接続して洗浄液を供給するように
したが、これは洗浄方式の一例を示したものであり、た
とえば、吸引口体１３もしくは吸引口１７から供給して
吸引管路１５を洗浄してもよく、第２の送気口体１１、
送液口体１２および送がスロ体１４に順次接続して送液
してもよい。さらに１操作部３の各シリンダ１９．２０
および２５から送液することも考えられる。

また、送ガス用開閉弁２１を備えた内視鏡について述べ
たが、送がス用開閉弁２ノを有しない内視鏡についても
適用できる。

さらに、上記実施例における洗浄液は、水または薬液で
あ）、薬液を用いる場合には一般に消毒と呼んでいるが
、ここで云う洗浄とはいわゆる水洗い洗浄および消毒を
含むものである。

本発明は以上説明したように、器具本体に切換弁を介し
て複数の接続口体を設け、これら接続口体に内視鏡の各
臼体に接続する送液チューブを設け、かつ上記器具本体
にシリンジを接続してこのシリンジの操作によシ液省内
の洗浄液を吸い込み、上記送液チューブを介して内視鏡
の各管路に洗浄液を送液できるようにしたから、内視鏡
の各管路および各開閉弁用のシリンダ内を容易かつ確実
に洗浄することができる。しかも、シリンジによって洗
浄液を圧送するようにしたから、各管路の内径が異なっ
ても全長に亘って送液でき、また、構造的に簡単で廉価
に提供することができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示すもので、第１図は使用状
態の概略的構成図、第２図は操作部の一部を拡大した断
面図、第３図は管路連通具の一部切欠した側面図、第４
図は洗浄器具の縦断面図である。 １・・・内視鏡、３・・・操作部、５・・・送気管路、
６・・・送液管路、９・・・コネクタ部、１ｏ・・・第
１の送気口体（送気口体）、１２・・・送液口体、１３
・・・吸引口体、１８・・・鉗子口体、４１・・・器具
本体、４３・・・切換弁、４８・・・第１の接続口体（
接続口体）、４９・・・第２の接続口体（接続口体）、
５１・・・第１の送液チューブ（送液チューブ）、５２
・・・第２の送液チューブ（送液チューブ）、５４・・
・吸引口体、５７・・・液槽、６ｏ・・・シリンジ、５
８・・・第２の逆止弁（逆止弁）。 出願人代理人　　弁理士　鈴　江　武　彦１７− 手続補止書 ッ、ｊ８．イ、１ｑ１ 特許庁長官　　　若　杉　和　夫　殿 ■、事件の表示 特願昭５８−５９７００号 ２、発明の名称 内視鏡管路の洗浄器具 ３　補正をする者 事件との関係　特許出願人 （０３７）　　オリン・９ス光学工朶株式会社４、代理
人 ６、補正の対象 明細書、図面 ７抽正の内容 （１）　　明細書の特許請求の範囲を別紙のとおり訂正
する。 （２）同書第１１頁６〜７行目の「器具本体５３」を「
器具本体４１」に訂正する。 （３）　　図面中箱１図を別紙のとおり訂正する。 ２、特許請求の範囲 内視鏡１７゛（に送気管路、送液管路および吸引管路を
備え、上記内視鏡の操作部に上記吸引管路と連通ずる鉗
子口体、コネクタ部に上記送気管路に連通ずる送気口体
、上記送液管路に連通ずる送液口体および上記吸引管路
に連通ずる吸引口体をイｍ１えた内視鏡の各管路を洗浄
する洗浄器具において、器具本体に切換弁を介して複数
の送液口体を備け、これら、送液口体に上記内視鏡の各
臼体に選択的に接続する送液チューブを設けるとともに
、逆比弁な介して故格と連通ずる吸引口体を設け、上記
器具本体に引き込み操作時に液槽内の洗浄液を吸い込み
、押し込み操作時にその洗浄液を上記接続口体および送
液チューブを介して内規境内の各管路に選択的に送液す
るシリンジを設けたことを特徴とする内視鏡管路の洗浄
器具。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 内視鏡内に送気管路、送液管路および吸引管路を備え、
   上記内視鏡の操作部に上記吸引管路と連通ずる鉗子口体
   、コネクタ部に上記送気管路に連通ずる送気口体、上記
   送液管路に連通ずる送液口体および上記吸引管路に連通
   ずる吸引口体を備えた内視鏡の各管路を洗浄する洗浄器
   具において、器具本体に切換弁を介１−て複数の送液口
   体を備け、これら、送液口体に上記内視鏡の各臼体に選
   択的に接続する送液チューブを設けるとともに、逆止弁
   を介して液槽と連通ずる吸引口体を設け、上記器具本体
   に引き込み、操作時に液槽内の洗浄液を吸い込み、押し
   込み操作時にその洗浄液を上記接続口体および送液チュ
   ーブを介して内視鏡内の各管路に選択的に送液するシリ
   ンジを設けたことを特徴とする内視鏡管路の洗浄器具。