JPS5918341B2 - 無機質板の製造方法 - Google Patents
無機質板の製造方法Info
- Publication number
- JPS5918341B2 JPS5918341B2 JP54150487A JP15048779A JPS5918341B2 JP S5918341 B2 JPS5918341 B2 JP S5918341B2 JP 54150487 A JP54150487 A JP 54150487A JP 15048779 A JP15048779 A JP 15048779A JP S5918341 B2 JPS5918341 B2 JP S5918341B2
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- JP
- Japan
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- fly ash
- inorganic board
- manufacturing
- board
- diatomaceous earth
- Prior art date
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- Expired
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P40/00—Technologies relating to the processing of minerals
- Y02P40/60—Production of ceramic materials or ceramic elements, e.g. substitution of clay or shale by alternative raw materials, e.g. ashes
Landscapes
- Porous Artificial Stone Or Porous Ceramic Products (AREA)
- Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は軽量な無機質板の製造方法に関するものである
。
。
軽量な無機質板として珪酸カルシウム板が知られており
、その組織はトバモライト結晶のために多孔質である。
、その組織はトバモライト結晶のために多孔質である。
従来、珪酸カルシウム板の珪酸質原料には、主に珪藻土
が使用されているが、高価である。
が使用されているが、高価である。
フライアッシュにおいては、珪酸分を相当、多量に含有
しているが、Al2O3もかなり多く含まれており、こ
の人1203のために、水熱反応時に、ハイドロガーネ
ットの生成が避けられず、製品の強度低下が問題となる
。
しているが、Al2O3もかなり多く含まれており、こ
の人1203のために、水熱反応時に、ハイドロガーネ
ットの生成が避けられず、製品の強度低下が問題となる
。
従って、フライアッシュは低床ではあるが、珪酸カルシ
ウム板の珪酸質原料には不適当である。
ウム板の珪酸質原料には不適当である。
ところで、本願出願人は、フライアッシュ粒から、Al
2O3の相当量を溶出してフライアッシュ粒を多孔化し
、この多孔質表面にトバモライトの結晶を細毛状に生成
させる方法を既に提案ずみである。
2O3の相当量を溶出してフライアッシュ粒を多孔化し
、この多孔質表面にトバモライトの結晶を細毛状に生成
させる方法を既に提案ずみである。
この方法は、フライアッシュと石灰原料を強アルカリ溶
液中lこ懸濁させ、この懸濁液を高温高圧の水蒸気雰囲
気中で攪拌して、フライアッシュ粒を多孔化すると共に
フライアッシュ粒にトバモライトの針状結晶を生成させ
る方法である。
液中lこ懸濁させ、この懸濁液を高温高圧の水蒸気雰囲
気中で攪拌して、フライアッシュ粒を多孔化すると共に
フライアッシュ粒にトバモライトの針状結晶を生成させ
る方法である。
この方法における反応過程は、高温高圧水蒸気下での攪
拌により、フライアッシュ膣中のAl2O3分の相当量
がアルカリ溶液中に溶出され、この溶出tこよりフライ
アッシュ粒表面が多孔質化され、フライアッシュ粒のS
iO2分と石灰質原料との水熱反応tこよりトバモライ
トの針状結晶がフライアッシュ粒表面並びに上記の孔内
面に細毛状に生成することにある。
拌により、フライアッシュ膣中のAl2O3分の相当量
がアルカリ溶液中に溶出され、この溶出tこよりフライ
アッシュ粒表面が多孔質化され、フライアッシュ粒のS
iO2分と石灰質原料との水熱反応tこよりトバモライ
トの針状結晶がフライアッシュ粒表面並びに上記の孔内
面に細毛状に生成することにある。
上記改質されたフライアッシュは多孔質であるから、こ
のフライアッシュを使用した製品は頗る軽量であり、珪
藻土を使用した珪酸カルシウム製品よりも軽量性に秀れ
ている。
のフライアッシュを使用した製品は頗る軽量であり、珪
藻土を使用した珪酸カルシウム製品よりも軽量性に秀れ
ている。
又、表向にトバモライトが生成されているためtこ活性
であり、オートクレイプ養生時での結晶生成反応の核と
なることが期待される。
であり、オートクレイプ養生時での結晶生成反応の核と
なることが期待される。
しかしながら、本発明の実験結果によれば、珪藻土を使
用した珪酸カルシウム板と、珪藻土に代えで改質フライ
アッシュを使用した無機質板との間lこは、成形、オー
トクレイプ養生条件が同一であれば、前者の方が強度的
に秀れでいることを知った。
用した珪酸カルシウム板と、珪藻土に代えで改質フライ
アッシュを使用した無機質板との間lこは、成形、オー
トクレイプ養生条件が同一であれば、前者の方が強度的
に秀れでいることを知った。
本発明の目的は、上記の改質されたフライアッシュの軽
量性を利用して建材の軽量化を図ると共に、その建材の
強度も充分確保することにある。
量性を利用して建材の軽量化を図ると共に、その建材の
強度も充分確保することにある。
すなわち、本発明に係る無機質板の製造方法は、フライ
アッシュと石灰原料とを強アルカリ溶液中に懸濁させ、
この懸濁液を高温高圧の水蒸気雰囲気中で攪拌して、フ
ライアッシュ粒を多孔化すると共にフライアッシュ粒に
トバモライトの針状結晶を生成させて得た改質フライア
ッシュと珪藻土と石灰質分と補強繊維との含水混合原料
から板材を成形し、この成形体をオートクレイプで養生
することを特徴とする方法である。
アッシュと石灰原料とを強アルカリ溶液中に懸濁させ、
この懸濁液を高温高圧の水蒸気雰囲気中で攪拌して、フ
ライアッシュ粒を多孔化すると共にフライアッシュ粒に
トバモライトの針状結晶を生成させて得た改質フライア
ッシュと珪藻土と石灰質分と補強繊維との含水混合原料
から板材を成形し、この成形体をオートクレイプで養生
することを特徴とする方法である。
本発明において、改質フライアッシュを得るための強ア
ルカリ溶液には、苛性ソーダ、苛性カリ水溶液が使用さ
れ、石灰原料には消石灰、生石灰が使用される。
ルカリ溶液には、苛性ソーダ、苛性カリ水溶液が使用さ
れ、石灰原料には消石灰、生石灰が使用される。
高温高圧の水蒸気には圧力2kg/d〜15kg/ff
lの飽和水蒸気が使用され、攪拌時間は通常2〜4時間
である。
lの飽和水蒸気が使用され、攪拌時間は通常2〜4時間
である。
本発明においで1石灰質分には消石灰、生石灰、セメン
トを使用できる。
トを使用できる。
オートクレイプ養生には、蒸気圧4〜15kg/dの飽
和水蒸気を使用し、養生時間は12〜6時間である。
和水蒸気を使用し、養生時間は12〜6時間である。
補強繊維には、通常、石綿を使用するが、ガラス繊維、
合成樹脂繊維も使用できる。
合成樹脂繊維も使用できる。
又、無機質板の釘打ち性を向上させるためにパルプを添
加することもできる。
加することもできる。
才取下、本発明を実施例により説明
する。
する。
使用した改質フライアッシュは、フライアッシュ(S
io2: 50.2%、 A7203: 26.0係。
io2: 50.2%、 A7203: 26.0係。
Fe2O3: 5.8% 、 Cab:6.2%、 M
gO: 1.7 % 。
gO: 1.7 % 。
SO3:1.2%* N a20 : 2.0%、に2
0:1.36%、その他。
0:1.36%、その他。
以上、何れも重量%)3、消石灰1の重量割合で、1係
濃度の苛性ソーダ溶液中に懸濁させ、これをオートクレ
イプ内において、温度152℃の飽和水蒸気圧下で、攪
拌速度、300r、’p、 m、 3時間の条件によ
り攪拌処理したものである。
濃度の苛性ソーダ溶液中に懸濁させ、これをオートクレ
イプ内において、温度152℃の飽和水蒸気圧下で、攪
拌速度、300r、’p、 m、 3時間の条件によ
り攪拌処理したものである。
この改質フライアッシュのかさ比重は0゜0.25であ
り、これに対し改質前のフライアッシュのかさ比重は0
.862である。
り、これに対し改質前のフライアッシュのかさ比重は0
.862である。
実施例 1〜4
珪藻土、改質フライアッシュ、消石灰、セメント、石綿
並びにパルプを第1表に示す重量部の割合で、水と共に
混練し、この混水原料をプレス(成形圧:50kg/c
IIt、加圧時間:1分)により厚さ10關の板状lこ
成形し、次いで、成形体を、温度152℃の飽和水蒸気
で12時間、養生した。
並びにパルプを第1表に示す重量部の割合で、水と共に
混練し、この混水原料をプレス(成形圧:50kg/c
IIt、加圧時間:1分)により厚さ10關の板状lこ
成形し、次いで、成形体を、温度152℃の飽和水蒸気
で12時間、養生した。
これら実施例量の曲げ強度並びにがさ比重を測定したと
ころ、第1表の通りであった。
ころ、第1表の通りであった。
第1表における参考曲げ強度は、石綿を省略した場合の
曲げ強度を示している。
曲げ強度を示している。
実施例 5〜8
珪藻土、改質フライアッシュ、消石灰、セメント、石綿
並びにパルプの重量割合(部)を第2表に示す通りとし
た以外、実施例1〜4に同じである。
並びにパルプの重量割合(部)を第2表に示す通りとし
た以外、実施例1〜4に同じである。
これら実施測量5〜8の曲げ強度並びにかさ比重を測定
したところ第2表の通りであった。
したところ第2表の通りであった。
第1表並びに第2表から明らかな通り、本発明によれば
、かき比重が0,8〜0.7の無機質板を得ることがで
き、従来の軽量無機質板である通常の珪酸カルシウム板
(かさ比重0.98)よりも軽量な無機質板を得ること
ができる。
、かき比重が0,8〜0.7の無機質板を得ることがで
き、従来の軽量無機質板である通常の珪酸カルシウム板
(かさ比重0.98)よりも軽量な無機質板を得ること
ができる。
又、無機質板の強度も、補強繊維のために充分に保障で
きる。
きる。
更に、改質フライアッシュは珪藻土に較べて低床であり
、改質フライアッシュの低コストのために、経済的にも
有利である。
、改質フライアッシュの低コストのために、経済的にも
有利である。
上述した通り、本発明によれば、軽量で、かつ光分な強
度を有し、しかも低コストの無機質板を製造できる。
度を有し、しかも低コストの無機質板を製造できる。
Claims (1)
- 1 フライアッシュと石灰原料とを強アルカリ溶液中に
懸濁させ、この懸濁液を高温高圧の水蒸気雰囲気中で攪
拌して、フライアッシュ粒を多孔化すると共にフライア
ッシュ粒にトバモライトの針状結晶を生成させで得た改
質フライアッシュと珪藻土と石灰質分と補強繊維との含
水混合原料から、板材を成形し、この成形体をオートク
レイプで養生することを特徴とする無機質板の製造方法
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP54150487A JPS5918341B2 (ja) | 1979-11-19 | 1979-11-19 | 無機質板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP54150487A JPS5918341B2 (ja) | 1979-11-19 | 1979-11-19 | 無機質板の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5673660A JPS5673660A (en) | 1981-06-18 |
JPS5918341B2 true JPS5918341B2 (ja) | 1984-04-26 |
Family
ID=15497939
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP54150487A Expired JPS5918341B2 (ja) | 1979-11-19 | 1979-11-19 | 無機質板の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5918341B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0431723Y2 (ja) * | 1986-08-04 | 1992-07-30 |
-
1979
- 1979-11-19 JP JP54150487A patent/JPS5918341B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0431723Y2 (ja) * | 1986-08-04 | 1992-07-30 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5673660A (en) | 1981-06-18 |
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