JPS5918141Y2 - 蒸発燃料制御装置用キヤニスタ - Google Patents

蒸発燃料制御装置用キヤニスタ

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JPS5918141Y2
JPS5918141Y2 JP8009979U JP8009979U JPS5918141Y2 JP S5918141 Y2 JPS5918141 Y2 JP S5918141Y2 JP 8009979 U JP8009979 U JP 8009979U JP 8009979 U JP8009979 U JP 8009979U JP S5918141 Y2 JPS5918141 Y2 JP S5918141Y2
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正 古沢
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は内燃機関における蒸発燃料制御装置用キャニ
スタに関するもので゛ある。
燃料タンクから発生する蒸発燃料を大気中に排出するこ
となく、蒸発燃料制御装置用キャニスタで回収し、キャ
ニスタで回収した蒸発燃料を機関の作動と共に導出して
燃焼させるようにした蒸発燃料制御装置は周知である。
近時蒸発燃料の排出規制の強化に伴ない蒸発燃料制御装
置系統からの蒸発燃料排出量が従来以上に制限されるよ
うになってきた。
前記要求を満足させる方法として下記に示す2項目が考
えられている。
項目1 活性炭等の吸着剤充填量を増加させたキャニスタを使用
し、多量の蒸発燃料を捕集させて蒸発燃料の大気排出を
防止する。
項目2 キャニスタの掃気空気量を増加させて掃気効率を向上し
少ない吸着剤充填量のキャニスタで多量の蒸発燃料を捕
集させて蒸発燃料の大気排出を防止する。
上記要求を満足させようとする場合、第14図に示す如
く、従来品の掃気方法において、項目1を採用すると、
全域において曲線aに示すように少流量しか流れないた
め、キャニスタ容器の大型化が必要となり、車輌塔載上
の難点とかコストアップ等の問題が発生する。
又、従来品に比較して掃気通路の最小絞り部径を大きく
し、全域において大流量が流れるようにした従来品の改
良品については曲線すに示すように全域において大流量
が流れるため、キャニスタの掃気空気量が増加し、少な
い吸着剤充填量で多量の蒸発燃料を捕集することが可能
となるものの、区間Aの負圧域における機関のフィーリ
ング低下及び混合気濃度への影響が大きいため、排出ガ
ス中の未燃焼成分の残量の増加等の幣害がみられる。
本考案はキャニスタと機関の吸気側絞り弁上流側の開口
部、キャニスタと吸気側絞り弁下流側の開口部とを各々
連通ずる通路を形威し、該通路は機関の運転信号により
“キャニスタから絞り弁上流側の開口部への流れ”と“
キャニスタから絞り弁下流側の開口部への流れ゛とを制
御可能にしている蒸発燃料制御装置系統に使用されるキ
ャニスタにおいて、内燃機関の運転状況に応じてキャニ
スタから絞り弁上流側への蒸発燃料の掃気と、キャニス
タから絞り弁下流側への蒸発燃料の掃気とを行なうこと
により、比較的機関の空気消費量に比例したキャニスタ
の掃気を行なうことができると同時に機関の混合気濃度
への悪影響を比較的及ぼさない。
吸気側絞り弁上流側へキャニスタの掃気を行なうことに
より (特に空気消費量の比較的少ないアイドリング域
においては吸気側絞り弁上流側へのキャニスタの掃気は
混合気濃度への影響を及ぼさないため、アイドリング安
定性、排気ガスの安定性の面でも有効である)キャニス
タの掃気空気量を希望領域において著しく増加させるこ
とが可能となり、その結果キャニスタ形状をコンパクト
にすることが可能となったり、安定した機関運転を維持
し、未燃焼ガスの大気排出抑止や蒸発燃料の大気排出抑
止を可能にさせるものである。
次に図面の実施例に基づいてこの考案を説明する。
第1図に示されているのは本考案内容をおり込んだ蒸発
燃料制御装置系統の一例である。
第2図は本考案内容である蒸発燃料制御装置用キャニス
タの一例の縦断面図である。
第3図は第2図の断面A−Aの横断面図の一例、第4図
は第3図の変形例、第5図は第2図の変形例、第6図は
第5図の断面B−Bの横断図の一例、第7図は第6図の
変形例、第8図は本考案内容をおりこんだ蒸発燃料制御
装置の通路制御弁の一例、第9図は第8図の変形例、第
10図は通路制御弁の一例、第11図〜第13図は第2
図の変形例、第14図はキャニスタを通過する空気流量
Qの吸気管負圧Pとの関係を示している。
第1図において、燃料タンク1とキャニスタ6とは蒸発
燃料通路2で連通されている。
気化器浮子室3とキャニスタ6とは蒸発燃料通路4で連
通しており、その通路中に通路開閉弁5が設けられてい
る。
吸気側絞り弁13の下流側に設けられた蒸発燃料抽出孔
l114とキャニスタ6とは混合気通路II8で連通さ
れ、その通路中に通路制御弁9が設けられている。
吸気側絞り弁13の上流側に設けられた蒸発燃料抽出孔
I 20とキャニスタ6とは混合気通路I 10で連通
され、その通路中に通路制御弁11が設けられている。
吸気側絞り弁13の下流側に開口している作動信号取出
口16は作動信号通路15により通路制御弁11に連通
している。
通路2.4. 8.10はキャニスタ6の同一吸着剤7
側に開口しており、その反対側の吸着剤7部には大気開
放口19が設けられている。
次に本考案の要部を威す蒸発燃料制御装置用キャニスタ
6の構造について第2図の実施例で説明する。
キャニスタ本体25に蒸発燃料通路2に連通される入口
管■2L混合気通路I 10に連通される出口管I 2
3、蒸発燃料通路4に連通される入口管II 22、混
合気通路II8に連通される出口管II 24が設けら
れており、それらは吸着剤7の同一側に開口している。
入口管I 21と出口管I 23は蒸気室I 31で連
通されている。
入口管II 22と出口管II 24は蒸気室II 3
2で連通している蒸気室I 31と蒸気室II 32と
は吸着剤7層内に埋設された隔離板28により隔離され
ており、吸着剤7層の内部で連通している。
吸着剤7は口過材27 a、 27 b。29によりは
さまれており、口過材27a、27b。
29は押え板26 a、 26 b、 30により保持
されている。
入口管I 21. II 22、出口管I 23. I
I 24とは反対側吸着剤層部に清浄空気導入口1つが
設けられている。
第3図は第2図の断面A−Aの横断面図を示しており、
隔離板28により吸着剤7層が2分割されている状態が
示されている。
第4図も第3図の変形例でありキャニスタ本体25が角
形断面の筒で形成されている。
次に第2図の変形例である第5図について同一部分は同
一数字で、変形部分には同一数字にダッシュを1つ付し
て変形部分のみ説明する。
キャニスタ本体25′に蒸発燃料通路2に連通される入
口管I21′、混合気通路I 10に連通される出口管
■23′、蒸発燃料的路4に連通される入口管II 2
2’、混合気通路II 8に連通される出口管II 2
4’が設けされており、それらは吸着剤7の同一側に開
口している。
入口管■21′と出口管■23′は蒸気室■31′で連
通されている。
入口管lI22′と出口管II 24’は蒸気室II
32’で連通している。
蒸気室I31′と蒸気室II 32’とは吸着剤7層内
に埋設された筒状の隔離板28′により隔離されており
、吸着剤7層の内部で連通している。
吸着剤7は口過材27a’、 27b’、 29により
はさまれており、口過材27a’、 27b’、 29
は押え板26a’、 26b’、 30により保持され
ている。
第6図は第5図の断面BB横断面図を示しており、筒状
の隔離板28′により吸着剤7層が2分割されている状
態を示している。
第7図は第6図の変形例でありキャニスタ本体25′が
角形断面の筒形に形成されている。
第8図は通路制御弁9の一例を示している。
第8図において弁本体33に設けられた入口管34と出
口管35は弁室41により連通されている。
入口管34側に設けた弁座36に弁37が圧縮バネ38
のバネ力により着座している。
弁37に設けられた通路面積制御用軸部39と弁本体3
3に設けた通路面積制御用穴部40とで形成される通路
面積と吸引負圧とにより通路を流れる混合気の流量制御
を可能にしている。
入口管34はキャニスタ6に連通され、出口管35は蒸
発燃料抽出孔l114に連通している。
第8図の変形例である第9図について変形部分には同一
数字にダッシュを1つ付して説明する。
第9図において弁本体33′に設けられた人口管34′
と出口管35′とは弁室41′により連通している。
入口管34′側に設けた弁座36′に弁37′が圧縮バ
ネ38′のバネ力により着座している。
入口管34はキャニスタ6に連通され、出口管35′は
蒸発燃料抽出孔l114に連通している。
次に第10図の通路制御弁11について説明する。
第10図において入口管34″と出口管35″は弁本体
33′に設けられており、それらは弁室41″により連
通している人口管34″側に設けられた弁座36″に作
動膜43と一体連動する弁37″が圧縮バネ38″のバ
ネ力により着座している。
弁室41″と作動膜43を介して反対側に作動膜室42
が設けられており、その中に圧縮バネ38″、バネ受4
4が設けられている。
作動膜室42は作動信号取出管45により作動信号取出
口16に連通している。
次に第2図の変形例である第11図について説明する。
これは第2図のキャニスタ6に第10図の通路制御弁1
1を一体化した構造の一例を示しており、第2図との変
形部分についてのみ説明する。
キャニスタ本体25″の蒸気室I 31と弁室41 ”
とは連通しており、キャニスタ本体25″に設けられた
弁座36 ”に着座する弁37″により通路を開閉でき
る。
弁室41 ”に設けられた出口管23″は混合気通路I
10に連通されている。
作動膜43と一体運動する弁37″は作動膜室42に設
けた圧縮バネ38″のバネ力により弁座36 ”に着座
している。
弁室41“′と作動膜室42とは作動膜43により隔離
されており、作動膜室42に開口している作動信号取出
管45は作動信号通路15に連通している。
次に第2図の他の変形例である第12図について説明す
る。
これは第2図のキャニスタ6に第8図の通路制御弁9を
一体化した構造の一例を示しており、第2図との変形部
分についてのみ説明する。
キャニスタ本体25 ”の蒸気室II 32と弁室41
aとは連通しており、キャニスタ本体25 ”に設け
られた弁座36 aに着座する弁37により通路を開閉
できる。
弁室41 aの中に弁37、圧縮バネ38が設けられ、
圧縮バネ38のバネ力により、弁37が弁座36 aに
着座している。
キャニスタ本体25〃lに一体化された弁本体33″′
には弁室41 aに開口している出口管II 24”か
゛設けられており、出口管II 24”は混合気通路I
I8に連通している。
次に第2図のさらに他の変形例である第13図について
説明する。
これは第2図のキャニスタ6に第10図の通路制御弁1
1と第8図の通路制御弁9とを一体化した構造の一例を
示しており、第2図との変形部分についてのみ説明する
キャニスタ本体25 aの蒸気室I 31と弁室41
”とは連通しており、キャニスタ本体25 aに設けら
れた弁座36 ”に着座する弁37″により通路を開閉
できる。
弁室41111に設けられた出口管■23″は混合気通
路■10に連通されている。
作動膜43と一体運動する弁37″は作動膜室42に設
けた圧縮バネ38″のバネ力により、弁座36“′に着
座している。
弁室41“′と作動膜室42とは作動膜43により、隔
離されており、作動膜室42に開口している。
作動信号取出管45は作動信号通路15に連通している
キャニスタ本体25 aの蒸気室II 32と弁室41
aとは連通しており、キャニスタ本体25〃lに設け
られた弁座36 aに着座する弁37により通路を開閉
できる。
弁室41 aの中に弁37と圧縮バネ38が設けられ、
圧縮バネ38のバネ力により弁37が弁座36 aに着
座している。
キャニスタ本体25 aに一体化された弁本体33 ”
には弁室41 aに開口している出口管II 24”が
設けられており、出口管II 24”は混合気通路II
8に連通している。
前記のように構成された本考案装置において、第1図、
第2図、第8図および第10図の場合機関停止時におい
て燃料タンク1で発生した蒸発燃料は蒸発燃料通路2を
通り、キャニスタ6の入口管I 21より蒸気室■31
.押え板26 a、口過材27 aを通り吸着剤7に捕
集される。
気化器浮子室3内で発生した蒸気燃料は蒸発燃料通路4
を通りキャニスタ6の人口管II 22より蒸気室II
32、押え板26 b、口過材27 bを通り、吸着
剤7に捕集される。
この時通路開閉弁5は開いている。吸気管17には吸引
負圧が作用していないため、通路制御弁11.9は閉じ
ているため、混合気通路I 10と混合気通路II8は
閉じている。
内燃機関の運転時で空気消費量の少ないアイドリング時
は吸気管17に高負圧が作用しており、第8図の通路制
御弁9はその吸引負圧により弁37が圧縮バネ38の反
力に打ち勝ち、出口管35側に引張り込まれるため、弁
37が弁座36より離れ入口管34と出口管35は連通
される。
この時通路面積制御用軸部39と通路面積制御用穴部4
0とで形成される通路面積が比較的小さいため、通過空
気量は少なく制御されている。
通路制御弁9が開弁したことによりキャニスタ6と蒸発
燃料抽出孔l114とは連通され、キャニスタ6より流
量制御弁9で適性な流量に制御された混合気が抽出孔l
114より吸気管17内に抽出される。
この時キャニスタ6内では清浄空気導入口19より吸入
された空気により吸着剤7に吸着されていた蒸発燃料が
脱離され、その混合気は蒸気室II 32を通り、混合
気通路II8に導がれる。
一方、吸気管17内に発生している吸引負圧により、作
動信号取出口16から作動信号通路15を通じて通路制
御弁11にその負圧が作用し、第10図の作動膜室42
に吸引負圧が伝わり、作動膜43は圧縮バネ38のバネ
力に打ち勝ち、作動膜43を上方へ移動させる。
この作動により、作動膜43と一体運動する弁37″が
弁座36″より離れ、入口管34″と出口管35″とが
連通ずる。
この時絞り弁上流側にある蒸発燃料抽出孔I 20にも
吸引負圧の部が作用するため、キャニスタ6より抽出孔
I 20へ混合気が流れ、その混合気は吸気管17に導
がれる。
この時キャニスタ6内では清浄空気導入口19より吸入
された空気により、吸着剤7に吸着されていた蒸発燃料
が脱離され、その混合気は蒸気室I 31を通り、混合
気通路I 10に導がれる。
この時通路開閉弁5は閉じている。
次に機関18の運転時で空気消費量の多い定速、加速域
において混合気通路II8には吸気管17の負圧が作用
しているため、アイドリング時と同様にキャニスタ6は
清浄空気導入口19より導入された空気により蒸発燃料
の脱離が行なわれているが、吸引負圧が比較的小さいた
め、第8図の弁37に作用する吸引負圧により発生する
圧縮バネ38を押える力が小さいので弁37の作動量が
小さい。
その結果通路面積制御用軸部39と通路面積制御用穴部
40とで形成される通路面積が比較的大きいため通過空
気量は大きく制御されている。
一方吸気管17に開口している作動信号取出口16にも
吸引負圧が作用するため、アイドリング時と同様、キャ
ニスタ6は清浄空気導入口19より導入された空気によ
り蒸発燃料の脱離が行なわれている。
この時、蒸発燃料抽出孔I 20に発生している吸引負
圧はアイドリング時に比較して大きいため、混合気通路
10を通過する空気流量も多くなる。
この時も通路開閉弁5は閉している。次に第2図の変形
例である第5図の場合について説明する。
この場合はキャニスタ6の蒸気室■31′、蒸気室II
32’の形状が第2図と異なるのみであり、作用は第
2図と全く同一である。
第2図の他の変形例である第11図、第12図および第
13図においても通路制御弁9,11をキャニスタ6に
一体化した構造のみ異なり、作用は前記第2図の実施例
の場合と全く同一である。
以上説明した本考案の各実施例に共通な効果は、 (1) 内燃機関の運転状況に応じてキャニスタから
吸気側絞り弁上流側への蒸発燃料の掃気とキャニスタか
ら吸気側絞り弁下流側への蒸発燃料の掃気とを行なうこ
とにより、比較的機関の空気消費量に比例したキャニス
タの掃気を行なうことが可能になるため、機関の混合気
濃度への影響を及ぼすことなく、蒸発燃料の大気排出を
抑止することができる。
(2)比較的空気消費量の少ないアイドリング域におい
てに、吸気側絞り弁上流側へのキャニスタの掃気を主に
行なうことができることにより、混合気濃度への影響も
少ないため、アイドリング安定性排出ガスの安定性の面
でも有効である。
(3)キャニスタの掃気空気量を全域において著しく増
加させることが可能となり、その結果吸着剤の再生効率
が増しキャニスタ形状をコンパクトにすることが可能に
なり、車輌塔載性を向上したり、コストダウンを計るこ
とが可能となる。
又、第1図において、蒸発燃料抽出孔l114の開口を
吸気管17より絞り弁開度増大に伴ない絞り弁13上流
側より下流側へ変化する箇所に設けても同様な効果が得
られる。
第8図に示す流量制御弁9を第9図に示す流量制御弁9
′の如き形状にして、第1図の蒸発燃料制御装置や第1
2図、第13図の如くキャニスタ6に一体化しても同様
な効果が得られる。
又、蒸発燃料発生源も第1図の場合では燃料タンク1と
気化器浮子室3の2ケ所であったが、それ以上の箇所よ
り捕集したり、また、前記いずれか一方のみより捕集し
ても同様な効果が得られる。
又、第5図の如き形状のキャニスタ6、流量制御弁9,
11を一体化しても同様な効果が得られる。
又第2図、第5図、第11図、第12図、第13図の構
造のキャニスタ6において、蒸発燃料入口管I 21.
21’を燃料タンク1に連通させず、気化器浮子室3に
連通し、入口管II 22.22’を気化器浮子室3に
連通させず、燃料タンク1に連通させても同一な効果が
得られる。
キャニスタ6の大型化に伴ない塔載性の面で問題の多い
オートパイに関しては、キャニスタの小型化が期待でき
ることにより特に有利である。
又、運転時において、燃料タンク1、気化器浮子室3内
で発生した蒸発燃料が活性炭に吸着されずに蒸発燃料抽
出孔I 20、抽出孔l114より直接、吸気側へ流出
し、運転性能悪化、排出ガス中の未燃焼残分の増加等の
問題が発生する場合には蒸発燃料の入口管I 21.2
1’、入口管II 22.22’を吸着剤7の層中に埋
設させると、この問題が解決すると同時に、前項で、述
べたと同様な効果が得られる。
又、第1図の通路制御弁9において、高温時で機関停止
時にキャニスタ6から蒸発燃料が吸気管17内に流出し
、再始動性不良という問題が発生しない場合には通路制
御弁9は廃止し、適当な内径を有した絞りを混合気通路
IIS中に設けても同様な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案内容をおりこんだ蒸発燃料制御装置の一
例、第2図は本考案内容をおりこんだ蒸発燃料制御装置
用キャニスタの一実施例を示す断面図、第3図は第2図
の断面A−A、第4図は第3図の変形例、第5図は第2
図の変形例、第6図は第5図の断面B−B、第7図は第
6図の変形例、第8図は本考案内容をおりこんだ蒸発燃
料制御装置の通路制御弁の一例を示す断面図、第9図は
第8図の変形例、第10図は通路制御弁の一例を示す断
面図、第11図〜第13図は第2図の変形例、第14図
はキャニスタを通過する空気流量Qと吸気管負圧Pとの
関係を示している。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内燃機関の燃料タンクや気化器浮子室等の燃料溜内で発
    生する蒸発燃料の大気排出抑止装置に使用されるキャニ
    スタであって、キャニスタと機関の吸気側絞り弁上流側
    の開口部、キャニスタと吸気側絞り弁下流側の開口部と
    を各々連通ずる通路を有し、該通路は機関の運転状態で
    変化する信号により、“キャニスタから絞り弁上流側の
    開口部への流れ”と“キャニスタから絞り弁下流側の開
    口部への流れ”とを制御する通路制御弁を設け、且つキ
    ャニスタの吸着剤層の上部に2つに区切られた蒸気室を
    設け、吸気側絞り弁上流側の開口部に開口する箇所と前
    記蒸気室の一室とを連通し、吸気側絞り弁下流側の開口
    部に開口する箇所と他の蒸気室とを連通したことを特徴
    とする蒸発燃料制御装置用キャニスタ。
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