JPS59177436A

JPS59177436A - 人体局部洗浄装置

Info

Publication number: JPS59177436A
Application number: JP5302783A
Authority: JP
Inventors: 健一金子; 平柴　裕司; 伸治川合
Original assignee: Aisin Seiki Co Ltd
Current assignee: Aisin Corp
Priority date: 1983-03-29
Filing date: 1983-03-29
Publication date: 1984-10-08

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、トイレにおいて使用される人体局部洗浄装置
に関するものである。

一般にこの種装置においては、排便後の肛門洗浄（以下
、「シャワー洗浄」という）と、女性の陰部洗浄（以下
、「ビデ洗浄」という》とができるような構成となって
いる。

従来のこの種兼浄装置は、洗浄用の温水を噴出するため
のノズルが便器壁の後部に、該壁に対して直角方向に伸
縮自在な如くに設けられ、その伸縮作用は水圧を利用し
て行なっていた。

しかるにこのような水圧利用のものは、何らかの予期せ
ぬ水圧変化が生じるとノズルの伸縮速度が変化し、また
一定以下の水圧になるとノズルが設定位置まで伸張しな
くなるという欠点があった。

また使用者は小人から大人まであり該使用者の着座位置
もまちまちであるにもかかわらず、ノズル伸張量に基づ
くシャワー洗浄位置及びビデ洗浄位置は常に一定であっ
て微小な位置調整ができず、従って使用者の方で着座位
置を微小変化させねばならないという欠点があった。

本発明は、上・記従来の欠点に鑑み、モータの如き電気
的手段によってネジ棒を回転させ、該ネジ棒に螺合する
可動体を該ネジ棒の軸方向に往復動せしめ、該可動体と
ともにノズルが往復動ずる構成とすることによって、ノ
ズルの往復動の確実性を期し、またシャワー洗浄位置及
びどデ洗浄位置の微動調整も可能であるような人体局部
洗浄装置を提供せんとするものである。

以下、本発明の実施例を添付姻面に基づいて説明する。

第１図は本発明の実施例を示す側面図で、第２図は第１
図の■−■線矢視断面図であって、図中符号１は固定フ
レームであり他の固定フレーム２及びゴム製介在部材３
，４，ワツシャ５，ノズルガイド６を介してナット７に
より、便器ｌ！Ｗに固定されている。該固定フレーム１
の下面にはバルスモータＭ＋（正逆回転可能》が固定さ
れ、ブーリ８，ベルト９を介して上方の他のプーり１０
に動力が伝えられる。該プー９１０はネジ棒１１の端部
１１ａに固定されているため、該プーり１０の回転とと
もにネジ棒１１が回転し、これに螺合している可動体１
２がネジ棒１１の軸方向（ａ，ａ一矢印方向》に動き得
る構成となっている。この軸方向への動きに際しては円
滑に動き得るようにするために、前記固定フレーム１．
２に両端が固定された２本のガイドロツド１１Ａ（第４
図）及び１１Ｂによって可動休１２がガイドされる構成
となっている。

前記ネジ棒１１の両端は軸受部材１３．１４を介して前
記固定フレーム１．２にそれぞれ回転自在に支持されて
いる。

前記可動休１２にはモータ取付用保持フレーム１５が固
定され、該フレーム１５にパルス：［一タＭ２が固定保
持されている。該モータＭ２の軸１６《第１図）にはプ
ーり１７が固定され、ベルト１８を介して他のブーり１
９に動力が伝えられる。

該プーり１９は、前記可動体１２を貫通する如くに装着
されている内側ノズル２０の後方端に止めビン２１によ
り固定されているため、前記プーリ１９がいずれかの方
向に回転するとノズル２０も同方向に回転ずる。

前記内側ノズル２０の外周には、回転しない外側ノズル
２２が設けられている。該ノズル２２の外周は前記ノズ
ルガイド６の中央貫通孔に嵌入されており、前記可動休
１２がａ，ａ′方向《前後方向》に動いたときに内側ノ
ズル２０とともに前記ガイド６に案内されつつ移動する
。該外側ノズル２２の後方端は可動体１２に嵌入され、
ビン２３により可動休１２と一休化されている。

前記内側ノズル２０の中心部には軸方向に流体通路２０
ａが穿設され、該通路２０ａの後方端は半径方向に穿設
された２０ｂ及び外周の環状溝２０ｃを介して外部の導
水バイブ取付用ニップル２４内の通路に通じている。

該内側ノズル２０の前方端及び後方端には栓２５．２６
が打込固着され、また前方端の外周３等分箇所（必ずし
も等分箇所でなくてもよいが）には３個の小孔２０１．
４個の小孔２０２．５個の小孔２０３がそれぞれ穿設さ
れている《第３図参照》。一方、外側ノズル２２の前方
端の外周部上方には第４図の如く、軸心方向と直角な方
向に外周に沿って長い形状の３個の長孔２２１，２２２
．２２３が並列に穿設されている。外側ノズル２２は軸
方向《前後方向》に動くのみで回転はしないため、内側
ノズル２０が外側ノズル２２と一体的に前後方向に動い
て軸心回りに回転すると第４図のように５つ孔２０３が
長孔２２１．２２２．２２３に一致し、あるいは第５図
（ａ）．（ｂ）のように４つ孔２０２．３つ孔２０１が
それぞれ長孔２２１，２２２．２２３に一致する。この
ように一致したときであって、かつ一定圧の水が内側ノ
ズル２０内に導かれたときに前記孔２０１，２０２，２
０３のいずれかから上方に洗浄水が噴出する。

尚、上記孔２２１，２２２．２２３は長孔としてあるが
別段このような形状に限定されるものではな＜、７ｔ２
０１，２０２．２０３の断面積より大であって洗浄水が
抵抗なく噴出しうる形状であればよい。

第２図示のノズルガイド６の上方部の穴６ａ及び前後方
向に長《前記穴６ａに連通している通路６ｂは、矢印方
向に洗浄水を流すことにより外側ノズル外周部の特に前
端部に付着する汚物を洗い落すためのものである。

また、第２図の如く内側ノズル２０の５つ孔２０３の反
対側には１個の排水用小孔２０４が穿設され、外側ノズ
ル２２の長孔２２１．２２２．２２３の反対側には同様
の排水用小孔２２４が穿設されている。両小孔２０４．
２２４は、両ノズル２０．２２が第２図の如き最後方位
置に収納されているときには必ず図示の如くに軸心が一
致するように構成されている（具体的には、バルスモー
タＭ２の回転数制御により内側ノズル２０が図示の位置
におさまるようにする》。このように排水用小孔２０４
．２２４を設ける理由は、使用後に洗浄水が通路２Ｏａ
内に残っていると、次に使用するときに冷水を噴出して
使用感を害することになるため、これを避ける意味で設
けているのである。

第４図は第２図の平面図であって且つ洗浄水を前記内側
ノズル２０内の通路２０ａに導くための手段を図示した
ものである。この図において、符＠２７は導水パイプで
あって一端が前記ニップル２４に連結され他端は温水タ
ンク２８の上方部に連結されている。該タンク２８内に
はヒータ２９が設置されてタンク２８内の水が温められ
る。該タンク２８の下方部には、給水タンク３０からの
水が電磁バルブ３１．ボンブ３２を介して供給される。

前記ｆｆｉ磁バルブ３１は、本装置不使用時に洗浄水が
ノズル２０．２２の先端から落下漏洩しないように閉作
用せしめるべく設けてある。

第１図中の符号３３はマイクロスイッチで、ブーり１９
に近接した位置に配設され、内側ノズル２０を軸心回り
に、ある中心となる原点位置から左右に微動回動（揺動
》させることも可能である関係上前記″″中心となる原
点位置″を設定するために設けてあるものである。

本実施例ではモータＭ＋，Ｍｔをバルスモー夕としてい
るが、回転数制御できるようにすれば、別段通常のモー
タであってもよい。

次に作用について述べる。トイレ使用者が排便終了しシ
ャワー洗浄寸る場合は、付設のシャワー洗浄用スイッチ
《図示せず）を押すとモータＭ１が回転しネジ棒１１の
回転により可動体１２が第２図示の最後方位置から゛″
一定距離″だけ前方（ａ方向）へ移動して、内側及び外
側ノズル２０．２２が゛シャワー洗浄位置″となる。前
記゛一定距離″は使用者の着座位置を割出して定める。

本実施例ではモータＭ＋はバルスモー夕であり、一定回
転後に自動的に停止せしめることができ、従って前記可
動体１２を前記一定距離進行せしめたのち停止させるこ
とができる。また、モータ回転数制御により前記一定距
離を適宜変更設定することができる。

前記シャワー洗浄位置となった状態で（別段、該位置と
なる前でもよいが）、別のスイッチを押ずとモータＩＶ
Ｉｔが始動し内側ノズル２ｏが軸心回りに回転して、３
つ孔２０１．４つ孔２０２．５つ孔２０３のいづれかが
長孔２２１．２２２．２２３に一致する。つまり、使用
者は前記孔２ｏ１，２０２．２０３を自由に自動選択す
ることができ、これにより洗浄水の噴出量及び噴出面積
（洗浄面積）を調節することができる。自動によらずに
手動選択方式とすることも可能である。

前記モータＭ２のＯＮ作動と同時にポンブ３２が作動し
始め、同時にｆｆｉ磁バルブ３１も開状態となって温水
が内側ノズル２０内の通路２０ａに圧送されるため、孔
２０１，２０２．２０３のいづれかが長孔２２１，２２
２，２２３と一致したときに温水が勢いよく噴出する。

そしてタイマ作用によりモータＭ２が一定回転したのち
は逆回転しまたモータＭ＋も逆回転することによってノ
ズル２０．２２は第２図の最後方位置まで戻る。

ビデ洗浄する場合は、使用者がビデ洗浄用スイッチを押
すと上記シャワー洗浄位置よりもさらに一定距１１１１
ｉ（具体的には４ｃｍ＜らい）だけノズル２０．２２が
前方に移動しだビデ洗浄位置″となる。その後は、上記
シャワー洗浄の場合と同様に内側ノズル２０を回転させ
て孔２０１，２０２，２０３を適宜選択し好みに合った
噴出ｍ及び洗浄面積によりビデ洗浄する。

このように本発明は、便器壁に対して伸縮自在な如くに
ノズルが設【プられ前方端の噴出孔から洗浄水が噴出す
ることにより人体局部を洗浄する人体局部洗浄装置にお
いて、前記便器壁の裏側に配設されて該壁に固定された
固定フレームと、該固定フレームに固定されたモータに
よって回転せしめられるネジ棒と、該ネジ棒に常時螺合
し該ネジ棒の回転により該ネジ棒の軸方向に移動自在な
可動体と、該可動体とともに前記軸方向に移動自在で内
部の通路内に洗浄水が導かれて前方端の噴出孔から噴出
しうるノズルと、該ノズル内部の通路に洗浄水を供給す
る洗浄水供給手段とから成るものであるから、本発明が
最小限達成されるためには上記実施例における両ノズル
２０．２２はいずれか１個あればよく、先端の噴出孔も
１個穿設されていれば足りる。また必ずしもモータＭｔ
によって内側ノズル２０を軸心回りに回転させたり微小
回動させる構成でなくてもよい。

本発明は以上の如き構成，作用を有するものであるため
、ノズルの伸縮速度が常に一定で、また伸縮長さが水圧
変化によって影響を受【ノることがない。またノズルを
前後方向に往復動させるためのモータの回転数を制御す
ることによってシャワー洗浄位置及びビデ洗浄位置を微
調整することができ、これゆえに使用者が着座位置を自
ら調整する必要がない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示ず側而図、第２図は第１図
のＩ−ＩＩ線矢視断面図、第３図は内側ノズル２０の舶
万端の部分平面図、第４図は洗浄水供給手段を４ｊｆＩ
！図示した第２図の平面図、第５図は外側ノスル２２の
前方端の部分平面図である。１．２・・・固定フレーム６・・・ノズルガイド８，１
０．１７．１９・・・プーリ１１・・・ネジ棒１２・・・可動休２０・・・内側ノズル２２・・・外側ノズルＭ＋，Ｍ２
・・・パルスモータＷ・・・便器壁１７１

Claims

【特許請求の範囲】

（１）便器壁に対して伸縮自在な如くにノズルが設けら
れ前方端の噴出孔から洗浄水が噴出することにより人体
局部を洗浄する人体局部洗浄装置において、前記便器壁
の裏側に配設されて該壁に固定された固定フレームと、
該固定フレームに固定されたモータによって回転せしめ
られるネジ棒と、該ネジ棒に常時螺合し該ネジ棒の回転
により該ネジ棒の軸方向に移動自在な可動体と、該可動
体とともに前記軸方向に移動自在で内部の通路内に洗浄
水が導かれて前方端の噴出孔から噴出しうるノズルと、
該ノズル内部の通路に洗浄水を供給する洗浄水供給手段
とから成ることを特徴とする人体局部洗浄装置。゛《２》モータは、パルスモー夕である特約請求の範囲第
１項記載の人体局部洗浄装置。