JPS5917725Y2 - 自動車用各種液圧作動装置のリザ−バ - Google Patents

自動車用各種液圧作動装置のリザ−バ

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Publication number
JPS5917725Y2
JPS5917725Y2 JP1977006514U JP651477U JPS5917725Y2 JP S5917725 Y2 JPS5917725 Y2 JP S5917725Y2 JP 1977006514 U JP1977006514 U JP 1977006514U JP 651477 U JP651477 U JP 651477U JP S5917725 Y2 JPS5917725 Y2 JP S5917725Y2
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JP
Japan
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diaphragm
cap
casing
chamber
reservoir
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JP1977006514U
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JPS53101988U (ja
Inventor
隆 藤井
厚志 大見
智行 野上
高明 太田
Original Assignee
アイシン精機株式会社
トヨタ自動車株式会社
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Publication date
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  • Transmission Of Braking Force In Braking Systems (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は自動車用液圧作動装置の密封式リザーバに関す
る。
自動車の液圧ブレーキ装置、クラッチ作動装置等の各種
液圧作動装置用のリザーバを液面より上位にてダイアフ
ラムにより密封し、リザーバ内のフリュードに水分、塵
埃等の混入するのを防止する一方、使用中リザーバ内の
フリュードの液面の降下にダイアフラムが追随し、液面
降下を妨げずに、油圧回路に対するフリュードの補償が
なされるようにした密封式リザーバはすでに提供されて
いる。
この種のリザーバのダイアフラムは、リザーバ室の液位
変化に追従し、液室に負圧が発生するのを防止する。
しかし、この液位の変化にダイアフラムが追従し切れず
に、液室に負圧が発生することがある。
又、液室にフロートを配する場合、フロートにダイアフ
ラムが干渉し、ダイアフラムの可動部分の下降ストロー
クがフロートに妨げられ、その結果、液室に負圧を発生
させることがある。
このような負圧の発生は、リザーバの液補償能力を、そ
れだけ低下させる。
このような負圧の発生防止手段として、特開昭51−8
3969号公報に開示されるリザーバでは、スノットを
利用した逆止弁を配している。
又、特開昭53−59176号公報に開示゛されるリザ
ーバでは、リップを用いた逆止弁を配している。
これら従来の逆止弁は、ダイアフラムによって区画され
る大気室と液室との圧差が所定値以上になると開となり
、液室の負圧を解消させ、液補償能力の低下を防止して
いる。
即ち、従来のリザーバ内の逆止弁は差圧に応答して開閉
をなす構成となっている。
この考案は、従来の差圧に応答して開閉をなす弁の概念
とは別に、ダイアフラムの下降ストロークに応答して弁
の開閉をなし、リザーバの液室の負圧発生を防止しよう
と意図したもので、ダイアフラムの外周部とキャップ開
口縁との間に接触部を作り、ダイアフラムが所定値以上
降下すると、この接触部が離反し、該接触部の側外方の
通孔を介して、大気室と液室とを導通させるものである
このようなダイアフラムの下降ストロークの応用は、差
圧に応答する弁構造に比し、その構造を簡単にし、成形
も容易となる。
この考案によれば、上端を開口し下底部に液圧作動装置
に連通ずる孔を有するケーシングと、該開口を閉じるキ
ャップと、ケーシングとキャップとによってその周縁部
が挾持され且つケーシングとキャップとによって作られ
る空間を液室と大気室とに区画するダイアフラムとを有
し、ダイアフラムが液室の液位に追従してローリングす
る自動車用各種液圧作動装置のリザーバであって、キャ
ップの開口縁と離間対向するダイアフラムの外周部の環
状肉厚部に通孔22を設け、通孔の半径方向内方にダイ
アフラムの外周部の環状肉厚部とキャップの開口縁との
環状接触部を設け、ダイアフラムの所定値以上の降下に
より接触部を離反させ通孔が大気室と液室とを連通させ
ることを特徴とする自動車用各種液圧作動装置が提供さ
れる。
この考案の実施例を添付図面を参照して説明する。
第1図において下方のマスクシリンダ1に対し一体的に
リザーバのケーシング2が固着されている。
ケーシングの上方にはキャップ3が施しである。
キャップ3とケーシング2とはゴム等の弾性材料製ダイ
アフラム4の肉厚な周縁部5によって結合されている。
即ち周縁部5の内周面には2条の環状溝6及び7があっ
てこれにキャップのフランジ9とケーシングのフランジ
8とがそれぞれはまり、周縁部5の弾力により、外周よ
り気密に締め付けている。
ダイアフラム4は設定時に図示のように環状に隆起突出
し、中心部の孔には環状リップ10が形されている。
環状リップ10は図のようにキャップ3の段付ロッド1
1外周を弾性により締めてはいるが、その締め付けを解
いて図の上方に向う気流を許容し反対方向の気流を阻止
する逆止弁となる。
リップ10は、ロッド11のストッパ12により下方へ
の移動を阻止されている。
ロッド11の中空内部の下端には、リードスイッチ13
が収容され、これからのリード線14.15は別に備え
る電気的警報装置(図示省略)に接続される。
17はリード線15上に設けた抵抗である。
フロート18はドーナツ状をなし、その中心の孔にロッ
ド11を緩く嵌合させ軽量物質をもって作り、リードス
イッチ13を応動させる環状磁石19が内蔵されている
段付ロッド11の最下端にはストッパ20があってフロ
ート18の抜止め作用をなす。
ダイアフラム4の周縁部0の内側上面において、周縁部
5に沿い円形リブ21(第2図)を形成しである。
またそのリブ21と周縁部5の間の円形谷部において適
当数の通孔22を設けである。
次に本考案密閉リザーバの作動について説明する。
ブレーキシューあるいはブレーキパッドの摩耗等に起因
してリザーバ内のオイルの液面が降下するにつれて、液
面に浮ぶフロート18は第1図に実線で示す最上昇位置
から、1点鎖線で示す最下降位置まで下降する。
この液面の降下に追随してダイアフラム4はその上側面
に働く大気圧の影響を受けその上方環状突出部23も次
第に高さを減する。
フロート18が1点鎖線位置に降下しストッパ20に接
したとき、そのマグネット19がリードスイッチ13に
作動し、警報回路が閉成されて警報がなされるようにこ
れら各構成部分の位置関係が設定されている。
第1図から判るように、フロート18が1点鎖線位置に
下り、ストッパ20に当っても、そのときの液面はなお
相当高く、ケーシング内にはなお相当量のフリュードが
残る。
しかしフロート18がストッパ18に当ってからは、フ
リュードの液面がなお下降しようとしてもダイアフラム
4はフロート18に阻まれて、もはや第1図の1点鎖線
位置より下位には下降し得ない。
その結果、もし前記の通孔22及びリブ21よりなる弁
機構が備えてなかったとすれば、ダイアフラム4とフリ
ュード液面との間に負圧の空間ができる。
方ブレーキ系に対しリザーバタンクからなされるフリュ
ードの補償は、ブレーキが釈放されて、ブレーキ系の油
圧回路内が大気圧に戻った時においてなされるようにブ
レーキ装置が構成されている。
従って上述の負圧の空間に影響されて、フロート18が
ストッパ20に接してからはもはや負圧のリザーバから
大気圧のブレーキ油圧回路へのフリニードの補償が不可
能となる。
その結果、フロート18がストッパ20に達し警報がな
されてもなおそのままブレーキ系を使用し続けるが、あ
るいは何らかの原因により警報がなされないときは、ブ
レーキ油圧回路にフリュードの補償がなされないまま、
なおブレーキ系を使用する期間が、続くこととなって危
険である。
本案のリザーバタンクは上述のようにフロートがストッ
パ20に達するまでフリュード液面が下っても以下説明
するようになおその液面がケーシング2の下底に達する
までは、ブレーキ油圧回路に対するフリュードの補償が
できるものである。
フリュードの液面下降につれてフロート18が第1図の
1点鎖線位置まで下るとストッパ20に当接する。
同時にダイアフラム4も同図に1点鎖線で示すように変
形即ちローリングしフロート上面に底部を当接した上向
きの袋状態となる。
その後、ブレーキパッドの摩耗その他の原因によってブ
レーキ油圧回路の全体容積が大きくなると、これに影響
されて下方の室24内の液面がなお下降する。
しかしダイアフラムはフロートに妨げられてもはや鎖線
位置以下には下り得ない。
そのため室24内における液面上の空間は従って容積拡
大により負圧となる。
その結果両室25.24の差圧によって第2図に拡大図
示するようにダイアフラムに下向きの張力が加わる。
この状態になってがらブレーキペダルを踏み、そのブレ
ーキペダルを釈放した瞬間ごとにもダイアフラムに下向
きの張力が加わる。
その結果それまでダイアフラムの弾力により、キャップ
3の下面に当接しシール作用をし続けていた円形リブ2
1が、キャップ3から離れてシールを解く。
その結果、通孔22を介しダイアフラムの下方の室24
と上方の室25とが連通ずるに至る。
室25はキャップ3の有する通孔26を介し大気圧に通
じているがら、室24内もまた大気圧となる。
その結果、ダイアフラム4がたとえ第1図の1点鎖線位
置まで下っても、実際にフリュードの液面がケーシング
底面に達するまでは、ブレーキ油圧回路にブレーキフリ
ュードの補償がなし得るものである。
以後、両室24.25の連通はブレーキペダルの踏み込
み直後の復帰釈放ストロークのときになされ、リブ21
がキャップ3の面に接してシール作用をするから画室は
遮断されて、逆に次回の踏込みストロークのとき室24
内が大気圧を若干超過する。
そのときに、ダイアフラム4の中心のリップ10が開弁
じて超過分の気圧が室24から室25に逃がれる。
このようにブレーキペダルの往復動、換言すれば、ブレ
ーキマスクシリンダ1内の加圧ピストンの往復動に同調
してリブ21とリップ10とが交互に開いて画室24.
25をそれぞれ連通させて室24内が大気圧に保たれる
従って、ブレーキ油圧回路に対するフリュードの補償が
なされる。
上記作動においては、第2図に示すように、ダイアフラ
ムの周縁部5に続き、肉厚の環状部分5aがケーシング
の半径方向に幅をもって設けられていることと、この環
状部分に沿い、ケーシングのキャップ3に環状段部3a
が設けられていることとがその要件となる。
第3図には、他の変形例を示す。
この例は、第2図のリブ21に代えて、キャップ3にリ
ブ21を形成したものであって、同じ効果が得られるも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案リザーバの縦断面図、第2図は、その一部
拡大縦断面図、第3図は他の変形例の一部拡大縦断面図
である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上端を開口し下底部に液圧作動装置に連通ずる孔を有す
    るケーシングと、前記開口を閉じるキャップと、前記ケ
    ーシングと前記キャップとによってその周縁部が挟持さ
    れ且つ前記ケーシングと前記キャップとによって作られ
    る空間を液室と大気室とに区画するダイアフラムとを有
    し、前記ダイアフラムが液室の液位に追従してローリン
    グする自動車用各種液圧作動装置のリザーバであって、
    前記キャップの開口縁と離間対向する前記ダイアフラム
    の外周部の環状肉厚部に通孔22を設け、前記通孔の半
    径方向内に方に前記ダイアフラムの外周部の環状肉厚部
    と前記キャップの開口縁との環状接触部を設け、前記ダ
    イアフラムの所定値以上の降下により前記接触部を離反
    させる前記通孔が大気室と液室とを連通させることを特
    徴とする自動車用各種液圧作動装置のリザーバ。
JP1977006514U 1977-01-22 1977-01-22 自動車用各種液圧作動装置のリザ−バ Expired JPS5917725Y2 (ja)

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JPS53101988U JPS53101988U (ja) 1978-08-17
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5183969A (ja) * 1974-12-13 1976-07-22 Bendix Corp

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5183969A (ja) * 1974-12-13 1976-07-22 Bendix Corp

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