JPS5917631Y2 - 小型プリンタ−の活字輪選択機構 - Google Patents

小型プリンタ−の活字輪選択機構

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JPS5917631Y2
JPS5917631Y2 JP484479U JP484479U JPS5917631Y2 JP S5917631 Y2 JPS5917631 Y2 JP S5917631Y2 JP 484479 U JP484479 U JP 484479U JP 484479 U JP484479 U JP 484479U JP S5917631 Y2 JPS5917631 Y2 JP S5917631Y2
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JP
Japan
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type
shaft
claw
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JP484479U
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JPS55105357U (ja
Inventor
千加雄 手塚
Original Assignee
エプソン株式会社
セイコーエプソン株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、小型プリンターに係わり、特に活字輪選択型
のプリンターに於て所望の活字を選択する機構に関する
ものである。
本考案の目的は、極めて少ない消費電力で作動可能で信
頼性の高い活字選択機構を提供する事にある。
第1図は、本考案の一具体例を示す側断面図であり、以
下、第1図により本考案の詳細な説明を行なう。
第1図において、1は外周に溝部2を有する活字輪軸で
あり、外周に活字3を有する活字輪4を軸承している。
5は活字輪4の側面に設けた軸6に回転可能に取付けら
れた活字輪バネ7と係合して爪部51が活字輪軸1の溝
部2と係合するように矢印a方向の力を与えられている
8は活字輪4の待機状態において活字輪4に一体に設け
た突起9と係合し、活字輪4の待機位置を定めるテ゛イ
テントバネである。
10は選択爪であり、活字軸取5の頭部52と係合・離
脱する事により活字軸取5の爪部51と活字輪軸1の溝
部2との係合・離脱を制御する。
11は選択爪10を軸承し、磁性体の円板12を固着し
矢印す方向へ回転を行なう選択爪軸である。
13は鉄芯であり、コイル巻きされたコイル枠14の中
心部に矢印g方向及びh方向へ摺動可能に挿入され、尾
部に設けた切り欠き131がL曲げされたヨーク15の
端面と係合し、頭部132が円板12の側面と微少スキ
マを保つか又は摺動するように配置されている。
16はコイル枠14を保持し、又、選択爪10を軸支す
る軸受部を有するトノガーケースである。
17は活字3の印字位置18において印字紙19をはさ
んで対向し、印字を行なうハンマーである。
20はインクロールであり、活字輪4とコロガリ接触を
する事により活字3にインクを転写する。
かかる構成により成る活字選択機構の作動を次に説明す
る。
待機状態において、選択爪10は選択爪バネ21のバネ
力により矢印e方向へ回転され、活字輪4を度当りとし
て静止している。
又、活字軸取5の頭部52と選択爪10の頭部101と
が当接しており、活字軸取5は矢印d方向へ回転され、
爪部51と活字輪軸1の溝部2との係合が外されている
この状態において、ディテントバネ8が活字輪4の突起
部9と係合し、活字輪4を静止させているため、活字軸
取5は爪部51と活字輪軸1の溝部2との係合が外れた
状態で保持されているのである。
活字選択行程において、活字輪軸1は矢印C方向に回転
を行なう。
選択爪軸11も矢印す方向に回転を行ない、選択爪軸1
1に固着した円板12を一体に回転させる。
印字を行ないたい活字3に対応する溝部2が活字軸取5
の爪部51の対向位置にくると、コイル22に通電を行
ない後述する電磁手段の作動により選択爪10を選択爪
バネ21のバネ力に逆らいながら矢印f方向に回転させ
、活字軸取5の頭部52との係合を外す。
選択爪10との保合が外れた活字軸取5は、活字輪バネ
7のバネ力により矢印a方向へ回転され、活字輪軸1の
溝部2と係合し、矢印C方向へ回転を行なっている活字
輪軸1と一体となって回転を始める。
この時、活字軸取5と軸6にて一体となっている活字輪
4も回転を行ない、印字したい活字3は途中でインクロ
ール20と接触しインクを転写された復印位置18まで
回転される。
各桁とも同様な作動を行ない印字位置18に印字すべき
活字3がすべて整列されると、ハンマー17が印字紙1
9をはさんで活字3と接触し印字を行なう。
以上で活字選択及び印字の行程が終了する。
次に先に述べた電磁手段の作動の説明を行なう。
コイル22に通電を行なうと鉄芯13、ヨーク15、円
板12で構成された磁気回路が閉じ、円板12の側面と
鉄芯13の頭部132の側面とが吸着される。
すると鉄芯13は矢印す方向へ回転している円板12の
回転力を受けg方向へ押し下げられ鉄芯13と係合して
いる選択爪10の突起部102を押し下げて選択爪10
を矢印f方向に回転させる。
ここで選択爪10の頭部101と活字軸取5の頭部52
の係合が外されるのである。
保合が外された後にコイル22への通電を切ると円板1
2と鉄芯13の頭部132との吸着は解除され保合は離
れる。
すると選択爪10は選択爪バネ21により矢印e方向へ
回転され待機状態へと復帰しようとするがすでに作動を
行なっている活字軸取5の頭部52に隣接したカム部5
3をストッパーとして矢印e方向への回転が停止され、
その後は活字輪4の回転に伴いカム部53の形状に沿っ
て摺動する。
更に活字輪4が回転を設けると、活字輪4の突起9が選
択爪10の頭部101と対向する位置に来るのであるが
、ここで選択爪10の頭部101と突起9とは接触する
とロックするため、あらかじめ活字軸取5のカム部53
は選択爪10の頭部101を実記の回転軌跡より外側ま
で持ち上げ選択爪10の頭部101がスムースに突起9
に乗り上げるカム形状に設定しである。
印字が組子した後は各々選択された活字輪4を待機位置
に復帰させる復帰行程となる。
復帰行程において活字輪軸1は選択行程と同様に矢印C
方向へ1回転する。
この時同時に活字輪1の溝部2と係合している活字軸取
5も回転を行ない活字輪4も一体となって回転を行なう
各活字輪4の活字3が各々待機状態付近まで回転を行う
と、選択爪バネ21により矢印e方向へ回転し復帰して
いる選択爪10の頭部101と活字軸取5の頭部52と
が再び当接し活字軸取5は矢印d方向へ回転し爪部51
は活字輪軸1の溝2との係合が外される。
この時ディティントバネ8が活字輪4の突起9と係合し
活字輪4を静止させる為活字軸取5は活字輪軸1の溝2
との係合が外れた状態のまま保持される事となる。
以上で1印字サイクルの作動が終了するのである。
本構造に於て、活字を選択しない時は活字輪軸1が回転
を行なうだけであり他の部分は作動を行なわない。
又従来型として用いられていた選択行程に於て復帰行程
に必要ら動力をバネに貯え、このバネ力によって活字輪
軸が反転を行なうという方式に対し、本構造に於ては活
字輪軸1は一方向回転で選択及び復帰を行なう。
これらにより最低の消費電力で、かつ1印字サイクル中
平均した電力で作動させる事が可能である。
このため乾電池等により駆動する事も可能であり、電源
等の制約も必要としない応用範囲の広い小型ブリテンダ
ーを提供する事ができるのである。
次に選択爪10を駆動する電磁石回りの特徴であるが、
最も大きなものは回転する円板12とこの円板12に各
々微少スキマで隣接する鉄芯13及びヨーク15により
構成される磁気回路である。
従来電磁石により大きなストロークの仕事をさせようと
する場合、吸引距離が大きくなってしまい磁気損失が増
大して効率の悪いものとなっていた。
又損失を少なくする為に吸引距離を小さくしレバー等に
より所定のストロークに増幅すると、レバーの摩擦損失
等によりやはり効率の悪いものとなってしまった。
本考案による構造に於て、円板12と鉄芯13及びヨー
ク16との吸引距離は所定ストロークとは何ら関係なく
微少で吸引力を発生させるだけの役割を持ち、所定スト
ロークはモータ等の駆動力により円板12を回転させる
事によつて得るという構成である為、吸引距離が微少で
磁気損失は少なく低消費電力で大きな吸引力を得る事が
できる。
又応答性も非常に速い電磁石とする事ができるのである
モータの効率は通常電磁石の十数倍ある為、総合的なエ
ネルギーは、電磁石のみですべての作動を行なうものに
比べ、大幅に縮少する事も容易である。
又低消費電力で作動が可能という事は当然の事ながらコ
イルの巻線等も小さなものでよく、小型化が実現できる
のみならず部品コスト及び組立コストも大幅に低減する
事ができる事になるのである。
次にリセット行程に於る選択爪軸11の作動であるが、
選択爪軸11は選択行程に於て選択爪10を駆動する働
きをもつものであり、リセット行程に於ては選択爪軸1
1は静止しているのが好ましい。
第2図に於てその一例を示す。(第2図に於ける数字で
第1図と共通のものは同部品を示す。
)第2図に於て25は活字輪軸1に固着され活字輪軸1
と共に1印字サイクルに2回転する活字歯車である。
活字歯車25は中間歯車26を介して選択爪軸11に固
着された選択歯車27を回転させる。
選択行程に於ては活字歯車25、中間歯車26、選択歯
車27の三者の噛み合いにより活字輪軸1と選択爪軸1
1が同期して回転を行ない所定の活字選択の動作を行な
う。
リセット行程に入る直前に於てカム28が矢印に方向へ
作動する事により中間歯車26を矢印i方向へ持ち上げ
中間歯車26と活字歯車25の噛み合いを外す。
すると選択歯車27は回転が行なわれず、選択爪軸11
も回転を行なわない。
リセット行程が終了し再び選択行程となる時点に於てカ
ム28と中間歯車26との保合を外しコイルバネ29の
バネ力により中間歯車26を矢印j方向に移動させ再び
活字歯車25と噛み合わせ選択歯車27を回転させて選
択爪軸11を回転させる。
この様にしてリセット行程中に於て選択爪軸11の回転
を停止するのである。
選択爪軸11はリセット行程中も回転を行なっていても
機能的には問題はないのであるが、リセット行程中に電
磁石のコイル22にノイズ等により不必要な通電が行な
われると、誤った活字を選択してしまう事になる。
又不必要な時点で不必要な部品を作動させる事も消費電
力を無駄に増大させる事となり、更には全体の作動の不
安定要因を増す原因ともなる。
ノセット行程中に選択爪軸11を停止させる事によりこ
れらの不安定さを排除し信頼性の高い、また消費電力の
小さな活字選択機構とする事ができるのである。
選択爪軸11を停止させる他の方法としては、活字歯車
25と中間歯車26とを間欠歯車としてリセット行程時
には中間歯車26を回転させない方法等もある。
又活字歯車25と中間歯車26の間で噛み合いを外さず
、中間歯車26と選択歯車27の間で噛み合いを外す事
も可である。
以上述べてきたとうり、本考案による活字選択機構によ
れば、小型化が可能で安価な小型プリンターが提供でき
る。
又消費電力が極めて小さく、信頼性が高い小型プリンタ
ーが提供できるのである。
本考案の効果は詳述してきたように、消費電力が極めて
小さく、信頼性も高く、更には小型化が可能で部品、組
立コストも安価な小型プリンターを提供できる事であり
、その効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一具体例を示す側断面図であり、1は
活字輪4を軸承する活字輪軸、5は活字軸取、7は活字
輪バネ、8はディティントバネ、10は選択爪、16は
選択爪10・選択爪軸11・円板12・鉄芯13・コイ
ル枠14・コイル22を保持するトリガーケース、15
はヨーク、17はハンマー、19は印刷紙、20はイン
クロール、21は選択バネである。 第2図は本考案の一具体例を示す斜視図であり、25は
活字輪1に固着された活字歯車、27は選択爪軸11に
固着された選択歯車、26は中間歯車、28はカム、2
9はコイルバネである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 外周に活字を有し複数個配列した活字輪と、外周に溝部
    を有し前記活字輪を軸承して回転を行なう活字輪軸と、
    該活字輪軸の溝部と係合するようにバネ性を有して前記
    活字輪に設けた爪部材と、該爪部材と前記活字輪軸の溝
    部とを選択的に保合離脱させる選択爪と、該選択爪を軸
    承して回転を行ない前記選択爪を駆動する選択爪軸と、
    該選択爪軸による前記選択爪の駆動を制御する電磁石部
    材とから戊り、前記活字輪の選択行程に於て前記選択爪
    軸を前記活字輪軸と同期して回転させ、リセット行程に
    於ては前記選択爪軸を静止させる事を特徴とする小型プ
    リンターの活字輪選択機構。
JP484479U 1979-01-17 1979-01-17 小型プリンタ−の活字輪選択機構 Expired JPS5917631Y2 (ja)

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JP484479U JPS5917631Y2 (ja) 1979-01-17 1979-01-17 小型プリンタ−の活字輪選択機構

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Publication Number Publication Date
JPS55105357U JPS55105357U (ja) 1980-07-23
JPS5917631Y2 true JPS5917631Y2 (ja) 1984-05-22

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ID=28810156

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