JPS59173224A - 耐スケ−ル性にすぐれた低Ｃｒ系ステンレス鋼帯の製造方法 - Google Patents
耐スケ−ル性にすぐれた低Ｃｒ系ステンレス鋼帯の製造方法Info
- Publication number
- JPS59173224A JPS59173224A JP4753283A JP4753283A JPS59173224A JP S59173224 A JPS59173224 A JP S59173224A JP 4753283 A JP4753283 A JP 4753283A JP 4753283 A JP4753283 A JP 4753283A JP S59173224 A JPS59173224 A JP S59173224A
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- JP
- Japan
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- steel strip
- low
- scale
- stainless steel
- type stainless
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21D—MODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
- C21D8/00—Modifying the physical properties by deformation combined with, or followed by, heat treatment
- C21D8/02—Modifying the physical properties by deformation combined with, or followed by, heat treatment during manufacturing of plates or strips
- C21D8/0205—Modifying the physical properties by deformation combined with, or followed by, heat treatment during manufacturing of plates or strips of ferrous alloys
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- Heat Treatment Of Sheet Steel (AREA)
- Heat Treatment Of Strip Materials And Filament Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は耐スケール性にすぐれた低Ｃｒ系ステンレス鋼
帯の製造方法に係り、特にＮ［］１仕上銅帯の製造方法
に関する。
帯の製造方法に係り、特にＮ［］１仕上銅帯の製造方法
に関する。
低Ｃｒ系ステンレス鋼例えば５ＵＳ４１０． ５ｔＪＳ
４２０Ｊ、。
４２０Ｊ、。
５ＵＳ４２０Ｊ２． Ａｌ５Ｉ ４０９の如き鋼は、
Ｃ含有量が少ないものは器物用、数百度程度の低温度域
におけろ耐酸化性が要求される用途、あるいは腐食環境
が厳しくない用途に、一方Ｃ含有量が多いものは刃物用
に使用されることが多い。
Ｃ含有量が少ないものは器物用、数百度程度の低温度域
におけろ耐酸化性が要求される用途、あるいは腐食環境
が厳しくない用途に、一方Ｃ含有量が多いものは刃物用
に使用されることが多い。
これらの低Ｃｒ系ステンレス鋼帯の最終製品捷での製造
工程は、熱間圧延後の熱延鋼帯如熱処理酸洗またはこれ
に準する処理を施すいわゆるＮｎ ］仕上工程と、その
後の熱処理、冷間加工、酸洗、研摩等を行い最終製品と
するそれ以後の工程に大別できろ。
工程は、熱間圧延後の熱延鋼帯如熱処理酸洗またはこれ
に準する処理を施すいわゆるＮｎ ］仕上工程と、その
後の熱処理、冷間加工、酸洗、研摩等を行い最終製品と
するそれ以後の工程に大別できろ。
熱延鋼帯からＮ［１１仕上鋼帝への従来の代表的な方法
はＨＮＸ （約Ｎ２ ：９５チ、Ｈ２：５％）ガス雰囲
気下で焼鈍して酸洗する方法である。しかし、この方法
では製造工程中においてもスケールが発生しやすく、い
わゆる耐スケール性が悪く、最終製品に到るまでの脱ス
ケール負荷が大きく更にＡｌ５Ｉ’４０９の如き鋼は最
終製品においても本来具備すべきすぐれた耐スケール性
という品質特性が失われてしまう問題点があった。
はＨＮＸ （約Ｎ２ ：９５チ、Ｈ２：５％）ガス雰囲
気下で焼鈍して酸洗する方法である。しかし、この方法
では製造工程中においてもスケールが発生しやすく、い
わゆる耐スケール性が悪く、最終製品に到るまでの脱ス
ケール負荷が大きく更にＡｌ５Ｉ’４０９の如き鋼は最
終製品においても本来具備すべきすぐれた耐スケール性
という品質特性が失われてしまう問題点があった。
これらの低Ｃｒ系ステンレス鋼帯の耐スケール性の良否
は鋼表面層のＣｒ濃度に依存し、Ｃｒ演度が高いと耐ス
ケール性は良好で低いと耐スケール性は劣化する。Ｃｒ
の含有量が１６％以上の５Ｏ８４３０Ｋ代表されるステ
ンレス鋼においては、鋼表面層のＣｒ＃度が板厚中央部
に比較して低くともこのような耐スケール性の劣化はみ
られな（・。
は鋼表面層のＣｒ濃度に依存し、Ｃｒ演度が高いと耐ス
ケール性は良好で低いと耐スケール性は劣化する。Ｃｒ
の含有量が１６％以上の５Ｏ８４３０Ｋ代表されるステ
ンレス鋼においては、鋼表面層のＣｒ＃度が板厚中央部
に比較して低くともこのような耐スケール性の劣化はみ
られな（・。
また、これらの製造工程中および最終製品の耐スケール
性は熱延鋼帯の焼鈍、酸洗後のＮＣＬＩ仕上鋼帯の耐ス
ケール性に大きく影響される。このため、従来Ｎｎｌ仕
上表面層に生じた低Ｃｒｍ度層を除去し耐スケール性を
向上させるため、研摩あるいはＮｎｌ仕上製造時の酸洗
における浸漬時間の延長、あるいはこれらの両者を併用
する等の方法があるが十分な効果が得られず、また大幅
なコストアップをきたす等の問題点があった。
性は熱延鋼帯の焼鈍、酸洗後のＮＣＬＩ仕上鋼帯の耐ス
ケール性に大きく影響される。このため、従来Ｎｎｌ仕
上表面層に生じた低Ｃｒｍ度層を除去し耐スケール性を
向上させるため、研摩あるいはＮｎｌ仕上製造時の酸洗
における浸漬時間の延長、あるいはこれらの両者を併用
する等の方法があるが十分な効果が得られず、また大幅
なコストアップをきたす等の問題点があった。
本発明の目的は、と記従来技術の問題点を解決し、低コ
ストの耐スケール性にすぐれた低Ｃｒ系ステンレス鋼帯
の製造方法を提供するにある。
ストの耐スケール性にすぐれた低Ｃｒ系ステンレス鋼帯
の製造方法を提供するにある。
Ｎｏ、 １仕上あるいはそれ以降に加工を受けた状態に
おいて耐スケール性を改善するには銅帯表面の低Ｃｒ９
度域を除去する必要があるが、熱延時のスケールを除去
せずに熱延鋼帯をＨ３雰囲気で焼鈍した後でスケールを
除去しても効果はな℃・。これは熱延時に生成したスケ
ールが付着したままＨ７雰囲気で熱延鋼帯を焼鈍すると
次のような現象がおこるためである。
おいて耐スケール性を改善するには銅帯表面の低Ｃｒ９
度域を除去する必要があるが、熱延時のスケールを除去
せずに熱延鋼帯をＨ３雰囲気で焼鈍した後でスケールを
除去しても効果はな℃・。これは熱延時に生成したスケ
ールが付着したままＨ７雰囲気で熱延鋼帯を焼鈍すると
次のような現象がおこるためである。
（イ） スケールと地鉄が反応して新たなＣｒ酸化を生
じる。
じる。
（ロ）従って表層へのＣｒ拡散が十分にできない。
本発明者らは、種々検討の結果、熱延時のスケールをま
ず除去し、次に酸化を抑制しながら焼鈍し表層へのＣｒ
拡散を行う方法を見い出した。
ず除去し、次に酸化を抑制しながら焼鈍し表層へのＣｒ
拡散を行う方法を見い出した。
本発明の要旨とするところは次のとおりである。
すなわち、重量比でＣｒを１０５係以上、１４％未満の
範囲で含有する低Ｃｒ系ステンレス熱延鋼帯を熱延時に
生成したスケールを機械的に除去する工程と、前記スケ
ール除去鋼帯を１００ＩＨ。
範囲で含有する低Ｃｒ系ステンレス熱延鋼帯を熱延時に
生成したスケールを機械的に除去する工程と、前記スケ
ール除去鋼帯を１００ＩＨ。
もしくは１０俤以上のＨｌとＡｒの混合雰囲気下でバッ
チ焼鈍する工程と、前記焼鈍銅帯を酸洗する工程と、を
有することを特徴とする耐スケール性にすぐれた低Ｃｒ
系ステンレス鋼帯の製造方法である。
チ焼鈍する工程と、前記焼鈍銅帯を酸洗する工程と、を
有することを特徴とする耐スケール性にすぐれた低Ｃｒ
系ステンレス鋼帯の製造方法である。
本発明において、Ｃｒ 含有量を限定したのは、Ｃｒが
１０．５％未満では十分な耐スケール性が得られず、ま
た１４％以上では鋼表面層のＣｒ譲度が若干低下しても
、耐スケール性の劣下が見られず本発明を必要としない
ので、Ｃｒの含有量を１０．５係以上、１４チ未満の範
囲に限定した。
１０．５％未満では十分な耐スケール性が得られず、ま
た１４％以上では鋼表面層のＣｒ譲度が若干低下しても
、耐スケール性の劣下が見られず本発明を必要としない
ので、Ｃｒの含有量を１０．５係以上、１４チ未満の範
囲に限定した。
熱延時に生成したスケールを機械的に除去する手段とし
ては通常行われているショツトブラストの使用、あるい
は高圧水に砂鉄スラリーを混入し砂鉄を加速して鋼表面
衝突させる方法で十分であるが、これらの後に更にベル
ト研摩によってスケールを完全に除去しても差支えない
。
ては通常行われているショツトブラストの使用、あるい
は高圧水に砂鉄スラリーを混入し砂鉄を加速して鋼表面
衝突させる方法で十分であるが、これらの後に更にベル
ト研摩によってスケールを完全に除去しても差支えない
。
次に熱延銅帯を焼鈍するのであるが、雰囲気ガスとして
は酸化防止と還元性の両方を備える必要があシ、従来の
ＨＮＸガスでは還元作用が不十分で所期の目的が達せら
れず、Ｈ，：１００９１ｉもしくば１０％以上のＨ２と
完全な不活性ガスであるＡｒとの混合ガスとする必要が
ある。焼鈍温度、゛時間については従来と同様でよい。
は酸化防止と還元性の両方を備える必要があシ、従来の
ＨＮＸガスでは還元作用が不十分で所期の目的が達せら
れず、Ｈ，：１００９１ｉもしくば１０％以上のＨ２と
完全な不活性ガスであるＡｒとの混合ガスとする必要が
ある。焼鈍温度、゛時間については従来と同様でよい。
焼鈍によりＣｒ が表層まで拡散された焼鈍鋼帯の酸
洗は熱延時のスケールが機械的に除去され、焼鈍は還元
雰囲気なので容易に実施できる。
洗は熱延時のスケールが機械的に除去され、焼鈍は還元
雰囲気なので容易に実施できる。
を記の本発明法により、銅帯表面層にＣｒ欠乏層が存在
しないので、耐スケール性のすぐれた低Ｃｒ系ステンレ
ス鋼帯を得ることができる。
しないので、耐スケール性のすぐれた低Ｃｒ系ステンレ
ス鋼帯を得ることができる。
実施例
第１表に化学組成を示した５ＵＳ４１０． ５ＬＩＳ４
２０ＪｔおよびＡｌ５Ｉ４０９の熱延鋼帯を第２表の工
程で処理して陽１仕上とした。本発明法の他に本発明法
の第１表 条件を一部変更した比較法および従来法についても参考
のため実施した。なお第２表の焼鈍は第２表で表示した
雰囲気中で８００℃Ｘ ２ ｈｒ の均熱後戻に７５
０℃Ｘ ５ ｈｒ の均熱を行ったものであある。ま
た酸洗は次の３段階の酸洗を行い水洗したものである。
２０ＪｔおよびＡｌ５Ｉ４０９の熱延鋼帯を第２表の工
程で処理して陽１仕上とした。本発明法の他に本発明法
の第１表 条件を一部変更した比較法および従来法についても参考
のため実施した。なお第２表の焼鈍は第２表で表示した
雰囲気中で８００℃Ｘ ２ ｈｒ の均熱後戻に７５
０℃Ｘ ５ ｈｒ の均熱を行ったものであある。ま
た酸洗は次の３段階の酸洗を行い水洗したものである。
Ｈ，５ｏ４１５％ ６０℃
↓
（ＨＦ＋ＨＮＯ，） ５チ ３５℃↓
ＨＮＯ３１Ｑ％ ５０℃
従来法Ｅの酸洗→酸洗とあるのは上記の３段階の酸洗を
２回繰返したものである。
２回繰返したものである。
第２表の工程でＮ［１１仕上とした銅帯を大気中で８０
０ ’ＣＸ １０ｍ１ｎの熱処理を行い、耐スケール性
の目安の一つである酸化増量値を調査し、その結果を第
１図に示した。
０ ’ＣＸ １０ｍ１ｎの熱処理を行い、耐スケール性
の目安の一つである酸化増量値を調査し、その結果を第
１図に示した。
第１図において、本発明法Ａ、Ｂはいずれも酸化増量値
が低く耐スケール性がすぐれているのがわかる。一方、
熱延時のスケールを除去しない比較法Ｃ１およびスケー
ルな最初に除去しても焼鈍中の雰囲気の還元性が不十分
な比較法Ｄ、あるいはＨＮＸ焼鈍の従来法Ｂ、Ｆ等はい
ずれも酸化増量値が高く耐スケール性が十分ではないこ
とを示している。
が低く耐スケール性がすぐれているのがわかる。一方、
熱延時のスケールを除去しない比較法Ｃ１およびスケー
ルな最初に除去しても焼鈍中の雰囲気の還元性が不十分
な比較法Ｄ、あるいはＨＮＸ焼鈍の従来法Ｂ、Ｆ等はい
ずれも酸化増量値が高く耐スケール性が十分ではないこ
とを示している。
また、第２表の本発明法′″Ｂおよび従来法Ｆによる５
ＵＳ４１０ ＯＮｏ、 １仕上鋼帯の表面層の（３ｒ
の濃度をイオンマスマイクロアナライザーで測定し、そ
の結果を第２図に示した。第２図から本発明法Ｂは従来
法Ｆに比較して表面のＣｒ欠乏層の少ないことがわかる
。
ＵＳ４１０ ＯＮｏ、 １仕上鋼帯の表面層の（３ｒ
の濃度をイオンマスマイクロアナライザーで測定し、そ
の結果を第２図に示した。第２図から本発明法Ｂは従来
法Ｆに比較して表面のＣｒ欠乏層の少ないことがわかる
。
上記実施列からも明らかな如く、本発明法は低Ｃｒ系ス
テンレス熱延銅帯の熱延時のスケールを機械的に除去し
、１ｏｏＨ２もしくは１０％以上のＨ２とＡｒの混合雰
囲気でパッチ焼鈍を行い、ついで酸洗することにより、
耐スケール性にすぐれた低Ｃｒ系ステンレス鋼帯を低コ
ストで製造することができる。
テンレス熱延銅帯の熱延時のスケールを機械的に除去し
、１ｏｏＨ２もしくは１０％以上のＨ２とＡｒの混合雰
囲気でパッチ焼鈍を行い、ついで酸洗することにより、
耐スケール性にすぐれた低Ｃｒ系ステンレス鋼帯を低コ
ストで製造することができる。
第１図は本発明法、比較法および従来法によるＮｏ、
］仕上鋼帯を大気中で８ ｎ （’ｌ ’ｃｘ １０
ｍ１ｎ）熱処理行った時の酸化増量値を示すグラフ、第
２図はイオンマスマイクロアナライザで５ＵＳ４１０
Ｎｎ １仕）鋼帯の表層のＣｒａ度を分析した結果を示
す線図である。 代理人 弁理士 中 略 武 雄 第１図
］仕上鋼帯を大気中で８ ｎ （’ｌ ’ｃｘ １０
ｍ１ｎ）熱処理行った時の酸化増量値を示すグラフ、第
２図はイオンマスマイクロアナライザで５ＵＳ４１０
Ｎｎ １仕）鋼帯の表層のＣｒａ度を分析した結果を示
す線図である。 代理人 弁理士 中 略 武 雄 第１図
Claims (1)
- （１）重量比テＣｒを１０５％以−ヒ、１４チ未満の範
囲で含有する低Ｃｒ系ステンレス熱延銅帯を熱延時に生
成したスケールを機械的に除去する工程と、前記スケー
ル除去鋼帯を１００％Ｈ２もしくは１０％以上のＨ２と
Ａｒの混合雰囲気下でバッチ焼鈍する工程と、前記焼鈍
鋼帯を酸洗する工程と、を有することを特徴とする耐ス
ケール性にすぐれた低Ｃｒ系ステンレス鋼帯の製造方法
。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4753283A JPS59173224A (ja) | 1983-03-22 | 1983-03-22 | 耐スケ−ル性にすぐれた低Ｃｒ系ステンレス鋼帯の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4753283A JPS59173224A (ja) | 1983-03-22 | 1983-03-22 | 耐スケ−ル性にすぐれた低Ｃｒ系ステンレス鋼帯の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59173224A true JPS59173224A (ja) | 1984-10-01 |
| JPS6249325B2 JPS6249325B2 (ja) | 1987-10-19 |
Family
ID=12777731
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4753283A Granted JPS59173224A (ja) | 1983-03-22 | 1983-03-22 | 耐スケ−ル性にすぐれた低Ｃｒ系ステンレス鋼帯の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59173224A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59185727A (ja) * | 1983-04-07 | 1984-10-22 | Kawasaki Steel Corp | 表面光沢に優れたフエライト系ステンレス冷延鋼板の製造方法 |
| US5181970A (en) * | 1988-09-08 | 1993-01-26 | Nippon Steel Corporation | Process for production of stainless steel thin strip and sheet having superior surface gloss and high rusting resistance |
-
1983
- 1983-03-22 JP JP4753283A patent/JPS59173224A/ja active Granted
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59185727A (ja) * | 1983-04-07 | 1984-10-22 | Kawasaki Steel Corp | 表面光沢に優れたフエライト系ステンレス冷延鋼板の製造方法 |
| JPH0222128B2 (ja) * | 1983-04-07 | 1990-05-17 | Kawasaki Steel Co | |
| US5181970A (en) * | 1988-09-08 | 1993-01-26 | Nippon Steel Corporation | Process for production of stainless steel thin strip and sheet having superior surface gloss and high rusting resistance |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6249325B2 (ja) | 1987-10-19 |
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