JPS59172420A - 肝疾患治療剤 - Google Patents
肝疾患治療剤Info
- Publication number
- JPS59172420A JPS59172420A JP4587883A JP4587883A JPS59172420A JP S59172420 A JPS59172420 A JP S59172420A JP 4587883 A JP4587883 A JP 4587883A JP 4587883 A JP4587883 A JP 4587883A JP S59172420 A JPS59172420 A JP S59172420A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- compound
- formula
- remedy
- glycyrrhetinic acid
- salt
- Prior art date
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- Granted
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- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、新規な肝疾患治療剤に関する。
肝疾患は病原菌、ビールス、薬物、免疫性疾患等を原因
とし、急性症状及び慢性症状があり、近年社会環境の多
様化とともに急増傾向を示している。肝疾患の治療剤と
しては一般にはビタる。
とし、急性症状及び慢性症状があり、近年社会環境の多
様化とともに急増傾向を示している。肝疾患の治療剤と
しては一般にはビタる。
本発明者らは、さきに11−デオキングリルチン酸水素
マレートが潰瘍治療剤及び抗炎症剤として有用であるこ
とを見出した(特願昭56−104406号明細書参照
)。そしてさらに研究を進めた結果、この物質が肝疾患
に対してきわめて優れた効果を有することを見出した。
マレートが潰瘍治療剤及び抗炎症剤として有用であるこ
とを見出した(特願昭56−104406号明細書参照
)。そしてさらに研究を進めた結果、この物質が肝疾患
に対してきわめて優れた効果を有することを見出した。
本発明は、次式
で表わされる11−デオキソグリチルレチン酸水素マレ
ート又はその塩を有効成分として含有する肝疾患治療剤
である。
ート又はその塩を有効成分として含有する肝疾患治療剤
である。
グリチルレチン酸は偽アルドステロン作用により、ナト
リウム貯留及びカリウム排泄を促進し、浮腫、低カリウ
ム血症、高血圧症、筋無力症等の重篤な副作用を生ずる
おそれがあるが、式■の化合物はこれと異なり、これら
の副作用のおそれがなく、長期投与に適するきわめて安
全な化合物である。
リウム貯留及びカリウム排泄を促進し、浮腫、低カリウ
ム血症、高血圧症、筋無力症等の重篤な副作用を生ずる
おそれがあるが、式■の化合物はこれと異なり、これら
の副作用のおそれがなく、長期投与に適するきわめて安
全な化合物である。
式■の化合物は、11−デオキソグリチルレチン酸を無
水マレイン酸と反応させることにより得られる。この化
合物は常法により薬理学的に許容される非毒性塩とする
ことができる。塩としては、無機塩例えばアルカリ金属
塩、アルカリ土類金属塩又はアンモニウム塩、有機塩例
えばリジン、アルギニン等のアミノ酸塩、トリメチルア
ミン塩、ジクロロヘキシルアミン塩などがあげられる。
水マレイン酸と反応させることにより得られる。この化
合物は常法により薬理学的に許容される非毒性塩とする
ことができる。塩としては、無機塩例えばアルカリ金属
塩、アルカリ土類金属塩又はアンモニウム塩、有機塩例
えばリジン、アルギニン等のアミノ酸塩、トリメチルア
ミン塩、ジクロロヘキシルアミン塩などがあげられる。
式■の化合物は単独で、又は普通の賦形剤、希釈剤、補
助剤と共に、散剤、顆粒剤、錠剤、カプセル剤、注射剤
その他の製剤の形で用いられる。これらの製剤は常法に
より製造できる。その場合ビタミン、ホルモンその他適
宜の薬物ヲ配合して製剤化してもよい。
助剤と共に、散剤、顆粒剤、錠剤、カプセル剤、注射剤
その他の製剤の形で用いられる。これらの製剤は常法に
より製造できる。その場合ビタミン、ホルモンその他適
宜の薬物ヲ配合して製剤化してもよい。
式■の化合物の使用量は、普通は1日当り、注射剤とし
ては1〜50m9、経口用剤としては10〜s o o
myである。
ては1〜50m9、経口用剤としては10〜s o o
myである。
試験例1
急性四塩化炭素肝障害に対する被検薬の短期経口投与の
効果。
効果。
体重150g前後のSPF、Wistar系雄ラット(
1群8例)を用い、24時間絶食させたのち、0、62
5%の四塩化炭素−オリーブ油溶液2mφgを腹腔内投
与し、肝障害を誘発させた。被検薬は5%アラビアゴム
懸濁液とし、5m17’kgを四塩化炭素投与の60分
前及び5.5時間後に経口投与(合計2回)した。対照
群は5%アラビアゴム懸濁液のみを経口投与した。四塩
化炭素の投与2°4時間後に採血し、3 D D D
rpmで10 。
1群8例)を用い、24時間絶食させたのち、0、62
5%の四塩化炭素−オリーブ油溶液2mφgを腹腔内投
与し、肝障害を誘発させた。被検薬は5%アラビアゴム
懸濁液とし、5m17’kgを四塩化炭素投与の60分
前及び5.5時間後に経口投与(合計2回)した。対照
群は5%アラビアゴム懸濁液のみを経口投与した。四塩
化炭素の投与2°4時間後に採血し、3 D D D
rpmで10 。
分間遠心分離して血清を採取し、トランスアミナーゼ(
GOT 、 GPT )を測定した。測定は常法により
、イアトロセットTA−ECヤトロン社製)を用いて行
った。その結果を第1表に示す。
GOT 、 GPT )を測定した。測定は常法により
、イアトロセットTA−ECヤトロン社製)を用いて行
った。その結果を第1表に示す。
第 1 表
□
□
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
□□□□□□□□□−11試験例2 急性D−ガラクトサミン肝障害に対する被検薬の短期経
口投与の効果 体重140g前後のSPF、 Wistar系の雄ラッ
ト(1群11例)を用い、24時間絶食させたのち、被
検薬を2回に分け6時間間隔で経口投与した。肝障害誘
発のためD−ガラクトサミン400 my 7kgを生
理食塩水に溶解し一1m67kgの割合で腹腔内、に被
検薬投与の60分後に投与(合計2回)した。以下試験
例1と同様の操作により第2表に示す結果を得た。
□□□□□□□□□−11試験例2 急性D−ガラクトサミン肝障害に対する被検薬の短期経
口投与の効果 体重140g前後のSPF、 Wistar系の雄ラッ
ト(1群11例)を用い、24時間絶食させたのち、被
検薬を2回に分け6時間間隔で経口投与した。肝障害誘
発のためD−ガラクトサミン400 my 7kgを生
理食塩水に溶解し一1m67kgの割合で腹腔内、に被
検薬投与の60分後に投与(合計2回)した。以下試験
例1と同様の操作により第2表に示す結果を得た。
第2表
試験例3
急性D−ガラクトサミン肝障害に対する被検薬短期静注
投与の効果 体重145g前後のSPF、 Wistar系の雄ラッ
ト(1群10例)を用い、24時間絶食させたのち、被
検薬を生理食塩水(溶解し、1 ml / kgの割合
で6時間間隔で静脈内投与(合計2回)した。対照群は
生理食塩水のみを静脈内投与しに0肝障害誘発のため、
D−ガラクトサミン4oorv/kyを生理食塩水に溶
解し、1ml/kgの割合で腹腔内に被検薬投与60分
後に膜力(合計2回)した。
投与の効果 体重145g前後のSPF、 Wistar系の雄ラッ
ト(1群10例)を用い、24時間絶食させたのち、被
検薬を生理食塩水(溶解し、1 ml / kgの割合
で6時間間隔で静脈内投与(合計2回)した。対照群は
生理食塩水のみを静脈内投与しに0肝障害誘発のため、
D−ガラクトサミン4oorv/kyを生理食塩水に溶
解し、1ml/kgの割合で腹腔内に被検薬投与60分
後に膜力(合計2回)した。
1以下試験例1と同様に処理し、第6表の結果を得た。
第 6 表
試験例4
急性四塩化炭素肝障害に対する被検薬1週間経口連投に
おける効果 与した。6白目に1日絶食し、7白目に10%四塩化炭
素−オリーブ油溶液を2 rnl/ kg腹腔内投与し
肝障害を誘発させた。被検薬は四塩化炭素投与30分前
と、その6時間後に経口投与(合計2回)した。以下試
験例1と同様に処理し、第4表の結果を得た。
おける効果 与した。6白目に1日絶食し、7白目に10%四塩化炭
素−オリーブ油溶液を2 rnl/ kg腹腔内投与し
肝障害を誘発させた。被検薬は四塩化炭素投与30分前
と、その6時間後に経口投与(合計2回)した。以下試
験例1と同様に処理し、第4表の結果を得た。
第 4 表
試験例5
急性D−ガラクトサミン肝障害に対する被検薬1週間経
口連投における効果 体重150g前後のSPF、 Wistar系雄ラット
(1群8例)を用い、被検薬を1日1回6日間経ロ投与
した。6日目に1日絶食し、7日目に被検薬を2回に分
け6時間間隔で経口投与した。
口連投における効果 体重150g前後のSPF、 Wistar系雄ラット
(1群8例)を用い、被検薬を1日1回6日間経ロ投与
した。6日目に1日絶食し、7日目に被検薬を2回に分
け6時間間隔で経口投与した。
肝障害誘発のためD−ガラクトサミン400mg/kg
を生理食塩水に溶解し、1 rnl/ kgの割合で7
日目の被検薬投与60分後に投与(合計2回)した。以
下試験例1と同様に処理し、第5表の結果を得た。
を生理食塩水に溶解し、1 rnl/ kgの割合で7
日目の被検薬投与60分後に投与(合計2回)した。以
下試験例1と同様に処理し、第5表の結果を得た。
第 5 表
試験例6
慢性四塩化炭素肝障害に対する被検薬6週間経ロ連投に
おける効果 体重150I前後のS P F −WI G tar系
雄ラット(1群8例)を用い、20%四塩化炭素−オリ
ーブ油溶液を1 me / kgの割合で週2回6週間
うット背部皮下に検力することにより肝障害を惹起させ
た。被検薬は1日1回6週間経ロ膜力した。四塩化炭素
最終投与後2日目に採血し、以下試験例1と同様に処理
し、第6表の結果を得た。
おける効果 体重150I前後のS P F −WI G tar系
雄ラット(1群8例)を用い、20%四塩化炭素−オリ
ーブ油溶液を1 me / kgの割合で週2回6週間
うット背部皮下に検力することにより肝障害を惹起させ
た。被検薬は1日1回6週間経ロ膜力した。四塩化炭素
最終投与後2日目に採血し、以下試験例1と同様に処理
し、第6表の結果を得た。
第 6 表
16錠剤
1錠中に下記の成分を有する。
式■の化合物のす) IJウム塩 50 m9
乳 糖 6
8mg結晶セルロース 5 g
mgコーンスターチ i o m9
力ルボキシメチルセルロースカルシウム1omg計
19 [1mり2
、カプセル剤 1カプセル中に下記の成分を有する。
乳 糖 6
8mg結晶セルロース 5 g
mgコーンスターチ i o m9
力ルボキシメチルセルロースカルシウム1omg計
19 [1mり2
、カプセル剤 1カプセル中に下記の成分を有する。
式■の化合物のナトリウム塩 50mg乳糖
36 mg コーンスターチ 40m9結晶セルロ
ース 50m9計
180mり3、顆粒剤 1包中に下記の成分を有する。
36 mg コーンスターチ 40m9結晶セルロ
ース 50m9計
180mり3、顆粒剤 1包中に下記の成分を有する。
式Iの化合物のナトリウム塩 50mg乳糖
200 m9 コーンスターチ i o o mg結晶
セルロース i o o mgカルボ
キシメチルセルロースカルシウム 65mgヒドロ
キシグロヒルセルロース 15 m’;1計
500 m94、注
射剤 1アンプル中に下記の成分を有する。
200 m9 コーンスターチ i o o mg結晶
セルロース i o o mgカルボ
キシメチルセルロースカルシウム 65mgヒドロ
キシグロヒルセルロース 15 m’;1計
500 m94、注
射剤 1アンプル中に下記の成分を有する。
式■の化合物のすI−IJウム塩 5 mg
食塩 B mg 出願人 株式会社三和化学研究所外1名代理人 弁理士
小 林 正 雄
食塩 B mg 出願人 株式会社三和化学研究所外1名代理人 弁理士
小 林 正 雄
Claims (1)
- で表わされる11−デオキソグリチルレチン酸水素マレ
ート又はその塩を有効成分として含有−する肝疾患治療
剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4587883A JPS59172420A (ja) | 1983-03-22 | 1983-03-22 | 肝疾患治療剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4587883A JPS59172420A (ja) | 1983-03-22 | 1983-03-22 | 肝疾患治療剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59172420A true JPS59172420A (ja) | 1984-09-29 |
JPS64923B2 JPS64923B2 (ja) | 1989-01-10 |
Family
ID=12731477
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4587883A Granted JPS59172420A (ja) | 1983-03-22 | 1983-03-22 | 肝疾患治療剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59172420A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010139253A1 (zh) * | 2009-05-31 | 2010-12-09 | 江苏正大天晴药业股份有限公司 | 甘草次酸酯类衍生物合成方法以及脱氧甘草次酸酯化合物 |
-
1983
- 1983-03-22 JP JP4587883A patent/JPS59172420A/ja active Granted
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010139253A1 (zh) * | 2009-05-31 | 2010-12-09 | 江苏正大天晴药业股份有限公司 | 甘草次酸酯类衍生物合成方法以及脱氧甘草次酸酯化合物 |
JP2012528801A (ja) * | 2009-05-31 | 2012-11-15 | チャンスー チア−タイ ティアンチン ファーマシューティカル カンパニー リミテッド | グリチルレチン酸エステル誘導体の合成方法及びデオキシグリチルレチン酸エステル化合物 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS64923B2 (ja) | 1989-01-10 |
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