JPS59170190A - シユウ酸バナジルを触媒とする重質油の水素化分解法 - Google Patents

シユウ酸バナジルを触媒とする重質油の水素化分解法

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JPS59170190A
JPS59170190A JP4509383A JP4509383A JPS59170190A JP S59170190 A JPS59170190 A JP S59170190A JP 4509383 A JP4509383 A JP 4509383A JP 4509383 A JP4509383 A JP 4509383A JP S59170190 A JPS59170190 A JP S59170190A
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義之 佐々木
Etsuro Nakamura
悦郎 中村
Yoshimoto Kojima
小島 芳元
Teruo Kondo
近藤 輝男
Koji Ukekawa
請川 孝治
Akimitsu Matsumura
松村 明光
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National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、石油系重質油の水素化分解方法に関するもの
である。
石油系重質油に含まれるノ々ナジウムは、重質油の水素
化分解触媒成分として有効に働くことは知られている。
しかしながら、重質油中のバナジウムは主にポルフィリ
ン錯体となっておシ、このものは触媒として有効ではな
いので、このよりなノ々ナジウムを触媒成分として有効
利用するには、一度/?ナジウムを重質油から分離し、
活性な形態に変換させることが必要である。
重質油中のノ々ナジウムを触媒成分として利用する方法
としては、油溶性ノセナジウム化合物として用いる方法
が知られている。この場合の油溶性ノ々ナジウム化合物
としては、バナジルアセチルアセトナート、バナジルペ
ンタシアノトリアンモニウム、ヘテロポリ酸、カルゼニ
ル錯体、油溶性カルーン酸―等が知られている。
ところで、このような、6ナジウム化合物を触媒として
利用する場合、ノ々ナジウム化合物の再生コストが問題
となる。水素化分解残渣は、最終的には燃焼されるので
、/々ナジウムは主に五酸化バナジウムとして回収され
る。従って、触媒成分として用いる・々ナジウム化合物
は、このような五酸化ノ々ナジウムから容易にかつ安価
に製造されるものでなければならない。しかしながら前
記したノ々ナジウム化合物はいずれも再生容易性の点か
ら見ると、未だ満足すべきものではない。例えば、米国
特許第3657111号明細書には、硫酸ノ々ナジル水
溶液(五酸化)9ナジウムに硫酸水と亜硫酸ガスを作用
させて得られる)にシアン化ナトリウム(又は、チオシ
アン酸ナトリウム)とトリアルキルアンモニウムプロミ
ドを加えて得られる化合物(NR4)a VO(X) 
s (式中、Rは7 ル* /l/基、XはCN又は5
CN)を触媒とする方法が示されている。この触媒は、
比較的容易に製造し得るが、危険なシアン酸塩を用いる
ことから工業的には好ましいものとは言えず、また化合
物中に璧素を多くぼむために、その水素化にょシアンモ
ニアが生じ、その結果、水素消費量が増すと共に、アン
モニア処理の問題を生じる。
さらに、との触媒の製造においては、原料として、トリ
アルキルアンモニウムプロミドとシアン化ナトリウムが
用いられるが、これらの化合物はその製造が困難であシ
、また高価であることがら、結局、触媒再生が困難とな
夛、前記の1!ifi媒は、その実用性において著しく
劣ったものということができる。
米国特許第3131142号明細書によれば、原料重質
油中の有機カルボン酸を水酸化カルシウム水溶液で抽出
し、抽出液に炭酸ガスを吹込んでカルボン酸を分離する
と共に、この場合に得られた残渣を燃焼して得た灰分と
、この分離されたカルボン酸とを塩化水素の存在下で反
応させて油溶性の有機カルボン酸塩を水素化分解触媒と
して用いる方法が示されている。
この場合の触媒調製は、原料油中の有機カルボ/酸を利
用する点で原料的には有利であるものの、有機カルダン
酸を含む原料油を用いる必要があるため、油種が限定さ
れ為という難点があシ、またその触媒調製工程が複雑で
あるという間凱がある。
さらに、この場合の最大の問題点は、有機カルボン酸は
、塩化水素を触媒として用いても、五酸化ノ々ナジウム
と余9反応しないため、生成する有機カルボン酸塩はノ
々ナジウム塩ではなく、主にニッケル塩となっているも
のと考えられ、重質油中に多量に含まれる・々ナジウム
を有効に利用するものではないことである。
本発明者らは、重質油の水素化分解触媒に見られる前記
の事情を考慮し、安価でかつ七の1lAI ’JJ又は
再生の容易な触媒を開発すべく鋭意研究を重ねた結果、
シュウ酸ノ々ナジルがその目的に適合することを見出し
、本発明を完成するに到った。
即ち、本発明によれば、重質油を水素化分解するに際し
、触媒として、シュ・つ酸バナジル又はその水溶液を用
いることを特徴とする方法が提供される。
本発明において原料油として用いる重質油は、ニッケル
、バナジウムの如き金属分を含むものであれば任意のも
のが適用でき、レリえは、重質原油。
シエールオイル、タールサントビチューメン、常圧蒸留
残直油、減圧蒸留残渣油、ピッチ、脱歴残渣などが挙げ
られる。一般には、重金属庁量が50−以上、好ましく
はioo評以上の重質油が適用される。
本発明は水素化分解触媒として、シュウ酸7′?ナジル
を用いるものであるが、このシュウ酸バナジルの調製は
極めて容易であシ、シュウ散水と五酸化ノ々ナジウムを
室温で反応させることにょシ容易に得ることができる。
これは、シュク酸が還元性′?!:待つため、反応に際
シ、ノ々ナジウムが5価から4価に還元されることに基
づくものと考えられる。このシュク酸ノ々ナジルは水溶
性であるが、油溶性・々ナジウム化合物と同等の重質油
水素化分解活性を有するもので、特に次のような利点を
持つ。
(1)触媒の再生又は調製が極めて容易であシ、残液を
燃焼して得られる灰分けもとより、その残渣に直接シュ
ウ配水を作用することによって目的のシュウ酸バナジル
を得ることができる。
従って、本発明の場合は、従来法に見られるようなノ9
ナジウム回収のために硫酸水/亜硫酸ガスを用いた灰分
がらのバナジウムの分離回収工程は不要である。
(2)従来の触媒g+= R原料として用いられるノζ
ナジルペンタシアノアンモニウムやヘテロポリ酸a利瞑
、処理困難な副生物を生じない。
(3)水溶液のまま使用できるのでその取扱いは容易で
ある。水溶液として用いる場合、そのシュク酸ノ9fジ
ルの濃度は、/2fジウムとして1〜15重量%、好ま
しくは、5〜!0重量%である。
(4)  シュウ酸は、−酸化炭素と水とから比較的安
価に製造されるので、触媒調製上の原料問題はない。
(5)過剰のシュウ酸は、再結晶により容易に回収でき
るので、そのムダがない。
本発明の触媒は、重質油の水素化分解生成物から分解@
質油等を分離した後のバナジウム分を含む残渣を用いて
有利に調製される。汐りえば、水素化分解生fiX、物
を、蒸留、遠心分離、濾過又は溶剤抽出等により処理し
て得られる残渣を燃焼して得られる灰分に対してシュウ
酸水溶液を反応させる方法、前記残渣をシュウ酸水溶液
を用いて浸せき処理する方法、前記残渣を洗浄又は部分
酸化して得られる炭素質物をシュウ酸水溶液を用いて浸
せき処理する方法等がある。
前記のようにして、シュウ酸ノセナジルを含む水溶液が
得られるが、この場合、過剰に使用したシュウ酸は再結
晶させた後、デカンテーション及び/又は濾過等によシ
分離回収することかで・きる。
本発明で触媒として用いるシュウ酸バナジルは、通常、
水溶液の形で用いられるが、その他、粉末。
原料油あるいはその一部との混合物、水素化分解残渣(
コーク、蒸留残渣油等)との混合物等の形で用いること
ができ、また、触媒床方式としては、流動床、移動床、
固定床等が採用される。
本発明における水素化分解の反応条件は、一般的には、
温度350〜500℃好ましくは、400〜450℃、
水素圧力30〜250QI/cJ、好ましくは10 o
−2o oKy/−である。触媒使用量は、反応開始時
においては、原料油に対して、シュウ酸ノ々ナジルとし
て、0.01〜2.00重量%、好ましくは0.04〜
0゜20重量%とするのがよく、定常状態においては、
反応器中の油中濃度が、シュウ酸ノ9ナークルとして、
0.01〜1.00重量%、好まし、くけ、0.02〜
0.10重量%にするのがよい。
次に本発明を実施例によシさらに詳細に説明する。
実施例 五酸化バナジウム201及びシュウ酸2水和物55.3
pに水100 mlを加え、室温で攪拌すると、発泡し
て反応が起り、濃青色の溶液が得られる。
これを加熱して、Someになるまで水を蒸発させ、−
昼夜放置すると、未反応のシュウ酸が再結晶する。この
結晶をデカンテーション及び濾過によシ除去した後、溶
液中のノζナジウム嬢度を原子吸光装置で測定し、ノ々
ナジウム濃度が金属として0.1y−/rn1.と々る
ように水を加え、これを触媒として用いた。
原料重質油としては、カナダコールドレーク産オイルサ
ントビチューメン(比重o、sgo、アスファルテン言
Q 9.2 % %イオウ分3.9%、バナジウム分1
64P%ニッケル65泗)を用いた。反応は、500−
オートン1/−ブ又は、1,5tの反応筒を有する懸濁
床式重質油連続水素化分解装置を用い、この反応装置に
、前記重質油及び触媒水溶液を装入し、水素圧力100
Ky/cJ、反応温度440℃、反応時間1時間(オー
トクレーブの場合)、又はLH8V0.68 hr”−
1(4続分解装置の場合)の条汗下で行った。
次に、前記の反応によシ得られた生成油から遠心分離に
よシそれに含まれる微細コークを分離除去したその生成
油について分析を行った。その結を次表に示す。また、
この表には、比較のために、ノ々ナシルアセチルアセト
ネート及び硫酸ノ々ナジルを触媒として用いて同様に反
応を行った結果もあわせて示す。
以下余白 また、本発明によるシュウ酸ノ々ナジル水溶液の存在下
、連続装置を用いて行う前記反応によシ得られる生成油
に関し、その蒸留試験素行った。その結果を、原料油の
蒸留試験との対比において次表に示す。
第2表 。ややい1.溶性。2z、−、ylアヤヶ、アヤ、カー
トと同等の触媒性能及びコーキング抑制能を有すること
は明らかである。硫酸ノ々ナジルの場合には、多黛のコ
ークを発生し、触媒としては好ましいものではない。
次に、オートクレーブを用いる前記本発明の方法におい
て、触媒濃度を変えた場合のn−へブタン不溶性コーク
収率の変化を次表に示す。
第3表 650

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 、(1)重質油を水素化分解するに際し、触媒として、
    シュウ酸ノ々ナジル又は、その水溶液を用いることを特
    徴とする方法。
JP4509383A 1983-03-17 1983-03-17 シユウ酸バナジルを触媒とする重質油の水素化分解法 Granted JPS59170190A (ja)

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JPS59170190A true JPS59170190A (ja) 1984-09-26
JPS6338078B2 JPS6338078B2 (ja) 1988-07-28

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5975986A (ja) * 1982-10-25 1984-04-28 Asahi Chem Ind Co Ltd 重質炭化水素の軽質化法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5975986A (ja) * 1982-10-25 1984-04-28 Asahi Chem Ind Co Ltd 重質炭化水素の軽質化法

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