JPS59170058A - アミノ酸の光学分割方法 - Google Patents
アミノ酸の光学分割方法Info
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- JPS59170058A JPS59170058A JP4358283A JP4358283A JPS59170058A JP S59170058 A JPS59170058 A JP S59170058A JP 4358283 A JP4358283 A JP 4358283A JP 4358283 A JP4358283 A JP 4358283A JP S59170058 A JPS59170058 A JP S59170058A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は光学活性α−フェニルy°ロパノスル小ン酸の
新規公法及び該スルホン酸を用いるD L、 −α−ア
ミノ酸の光学分ν席去に関する。
新規公法及び該スルホン酸を用いるD L、 −α−ア
ミノ酸の光学分ν席去に関する。
D L −(Il−アミノ酸の光学分割法には種々の方
法があるが、ラセミ体に光学活性な5す制剤を作用させ
一対のジアステレオマー塩を生成させ、その両者の溶解
度の差を利用する光学分割法は工業的に有利な方法の一
つである。例えば、塩基性アミ/酸や酸性下ミイ酸には
それぞれ酸性分割剤や塩基性分割剤を作用させてジアス
テレオマー塩を形成させて行なう。しかしながら、中性
アミノ酸に対しては適当な誘導体例えばN−アシル誘導
体に変えて典型的な酸性物質とした後塩基性分割剤を作
用させるか或いはエステル又はγミドに変えて典型的な
塩基性物質とした後酸性分割剤を作用させねばならない
という欠点を有している。他方強酸性分割剤を用いれは
いかなるアミノ酸とも塩を形成するのでアミノ酸を何ら
誘導体に変える必要はなく工業的に有トリにアミノ酸を
光学分割することができる。このような強酸性光学分割
剤としてはカン7アースルホン酸、ブロモカン7アース
lレホン酸、コレステノンスルホン酸、ヒドロキシメタ
ンスルホン酸などが知られているかいずれも天然物市来
のものであって高価であったり化学的に不安定であった
りさらlこ非天然型を必要とする場合に不便をきたすと
いう問題点が依然浅されて・ハる。
法があるが、ラセミ体に光学活性な5す制剤を作用させ
一対のジアステレオマー塩を生成させ、その両者の溶解
度の差を利用する光学分割法は工業的に有利な方法の一
つである。例えば、塩基性アミ/酸や酸性下ミイ酸には
それぞれ酸性分割剤や塩基性分割剤を作用させてジアス
テレオマー塩を形成させて行なう。しかしながら、中性
アミノ酸に対しては適当な誘導体例えばN−アシル誘導
体に変えて典型的な酸性物質とした後塩基性分割剤を作
用させるか或いはエステル又はγミドに変えて典型的な
塩基性物質とした後酸性分割剤を作用させねばならない
という欠点を有している。他方強酸性分割剤を用いれは
いかなるアミノ酸とも塩を形成するのでアミノ酸を何ら
誘導体に変える必要はなく工業的に有トリにアミノ酸を
光学分割することができる。このような強酸性光学分割
剤としてはカン7アースルホン酸、ブロモカン7アース
lレホン酸、コレステノンスルホン酸、ヒドロキシメタ
ンスルホン酸などが知られているかいずれも天然物市来
のものであって高価であったり化学的に不安定であった
りさらlこ非天然型を必要とする場合に不便をきたすと
いう問題点が依然浅されて・ハる。
このような状況下1本発明者ら(i柚々研究を重ねた結
果、前記光学活性lトフェニルプロパンスルホンeはD
L〜了ミ/a、待シこD L −fi−アミを名 )酸の光学分割剤として優れた椿特性を有するものであ
ることを見い出すと共に、該スルホン酸はそのラセミ体
を光学活性アミノ酸で処理することにより容易に製造し
うろことを見い出した。
果、前記光学活性lトフェニルプロパンスルホンeはD
L〜了ミ/a、待シこD L −fi−アミを名 )酸の光学分割剤として優れた椿特性を有するものであ
ることを見い出すと共に、該スルホン酸はそのラセミ体
を光学活性アミノ酸で処理することにより容易に製造し
うろことを見い出した。
本発明によれば、光学活性α−フェニルプロパンスルホ
ン酸は、Q!−フェニルプロパンスルホン酸のラセミ体
を光学活性α−アミノ酸と反応させ生成する2種ジYス
テレオマー塩の18解度差を利用してその一方の難溶性
ジアステレオマーたる光り該1蓋を分解することにより
製することができる。
ン酸は、Q!−フェニルプロパンスルホン酸のラセミ体
を光学活性α−アミノ酸と反応させ生成する2種ジYス
テレオマー塩の18解度差を利用してその一方の難溶性
ジアステレオマーたる光り該1蓋を分解することにより
製することができる。
T−ツーニルプロパンスルホン俊のラセミ体ト光学活性
α−7ミ/酸との反応;ま適当な溶媒中で同化合物を混
合溶解すること(こより実施することがでよる。
α−7ミ/酸との反応;ま適当な溶媒中で同化合物を混
合溶解すること(こより実施することがでよる。
本発明で用いるα−フェニルプロパンスルホン酸のラセ
ミ体は遊離型であったもナトリウム塩。
ミ体は遊離型であったもナトリウム塩。
カリウム塩の如きrルカリ金属塩、カルシウム塩、マグ
ネシウム塩の如きアルカリ土類金属塩の他例えばアンモ
ニウム塩、その他アミン塩であっても用いることができ
る。またα−フェニルプロパンスルホン酸のラセミ体を
合成した際の反応液を用いてもよい。更に化学合成によ
って得らnた6体と1体の等1混合物の他、一方の光学
活性体を過剰に含むいわゆる低純度の光学活性体であっ
ても用いることができる。また1分割剤πる光学活性・
T−アミノ酸としては1例えはrラニン、バリン、ロイ
シン、イソロイシン、フェニルアラニン、フェニルグリ
シン、ヒドロキシフェニルグリシン、7−ロシン、トリ
プトフアン、でりン、スレオニン、プロリン、システィ
ン6グルタミン酸、アスパラギン酸、ヒスナジン、オr
レニチン。リジン、シトルリン等の光学活性体を用いる
ことができる。こイtら光学活性α−アミノ酸は遊離型
(こ限らず塩酸塩、硫酸塩の如き無機酸塩、シュウ酸塩
。
ネシウム塩の如きアルカリ土類金属塩の他例えばアンモ
ニウム塩、その他アミン塩であっても用いることができ
る。またα−フェニルプロパンスルホン酸のラセミ体を
合成した際の反応液を用いてもよい。更に化学合成によ
って得らnた6体と1体の等1混合物の他、一方の光学
活性体を過剰に含むいわゆる低純度の光学活性体であっ
ても用いることができる。また1分割剤πる光学活性・
T−アミノ酸としては1例えはrラニン、バリン、ロイ
シン、イソロイシン、フェニルアラニン、フェニルグリ
シン、ヒドロキシフェニルグリシン、7−ロシン、トリ
プトフアン、でりン、スレオニン、プロリン、システィ
ン6グルタミン酸、アスパラギン酸、ヒスナジン、オr
レニチン。リジン、シトルリン等の光学活性体を用いる
ことができる。こイtら光学活性α−アミノ酸は遊離型
(こ限らず塩酸塩、硫酸塩の如き無機酸塩、シュウ酸塩
。
ベンゼンスルホン酸塩、トルエンスルボン!am。
キシレンスルホン酸塩、クロロベンゼンスルホン酸塩、
ニド直コベンゼンスルボンe塩、−t−フタレンスルホ
ン酸塩、メタンスルボンe塩の如き■電であっても用い
ることができる。分割剤として用いる光学活性α−7ミ
ノ酸もしくはその塩の使用盪ハα−フェニルプロパンス
ルホン酸のラセミ体J七ルに対して0.3〜1.5モル
、好まL < ハ0.5〜1.0モルが適当である。本
反応に用いる溶媒としては、塩の生成を妨けず適当な溶
解度を何するものであればいずれも用いることができる
が、持に水性溶媒が好ましい。かかる水性溶媒と1.で
は例工は水二ツタ/−ル、エタノールの如き低級アルカ
ノール:7セトン:酢酸、プロピオン酸の如き脂肪酸、
或いはこれらの混合物を好適に用いろことかできるがと
りわけ水が好ましい。本反応は反応液の沸点13;、凝
固点のね囲で実施することができるか、好ましくは5〜
80℃で実施す”+ (1,)が適当°である、。
ニド直コベンゼンスルボンe塩、−t−フタレンスルホ
ン酸塩、メタンスルボンe塩の如き■電であっても用い
ることができる。分割剤として用いる光学活性α−7ミ
ノ酸もしくはその塩の使用盪ハα−フェニルプロパンス
ルホン酸のラセミ体J七ルに対して0.3〜1.5モル
、好まL < ハ0.5〜1.0モルが適当である。本
反応に用いる溶媒としては、塩の生成を妨けず適当な溶
解度を何するものであればいずれも用いることができる
が、持に水性溶媒が好ましい。かかる水性溶媒と1.で
は例工は水二ツタ/−ル、エタノールの如き低級アルカ
ノール:7セトン:酢酸、プロピオン酸の如き脂肪酸、
或いはこれらの混合物を好適に用いろことかできるがと
りわけ水が好ましい。本反応は反応液の沸点13;、凝
固点のね囲で実施することができるか、好ましくは5〜
80℃で実施す”+ (1,)が適当°である、。
f[反応において1例えばクーフェニルプロパンスルホ
ン酸のラセミ体を光学分割するに際して、その9割剤と
してp−ヒドロキシフグニルグリシン。フェニルグリシ
ン、セリン、リジンの如キアミノ酸の0体を作成させれ
ば、難溶性ジアステレオマー塩としてt−1−/)!
−フェニルプロパンスルホン酸と前記D−アミノ酸との
塩が形成さn、易溶性ジアステレオマー塩として(−I
−I−lV−フェニルプロパンスルホン酸と前記D−ア
ミノ酸との塩が形成される。これに対し、O!−フェニ
ルプロパンスルホン酸のラセミ体にp−ヒドロキシフェ
ニルクリシン、フェニルグリシン、セリン、リジンの如
きアミノ酸の5体を作用させれば、難溶性ジアステレオ
マー塩トシて+1−α−フェニルプロパンスルホン酸と
前記L−アミノ酸との塩が形成され、易溶性ジアステレ
オマー塩として(−)−α−フェニルプロパンスルホン
酸と前記L−アミノ酸との塩が些成される。このように
α−フェニルプロパζ( ンスルホン酸のラセミ体を適宜り一又はL−α−アミノ
酸と反応させることにより、容易に田)又はf−1−α
−フェニルプロパンスルホン酸の難m性又は#1溶性ジ
アステレオマー塩を形成させることができる。
ン酸のラセミ体を光学分割するに際して、その9割剤と
してp−ヒドロキシフグニルグリシン。フェニルグリシ
ン、セリン、リジンの如キアミノ酸の0体を作成させれ
ば、難溶性ジアステレオマー塩としてt−1−/)!
−フェニルプロパンスルホン酸と前記D−アミノ酸との
塩が形成さn、易溶性ジアステレオマー塩として(−I
−I−lV−フェニルプロパンスルホン酸と前記D−ア
ミノ酸との塩が形成される。これに対し、O!−フェニ
ルプロパンスルホン酸のラセミ体にp−ヒドロキシフェ
ニルクリシン、フェニルグリシン、セリン、リジンの如
きアミノ酸の5体を作用させれば、難溶性ジアステレオ
マー塩トシて+1−α−フェニルプロパンスルホン酸と
前記L−アミノ酸との塩が形成され、易溶性ジアステレ
オマー塩として(−)−α−フェニルプロパンスルホン
酸と前記L−アミノ酸との塩が些成される。このように
α−フェニルプロパζ( ンスルホン酸のラセミ体を適宜り一又はL−α−アミノ
酸と反応させることにより、容易に田)又はf−1−α
−フェニルプロパンスルホン酸の難m性又は#1溶性ジ
アステレオマー塩を形成させることができる。
かくして生成するジアステレオマー塩のうち難溶性ジア
ステレオマー塩の晶析操作は該反応溶層を冷却するか濃
縮するか或いは有機溶媒を添加することによって容易に
おこなうことができ、液塩を高純度の結晶として析出せ
[7めることかできる。
ステレオマー塩の晶析操作は該反応溶層を冷却するか濃
縮するか或いは有機溶媒を添加することによって容易に
おこなうことができ、液塩を高純度の結晶として析出せ
[7めることかできる。
析出した難溶性ジアステレオマー塩は通常の固液分離の
方法例えはろ過、遠心分離等の方法により分離取得する
ことかできる。
方法例えはろ過、遠心分離等の方法により分離取得する
ことかできる。
上記により取得される難溶性ジアステレオマー塩は必要
とあkは更に洗浄、再結晶などの処理をすることができ
る。
とあkは更に洗浄、再結晶などの処理をすることができ
る。
かくして得られる難溶性ジアステレオマー塩はイオン交
換樹脂処理、或いはアルカリ処理の如き常法によって容
易に光学活性α−アミノ酸と光学活性α−フェニルプロ
パンスルホン酸に分離することができる。例えば、光学
活性α−フェニルプロパンスルホン酸と光学活性α−ア
ミノ酸との塩の水溶液を強酸性イオン交換樹脂で処理す
nば。
換樹脂処理、或いはアルカリ処理の如き常法によって容
易に光学活性α−アミノ酸と光学活性α−フェニルプロ
パンスルホン酸に分離することができる。例えば、光学
活性α−フェニルプロパンスルホン酸と光学活性α−ア
ミノ酸との塩の水溶液を強酸性イオン交換樹脂で処理す
nば。
光学活性α−フェニルプロパンスルホン酸と光学活性α
−アミノ酸とが分離し。流出液として光学活性α−フェ
ニルプロパンスルホン酸のミラ含有する溶液が得られる
。
−アミノ酸とが分離し。流出液として光学活性α−フェ
ニルプロパンスルホン酸のミラ含有する溶液が得られる
。
として有用であり、特にDL−α−アミノ酸の光学分割
剤として優nた緒特性を有しているため。
剤として優nた緒特性を有しているため。
光学活性α−フェニルプロパンスルホン酸を用いて好適
にDL−α−アミノ酸を光学分割して光学活性α−アミ
ノ酸に導くことができる。
にDL−α−アミノ酸を光学分割して光学活性α−アミ
ノ酸に導くことができる。
即ち1本発明のいまひとつの態様によれば、かかるDL
−〇−アミノ酸の光学分割は、DL−α−アミノ酸を光
学活性α−フェニルプロパンスルホン酸と反応させ生成
する2種ジアステレオマー゛塩の溶解度差を利用してそ
の一方の難溶性ジアステレオマー塩ぬる光学活性α−ア
ミノ酸と光学活性α−フェニルプロパンスル央ン酸との
塩を分離□・採取し0次いで液塩を分解することにより
実施することができる。
−〇−アミノ酸の光学分割は、DL−α−アミノ酸を光
学活性α−フェニルプロパンスルホン酸と反応させ生成
する2種ジアステレオマー゛塩の溶解度差を利用してそ
の一方の難溶性ジアステレオマー塩ぬる光学活性α−ア
ミノ酸と光学活性α−フェニルプロパンスル央ン酸との
塩を分離□・採取し0次いで液塩を分解することにより
実施することができる。
DL−α−アミノ酸と光学活性α−フェニルプロパンス
ルホン酸との反応及び生成するIam性ジアステレオマ
ー塩の晶析・分離操作は前記α−フェニルプロパンスル
ホン酸のラセミ体と光学活性α−アミノ酸との反応、晶
析及び分離操作と同様にして実施することかでき容“易
に光学活性α−アミノ酸を製造することができる。
ルホン酸との反応及び生成するIam性ジアステレオマ
ー塩の晶析・分離操作は前記α−フェニルプロパンスル
ホン酸のラセミ体と光学活性α−アミノ酸との反応、晶
析及び分離操作と同様にして実施することかでき容“易
に光学活性α−アミノ酸を製造することができる。
本発明の目的に用いられるt)L−α−アミノ酸として
は例えばアラニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、
フェニルアラニン、フェニルグリシン、ヒドロキシフェ
ニルグリシン、チロシン、トリプトファン、セリン。ス
レオニン、プロリン。
は例えばアラニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、
フェニルアラニン、フェニルグリシン、ヒドロキシフェ
ニルグリシン、チロシン、トリプトファン、セリン。ス
レオニン、プロリン。
システィン、グルタミン酸、アスパラギン酸、ヒスチジ
ン、オルニチン、リジン、シトルリン等のラセミ体を用
いることができる。これらDL−〇−アミノ酸はその遊
離型に限らず塩酸塩、硫酸塩の如き無機酸塩、シュウ酸
塩、ベンゼンスルホン酸塩、 )ルエンスルホン酸塩、
キシレンスルホン酸塩、クロロベンゼンスルホン酸塩、
ニトロベンゼンスルホン酸塩、ナフタレンスルホン酸塩
、メタンスルホン酸塩の如き有機酸塩であっても用いる
ことができろ。更に化学合成によって得られる0体と5
体の等1混合物の他、一方の光学活性体を過剰に含むい
わゆる低光学純度の光学活性体であっても用いることが
できる。また1分割剤りる光学活性α−フェニルプロパ
ンスルホン酸も遊離型であってもナトリウム塩1カリウ
ム塩の如きアルカリ金属塩、カルシウム塩、マグネシウ
ム塩の如きアルカリ土類金属塩の他例えばアンモニウム
塩その他アミン塩であっても用いることができる。本反
応を実施するに際し分割剤たる光学活性呑α−フェニル
プロパンスルポン酸の使用量はDL−α−アミノ酸1モ
ルに対して0.3〜1.5モル。
ン、オルニチン、リジン、シトルリン等のラセミ体を用
いることができる。これらDL−〇−アミノ酸はその遊
離型に限らず塩酸塩、硫酸塩の如き無機酸塩、シュウ酸
塩、ベンゼンスルホン酸塩、 )ルエンスルホン酸塩、
キシレンスルホン酸塩、クロロベンゼンスルホン酸塩、
ニトロベンゼンスルホン酸塩、ナフタレンスルホン酸塩
、メタンスルホン酸塩の如き有機酸塩であっても用いる
ことができろ。更に化学合成によって得られる0体と5
体の等1混合物の他、一方の光学活性体を過剰に含むい
わゆる低光学純度の光学活性体であっても用いることが
できる。また1分割剤りる光学活性α−フェニルプロパ
ンスルホン酸も遊離型であってもナトリウム塩1カリウ
ム塩の如きアルカリ金属塩、カルシウム塩、マグネシウ
ム塩の如きアルカリ土類金属塩の他例えばアンモニウム
塩その他アミン塩であっても用いることができる。本反
応を実施するに際し分割剤たる光学活性呑α−フェニル
プロパンスルポン酸の使用量はDL−α−アミノ酸1モ
ルに対して0.3〜1.5モル。
奸才しくけ0.5〜1,0モルが適当である。また光学
活性α−フェニルプロパンスルポン酸は光学活性α−ア
ミノ酸取得後の母液がら容易(こ回収するこ七ができ光
学分割剤として再利用することができる。
活性α−フェニルプロパンスルポン酸は光学活性α−ア
ミノ酸取得後の母液がら容易(こ回収するこ七ができ光
学分割剤として再利用することができる。
上記の通り、2!t−発明の光学活性α−フェニルプロ
パンスルホン酸はDL−α−アミノ酸の光学分割剤とし
て有用であり、かかる)し学活性α−フェニルプロパン
スルボン酸を用いる本発明方法は次のような多くの利点
を有する。
パンスルホン酸はDL−α−アミノ酸の光学分割剤とし
て有用であり、かかる)し学活性α−フェニルプロパン
スルボン酸を用いる本発明方法は次のような多くの利点
を有する。
(1)本発明で用いる光学活性α−フェニルプロハンス
ルボン酸は強酸性分割剤であるので被分割物質たるDL
−α−アミノ酸は塩基性アミノ酸は勿論のこと中性或い
は酸性アミノ酸であってもこることができる。
ルボン酸は強酸性分割剤であるので被分割物質たるDL
−α−アミノ酸は塩基性アミノ酸は勿論のこと中性或い
は酸性アミノ酸であってもこることができる。
t21 光学活性α−フェニルプロパンスルホン酸は
合成分割剤であって、従来の天然物由来の光学活性スル
ホン酸とは異なり(−1−1体も(−)体も自由番こ得
られるので必要に応じて(+1体、(−)体を使い分け
ることができる。
合成分割剤であって、従来の天然物由来の光学活性スル
ホン酸とは異なり(−1−1体も(−)体も自由番こ得
られるので必要に応じて(+1体、(−)体を使い分け
ることができる。
(3) 分割剤たる光学活性/lj−フエ二ノL・プ
ロパンスルホン酸は化学的lこも光学的lこも非常lこ
安定であるので分割剤の回収、再利用か容易である。
ロパンスルホン酸は化学的lこも光学的lこも非常lこ
安定であるので分割剤の回収、再利用か容易である。
(4)造塩反応、晶折操作は水性溶媒中で実施でき操作
が極めて簡単である。
が極めて簡単である。
従って、本発明の光学活性α−フェニルプロパンスルホ
ン酸を用いる本発明のDL−α−アミノ酸の光学分割方
法は既知の方法と比較してもより優れた光学分割方法と
なるものである。
ン酸を用いる本発明のDL−α−アミノ酸の光学分割方
法は既知の方法と比較してもより優れた光学分割方法と
なるものである。
加えて、上記の如くすぐれ1こ分割剤である光学活性α
−フェニルプロパンスルホン酸は従来、 試薬としての
入手も困難であったが、木り明方法により容易番こ製造
できるので工業的規模においても大イ°に供給可能とな
りその意義は大きい。
−フェニルプロパンスルホン酸は従来、 試薬としての
入手も困難であったが、木り明方法により容易番こ製造
できるので工業的規模においても大イ°に供給可能とな
りその意義は大きい。
尚、光学活性α−フェニルプロパンスルホン酸の製法と
しては該スルホン酸のラセミ体をストリキニン、シンコ
ニンの如きアルカロイドを用いて光学分割する方法(J
、、 Chem、 Soc。、1159(1927)J
か知らゎているが、光学活性α−了ミ/et用いて光学
/lα−フェニルプロパンスルホン酸を製造する方法は
知られていない。
しては該スルホン酸のラセミ体をストリキニン、シンコ
ニンの如きアルカロイドを用いて光学分割する方法(J
、、 Chem、 Soc。、1159(1927)J
か知らゎているが、光学活性α−了ミ/et用いて光学
/lα−フェニルプロパンスルホン酸を製造する方法は
知られていない。
C光学活f’AQl−フェニルプロパンスルポン酸の製
法〕 実施例 1 (thl−α−フェニルプロパンスルホン酸20yを含
む水@液100−に下記第1表に示す各燻光学活性アミ
ノ酸を各100モル比加え−は濃縮乾固した後装置の水
又lまメタノール(こ加熱溶解する。この溶液を冷却或
いはインプロパツールを添加し析出したiI溶溶性ジス
ステレオマ塩を沖咲、乾燥する。このものをIQ<水溶
液とし11生イ丁ン交換樹脂を充填したカラムに通液し
流出C夜を濃縮することによって約り0%儂度の光学活
、生α−フェニルプロパンスルホン酸水溶液を得る(塩
号解収率98〜100<3゜その結果は下記第1表に示
す通りである。
法〕 実施例 1 (thl−α−フェニルプロパンスルホン酸20yを含
む水@液100−に下記第1表に示す各燻光学活性アミ
ノ酸を各100モル比加え−は濃縮乾固した後装置の水
又lまメタノール(こ加熱溶解する。この溶液を冷却或
いはインプロパツールを添加し析出したiI溶溶性ジス
ステレオマ塩を沖咲、乾燥する。このものをIQ<水溶
液とし11生イ丁ン交換樹脂を充填したカラムに通液し
流出C夜を濃縮することによって約り0%儂度の光学活
、生α−フェニルプロパンスルホン酸水溶液を得る(塩
号解収率98〜100<3゜その結果は下記第1表に示
す通りである。
第 1 表
1)(±)−α−フェニルプロパンスルホン020g当
りの使用量 2)〔03行 ±9.1° (C=1.水壬基準(DL
−α−アミノ酸の光学分割」 実施例 2 各種DL−α−7ミノ酸10グと光学活性α−フェニル
プロパンスルホン酸(1,0モル比)の混合物を水、ア
ルコール又はそnらの混合物に加熱溶解し、室温で一日
放置する。析出晶を戸数、洗浄、乾燥して難溶性ジアス
テレオマー塩を得る。
りの使用量 2)〔03行 ±9.1° (C=1.水壬基準(DL
−α−アミノ酸の光学分割」 実施例 2 各種DL−α−7ミノ酸10グと光学活性α−フェニル
プロパンスルホン酸(1,0モル比)の混合物を水、ア
ルコール又はそnらの混合物に加熱溶解し、室温で一日
放置する。析出晶を戸数、洗浄、乾燥して難溶性ジアス
テレオマー塩を得る。
このものを水に溶解し約5%水溶液とした後6強酸性イ
オン交換樹脂を充填したカラムに通液し水洗する。IN
−アンモニア水にて樹脂に吸着しているアミノ酸を溶離
する。溶離液を濃縮乾固しに後少量の水又はメタノール
を加え冷却、析出晶を押収することによって光学活性ア
ミノ酸を取得する(塩分解収率85〜95幅)。その結
果は下記第2表の通りである。
オン交換樹脂を充填したカラムに通液し水洗する。IN
−アンモニア水にて樹脂に吸着しているアミノ酸を溶離
する。溶離液を濃縮乾固しに後少量の水又はメタノール
を加え冷却、析出晶を押収することによって光学活性ア
ミノ酸を取得する(塩分解収率85〜95幅)。その結
果は下記第2表の通りである。
第 2 表
1)リジン・モノ塩酸塩として取得し7た。
実施例 3
DL−セリン30 F 、 (+1−α−フェニルプロ
パンスルホン酸(1モル比)、水6rnl及びイソプロ
パツール300rnlを用い実施例2と同様に処理す、
L−セリン・(+1−α−フェニルプロパンスルホン酸
塩27Pを得、液塩を分解することにより。
パンスルホン酸(1モル比)、水6rnl及びイソプロ
パツール300rnlを用い実施例2と同様に処理す、
L−セリン・(+1−α−フェニルプロパンスルホン酸
塩27Pを得、液塩を分解することにより。
L−セリン8.81を得る。
〔αコせ+13,9°(C=10.’2N塩酸)光学純
度:95% 実施例 4 DL−p−ヒドロキシフェニルグリシン20y及ヒ1−
1−α−フェニルプロパンスルホン酸(1モル比)を水
200rnlに加熱溶解する。該溶液を室温で2時間か
く拌する。析出晶をろ取し、冷水で洗浄後乾燥すること
により、D−p−ヒドロキシフェニルグリシン−[−1
−α−フェニルプロパンス通欣し、水洗後1Nアンモニ
ア水でP−ヒドロキP−ヒドロキシフェニルグリシン7
.0yを得る。
度:95% 実施例 4 DL−p−ヒドロキシフェニルグリシン20y及ヒ1−
1−α−フェニルプロパンスルホン酸(1モル比)を水
200rnlに加熱溶解する。該溶液を室温で2時間か
く拌する。析出晶をろ取し、冷水で洗浄後乾燥すること
により、D−p−ヒドロキシフェニルグリシン−[−1
−α−フェニルプロパンス通欣し、水洗後1Nアンモニ
ア水でP−ヒドロキP−ヒドロキシフェニルグリシン7
.0yを得る。
〔α」%−1s6.o°(C=1.INN塩酸光学純度
:98.5%
:98.5%
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、/l!lツーニルプロパンスルホン酸のラセミ体を
光学活性α−アミノ酸と反応させ、生成する2種ジアス
テレオマー、塩の溶解度差を利用してその一方の難溶性
ジアステレオマー塩たる光学活性α−フェニルプロパン
スルホン酸と光学活性α−アミノ酸との塩を分離・採取
し、所望により液塩を分解することを特徴とする光学活
性α−フェニルプロパンスルホン酸もしくはその光学活
性、α−アミノ酸塩の製法。 2、 OL−α−アミノ酸を光学活性α−フェニルグI
Jパノスルホン酸と反応させ、生成する2種ジアステレ
第1−馬のl、イ解度差を利用してその一方の雉1’に
?11ミジアステレオマー塩たる光学活性α−了ミ/
酸ト)シ学活性′シーフェニルプロパンスルポン酸との
塊を′I)離・採取し1次いで該勾1Kを分解すること
を特徴とする光学活性α−′ミノ酸の製法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4358283A JPS59170058A (ja) | 1983-03-16 | 1983-03-16 | アミノ酸の光学分割方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4358283A JPS59170058A (ja) | 1983-03-16 | 1983-03-16 | アミノ酸の光学分割方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59170058A true JPS59170058A (ja) | 1984-09-26 |
JPH0312051B2 JPH0312051B2 (ja) | 1991-02-19 |
Family
ID=12667760
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4358283A Granted JPS59170058A (ja) | 1983-03-16 | 1983-03-16 | アミノ酸の光学分割方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59170058A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2927900A1 (fr) * | 2008-02-27 | 2009-08-28 | Clariant Specialty Fine Chem | Procede de preparation d'alpha-aminoacetals optiquement actifs. |
US8350092B2 (en) | 2007-05-22 | 2013-01-08 | Clariant Specialty Fine Chemicals (France) | Process of racemisation of optically active alpha aminoacetals |
-
1983
- 1983-03-16 JP JP4358283A patent/JPS59170058A/ja active Granted
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8350092B2 (en) | 2007-05-22 | 2013-01-08 | Clariant Specialty Fine Chemicals (France) | Process of racemisation of optically active alpha aminoacetals |
FR2927900A1 (fr) * | 2008-02-27 | 2009-08-28 | Clariant Specialty Fine Chem | Procede de preparation d'alpha-aminoacetals optiquement actifs. |
WO2009106386A1 (en) * | 2008-02-27 | 2009-09-03 | Clariant Specialty Fine Chemicals (France) | Process of preparation of optically active alpha aminoacetals |
CN102066314A (zh) * | 2008-02-27 | 2011-05-18 | 科莱恩特种精细化学品法国公司 | 制备旋光性α-氨基缩醛的方法 |
US9115058B2 (en) | 2008-02-27 | 2015-08-25 | Weylchem Lamotte S.A.S. | Process of preparation of optically active αaminoacetals |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0312051B2 (ja) | 1991-02-19 |
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